もしあなたがココナッツずきで、カパライやマブールに行くのであれば、是非トライしてほしいのが、タワウのココナッツプリン!
ココナッツを丸ごと一つ使ったダイナミックなもので、味はなめらか、かつ、さわやか。
洋菓子やインスタント製品にはないナチュラルな食感は、フレッシュココナッツをそのまま使った、南国ならではの最上級のスイーツなのだ。
ココナッツは、私の大好物だ。
洋風・アジア風・中華風問わず、ココナッツを使ったお菓子から、ピナコラーダやチチといったカクテル、ココナッツミルクで炊いた、マレー料理ナシレマなど、なんでも好きだ。
さらに食品だけではなく、化粧品、ボディケア製品、シャンプーなんかも、ココナッツという文字があれば、フタあけてくんくん、香りのチェックをして即購入してしまう。
あるとき、ボルネオ専門の旅行会社「Uツアー」さんのホームページを見ていたら、タワウのレストラン情報に、ココナッツプリンが紹介されていた。
これはココナッツずきとしては、ほっておけない。
次にカパライに行くときは、絶対、帰りにタワウに寄って、ココナッツプリンを食べてやる!が、目標になってしまった。
そして先日のカパライの帰り、朝のボートで島を出て、タワウへランチ&ココナッツプリンさがしに行くことにした。
タワウの食事はおいしいし、KKより安くて盛りもよい。
Uツアーさんのホームページによれば、ココナッツプリンがあるのは、「オーシャンレストラン」という店。
旅行会社は通さず、個人手配で来ていた私たちには地図などなく、記憶に残っているホームページのお店の写真のイメージと、OCEANの文字しか手がかりはない。
タワウの食事処は、ある程度、まとまったエリアにあるので、容易にみつかるんじゃないかと思ってたが、そうはいかなかった。
ローカルの人に聞いても、わからないと言われた。
なんとかココナッツプリンを食べたかった私たちは、そこで、今回お世話になった、カパライリゾート(PSR)のタワウオフィスに寄って、「ココナッツプリンの食べられる店を教えてください」という暴挙に出た。
PSRオフィスの方々は、皆、忙しそうにPCにむかっていたのだが、この、突然のお邪魔な来客にも愛想よく、電話帳を広げていろいろ調べてくれた。
そのうち、「いくつほしいの?」と聞かれ、友達が「3人だから3つ」と即答。
すると、どこかに電話をかけてくれて、「20分待っててね」と言われた。
あらら、オーダーしてくれちゃうらしい。
しばらくすると、オバチャンが、ピンク色のプラスチック・バッグにココナッツを3つひっさげてオフィスにやってきた。
オバチャンが3つプラ~っと持ってきたココナッツプリン。
しゃらしゃらとバッグを開けると、ココナッツのまわりは、きれいにカットされている。
ふたをあけると、たっぷりのプリンが現れ、これは、ある意味、感動の瞬間。
ココナッツプリンをひとり一個ずつ抱えて、得意げな私たち。
ただ、そのココナッツは、想像をはるかに上回る大きさであった。
ココナッツプリンのフタをとって、一口たべてご満悦。
でも、7時にリゾートで朝食をとり、10時すぎに屋台で麺を食べたばかりで、ココナッツプリン以前に、実は満腹だった。
三口くらい食べた時に、これは無理かも、と弱気になったが、3つオーダーした手前、残すことはできない。
そういえば、Uツアーさんのホームページには、ひとつを5人で分けてちょうどいいようなことが書いてあった気が…。
「3つ!」と勢いよく答えた友達は、KL在住で、いわく、「だって、KLのココナッツプリンは、もっと小さいんだもん!!」
そう、ここはタワウ。
ココナッツの産地なのだ。
センポルナへ行く道だって、その大部分は、椰子の木農園見学みたいなもんだ。
が、よくしたもんで、やはりデザートは別腹なのか、3人とも数十分かけて、見事完食!
フタの裏側も、しっかりこすりとって。
苦しかったけど、おいしかった~!
あんなにおなかがいっぱいでもおいしいんだから、ココナッツプリンの実力はそうとうなもの。
ちなみに、このココナッツプリン、個人的には、便秘解消の一助にもなった。
これからも、カパライがえりには、タワウに泊まってしまいそう。