くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(252)ルリホシスズメダイ Plectroglyphidodon lacrymatus

2018-02-27 10:39:26 | シパダン図鑑
スズメダイ科 ソラスズメダイ亜科 イシガキスズメダイ属 のルリホシスズメダイ。

JEWEL DAMSEL FISH。
宝石なスズメダイも、成魚になると名まえ負け!?
Whitespotted devilというコモンネームもあり、成魚はもっと地味な色彩に、星もコバルトブルー鮮やかな瑠璃星から白星化する。

警戒心も強いけれど、超アグレッシブ。
怒るほど、目の縁が金色になると言われているが、シパダンのは、まだ怒り心頭には至っていないように見える。
じゅうぶんメンチきってはいるが…


Mid ReefやHanging Gardensの水深5m程度の、ガレっぽいところで見かけるけど、ちょっと大きくなりすぎて、幼魚のジュウェル感満載のかわいさはない。
これはダイブマスター以下、同じボートの人びとに取り残されること覚悟探さないと。

マクタン2017年12月編(2)2017/12/4(月) ぐでたまづくしでセブへ

2018-02-26 21:32:55 |  ダイビング
午前5時ちょい前、ノボテルをチェックアウト、UBERで台湾桃園国際空港へ。
松山と比べると、巨大に感じる桃園。
天井から下がるオブジェは、渡り鳥と飛行物体がモチーフ?

荷物を預けたら、プライオリティパスで、プラザプレミアムラウンジに入れてもらう。
機内食もあることだし、コーヒーとナッツですませようと思ったが…

空腹には勝てず、麺コーナーへ。
できたら呼びますと、呼び出しベルを渡された。
あっという間にブーブー、よく光ること!


麺はヘルシーに薬膳風味。


ゲートに近くには、台湾郵便の歴史コーナーみたいなのがあった。





BR281 台北桃園0710 セブ1005 with ぐでたまジェット
セブゆきは、ゲートからバス移動。
夜があけてもグレーな空の下、さまざまなサンリオジェットが駐機しているのが見える。
キティ、ミミィ、ダニエル、パティ&ジミー、キキララ…
メルヘン系サンリオキャラクター大集合のファンシーなものから、バツ丸まで…。

台湾の人は、サンリオが相当好きなんだな。

そして、セブゆきは、ぐでたまジェット。




非常ドアもぐでたま。(緊張感ねー!)


ヘッドカバーもピローもぐでたま。




シートポケット内、緊急手順からエチケット袋まで。


メニューも。


ポークな機内食のトレー敷も。


スプーン、ホーク、ナイフまで。

徹底したぐでたまっぷり。

セブに近づき、やっと夏空。




マクタン
きょうのイミグレの外国人列は、ちょっと行列。
でも、日本と韓国からの便が同時間に着く深夜よりは、はるかにマシ。
残ったニュー台湾ドルをペソに両替して、さっそくUBERを呼ぶ。
ドライバーからPostの何番で待つようにとSMSが来たが、どのpost(柱)が何番なのかわからないっ!
警官風のおばちゃんに聞くと、「柱はワン、ツー、スリーってふうにずっと並んでんのよ」とテキトーな答え。
私が知りたいのは、ピンポイントでどこが何番か知りたいんだよー。
埒があかないので、他をあたろう。
ちょっと歩くと、白タクのあっせんが声をかけてくるので、「UBER!私はポスト何番を探してんじゃい!」と言うと、親切にもポスト番号を探してくれる。
1台の乗用車が止まり「UBER?」と聞くので、イエスと答え近づいてみるが、車種が違う。
「私じゃないみたい」と答えていると、柱の番号は、車道側にしか見えないように貼ってあるのに気がついた。
無事、UBERとmeet。
「君が待っていたのは、隣のポストだったよ。」
てへっ。


カランチョビーチハウス
今回も予算の都合で、カランチョ・スティ。
5月に泊まったとき、鍵の開け閉めに苦労したので、カランチョはもうこりごりと思ったが、同じ部屋に当たらないことを祈って。
カランチョに着くと、5月に来たときは、まだまだちっちゃくてやんちゃだったビーグルが、だいぶ大きくなっていて、ひとしきり私のことをくんくん嗅いだあと、怠惰にだらりんと横になってしまった。
午前11時前、早すぎる到着に、レセプションのおねえちゃんには、「部屋がまだ用意できないから、ビーチの更衣室で着替えて」的なことを言われたが、それを見ていたハウスキーピングのおばさんが、「ベッドカバーがなくても良ければ」とすぐに部屋を用意してくれた。
ベッドカバーなんて、どうせはがすからいらないし。

もらった部屋は、今回も1階で、一番レセプション寄り。
鍵の作りは、改善されていた。
あと、前回は大型犬が部屋の前にいたが、きょうはネコ親子。
子猫1。




子猫2。








ママ。




1st dive ヘラクレオ
午後からダイビングに参戦。

ブラックスポットダムゼル







ホヤカクレエビ。


顕微鏡の焦点がなかなか合わないうちにホヤがキューっとしまり…


また開き…






数分後、別ホヤにカクレエビ発見!
とシャッター押した週刊に閉じた…


開いた!




オブスカーダムゼル。


フジナミウミウシ。




エビもウミウシも、うまくは撮れないけれど、飽きるまで向き合わせてくれるアクエリアス!
ティティンさんも、ジッフィーも、アーマンも、辛抱強く協力してくれる。
カパライ・マブールも、このくらいじっくり観察させてもらったら、もっともっと楽しめるのになぁ。
きょうは1ダイブで終わり。
でも1ダイブが超長いから満足ぢゃ。

ダイビング後、のんきへごはん食べに行って、サンミゲル1本だけ飲んで終了。
きのう台北で歩き回らなかったら、もっと楽だったと思うけれど、さすがに4時20分起きだったから、眠いこと!

マクタン2017年12月編(1)2017/12/3(日)ちょこっと台北

2018-02-21 22:20:58 |  旅行
5月のマクタンで始まったことしのダイビング。
はやくも師走に突入、潜りおさめもマクタン。

今回は、エバー航空で、台北経由のセブ。
セブ直行便のあるPRやセブパシフィックを使わないのは、いまは断念したマイル修行の名残りと、単に台北に行ってみたかったというのがある。

台北には、桃園空港と松山空港がある。
国際線の本数が多いのは大規模な桃園、市内に便利なのは小規模な松山。
そして、成田発は桃園ゆき、羽田発は松山ゆき。
どっちみち、往きは、東京からの同日乗り継ぎができないので、台北で1泊することになる。
ちょっとおいしいもの食べようぐらいの感覚なので、往きは市内に便利な松山にしてみた。



BR189 羽田1035 台北松山1330
エバー航空といえばキティジェット。
JALが「見合って見合って~」ってなふうに駐機されているのを喜んで眺めていたら…


目の前を横切る、ノーマルエバー。

別にキティラー(今もこの単語、生きてんのかな)じゃないけれど…
サンリオジェット運航ではないのは知っていたけれど、いざ自分の出発ゲートに、地味なジェットが入ってくると…

がっかり感は否めない!?

ひさびさに昼間の左側窓に座ったら、きょうは離陸後、伊豆七島がよく見える。

海の方が暖かいから、ガスり方がすごい。





機内食はハンバーグをチョイス。

ふつー。
台湾ビールは、気に入った!

松山空港着陸態勢入ると、グレーな世界。
どうやら小雨模様。


松山空港
なんだかんだで外に出たら14時15分。
あすは桃園空港午前7時10分発で、今夜は空港近くのノボテルに泊まることにしている。
夕方にはここからバスで桃園へ移動だから、あまり時間がない。
まずは両替。
税関出口出て、すぐ右手にあった臺灣銀行ってので1万出して、NT$(ニュー台湾ドル)2580。
手数料30取られ、手元に残ったのは2550。
ニュー台湾ドル=台湾元をGETしたら、即行動開始といきたいところだが、その前にダイビングバッグを置いて行かねば。
ネットで、コインロッカーかヤマト運輸の一時預かりサービスがあるとリサーチずみ。
でも、小さいとはいっても、右も左もわからぬ松山空港。
インフォメーションデスクでLeft-luggageの場所を聞こう。
デスクには、おばあさんに近いおばさんが座っており、チャイニーズで話しかけられ「???」
おばさん、英語はあんまりお得意ではないようだが、一時預かりは高いからとコインロッカーをすすめてくれた。
Sプロのバッグは、大型ロッカーでも出し入れが大変なので、はじめからヤマトカウンターに行く。
ヤマトは日本のヤマトとまったく同じユニフォームで、フレンドリーではない女子が、「到着時の荷物は日本に送れない」、と何もたずねないうちに、つっけんどんにお断りされた。
「じゃなくてー。荷物預けたいんだよ。」と言ったら、奥に座っていたCCBの笠くんみたいな女子(こないだセンポルナにもいたような。今、東南アジアでは、笠くんみたいな髪型とメガネがはやってんのか?)が、ロッカーにしろと言う。
「大きくて入らないんだよっ!」と言うと笠くんが、「私が入れたる!」と荷物を持ってロッカーへ。
怪力女子笠くんは、荷物をロッカーに押し込み、扉を閉めるが、ぎゅうぎゅうすぎてロックできない。
で、すごすごとカウンターに戻り、3時間250元で荷物を預け。

松山空港近くに、おいしい小籠包の店があるというので、行ってみようと思っていたが、さすがにおなかがすかない。
台北に行きたいと思っていたものの、特別行きたいところがあるわけでもなく。
短時間でMRT沿線で行けるところをと、台北のパワースポット龍山寺に行ってみることにした。

小荷物はロッカー入れて、ロッカー近くのセブンイレブンに寄って、ヤクルト1本。
台湾セブンのゆるキャラ、OPENちゃんと言うらしい。

空港なので、キャプテンスタイル?

さて、MRT乗り場はどこ?
また別のインフォメーションに行って、MRTの場所を確認。
ここも英語で尋ねても、中国語が帰って来る。
私は謝謝とニイハオしか知らないんだぞ~!
「???」で、英語にしてくれた。
駅は空港直結ではなく、空港の真ん前だったので、外に出ると、雨は止んでいたが、肌寒い。

階段おりて、人気の少ないコンコースをとことこ歩く。
駅にたどり着いたら、地図で目的地を探す。
ここ「松山機場」駅は黄土色の文湖線、目指す「龍山寺」は青の坂南線。
黄土色と青の交わる「忠孝復興」で乗り換えるのね、ってな具合で、わかりやすい。


券売機でチケット購入@30元。


出てきたのはトークン。

これをタッチパネルにかざすのはしっくりこない。

松山機上駅はがらがら。


天井のオブジェ。



龍山寺
MRTはシンガポールと似ていて、忠孝復興での乗り換えもスムーズ。
龍山寺駅で1番出口から地上に上がると、広場のような公園(艋舺公園というらしい)で、公園つっきれば龍山寺。
迷いようもないわかりやすさ!
お寺の敷地に入ると、多くの人。


中華系特融の反り返った屋根、龍、龍、龍。










入り口でお線香1本いただき入場してみたら、中は人でいっぱい。
そして、まあ激しく願掛けしている人の多いこと。
私は完全アウェーだから、見よう見まねで参拝して、金色の招き猫の金運御守り買って退場。

土地勘なっしんぐなので、さらなる探訪はやめて、龍山寺界隈をぐるぐる歩く。


夜市アーケードも複数あれど…



まだ16時前で、ぱっとしない。
小籠包が食べたい、というのが台北経由の動機づけの一つだったが、小籠包店も見つけられず。
足が痛くなってきたので、もう松山へ戻ろう。


鳥掛(文鳥占い)
ふたたび龍山寺駅に降りる。

間もなく酉年も終わりだな。

ところで、ここの駅地下は占い横丁。
そうそう、台湾には、有名な文鳥占いがある!
占いには用がないのだが、文鳥に会いたい。
何店舗かあるが、満面の営業スマイルで迎えようとしているところ、呼び込んでいるところは回避して、商売っ気のあまりない店へ。
占い師は、メガネをかけたおじいさん。
日本語を話せる女子が通訳と言って出てきて、「ウチノセンセイハ、トリウラナイダケデナク、ニンソウ、テソウ、セイメイハンダン、ゼンブデ○○元デス」
「いーえ、鳥占いだけで結構です。」
二羽の白文鳥夫妻(?)が、チッ、チッと言いながらチョンチョン。

名前と生年月日を書くと、1羽だけカゴから出てくる。

ここは八卦占いっていうやつね。




文鳥センセイが選んでくれた黄紙の結果…

「あなたは水の人ですね。」
いちおうふんふんと聞いているふりをいつつ、全然理解しちゃいない。
マユツバと思っているし、占い自体に無関心なので、文さんばっかり見てた。
「今年は普通の年でした。来年は良くなります。」とか、都合のよい話だけ心にとめて。
最後に、ラッキーカラーは、緑、水色、黒、白、青、赤…ずいぶん多いな。
土色はダメです、だそーで。
さあさ、早く帰らないと、ヤマトに追徴されちゃう。


松山空港→桃園空港
荷物をピックアップしたら、こんどはバス乗り場確認のために、またまたインフォメーションへ。
毎回、中国語からで「???」となるが、すぐに「乗り場は6番」と、日本人むけのタイムテーブルをくれた。
桃園空港までNT$125、所要時間約50分。
バスに乗る頃には、日もとっぷり暮れた。
バスのトランクには、自分で荷物を入れるのだが、ダイビングバッグを一度でうまく入れられなかったら、後ろのお兄さんが親切に「僕がやるからいいよ」と言ってくれた。
重いのに、悪いことをした…。
日曜の夜の市内は、ちょっと寂しく感じた。
高速に入ると、遠くで打ち上げ花火が上がっている以外は、退屈な眺めだった。


台北ノボテル桃園国際空港
桃園空港に着いたら、ノボテルにはシャトルで移動だ!
でも、リムジンバスは、ちょっと変な場所に着き、シャトル乗り場なんぞはない。
空港の建物内に入り、警備の女性にシャトルバス乗り場を聞いて、乗り場に移動。
でも、そこは風ビュービューで寒いし、バスはいっこうに来そうもない。
これはもうお金で解決、UBERでホテルへ。

割り当てられた部屋は811号室。


ベッドルーム。






ライティングデスク。


大型テレビ。


ミニバー




バスルーム


トイレ




廊下の様子。


エレベーターホールのチェア。

全体的に、スタイリッシュな感じである。


味坊 Wei Fang
空港ホテルなので、近くには何もない。
ホテルの洗練された味では物足りないが、ホテルのレストランでディナー。


すっかりお気に入りの台湾ビール。


おとーし。


汁なし担担麺。


小籠包。


デザートに杏仁豆腐。

すべて普通に美味しかった。
税サ込でNT$880に見合うかどうかは微妙。
やっぱり私は、洗練されたホテルの味より、もっとパンチのきいた夜市の味が向いている。

パワースポット、占い、ホテルのディナーなんて、女子っぽい!?
台北、足が痛くなったけれど、本来のB級グルメ目的はまったく果たせずじまいで、タイムアウト!である。

シパダン2017(10)2017年11月10日 ディレイの神降臨

2018-02-16 17:41:54 |  旅行
11月10日、金曜日。
MH2637 コタキナバル0535 クアラルンプール0800から、
MH70 クララルンプール0950 成田1730に乗り継いで、
今日中に東京に帰る。
午前4時15分、マンダリンホテルをチェックアウトして、夕べ配車リクエストしておいたUBERでKKIAへ。
普通のタクシーなら、早朝40リンギットのところ、UBERは8.54リンギット!安っ!
眠いだけで、ここまでは快調な滑り出し。

KKIAに着き、キオスクで搭乗券をプリントしようと、予約メールをスマホで探していたら「Flight Change Notification 」を受信。
メールには、「Previous 11/10 MH2637 コタキナバル0535 クアラルンプール0800
New MH2603 コタキナバル07:25 クアラルンプール09:50」…。
KL着が成田ゆき出発時間で、ダメじゃん。

明日は土曜出勤だから、今日中に東京に帰らねば。
MHカウンターのお姉さんに「香港でもシンガポールでもいいので、とにかく今日中に日本に帰れる便を探してくださいっ!」と懇願するが、「香港ゆきもシンガポールゆきも、きょうは運航がありません」、いけしゃあしゃあと嘘を言い。
それはMH便がないだけで、他社があるでしょ。
「あとはKLに着いてから交渉してください。」と聞く耳持たず。
めげずに、フライト探しに困ったときのSkyscannerで、代替え便を自ら探す。
さっそく、エアアジアのKL乗り継ぎ羽田ゆきが3万円台というのを発見!
LCCには振替はできないけれど、これに乗れれば、今日中に帰れる。
「もし私がエアアジアを自腹で買ったら、航空券は払い戻してくれる?」と聞いたら、「すぐにはできないけれど、電話でイレギュラーがあったといえば払い戻してくれる」と言う。
かなり目減りするだろうけど、少しでも戻って来るならよしとしよう。
エアアジアのKLゆきも間もなくチェックイン締め切りの時間なので、「TRYしてみる」と言い残し、エアアジアカウンターを目指す。
エアアジアカウンター手前のセキュリティチェックは、私のバッグに、すでにインスペクション済の黄色いシールが貼ってあるので不思議顔で、青いシールをペタッ。
カウンターは長蛇の列、並んでいるうちにチケット買おうとエアアジアのアプリでフライト選択すると、3万どころか9万円になる。
これだけ投資をして、もしエアアジアも遅れたら、目も当てられないと、会社での一時的ヒンシュクを買う道を選ぶことにした私は、すごすごとMHカウンターに戻る。

こんどはMHのセキュリティチェックに、黄色と青のチェック済シールが貼ってあるので、不審な目で見られつつ、もうひとつ黄色いシールがペタッ。
MHのカウンターも、先ほどより混雑していたので、行列しながら上司にメール。
「フライトの遅延で、今日中に帰る予定が、明朝になるため、遅刻します。」
午前5時半すぎからメールしてるんだぞアピール。
順番が来るのを待ちながら、私の状況がわかるさっきのお姉さんがいいなと思っていたが、別のお兄さんに当たった。
が、結果オーライ、お兄さんのほうが親身になってくれる。
「KLでの乗り継ぎが長くなるから、KK発をもっとあとの便にできますよ。」とすすめてくれた。
楽天プレミアムカードのプライオリティパスで、KKIAでもKLIAでも、プラザプレミアムラウンジを何時間でも使いたおせばいいと思っていた私は、いくらKKが好きでも、またKKの町に戻るのはね…と思う。
「せっかく今、タクシーで来たのに、また戻るのも…」と言ったら、「往復のタクシーもホテルも用意しますよ。」と言ってくれた。
「一番遅いフライトは…」とKK発19時台を提案くれたが、またまた遅れて乗り継げないと困るのでと、16時台にした。
「最後にお願い。荷物にプライオリティタッグをつけていただけないでしょーか?」とたずねたら、親指たてて、快諾してくれた。
ホテルとタクシーのバウチャーは手書き発行で、手続きにかなり時間がかかり、下に降りると6時半。
が、タクシーカウンターはもぬけの殻。
タクシースタンドにはひとっこひとりいない。
どうやら到着便がない時間帯には、ドライバーがスタンバイしていないようだ。
MHがとってくれたホテルは「ザラ・ブティック」。
ホテル予約サイトで、ほぼ毎回ヒットするが、私にとっては不便な場所なので泊ったことはない。
ザラだと、近くにテキトーなクダイコピもないし、急ぐこともないから、ここで腹ごしらえしておきましょとふたたび出発階にあがって、「ジェッセルトン・コピティアム2」で朝食。
ミースープと。

ネスカフェ。

空港値段で20.90リンギット、580円くらい、高い。

日の出時刻をすぎても暗い。

雨がしとしと降り出した。


ZARA‘S BOUTIQUE HOTEL
朝食を終え、到着階に降りた頃には雨も止み、エアポートタクシーも稼働していた。
ホテルのレセプションの女性は、パートタイムの名札をつけていたが、なかなかプロ意識が高い。
「海側と山側どちらがいいですか?」とわざわざ聞いてくれるし、帰りの空港への車の手配も、手際よくすすめてくれた。
ここから海はちょびっとしか見えないし、もしかしたらキナバル山が見えるかもしれないから山側にしてもらったが…

部屋に入り、カーテンあけたら…

カンポンにモスク、カラマンシン・センター、古いKKの景色がそこにはあって、1994年にタイムスリップしたような気持になった。
キナバル山の姿はない。

位置的に微妙に見えないのか、雲のむこうなのか…


このホテル自体、そんなに古くはないはずだけど、なんとなく傷んでいる。
たぶん、中華系ゲストが多いから、使い方が乱暴なんだろうな。
でも、マンダリンから出てきたから、広く感じる。
ヨガマットひいてヨガくらいできそうだ。









廊下。けっこう部屋数がある。


外観。

並びには、飲食店が何店舗か入っていた。


カンダマン・スパ
部屋にいても楽しくないので、スパに行くことにした。
きょうは、郊外型スパの、「カンダマン」。
営業開始の11時を待って、「今から行きたい」と電話して、またまたUBERで、ピナンパンにあるKDCAへ。
UBERドライバーはザラを認識しておらず、何十メートルか先で待っていた。

超久々のKDCAで車を降りると、ここはローマ?

ロムルスとレムスを育てた牝狼みたい。
そうそう、ここってよく犬がほっつき歩いてるんだった。

何年ぶりに来ただろう?前はこんな牛のオブジェあったっけ?








そして、奥にカンダマン・スパ。

ココナッツスクラブと、ボルネオマッサージと、牛乳風呂。
「センシュアル・パッケージ」というのにしてくれて、328リンギット。
さすがに2日連続のスパ効果で、すっきり。
きょうもぐいぐいボルネオマッサージで、快調。
328リンギットで、相変わらずコスパがよい。
スパからもUBERでホテルに戻って、こんどこそ帰ろ、帰ろ!


MH2607 コタキナバル1645 クアラルンプール1915
早めに空港へ行って、プラザプレミアムラウンジでゆっくりしよう。
ラウンジにゆく途中、売店のケーキに心ひかれ…

ヤムのチーズケーキをテイクアウト。
ラウンジで、持ち込みのケーキが見えないよう、かげでコソコソと。
遅いお昼はラウンジのミースープ。

パクチーたくさん盛って。
ちなみに、数年前までパクチ、食べられなかった。

出発30分前になったのでゲートに行ったら、搭乗開始の気配がない。
いったん、ベンチに座るが、外を見ると機材自体がまだいない状態。
ラウンジ出るときのモニターには変化なかったのに。
ゲートでまつのもいやなので、ふたたびラウンジに戻って、「飛行機遅れてるから、もいちど入れてちょーだい!」と、出戻り。
1時間後、ふたたびゲートに行くと、まだボーディング開始のアナウンスもないのに、待ちきれない人びとが、もう並んでいた。
空港職員がオキシジェンを持ってうろうろ、救急隊みたいな人たちもいる。
どうやら、使用機材の到着遅れに加え、ストレッチャーで乗る患者さんの搬入に時間がかかり、さらに遅れた様子。
結局、搭乗口に進んだのは17時55分。

本来なら、日本に着いている時間である。
乗ってみたら、朝のカウンターのお兄さんのご配慮か、非常口だった。
機内食をもそもそ。

MHの機内食は、いつも熱々。


プラザプレミアムラウンジ KLIA
KLに着いたら、ほぼ21時。
成田へのボーディングパスを受け取り、急ぎプラザプレミアムラウンジへ。
早く行って、シャワーを浴びねば。
まずは、ラウンジのレセプションが大混雑。
カード会社の会員と、航空会社のインビテーションの受付を別にしており、カード会社側が特に大混雑。
ここで衝撃。
受付の人に、「アルコールは有料、シャワーは水しか出ません」と言われた。
前者はまだしも、後者はありえない。
地方空港ならまだしも、ハブの国際空港で、どーゆーこと?
きょうだけボイラー故障?
中は超芋洗いで、そうとうひどいラウンジだ。


11/11 MH88 クアラルンプール2335 成田0715+1
会社直行だから、めげずにシャワー。
シャワーは鍵を借りて入るが、そこでも「水ですよ」と言われた。
洗面はお湯出るのに、シャワーは水。
冷水浴のあと、エアコンききすぎのラウンジで、本格的に風邪ひきそうとコーヒー飲みながらスマホをいじっていると、またまた「Flight Retiming Notification」が来た。
11/11 MH88 クアラルンプール0005 羽田0745になるそーだ。
もー、知らん。
ふだんシンガポールやKLからの便は、定刻より早く着くので、ことによっては成田からタクシーも考えたが、これで遅刻決定。

さらにゲートでもズルズルと遅れ…
やっと乗ったら、またまたKKIAの職員のご配慮か、バルクヘッド。
ところが、後方は女子高生集団。
MHが流すミュージックは、トトロのメロディーで、女子高生たち「トトロ、トトロ」と合唱を始めた。
さらに、午前0時になると、「○○ちゃん、おめでとー!お誕生日おめでとー」パチパチ。
引率の教師と添乗員、注意しろーーー!
これは眠れないねと思ったら、ほどなくシーン。
神奈川県立の、ご優秀な高等学校の生徒さん達で、そのあたりはわきまえているようだった。
とにかく寝れなくても寝て、成田に着いたのは午前8時20分。
プライオリティタグのついた荷物は、トップで出てきたが、結局、会社には2時間の遅刻となった。

「上の者」から「僻地に行くときは、日程に…」と苦言ありも、「いやいや、コタキナバルは決して僻地ではなく、ボルネオの限界口、サバ州の州都で、クアラルンプールには何便も飛んでいて。」と、今後に備えて、アピっておく。
ディレイに始まり、ディレイに終わった旅だった。

マンダリンホテル コタキナバル

2018-02-14 17:53:30 | コタキナバル
マンダリンホテル、Mandarin Hotel、文華酒店。

市役所の並びに、昔からあるビジネスホテル。
昨今、KKの古いホテルのリノベーションブームのようで、こちらも最近キレイに生まれ変わった。
建物は旧式だけど。

ROOM NO.9401、日本でいうところの5階。
シンプルなお部屋。

小さいけれど、日本のビジネスホテルよりは広い。
ダイビング器材干すには難ありだけど。

調度品・備品も無駄がない。


テレビとライティングデスク。


冷蔵庫。


セーフティボックスと


アイロン台。

木目調のお部屋は落ち着く。

バスルーム。マーブル調で、清潔感がある。


もちろんシャワーオンリー。


私が泊まった部屋からの眺めは…

期待はしていなかったけれど、裏な感じ。

センターポイントとウィスマ・ムルデカのちょうど中間地点くらいにあたり、KKの小さな町の拠点にするにはもってこいの立地。
ガヤストリートの入り口なので、庶民的なレストランの食べ歩きにももってこい。

レセプションのスタッフは、若くてフレンドリー。
ホテルサイトで支払い済でも、チェックイン時に100リンギットのキャッシュデポジットは必要だが、到着直後で両替ができていなければ、円で預かってくれたり、融通も利く。

夜中はロビーは灯りを落として暗くなるが、レセプションにはスタッフが2人座っていたし、ガードマンも入り口にスタンバイしているから、いちおうセキュリティもまあできている。

Bookinng.comで税サ込で4600円程度だったから、悪くない買い物。
☆☆だけれど、しばらくはキレイだろうから使える。

シパダン2017(9) 2017年11月9日(木)センポルナ→タワウ→KK

2018-02-13 14:33:31 | ボルネオ
シーフェストの朝
何やら外が騒がしくて目が覚めた。
がやがや、がやがや。
まだ真っ暗、起き上がるのはおろか、時計を見ることすら面倒くさい。
寝直そうとするが、外のガヤガヤが耳につき眠れない。
明るくなって、カーテン開けると…



早朝から、水揚げしたり、セリやったりで騒がしかったのだ。



7時スタートのシーフェストの朝食ブッフェへゆくと、大混雑。
99%が、大陸からのお客様。
スタート時間で、ほぼ満席。
あまりに混んでいるので、奥の間が開放された。

ビュッフェボード前のハイエナ状態に参戦するのが面倒で、かつ、種類は豊富で見た目は悪くないが、味はよくないのがシーフェストだから、コックがゆがいてくれるミースープにした。

デザートはオンデオンデにお芋のお菓子にしときましょ。



センポルナ→タワウ
午前10時半過ぎ、約束どおり、SUVはやって来た。
ちょっと走ったら「ちょっと待って」とすぐに止まる。
何か用かと思ったら…

SDCの小屋の前。
懐かしがれってことかな?
お気持ちにお答えして、テキトーにパチリ。
この小屋に立ち寄らなくては旅が始まらなかった時代は、いい時代だったなぁ。
市街地を抜けるあたりになってから、給油すると言うので、「もう過ぎたけど…。」
「Oops!ソーリー!」でUターン。
来た道を戻り、センポルナに不案内なコタキナバル人。
でも、タワウ空港までの1時間半は、迷いようもない。

道中また、大いに語る。
新規事業展開にあたってのお役所への憤りとか、日々のぼやきとか、タンクの話とか、ここの治安の話とか、クリスチャンでもマレーシアではイスラム教授業は必修だったとか、多岐にわたってしゃべりまくる。
で、最後に、「空港通過しちゃったみたいだよ。」
「Ohhhh! ソーリー、ソーリー!」で二度目のUターン。
ここまで送ってくれるだけでもありがたい話だ。
空港で丁重にお礼を言って、ばいばい。


AK6267 タワウ13:45コタキナバル14:35
エアアジアのキオスクでもたつくと、マレチャイの人びとがあーだこーだと助けてくれた。
さーせん、お待たせして。
荷物を預けたら、上のレストランでランチにした。
ドリアンプリンと。


しっかりドリアンのにおいがする。


大好物のミバサ・シーフード。


ドリアンプリンが4リンギット、ミバサが15.50リンギット。
空港値段だなぁ。

エアアジアは、きょうも定時運行。


タワウはどこまでも青空だったのに、KKに着いたら、グレーな感じだった。


ホテル マンダリン
空港タクシーで、きょうの宿泊先、ホテルマンダリンへ。

市役所の横、ガヤストリートの入り口にある老舗ビジネスホテルだが、長年スルーしていた。
このたびリノベーションがあり、コスパ◎のホテルになったようなので、さっそく試してみることに。
レセプションのスタッフは、みんな若いが、とっても感じがいい。
部屋は狭いが(と言っても、日本のビジネスホテルより広い)、1泊なら問題ないレベル。


Avantang Spa
せっかくKKにいるのだから、ここのトラディショナルなマッサージを受けたい。
バリや他の地域でのマッサージは物足りない。
カダザン伝承の、ぐいぐい来るやつを。
というわけで、ずっと行ってみたたかった、数年前にできたハイアットのスパにTRYだ。
予約の電話を入れたら、夕方の空きに難色を示されたが、短時間ならokとのこと。
18時すぎ、とりあえず、マッサージに行ってみる。

ハイアットのスパ、「アヴァンタン・スパ」は地下にある。
ふつうはスパの入り口付近って、アロマ感漂うものだが、ここはカルキ臭。
上がプールだからだ。
地下に無理にスペース見つけて、スパ作りましたな、後付け感は否めない。
それに、エントランスやレセプションもしゃれてていいと思うのだけれど、実にあっさりしている。

レセプションには、男女ふたりのスタッフがいた。
明るい女性スタッフが私のなまえを見て、「あら、ここにもいるわよ。」と隣のメガネ男子をつつく。
隣には、カダザン族っぽい男子。
完全一致ではないが、昔も「君と同じ名前の従兄弟がいる。」と言われたことがある。
カダザン語の音が、私の名前の読みに似ているのだろう。

「トラディショナル・ボルネオ・マッサージ1時間で!」と言ったら、「他のメニューもいかがですか?」
「でも、空いてないんですよね?」と答えると、そこは商売、「なんとかしますよ。それにキャンペーンで20%割引にです!」ですと。
まんまと相手の手中にはまり、ボディスクラブも。
だって、「ココナッツ&バニラナリッシュ」って、私にとっては超好みの甘々路線だ。
さて、待合室も施術室も、診療所なみにシンプル。
でも、施術は高品質で、バニラココナッツスクラブも幸せなひとときだった。
一流ホテルのスパにしては質素だけれど、トータル335リンギットで、なかなかコスパよしなスパだった。


佑記肉骨茶
スパ出て、スリアサバのスーパー経由で最後の晩餐。
KKで食べておきたいものは、山ほどあれど、やはり締めにバクテを。
新しいバクテ屋が何件かできているが、ここはやはり安心の老舗にしとく。

テーブルに着いて、「チャンプルーで」と言うと、「チャンプルーはダメだ、あの中から選べ」と壁の写真をさされる。
猪肚、猪肝、猪腸、猪腰、三層肉、拝骨、猪脚、猪尾…
「???」
パーコーと豚足と尾わかる。
肝はレバー、腸はモツ、三層肉はバラというのもわかる。
ググれば肚は胃で、腰は腎臓ですか。
二種類以上頼むと大量に来そうだし、瞬時に選べないし、冒険せず、手堅く三枚肉をポソポソと。



なんか味気ない。
次は新記か金記かな?
でも、スープはここが一番だし…


カンポンスレラのココナッツプリン
基本的に、佑記肉骨茶は、腹8分目で追われる店だ。
だからマンダリンホテル前は通過して、カンポンスレラのココナッツプリンをテイクアウト。
今宵はHUA HING SEAFOOD RESTAURANTという店のもの。


ぱかっ。

13.78リンギットで得られる至福のとき。

あしたのフライトは午前5時35分。
ホテルでシャワー浴びて、プリン食べて、空港へのタクシーはUBERで配車予約。
ホテル近くには、いつもタクシーが止まっているが、早朝ならタクシー予約したほうがいいと、ホテルスタッフに言われたので、だったら安いUBERで。
アプリで配車リクエストしたら、22時半には就寝。

シパダン2017(8)2018年11月8日(水)カパライ、マブールのちセンポルナ

2018-02-12 10:03:22 |  ダイビング
朝 シーベンチャー
目がさめると、きょうでここを出られる!とハッピーな気分。
シパダンパーミットがない今となっては、ここには何の未練もない。
サイナスの調子は悪いけれど、部屋にはいたくないし、ダイニングにいても退屈だし、やっぱりダイビング。
明るくなってから起きて、朝食後にボートダイビングへ出発。
ガイドもゲストもきのうと同じメンバーに、アドバンス講習が終わったらしい中国人女子の友だちがJOINしただけ。

先日、シーヴェンチャーに泊まった知人いわく「ガイドがみんな若くて、魚を知らない。」とディスっていた。
でも、そんなことはない。
確かに魚じゃないけど、極小ウミウシや甲殻類はしっかりみつけてくれる。
それに、ものすごーく若いとも思えない。


1st dive Kapalai ウミウシ祭り開催中
この旅2度目のカパライ。
次から次へとウミウシを紹介され、次から次へとピンの合わない写真を量産。
みんなが紹介されたものにわっと集まるので、長居は禁物。










ウミウシ萌えだったら、カパライは間違いなくパラダイス。
でも、私はウミウシより、魚類、甲殻類。
誰も目をくれぬタルボッちゃんたちだったりする。


1本でやめようと思ったが、う~ん、物足りない。
というわけで、サイナススクイズにも負けず、もう1本行くことにした。


2nd dive Mabul Ray Reef

みんなリーフ沿いをお行儀よく泳いでいて、アダムが何か紹介すると、ワッと集まるというのを繰り返す。
ゆっくり写真をとれないのがストレスなので、避難もかねて、数メートル深いだけの砂地に降りてみた。
ここはやっぱりハゼでしょうと目を凝らすと、いた、いた!
ヒレナガネジリンボウが一つの穴から3つ出ているのを発見。
テンションが一気に上がり、静か~に近づこうとしたが、殺気を感じてか、すぐ2つになった。


じりじりと距離を縮めるうちに…


引っ込んだものもいれば、やってきた者もおり…





5分ほど粘ったが、3匹目はついに戻ってこなかったし、結局はこのお二方にも引っ込まれた。

蚊やり豚を思わせるホヤ。






これにて6日間18ダイブ終了。


午後 シーベンチャー→センポルナ
センポルナへのボートは15時出発。
リグに戻ったら、できるだけ器材を風通しのよいところに干すが、非力な太陽で、乾かないままメッシュで運ぶしかなさそうだ。

ランチのとき、アラサー中国女子の連れが日本語で話しかけて来た。
「あなたはどこから来たの?」と聞いたら、「上海から来ました。でも私は上海で働く韓国人です。上海で留学していたので、中国語を話します。日本語はほんの少しです。」
マレチャイたちちともネイティブのように中国語を話し、アドバンス講習も中国語オンリー。
ネームリスト見て、韓国っぽい名まえが一人いるなぁと思ったが、中国語堪能なコリアンであった。
ふたりとも見た目の感じがよく似ているのだが、おはようの挨拶も返さない社会人としてどーなん?な中国人女子と違って、韓国女子のほうが社交性もあり、「気をつけて帰ってください。」とオトナ対応である。
中国に留学したことのある知り合いによれば、韓国では、あの毎年ニュースになる大学受験に失敗すると、中国留学をする学生が多いと言っていたのを思い出して、賢そうなこの人も、受験戦争で苦労したのね、と勝手に人のバックグラウンドを臆測。

器材を片付けていると、ダイブマスターのティナというぷっくり女子が「Oh!You!帰るんですって〜?寂しいわぁ〜!」と、英語なんだけど、海外ドラマの吹き替えみたいな抑揚でやってきた。
ティナちゃん、私と接点ゼロだったぢゃん、と突っ込みたくなる。
インド人5人を担当しているイギリス人のジェニーンはフリーダイビングのインストラクターでもあり、ボート上で私のぺらっぺらな3ミリを見て、「これ、フリーダイビングにいいのよねー」と言うので、コースに興味を示したら、帰り際、わざわざ挨拶に来た。
どちらもこうしたセールスマインドは、評価しなくちゃ。

14時すぎにオフィスで精算。
シパダンパーミット40リンギット/日は、アルコール(タイガー1缶15リンギット)、マグナム(1個6.50リンギット)などに合わせて、チェックアウト時に支払う。
そして、待望のリグを去る時間になった。
人々はダイビングに出かけたあとなので、ひっそりとリグを去る。
そういえばアダムのやつ、明日のセンポルナからタワウの送迎を友だちに頼んでくれるの、しっかり忘れてくれた。
まあ、最安のミニバスでホコリまみれで帰るからいいや。

錆び錆びの水、オイル臭い部屋、吹きっさらしのダイニングと、およそ南の海での休日とはほど遠い環境とも、これでおさらばと思うとうれしい。
でも、シパダン5本のために、また閑散期に来るんだろうな…。
C/Eが新艇にならない限り。

50分ほどで、センポルナのjettyに着いたら、目の前にC/Eが泊まっていた。


朝、カパライへ行く途中、C/Eがノロノロと動き出すのを見て、どこ行くんだ?と思って見てたら、センポルナに戻ったんだ。
きょうは水曜なのに、なぜ?
ボートを降りると、ウェットスーツを来たトムが、作業をしているので「トぉ〜ムぅ〜!トム、トム!」と連呼。
トムは新船長と新DMを紹介してくれたが、名まえが難しく、覚えられない。
Jettyに上がると、シーベンチャーのスタッフらしいおっさん二人が待機していた。
Jettyとシーフェストは目と鼻の先なので、歩いてゆくというのに、数十メートルを車で送ってもらい。


センポルナ 「Seafest Hotel」ジュニアスイート
さて、今宵は無意味にジュニアスイート。
Room605。
部屋に入ると、リビング。


手前はカウンターになっている。




奥にワンベッドの部屋があって、






シャワーブースとバスタブが別れている。




アメニティ。


ちなみに、玄関横にもトイレがある。


バスタブで器材洗って、バルコニーがないので、カウンターにバスタオル敷いて、片っ端から器材を並べる。
カウンターには小さいありんこがいっぱい。
まあ、ここはセンポルナ。

カーテン開ければ、海が見えると言っても…

そこはゴミだらけのセンポルナの海。
とくに岸近くと埠頭は美観ゼロ。
よく見たら、建造中のC/E発見。

こりゃ、期待はできないね。


夜 センポルナじゃらんじゃらん
夜は、センポルナでビジネスを始めたという、元シパダンのダイブマスター(のちイントラ)と再会。
思えば9月にKLでの長時間トランジットが退屈で、WhatsAppでひさびさにメッセージ送ったら「シパダンに来るならビールを」という話になったのだ。
どんだけこの人たちに、私はビール女として映ってんだろと思うほど、かれこれ20年近く「ビール飲む?」と言われる。
今回、外務省からの危険情報を気にしつつもシパダン行きに踏み切ったのは、彼らがここ、センポルナでビジネスを始めたということは、きっとセンポルナに差し迫った危険はないからだろうとふんだからだ。
ローカルが、本当に危険を感じれば、あえてKKを離れて、ここで事業は始めないはず。

さて、旧友は、SUVで登場。
「KKからセンポルナに車持って来たの?」
センポルナのビジネスは相当本格的なんだな。
開口一番「サテいこう!」で、数分走って、車はグライ(フードストール)で止まる。
まあ、インスタ映えするサテだこと! やってないけど。

見るだけでテンションあがる。

カンビン(山羊)でもレンブー(牛)でもなく、ここはやっぱりアヤムでしょ!


ビールがすすみそう。
でもムスリム色が強い土地柄。

わざわざ近くのコンビニで、オレジュー2パック買って来た。
サテもオレジューも、消費できない量である。

やっぱり、ピーナッツソースで食べるマレーシアのサテ、うまい。

サテをたいらげたら、即撤収。
すでにカロリーオーバーだが、「ビールを飲みに」と、ショッピングセンターみたいなところにあるオープンエアーなバーへ移動。

生バンドが「君の瞳に恋してる」をがなる中、テーブルにつき「カールスとアサヒどっち?」と言われ、SUPER DRY。
「I LOVE YOU BABY」とバンドが高らかに歌うと、屋根のない席にいる若者のグループが歌に合わせて、奇声をあげて踊りまくっている。
センポルナのダイブショップのローカルダイブマスター達だそうで、毎晩ここで奇声をあげて歌い踊ってるらしい。
中でも、いにしえのCCBの笠くんみたいないでたちの男子が目立っていて、その子が昔のボルネオダイバーズの誰それに似ているというのを言いたかったようだ。
ボルネオ・ダイバーズのドロップオフカフェの思い出を呼び覚ますためだけに寄ってくれたらしいが、私には響かない。

そしてビールを飲み干したら、次はChillingのために、新しくオープンしたホテル、シーフェスト2のバーへゆくという。
思い出した、こいつ、昔から、じっとしてられないんだった。
SDCのカンティーン、JETTYのドロップオフカフェ、とにかく場所移動が好きだった。
KKでも、店を次から次へと移ってたな。
飲み始めたら動きたくない私にとっては、面倒くさいが、このうるさい生バンドより、chill outだな。
ぐびっと飲んだから、まわる、まわる。

シーフェスト2は通称らしく、正しくは「Seafest Boutique Hotel」。
ルーフトップバーは閑古鳥が鳴きまくり…


ひなびた夜景。



でも、妙に落ち着く。
タイガー飲みながら、バカ話と昔語り。
そのうち、いろいろぼやかれる。
テックダイバー暮らしに疲れた(それで裕福になったでしょ)、結婚をしたことへの後悔と離婚したいきさつなどなど、ふんふん、へー、と聞き役。

ひとしきりぼやきや噂話を聞いたところで、今の私の最大の関心事はタワウへ戻ることであるが、「ところで、センポルナのミニバスステーションの場所って、KFC前でいいんだよね?」という質問を投げてみる。
マイカー愛用のKK人は確信がない様子なので、まあ、ホテルスタッフに聞くからいいやと思ったら、
「あした、タワウ空港まで送るよ。タワウの町にも行きたいし。」
なんですと!?
「ラッキー!」と思いつつ、さすがに辞退。
だって、往復3時間かかる。
でも、タワウで買いたいものもあるから、是非!と言われ、では、ご厚意に甘えて。
持つべきものは、友だちだねぇ!

さて、シーフェストのスイート利用客だけが入れるラウンジのウェルカムドリンククーポンがある。
選ばれし人(?)のみが入れるのだから、一応入っておきたい。
ラウンジが23時までなので、22時にバイバイしてラウンジへ。
ラウンジの扉を開けると、寒っ!
別の意味でのchilling。
真にchilling。
レセプションの人は、ひますぎて寝てたよう。
だって私しかゲストがいない。
窓は全部結露しているエアコンのききっぷり。
ソフトドリンクでさらに冷え、何もないので、早々に退散。


部屋に戻れば、こちらも冷え冷え。
カウンターにずらり並べたダイビング器材を乾かすために、キンキンである。
あすのパッキングを思いブルーな気持ちで、毛布かぶって就寝。
8時間は寝なくちゃ。

シパダン 2017(7) 2017/11/7(月)シパダン × 5!

2018-02-05 23:00:36 |  ダイビング
夜明け前、メインデッキでケーキつまんで…

6時にシパダンへ向けて出発!

きょうもガイドはアダム、ゲストは、KLのダイビングショップのイントラとその顧客のマレチャイ3人衆、中華人民共和国の女子、そして日本人の私、このアジアなメンツに定着。
ボートには、アドバンス受講中の中国人女子の友だちと、インド人5人組が加わった。
インド人は2カップル+1人で、2カップルとも女子は男子に常時しなだれかかり密着、1人余った女子がつまらそうにしている。

シパダンに着くと、ボートはjettyに横付けせず、ビーチに乗り上げ、舳先から飛び降りる。
ビーチに降りたった瞬間、C/E(セレベス・エクスプローラー)のトムとはちあわせ。
うわーっ!とシェイクハンズ。
「New boatにさえなれば、また乗るからね~!」
「New boat? ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ・・・・・。」
どうやら、まだまだ進水のメドはたってなさそう。
トムと友好的に挨拶を終え、jettyへサインしに行く。

サバ・パークスの小屋の中のホワイトボードには、どのダイブオペレーターにいくつパーミットがあるかが書かれており、いったい今、どこがいくつパーミットをもっているのかを知りたくてガン見する。
とりあえず、C/Eじゃなくて、シーベンチャーじゃなくて、もう少し、快適に過ごせる施設に泊まって、シパダンに行きたい。

きょうもサバ・パークスの職員が、ダイバーひとりひとりがノートに書く名まえを、パーミット保有者リストとしっかり照合している。
とはいえ、本人確認書類を見せるわけでもなく、なりすましが見抜けるようなものではない。
第一、パスポート番号を暗記している人がレアで、みんなパスポート番号の欄で固まるので、職員がリストにある番号を読み上げるのを書いているだけだから。
結局のところ、単に頭数を合わせているだけじゃん。
みんなが「えーと」とパスポート番号を書くので、シーベンチャーでパーミットありの11人全員のサインが終わるには、数分かかるから、わざとみんなの後ろに並んで、パーミット数を暗記だ。
ボルネオダイバーズ、PSR、SWV、SMARTが各14…キャパ多いから、分が悪い。
C/E13…16人のキャパで13パーミットがあるから、やっぱり、シパダンへの近道はここだ。
マタキン7…ちゃんとリゾートだけど、遠すぎ。
ロッシュリーフ6…ぼろいわ、遠いわ、確か昔、誘拐あったし、却下。
センポルナのノースボルネオが7、SCUBA JUNKIE7…センポルナから通いで1日3ダイブ、毎日パーミットがあるなら、我慢する。
あとは、バックパッカー御用達のアンクルチャンが7、ビラボンが6。
ぴったりトータル120だ。

んも~、やっぱりシパダンで潜りたいならC/Eしかなさそうだ。
即刻、新艇を完成させよ!


1st dive Barracuda Point
けさもバラクーダ・ポイントから。
マレチャイチームは、イントラつきだし、皆、自立したダイバー。
一方、中国人民共和国女子は、吹き上げるくらい初心者。
まあ、その後、ウェイト追加で落ち着いてはいるが。

私にとっては、きょうがおそらく、この旅のシパダンラスト。
ディープができるのは、朝一がラストチャンス。
ブリーフィングが終わるや否や、アダムに、「私、ちょっとサメ探しにディープ行くかもしれないけど、気にしないで〜」と伝える。
こいつなら、大目に見てくれるに違いない。
もちろん、ここで言うサメは、暗にハンマーをさしている。
ハンマーがいる確率は極めて低いけど、やはりバラクーダポイントというか、シパダンの40mは行っときたい。
すると、アダム、「ディープ?サメ?」ときら~ん☆
私がマレー語で話すと、日本語で返事が返ってくるという図式が出来上がっている。
すると、何を血迷ったか、「meはwith her、deepに行くことになったので」と、残りは別チームに託してしまった。
実質、華僑は3人で好きにやっちゃってて、エキジットも別なので、アラサー中国女子が、マンツーで潜るはずだったお友達にjoinするだけだが。
あらま~。
若い女子(私よりずっとなだけで、別にヤングガールズではないが)より、サメ、DEEPらしい。

とりあえずDEEPと決まったら、ギンガメ集落には目もくれず急降下。
サイナスがキリキリするのを、だましだまし抜きながら。
そして、アダムにはせっかくおつきあいいただいたのだがが…

普通すぎるグレーリーフしかいなかった。

でも、大深度感は、やはりぞくぞくする。


リーフにあがると、なんだ!?このショボ群れ。



バラクーダの群れが再び大きくなるには、数日かかるのだろう。

まったく変わり映えのしないバラクーダポイントだけど、やっぱりここが好き。




そして、ドロップオフ方面に押し戻されて、人がいる先にはギンガメ。


けさは盛んにホワイトチップにアタ~ック! サメ肌にかい~の、ってとこなんだろうな。






ハダカハオコゼもいた~!!





2nd dive Hanging Gardens

う~ん、なんでハンギングガーデンを午前中に持ってくるかね…
サウスとかもっと行くとこあるだろう、と思いつつ…

たるさんごには、こんなカニがいるんだ。

かわいいよ~。
教えてくれてありがとう。


3rd dive Barracuda Point
ふたたびバラクーダポイント。
まあ、いつものバラクーダポイント。




な~んにも特別なことはなかったけれど、やっぱりシパダン。




シーベンチャーも残すところあと2泊。
でも、明日の午後、リグを出て、センポルナへ戻ろう。
リグでのヒマさ加減から、Facebookに投稿してたら、昔シパダンで働いていたイントラたちが「センポルナで1泊しなよ、飲もうゼィ」とメッセージしてくるから、旧交を温めるのも良いかと、センポルナ1泊することに決めた。

リグにボートが着き、リフトに乗り移ろうとしていると、「Youも午後シパダンに行く?」きょうはオプションで午後もシパダンに行きますと。
もちろん費用はかかる(277.75リンギット+GST6%、8200円くらい)けど、喜んで参加。

ランチもムースもそこそこに。


午後1時半すぎ、昼下がりの静かなシパダンに戻ってきた。




4th dive Barracuda Point
本日3度目のバラクーダポイント。
またまたギンガメさん、ロウニンアジぶんぶん。


Low tideで、アオウミガメがそこここに。
















午後の水面休息。
この島の昼下がり感、なつかしい!






こんな標識は昔はなかったけれど。

これがあるということは、脱いじゃう人がいたってことかな?






5th dive Mid Reef
シャコ貝からスタート。
ハゼを狙ってピン合わね~、と粘っていたら、

いきなりぶほっと閉じられ、かなりの水圧感じて、こえ~と撤収。
深度を下げると、ずいぶんふっさふさ。


リーフは、ヒレグロ幼稚園、ローランド幼稚園と、ダムゼルこども全開。
もう、アンボン幼稚園にはキュン死。

スズメダイ好き以外には、理解しがたい感覚だろう。

エキジットをしたら、もう午後5時。
夕暮れの気配。
クローズ後、こんな時間までシパダンにいたのははじめてだ。
カーフューが6時からだから、急いでリグへ出発。

ぎりぎりまでシパダンで潜らせる、C/Eにも見習ってほしいもんだ。


リグに帰って、ダメもとで明日のスケジュールをホワイトボードでチェックすると、案の定、私の名まえはマブールの下に。
何かのミラクルでシパダンだったら午前中3本潜って、シオシオのままセンポルナへ行こうかと思ったけれど、これならマブール1本にしよう。
シーベンチャーは、フライトに関しては、厳格に24時間ルール。
午前中でダイビングやめれば、早くKKに飛べる。
リグのセキュリティに問題ありそなwifiで、タワウ-KKのエアアジア便の予約変更をする。
そしてセンポルナのホテルを取らなきゃと検索したら、シーフェスト、高っ!
ほぼ満室で、エグゼクティブジュニアスイート1万6千円しか残ってない。
旧友たちは、安ホテルがあるとすすめてくれたが、バックパッカーロッジでおらんぷてぃと交流な気分じゃない。
シーフェストだって、いい水が出るわけではないが、ここの常に濁り水から、透明に見える湯水を浴びたい。
器材の潮も落としたいし、アゴダのポイント吐き出して、えいやーとシーフェストをポチった。

それよりも、問題はあさって。
センポルナからタワウへどう移動するか。
金曜日にセンポルナに着いたとき、バス乗り場があったと思しき界隈には魚のオブジェがいっぱいできたけど、乗り場変わったかな。
私にはあいさつもしない中国人女子が近くに座っていたので、アダムがやってきた。
「センポルナのバス乗り場って、今も場所変わらない?」と聞いたら、「KFCの前で変わってないはず」と言われた。
思う的な返答なので、「このあたりのローカルじゃないの?」と聞いたら、ラブアン出身のブルネイ族だそうで。
そうだった。バス乗り場はKFC前だった。
アダムが、「車なら、友だちが、何十リンギットだかで送ってくれるよ。明日降りる前に時間教えてくれれば、電話しとくよ。」
何十リンギットで白タクなら、ミニバスでほこりまみれもありかな、まあ、考えよう。
シパダンがなければ、帰るのがうれしいのは、シーベンチャーもC/Eも同じだな。
さらに、2004年以来のシパダン5本/日に、気持ちはハッピーである。