くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

コタキナバルのサンデーマーケット 5月6日(日)

2012-06-19 11:48:06 | ボルネオ
ホライゾン・ホテルを出て、すぐ左手は、サンデーマーケットの入り口。


ちょうど1週間前、夜明け前のサンデーマーケットを歩いて、はや1週間。
またまたサンデーマーケットがやって来た。
シパダンでの日々は、あっという間に終わり、ゴールデンウィーク最終日。
きょうは、お昼のドラゴン航空に乗って帰るので、KKでの時間はあまりない。
早起きして、朝食前のじゃらんじゃらん。

コーヒー豆屋さん。
サラワクコーヒーが有名だから。

センポルナの市場で、こういうコーヒー豆屋を見て、カブトムシと言った人がいる。言い得て妙。

観葉植物(?)屋さん。


クエ(マレーシアのお菓子)屋さん。


今川焼に見えるけど、DORAYAKI。


金魚屋さん。誰か早く買って、池に放してあげて。


めがね。

ファッションか!?100均か?

ケーキ屋。1本RM10。
ドリアン、ヤム、パンダン。
どれも欲しい。
でも、冷蔵庫に入れないなら、今日中に消費しないとダメよ、と言われて断念。


ぐらさん屋さん。


お野菜。


ココナッツ。イエローとグリーンでは値段が違う。




またまたクエ屋。
色見本、毛糸が重なっているみたいだけれど、レイヤーケーキ。
おそろしくもあり、毒味したくもあり...。


ミニミニカップケーキもすごい色彩。


ナシレマは、ぞんざいにビニール袋に入っている。


ミーゴレン(焼きそば)もビニール袋入り。


お菓子とナシブンクス(テイクアウト用のごはん。ナシはごはん、ブンクスは包み)、というか、ナシビニールはこんな品揃え。


ペットのネコちゃん。


やっぱり、ワンの方が好き。




フルーツツリー。
ドリアン、マンゴ、ライチー、マンゴスチンなど、さまざまな南国フルーツの苗木。
うらやま。


あなざ金魚屋。


工具屋さん。


ちーぷアクセ。


おいもとカラマンシー。


ナシブンクス。
やっぱり、ビニール袋ではなく、バナナリーフでないとね。


こちらは、サンデーマーケットではなく、マーケットの並ぶ、ガヤストリートにある漢方薬屋さん。
おじじるをもう1本買いに入ったら、タイムスリップした感じが素敵。
薬だんすがなんともレトロ。




ふたたびペット。動きが早くてぶれぶれ。


とあるKEDAI KOPIのビーフンゴレン。
たぶんテイクアウト用なんだろうけど、すごい量が炒めてある。


ドラゴンフルーツ


魅惑の南国ポテト


へたなスーパーやホームセンターより充実の品揃え。
ほしいものは、フルーツの苗木とか、サユルマニスとか、ヤムいもとか・・・
持ち帰れないものばっかり!

サンデーマーケットじゃらんじゃらんは、暑くならない早朝がおすすめ。

ホライゾン・ホテル・コタキナバル

2012-06-18 15:00:17 | ボルネオ
5月5日、C/Eを降りて、やっとほっとできるスペースにたどり着いた。
それは、Horizon Hotel Kota Kinabalu。
チャイニーズでは豪麗勝酒店。
すべてポジティブな漢字がすばらしい。
タクシードライバーやローカルは、「ホリズン」と発音するが、なんでだろう?

去年の9月、バクテ屋からの帰りにガヤストリート歩いていたら、ガラス張りのレストランというか、カフェみたいになっているビルの横を通った。
どうみてもホテルっぽいが、こんな場所にホテル、なかったよなー。
レセプションらしき横には、馬のオブジェが見えて、変!
日本に帰ってきて忘れるともなく忘れていたが、ゴールデンウィークのKKはどこに泊まろうかな、と考えはじめたときに、思い出して調べたら、Horizon Hotelという。
通り沿いにあって、水平線からも地平線からも遠く、ミスマッチなネーミング。
でも、高くも安くもなく、よさそうな感じがする。

すぐ近くには、市役所、郵便局、金融機関があり、KKの政治経済の中心。
けど、そんな感じがしないのが、KKのよいところ。
センターポイントにも、ウィスマムルデカにも、ちょっと歩けばよい、便利な立地。

ホテルに着くと、チェックインは、めがね男子が、懇切丁寧に対応。
バウチャーを渡すと、パスポートチェックをしてゲストカードも全部めがね男子がPCで作成。
デポジットもカードギャランティーも要求されずに、カードキーをくれた。
感じのよいベルボーイに案内された部屋は、普通のスーペリアルームでの予約なのに、なぜだか最上階の海側。

お部屋に入ると、色彩的にも、落ち着くいい感じ。


バス&トイレ


洗面。ドライヤーもいちおう、ある。


ミニバー。


ワードローブには、サロンとガウンつき。アイロンもある。


ローテーブルと、フロアークッションがくつろげる感じで、とてもよい。

部屋飲みに最適。

なんといっても、バスルーム!

ウッディーな風呂桶がいいじゃないですか。
しかも、でかい!
すのこもある。

BC、ウェット、セミロングフィンも余裕で入り、大量の水で潮抜きができる。
心置きなく完璧な器材洗いができて、帰国後の憂うつな作業をひとつスキップ!

大画面TV。LANポートもあるけど、無線は、ここまでは届かない。ロビーだけ。


ベッドのリネンは清潔。もちろん擦り切れていない。


ビューは、いちおうパーシャルオーシャンビューだけど・・・

斜め前は、セガマの商店街の屋根のむこうに、ガヤ島。


真っ正面は、海にいたるまでに...
ポストオフィスとKKプラザ、通りをはさんで、ポークジャーキーのお店が並ぶ、Jalan Segama、セガマ通り。
セガマには、夜は、ホーカーのストールが並び、シーズンにはドリアンのトラックも来る。
そして、突き当たりには、コタキナバル市場。
市場までは、長い歩道橋。
そのむこうに、海とガヤ島で、KKの庶民の暮らし&海ビューなのである。



ホテル近辺には、安いローカルの飲食店がたくさんあるので、むしろ食事なしの方がよいが、朝食込み。
種類は、ウェスタンとアジアンが半々。






残念ながら、おいしくはない。
それに、ウェイター・ウェイトレスも怠惰で、ハイヤットやメリディアンのようにはいかない。

ホテルホテルしたファサードがあるわけではなく、道端から自動ドアでそのまま入るホテルなので、タクシーが常時待機はしてはおらず、呼んでもらわないといけない。

ハウスキーピングは、普通は通りかかるとあいさつするものだが、ここはしかってぃんぐ。

レセプションもチェックインのめがね男子の懇切丁寧ぶりに比べて、チェックアウトのときの女子たちは、みんな無愛想で感じ悪めだった。

時間がなかったので、プールはチェックしていない。

廊下。


ちなみに、外観はいけてない。
昼。


夜。


ホテルは、モニュメント、Tugu Peringatan Malaysiaの斜め前。



レセプションの馬。


まだまだ、サービス面、フレンドリーさといった面で教育要のホテル。
でも、部屋の快適さと、立地のよさでは、また泊まりたいホテル。


ゴールデン・ウィークだ!シパダンだ! 5月5日(土)下船日編

2012-06-14 15:37:11 | ボルネオ
セレベス・エクスプローラー at 仙本那港
センポルナに停泊したC/E上で、不毛な午前中を過ごすことになった私たち。
当初のジスコの企画では、「下船後にシーフェストホテルにてご休憩後、タワウ空港へご移動」だったが、4月の中ごろに突然、「クルーズ船にて昼食を食べご休憩後、下船しそのままタワウ空港へ向かう」に変わった。
チャーターならでは、そして、土曜日の乗船がないことによる恩恵!?
あんまりありがたくないなぁ。
5年前に一度、シーフェストに泊まったことがあって、壁の薄さや、部屋のしょぼさに、もういいやと思ったけれど、それでも、シパダンダイビングのないC/Eにいるよりはまし。
それにシーフェストは、ランチビュッフェがなかなかおいしいという話だし、薬臭くないシャワーと、ちゃんとすわれるトイレがあるもん。
そうそう、C/Eは、おとといの夜あたりから、水が薬くさい。
手を洗ったり、シャワーを浴びると、体が消毒済なにおい。
ポットのお湯まで薬臭く、ストレートのサバティーがまずい。
体によくなさそうなので、ドリンクは、ウォーターサーバーの常温水だけ飲むことにした。
たぶん、船に積んである水が、底をついてきたのだろう。
渇水になる前に降りられますように!

みんなもシーフェストの方がよかったようで、昨日から、シーフェストを見ると、「あのホテルに行きたかったなぁ...」を連発。
C/Eにいると、シーフェストがファンシーなホテルのように映るのだ。
しかも、8時の朝食後、9時半にはキャビンを空けなくてはならず、そのあとは下船まで、1室のトイレしか使えないという不便さ。
よって、パッキングは、9時半にはみんな完了、あとはランチと下船を待つのみ。
船上で、記念写真をとったり、バカ話をして、うだうだ過ごす。
なんにもしていないので、もちろん、おなかはすいてこない。
それでも、ランチを詰め込んで、下船。

そういえばジェリー、引退モード全開だったけど、ちゃんとバイバイしなかった。
もともとは、ボルネオ・ダイバーズでしか潜らなかった私が、たまたまミレニアムの年越しにアブディラ・シパダン・パラダイスに行ったときのダイブマスターで、かれこれ干支1週する長年の知り合いじゃん。
ハンマーヘッドは都合5本くらいだけれど、マンタ数枚、ピグミーシーホースや、あとにも先にも、ジェリーにしか見せてもらっていないホムラハゼとか、その超人的視力にはお世話になったのに、お礼が言えなかったなぁ・・・。
でも、なんとなく、次来たら、まだいる気がするんですけど。

タワウへの車に乗り込んだら、なぜだかまた、すし詰め車の方になった。
そして、タワウまで寝て過ごすつもりだったのに、なぜかまた、しゃべりっぱなし。


MH2134 タワウ1440 コタキナバル 1530
タワウのチェックインカウンターは、どの列も大混雑。
連休がらみのタワウ空港では、だいたい、誰か知り合いのダイバーに出会うので、混雑の中、むこうのカウンターの知人にこんにちわ。
そして、行列運のない私は、一番、お客をさばけていないカウンターに並んでいた。
1件のチェックインに、10分はかかっている。
でも、やっと私の番になったと思ったら、ものの数十秒で完了。
私がKKどまりだから簡単だったらしく、みんな、タワウ-KK、KK-KL、KL-日本と、3区間あるのが、チェックイン停滞の原因らしい。
みんな、空港でビールでも、と話していたが、チェックインに時間がかかりすぎたため、マグナムアイスだけ食べて、待合室へ移動。
やがて、「とうぁんとぅあんだんぷぁんぷぁん、えむへいちどぅあさとぅでぃがあんぱっ」というアナウンスが聞こえたら、すかさずゲートへ移動。
ボーディングブリッジには、水中の絵がサンスクリーン的に飾ってあるが、クマノミが、みんなさかさまなのだ。


帰りは、いつも右側の列になることが多く、あまり見ない、左側の窓からのボルネオの景色。









コタキナバル
タワウ上空は青空だったのに、KKに近づき、高度を下げるとグレーの世界。
KKに到着すると、ほぼ全員が、2時間5分トランジットでKLゆきに乗り継ぐので、KETIBAAN(到着)のサインボードの前で、ばいばい。
その中に、3時間20分乗り継ぎのリピーターふたりがいて、一緒に町に出ることにした。
タクシーカウンターでタクシーバウチャーを買って、ふたりをCENTRE POINTでドロップし、私は、Horizon Hotelへ直行。
チェックインをすませ、部屋に荷物を置いたら、歩いてCENTRE POINTに戻り、ふたりに合流。
何か食べよう、という話だけれど、16時過ぎという、中途半端な時間だ。
おやつがわりにミースープでも食べて、夜のために、スペースをあけとこうかな?
これから帰るふたりには、成田まで、3度の機内食が待っているし・・・。
フードコートで、ミースープとか?
なら、ワワサンのフードコートあたりでよいかな?と思いながら、プロムネードの前を歩き、「そういえば、ちょっと高めの海鮮もあるけど・・・」と話したら、ふたりともそれに食いつき。
KKでおいしいものを食べて、機内食はパスするそうだ。

だから、きょうは「海王城」



KKに来るたびに、このレストランの前を通らないことはないが、入るのは10年ぶりくらい。
だって、KK的には、高いんだもん。

メニューを持ってきてと頼むが、メニューはないとのこと。
食べたいものを作ってくれるということね。
ずは、いけすを物色。




おとおしが来た!

と思ったら、「いるならおいくら」って感じだったので、パス。

辛味の数々。


壁にはメニューがいちおうある。


ドリンクは、ココナッツジュース。

これは、ちょっと甘みが加えてあって、お向かいのフィリピノ・マーケットで飲むやつの方がおいしい。

サユルマ二ス。


カニチャーハン。


えび。


レモンチキン。


どれもこれも、まいう~。

トランジットのふたりは、完食すると、あわただしくタクシーに乗り、帰っていった。
ふたりを見送ると、腹ごなしのために、じゃらんじゃらん。
もう、明日の朝までいらないくらいの満腹。
よって、夜はTiger Beerだけになってしまった。

ゴールデン・ウィークだ!シパダンだ! 5月4日(金)シパダン編

2012-06-12 17:58:50 |  ダイビング
シパダンでのダイビングの日々も、きょうでおしまい。
今回は、奇跡的に、5日連続、朝、シパダン島に上陸できた。

1st dive Barracuda Point
一夜にして劣化した透明度だから、一夜にして回復してないかと、ちょっと期待。
・・・まあ、そんなミラクルはなく・・・。
きょうもグリーンで、ギンガメな海がお出迎え。



しかもデジカメ、結露して、六角形のぶちぶち・・・。

深い方でも特別なことはなく・・・。
やがて、いつものように、頭上にバラクーダの群れが現れ・・・。


いつものように、ゆっくり浮上して、しましまの只中に。










そして、リーフの奥には、お約束のように、カンムリブダイさん。
寄れる、寄れる。
ピンクのくちびると、歯ぐきの藻が、オソロシイ。





2nd dive Barracuda Point
朝食をはさんで、バラクーダポイントに戻る。
アオウミガメとニアミスして・・・


エントリーポイントのギンガメまみれ。


きのう、ドロップオフで、私がフチドリハナダイにどっぷりはまっていたら、ジェリーが、いったい何見てるんだろ?って感じでのぞきにきたことがあった。
そしたら、きょうは、フチドリがうじゃっといるところを教えてくれた。


深い方は、水も冷たく、グレーリーフはいるけれど、トンカチ野郎はいない。


何を撮ったかわからないけれど、これはウミテング。
ジェリー、よく見つけるなあ・・・


下げ潮は、アオウミガメたちのクリーニングタイム。
きようも、クリーニングステーションになってるロックに大集合。


今回は、仲良く並んでいる。




浮上前は、苦手のツバメウオ。



とうとう残すところ、あと1本。



3rd dive Barracuda Point
本日、みたびバラクーダ・ポイント。
で、あたりまえのようにバラクーダ。


バラクーダ。


バラクーダ。


はまりっぱなしのフチドリハナダイ。


いつもはスルーのアオマスクも見る。ぼけぼけ。


そして、ウォル沿いを漂う、ムレハタタテダイ。


もいちど、バラクーダ。


仕上げのバラクーダ。


なんだか、かわりばえのない、3ダイブ。
というか、連日、ほぼ同じシーンの繰り返し・・・。
それに、ダイビング2日目から日替わりで、左サイナス→右サイナス→左耳→右耳と、1日おきに違う部位でスクイズが起き、鼻血が出た。
そもそもは、2月の赤道越えのときの、大バロトローマを引きずってるような気もするけれど。
5月ならではのハンマーヘッドも、マンタも、クリスタルクリアな海も、真っ赤な夕焼けもなかったけれど、やはり、シパダンが一番だし、毎度のごとく、シパダンを去るのは名残惜しい。
とはいえ、エキジット後は、遠ざかるシパダンに、感傷的になる時間もないあわただしさ。
時間は、まだ13時前。
器材をざっと洗い、器材干しのため、メインデッキとトップデッキを行ったり来たり。
トップデッキの屋根のあるところは、みんなの器材干し騒動で、びちょびちょ。
屋根がないところは、直射日光で焼けた床で、偏平足が焼けるーーー!
少しでも、かわきのよさそうな場所を探して、右往左往。
器材干しにパワーを吸い取られたら、ランチ&ビールでほっとひと息。
センポルナへの移動中は、ログをつけたり、だべったり、昼寝したりして、3時間半。

夕方、センポルナについたら、さっそく集団じゃらんじゃらん。
といっても、目的は、スーパーマーケットだけ。
シーフェストホテル前から、てれてれ歩いて、まずはスーパー、ジャイアントへ行く。
ミリメワより、陳列がすっきりしていて、清潔感もあるが、ほしいものがない。
ジャイアントの中で、グループは、半々に別れてしまったので、何の断りもなく、一部のメンバーで、スーパーミリメワへ行くことにした。
途中、魚市場、野菜市場などを通って、ミリメワに到着。


スーパーミリメワでのお目当ては、これ!
みにゃっ・ばとぅ・さいこん!西康ストーン・オイル。

通称、おじじる。
マレーシアの、伝統的万能外用薬!?
効能書きの絵のとおり、傷、打撲、水ぶくれ、まめ、虫刺されのかゆみ止め、なんにでも効く。
この薬をお土産にもらったという女子が、おじさんの印だから、おじじるというベタな名前で呼んでいて、われわれの間では、おじじるに定着、かつ、大好評。
おじじるを無事GETしたら、ミレメワからジャイアントに戻り、みんなで「あいすくりむ」タイム。
日もすっかり暮れ、集合場所のボルネオ・グローバルに戻ると、ジャイアントで別行動になった人々が、まったりと待っていた。

船に戻り、ディナー後、記念ダイブ4名のための記念ケーキと、微妙なC/E青首Tシャツのプレゼントがあった。

ケーキは、まずくない!

宴たけなわな20時半頃、ソフトドリンクの精算のために、エリエルのところへ行くと、指示棒が日本では考えられないお安さなので、1本買っとく。
指示棒片手に、絶賛酒宴中のテーブルに戻り、「これ、いくらなんだー♪」とどや顔で言うと、「へー、ストラップもついてるんだ、いいじゃん」ということで、数名がほしいほしい、と言い出した。
が、もう、売り切れ。
残念・・・と言っていると、乗船日の午後からずっといなかったトムが、愛娘ちゃんと、大量の指示棒を、じゃらじゃらひっさげて現れた。
きっとエリエルが、センポルナにいるトムに、おらんじゅぷんが、指示棒を欲しがっていると、搭載リクエストしたんだろうな。
これでみんなめでたく指示棒GET。

その後も、夜中までだらだら飲み続け、大量にあったお酒は、見事に終わり、残ったのは、大量のカワキモノ。


この船でこれだけ連日飲み会が盛り上がったのは、はじめてな気がする。


5日間の生活パターン、水中で見たもの、超単調。
でも、これがホリデーというものさ。

ゴールデン・ウィークだ!シパダンだ!5月3日(木)シパダン編

2012-06-08 13:58:06 |  ダイビング
鏡のような海。


朝、Jettyから浅瀬をのぞくと、ツバメウオの幼魚がたくさんいるのが見えた。
ツバメウオの成魚は苦手だが、幼魚はかわいい。

ゴールデンウィークも後半にはいり、シパダンで一番透明度のあがる時期のはず・・・。

1st dive Barracuda Point
が、海に飛び込んだら、真緑!!
真緑に、白い光を放つギンガメがくるくる。
青から緑への調整は、きびしい。
私の目がおかしくなった、と3秒くらいは真剣に思った。
千ン百本めの記念ダイブは、グリーンワールドになってしまった。
通過点にすぎない、と言っている記念ダイブだけど、緑はいやだ。
いったい、一夜にして、この水の変化は何?
きのうのエキジットから、今朝までの間、いったい、いつ、どこからこの変な潮が入ってきたんだろ?

カンムリブダイの群れをちょろっと見て・・・


ウォル沿いに深度を下げると、透明度はましになった。
外洋側は、いちおう青く、バラクーダちょろちょろ。

透明度は、外洋で深い方がましだが、グレーリーフがちらほら通る程度で、ぱっとせず。

そしてまた、リーフにあがると、真緑。
にごにごで、すべてがぼやけた印象。






ウメイロモドキも、きのうまでの透明度だったら、きれいだっただろうに…







2nd dive Staghorn Crest
朝食をはさんで、2本目。
潮通しのよい、南側は、透明度がましかと思ったら、やっぱり緑。
ここでも、記念ダイブが1名いるが、やはり、緑がかっていた。

外洋側で、ハンマーヘッドを狙うが、ここにもいない。
リーフに戻り、インパクトのある生物に会えないまま、時間だけがすぎてゆく。




クマノミも緑っぽい。


デバスズメダイもグリーンがかっている。


目つき悪めのコバンハゼ。



3rd dive Drop Off
ツバメウオygが見たくて、Jettyからのエントリーをリクエスト。


ドロップオフの地形もぼんやり。




カバーンに寄り、


あとはマクロワールドで、これまたシパダンでは普通すぎるクダゴンベ。


きょうもフチドリハナダイにとらわれ・・・


浅瀬にあがると、緑。
緑はいやだけれど、シパダンっぽくもある。
昔、ダイビングワールドに、はじめてシパダンが紹介されたときに掲載されていた写真は、こんなふうに緑がかっていたなぁ。ある意味、シパダンらしい色味!?




棚の上で、ジェリーが一生懸命、何かをさしていると思ったらゼブラハゼ。
珍しいか?


いつものハタタテダイの群れを通過し...


バラクーダポイントの入り口、ギンガメのところでエキジット。






ランチ前、シパダンは、また夏空。



4th dive Barracuda Point
30分くらい、バラクーダを見て過ごしていた。
群れの密度はいまいちだけれど、ずっとわれわれのまわりをうろうろしていてくれたから。










イエローフィンとニアミスしても、決して混泳にはならない。
テール以外は、あんまり違いがないと思うけれど、仲間意識はないのね。











そしてサンセットタイム。
きょうは左耳の抜けが悪く、マブールはパス。
これで、今回のトリップは、マブールに1本も潜らず終わることが決定。
ダイビングもあと1日、あしたのシパダン3本でおしまい。
体調万全ではないけれど、なんとか、乗り切りたい。


こうしてまた、食べまくり、飲みまくり、しゃべりまくりの夜がやってきた。


ゴールデンウィークだ!シパダンだ! 5月2日(水)シパダン編

2012-06-06 11:33:42 |  ダイビング
モーニングコールでベッドを出たら、太陽とシパダンを礼賛。
トップデッキに干し物を回収に行き、超薄切りロールケーキとバナナとサバティーをぱくつく。
そしてJETTYへサインしにゆく。
ここまで、毎朝の日課。

けさのシパダンは、曇りで無風。




どんよりした空、鉛色の海に浮かぶC/E。


きのう、昼間にジェリーが戻ってきたので、きょうからジェリーガイド。


1st dive Barracuda Point
ジェリーは、近い将来、ダイブマスター稼業を引退するんだそうだ。
次に私が来るときには、もうC/Eにはいない可能性大というので、ジェリーの眼があるうちに、ハンマーヘッドをリクエスト。
このゴールデンウィーク、水深28mあたりから、けっこう水が冷たく、場所によっては27度くらいしかないので、ハンマーが期待できる。
これは、ジェリーのスーパー視力を、ぜひお借りしなくては。
でも、ジェリーに見てもらっても、ハンマーヘッドは、いない。
いないので、ジェリーは、カベのアケボノなどを紹介しはじめた。
8名がドッとマクロにたかるのもたいへんなので、私は、外洋と深場をあきらめずに見つめ続ける。
そこにあるのは、冷たい水だけ。
ハンマーはこない。
気がつくと、ハンマーサーチでDEEPな私より、みんなはさらにDEEP。
あとで聞いたら、スジクロユリハゼやアマダイ系を見ていたらしい。
前は、スジクロは、サウスポイントだったか、スタッグホーンだったか、南側のポイントで見せてもらったなぁ。
なぞのアマダイは、スタッグホーンの50mくらいにいけば、ぎょーさんいる。
スジクロは、久米島とかわらず、シパダンも深いなあ。

やがて、バラクーダが現れ…


リーフの内側には、カンムリブダイ。


着底して、カンムリブダイを観察していると、正面から、おおきなアオウミガメがこちらに向かってくる。

まさかよけるでしょ、とそのままどかないでいたら、どんどん迫ってくる。
根競べか?
いや、ほんとうにぶつかりそうになったので、直前で伏せた。
道を曲げない君…

一方、カンムリブダイたちは、ふだんは、リーフの斜面からリーフ上にいるが…


きょうは、砂地の上にも散らばっている。


カンムリブダイのあとは、ジェリーがモンハナジャコにエビをあげるパフォーマンス。
シャコも、われわれダイバーも、気乗り薄。

私は、おつきあいな感じで1枚だけパチリ。
でも、何を撮ったかわからない始末。
そして、大量の、ブラックタイガーふうのエビが余っていた。
エビ、どうなったんだろ?
BCのポケット、超においそう。

まったくノンダイバーの知り合いが、たまたまゲーセンのクレーンゲームでフグをつったことから、フグを溺愛している。
会えば、フグの愛くるしさを語るので、フグもガン見。



2nd dive Barracuda Point
朝食をはさんで、あわただしく、ふたたびバラクーダポイント。
まずは、ギンガメ。
棚の上には、ちょびっと。


沖にどっさり。




しばらくギンガメ玉をながめたら、水深をさげ、アケボノ団地を見ながら前進。


上空には、かわらずギンガメ超大群。



トルネードのような群れが形を変えるのを見るのは楽しい。
近くからでも、遠くからでも、ギンガメ玉はBAGUS!

正面には、ムレハタタテダイ。


カベには、ハナダイたち。


やがて、バラクーダの群れがリーフ上に現れ、みんな浅瀬へ浮上。
ハナダイにとらわれていて、浮上が遅れたら、棚にみんなを連れて行ったジェリーが、なぜか急速潜航してきた。
な、なんだ?
ついていってみると、深海ふたたび。DECO必至。
ジェリーが指さす先には・・・アマダイ系。

オキナワサンゴアマダイに見える。
私が1本目で見ていなかったから、見せないといけないと思ったのかな?律儀だね。

その後、バラクーダに合流。






バラクーダの群れと、グレーリーフが一度に見られたりするのも、シパダンの素敵なところ。


バラクーダを見ているうちに、無事、DECOは消えた。




3rd dive South Point
しばらく外洋を流しても、特別なことは何も無く、リーフに戻ると、ヨスジフエダイの群れがいた。

モルディブと違って、群れが小さいから、まあ、いいや。

せっかくのサウスなのに、途中からマクロ全開。
みんな下ばかり見ている。


サウスの砂地には、いつも臆病なホワイトチップがたくさん休んでいる。
いつもは、少し近づくと逃げるが、きょうは逃げない。


どこまで寄れるか?

サメはだ。

ウミシダカクレエビとか、イソギンチャクエビとか、クマノミの卵とか…




サウスには、いろいろなサンゴがある。






ものすご~く丁寧にマクロって、ゴールドベリーダムゼルまで指さすジェリー。
いつもより、たくさん群れていて、入り乱れているから?
産卵行動かな?
きのうのツノダシも群れといい、シパダンは今、産卵シーズンなのかな?
そして安全停止の場所と深度では、キヘリやゴマが営巣中でテンパっていて、オソロシイのだ。


4th dive Turtle Patch
ランチをはさんで、4本目。
コーラルガーデン、ホワイトチップアベニュー、ミッドリーフそしてタートルパッチまでのウォルダイブは、似たようなイメージだ。


シパダンではあんまり見かけないミナミゴンベがいた。


オニカサゴもいる。




ウォルはソフトコーラルがきれいだし、


浅瀬の枝サンゴも、いつ見ても見事。


きのこの山もある。




おだやかな水面。




5月のはじめらしく、クリアな水。
平和なダイビング。


さて、きょうのサイナス違和感は、左側から右側に移行。
だから、きょうもマブールは、パスして、トップデッキでサンセット&TIGER TIME。
5月のすばらしいサンセットを期待するが、なかなか、真っ赤とか、オレンジ!とか、ゴールド!にはならない。




船の前方にゆくと、カーン、カーンと、今の日本では聞かなくなった、古典的な杭打ちの音がする。クレーンも見える。


マブールでは、マレーシア政府主導の、リゾート建設がはじまったんだそうだ。
300人も収容できる、5ツ星リゾートができるらしい。
素敵ともいえるし、なんかやだともいえる。
マブールも、ラヤンラヤン化しちゃうのかな?
シパダンのパーミットはどうなるんだろう?
まもなく日没なのに、まだまだカンカンやっているのだから、せっかくSMARTのヴィラに泊まった人たちには、騒音と、眺望劣化で、いい迷惑のはず。

月齢10.8日。


こうして、きょうも日が暮れて、皆がサンセットから帰ってきたら、ディナー。
コックのアダムがホリデーで消え、かわりにマズウィンが帰ってきて、食事が格段においしくなった。
アダムの食事も悪くはないが、サラダ油を使いすぎなので、みんな飽きるんだと思う。
マズウィンのおいしいごはんをみんなもりもり食べて、また宴会。
3色もりもり、おやつももりもり、船のクッキーも食べまくりだし、ビールに、梅酒に、ウォッカにつまみでデブ街道まっしぐら。


ゴールデンウィークだ!シパダンだ! 5月1日(火)シパダン編

2012-06-04 11:10:30 |  ダイビング
6時45分のブリーフィングは、ホワイトチップアベニュー。
ということは、コーラルガーデン。

JETTYへサインへゆくと、ドロップオフは、鏡のよう。
なによりも、けさは青空でよかった。


1st dive Coral Gardens
ほぼ毎回、私の器材は、ダイビングボートのエントリー場所隣にセットされる。
私がもたつくと、あとの人の邪魔になるので、ややプレッシャー。
だから、さっさとエントリー。
けさも一番に飛び込むと、目の前をカンムリブダイの群れが通過中。






ロナルドに向かって、「Quick! Quick! Bumpheads!」と知らせてみる。
でも、全員がエントリーした頃には、もう、後ろ姿が見えるのみ。
前方浅瀬にいるカンムリブダイのためか、グループ全体の深度がなかなか下がらない。
そのままリーフエッジを流してゆくと、ツノダシが群れていた。
とってもレア。

シパダンでツノダシの群れを見たのは、はじめて。

続いて、バラクーダのぷち群れも登場。


アオウミガメも、ときどき通る。


やがて、沈むに沈めないでいるうちに、カンムリブダイの一団が、こちらに向かって泳いできた。










バラクーダも近づき…




やがて、バラクーダとカンムリブダイのコラボ。

コーラルガーデンのわりには、もりだくさんだった。

母船に戻って、朝食。
そして、きょうもあわただしく、2本目コール。
水面休息は、1時間ちょいはあるが、エキジットして、母船に戻って、ウェット脱いで、簡単にシャワーして、ごはん食べて、だと、食後の休みは30分もとれない感じだ。


2nd dive Turtle Patch
エントリーしたら、バラクーダ。




シパダンのバラクーダは、だいたい、バラクーダポイントの砂地の上か、外洋の何もないところで巻いていることが多いので、珊瑚礁の上って、新鮮と同時に、なんかしっくりこない気もする。




そして、またツノダシが群れ・・・


浅瀬で群れを楽しんだあと、深度を下げ、かつてヘルフリッチがいたオーバーハングに寄ってみた。
ヘルフリッチが棲んでいたあたりは、アケボノばっかり。


そして、フチドリハナダイにまたはまり。








スミレナガハナダイのデザインは、好きではないけれど、観察。


ミゾレウミウシも、複数いたら、とっておこう。


浅瀬に戻ると、またまたバラクーダ。




バラクーダポイントから、タートルパッチまで、いろんなところにバラクーダの群れが出没している。
そのせいか、群れのサイズは、いつもより小さい。


3rd dive Drop Off
タートルカバーンの真上でエントリー。
WALL DIVEのシパダンでも、ドロップオフのWALLは、とりわけ雰囲気がある。


カバーンの入り口に常駐していたモヨウフグ、ここ1年は姿を見なかったが、復活。




カバーンを過ぎて、しばし地形に見とれる。




その後は、いつものことだけれど、壁のフチドリハナダイにはまる。




外洋を気にしつつも、マクロウォッチング。


フタイロハナゴイにもはまる。


タートルトムのカーブにたどりつき…


タートルトムに、オドリの家は、けっこうあるが、出ている子は少ない。




そして、ギンガメの群れのところに到達。




どんどん昇ってくる。






母船に戻って、ランチ。
そしてまた、十分な食休みはとれぬまま4本目へ。


4th dive Barracuda Point
フタイロハナゴイにはまりつつ…


リーフの内側には、きょうもバラクーダ。








ラストは、直立で浮上するタイマイ。



マブールへの移動中、おやつを食べていると、「どるふぃ~ん」コール。
デッキへ出ると、C/Eは、バンドウイルカの群れに囲まれていた。
こんなC/Eを囲んでくれて、ありがとう!?
イルカたちは、しばらく船と並走したり、沖をジャンプしたり、遊んでいた。
コンデジじゃとれなかったけれど・・・
そして、イルカたちは、かつて見たことがないほど、みんなまるまると太っていた。
このあたり、魚影が濃いから、きっともりもり食べているのだろう。

きょうは、1本目から、なんとなく左側のサイナス系があやしい。
左の奥歯にも、違和感がある。
サンセットもナイトもやめておこう。
かわりに、Tiger Beerを楽しもう。
そして、今夜も酒宴。
遅くまで飲んでいるから、風邪もよくならないんだろうな。