くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン 2017(6) 2017/11/6(日)カパライ、マブール

2018-01-25 11:26:15 |  ダイビング
シパダンに行かない日のダイビングボートは、午前8時出発。
午前6時、シパダンへ行く人々を下ろすリフトがぎちぎち言う音が聞こえてきて、目が覚めた。
やつらさえ来なければ、きょうもシパダンなのに~、とさかうらみ。
シーベンチャーは、6泊で2日をギャランティーと納得して来たものの…
シパダンで毎日潜りたかったら、やっぱりC/E。
でも、あの船、新艇にならない限り、無理。
この部屋だって、C/Eに毛が生えたようなものだけれど。

二度寝して、朝食(ケーキは欠かさない)ののちダイビングに出発。
ガイドは、初日はピートという英国人、おとといはミッチェル、そしてきのうはアダムとローカル続き。
でも、今日もアダム。
なーんだ、日替わりじゃないんだ…。
まあ、水中の視力は、ローカルに限る!
ダイバーは、帰るラスプーチンを除いては、きのうと同じメンバー、それにインド人5人が加わった。
インド担当は英国人女性。

フレンチスピーキング3人組の女性は、鼻ピアス(牛式)をした奔放そうな美人で、相方の男性は、いつも振り回されてるっぽい。
もう一人の男性は暗めで、彼女に気がありそうだけど、どうにもならないね。
たぶん、フランス語圏のカナダ人カップルと、フランス人が、道中で知りあって、同一行動と見た。




1st dive Kapalai Mandarin Valley
1本めは、カパライ。
カンティーンがすぐそこで、たくさんの人が見えた。
相変わらず混んでるなぁ。
シパダンがクローズして2年ほどは、カパライが定宿だったが、そのキャパゆえに、シパダンパーミットが入手しづらく、とんとご無沙汰である。

勝手知ったるカパライ下。
なにをとってもピンが合わず…
おまけに、TG-5のRAWデータ保存と、シパダンでは、見かけるものなんでも撮っているので、メモリが渋くなっており、撮り渋りの消しまくり。
で、写真は1枚も残らなかったが、さまざまなウミウシがいた。

フレンチスピーキング3人は、ここで終了。
3泊で2日間シパダンに行けた、ラッキーな人びと。
たぶん彼らはその価値をわかっていない。


2nd dive Mabul Panglima Reef
最初に、ジョーフィッシュを教えてもらい、撮ろうとしたら、ひっこんだ。

ジョーの巣穴の前で粘っていたら、テック気取り華僑男子がやってきた。
何がいるのというふうなので、引っ込んじゃったというジェスチャーをしたら、何を血迷ったか、カラビナを穴に突っ込む。
ぐりぐりぐり。
「!」
ジョーがこさえた石垣は決壊、あとかたもなくなくなった。
まさに、ブッこわしてた。
信じられない。
軽くトラウマだぞ。
だから、チャイニーズはマナーが悪いといわれるゆえんである。
ダイビング資格をはく奪してほしい。
器物損壊で逮捕じゃー!!
許さじ、えせテック男。

その後、ここでも写真消しまくり、ボケてるけど、ふさふさなウミウシが残った。



3rd dive Mabul Paradise2
パラダイス2。
いろんなものが漁礁にされている。
ハーレーとリヤカー!?

KLのダイビングショップのオヤジは、ハーレーにスタックし、ここでグループから離脱。

チャンバーもある。

これ、シパダンクローズ後、長年放置されてたボルネオ・ダイバーズのやつだろうな。













相変わらず、なにをとってもピンが合わず…

アダム氏は、ミリ単位の甲殻類がお得意。


サイナスが痛い。
たぶん、今回の滞在中には治らないだろう。
リグ下はおもしろいけれど、無理だ。

午後は晴れ。


おやつにはピサンゴレンに。


バン!


素朴なスイーツには恵まれてるシーベンチャー。

夕方、ホワイトボードのシパダンチームにmy name発見。

予備で持ってきたSDカードがエラーとなり使えないので、いらない写真を消す作業にいそしむ夜。
風邪気味だし、早く寝ようと思うが、大潮不眠症は眠くない。

シパダンの方を見に行くと、満月はもう過ぎたけど、まだまだ月の明るい夜。
昔は島から月を見たものなのに…。
シパダンなんてもう飽きただとか、だりぃとパスしたダイビングや、普通種をないがしろにしてきた若いころを悔やんでみる。

たぶんあしたは、この旅最後のシパダン…。
1本1本、大切に潜ろう。

シパダン 2017(5) 2017/11/5(日)シパダン 3ダイブ

2018-01-23 15:58:05 |  ダイビング
けさも6時にリグを出発。
メインデッキのwifiは、早朝はつながらないと学習。
きょうはフレンチスピーキング男女3人組と、マレーの裕次郎おばさん、そして、ロシア人だからという理由で、ラスプーチンと呼ばれている、ラスプーチンにしてはがりがりのシニアのおじさん。
プラス、排他的な感じのするアラサーチャイニーズ女子と、アラフィフチャイニーズ男性3名が加わり。
女子は中華人民共和国から、男性らは華僑と見た。

おばさんは、ウミウシガイドが素晴らしかったと、大柄で太鼓腹のダイブマスターを専属化。
このおばさんは話をしていると、はしばしにセレブ感が…
長男はUKに留学していて、カーレースをやっている、次男はマレーシアのU15だかの選手で、ミランも目をつけるほどとか。
ま、ぶっちゃけ、マレーシアのサッカーチームはかなり残念な成績だが…
盛ってるかもしれないが、まあ相当裕福なのである。
残る我々のダイブマスターは、アダムという、世慣れた感じの、20代後半かな?
名まえが簡単だから覚えた。
日本語話すし、絶対、日本人慣れしてると見た。


1st dive Barracuda Point
今朝もバラクーダポイントのギンガメ集落から始まる。

アオウミガメも出ていて、潮はそんなに高くない。


ギンガメを離れ、潜ってゆくと…。
あれよあれよという間に吹き上げるアラサー中国女子。
自力では潜れずに、水面で、捕まったカメのようにもがいている。
あー、シパダンには、というか、ファンダイブ時期尚早。
アダムが面倒くさそうに拾いに行った。

潜降すると、グレーリーフがちらほら。


バラクーダは、貧相な群れが通過しただけで、リーフの内側に入ると…
クマササハナムロが走る。


ユメウメイロも走る。




そして、またまたギンガメに戻って、終了モード。

ハナタカサゴが混じって、きょうはフュージャラー祭りだな。












安全停止、アダムが、さっき吹き上げた中国女子のBCにエアを入れたり、ちょっかい出し始めた。
水面でも、引き続き、ちょっかい出しまくり。
女子は地味な子なので、たいそう嬉しそうである。
華僑も好きなように潜っていることだし、アダムよ、こやつの面倒だけ見て、いっそうちらは放置しておくれ〜。


シパダンに上陸して、朝食。
中国女子をかまい続ければよいものを、アダムは今度は私の魚眼クンに関心。
売りたくなったら、いつでも売ってくれとか言っている。


2nd dive Hanging Gardens
午前のハンギングガーデンかぁ…と思ってしまう。
C/Eで潜っていたときは、たまに単体でハンマー見たけど、馴染みのないシーベンチャーでは、ちょっと探しにくい。

クダゴンベ、いちおう撮っておくかぁ、
と、テンションいまいちだが、二セモンツキスズメダイ、チャコールダムゼル幼魚、ニセネッタイスズメダイ、ヤマブキスズメダイ…と各種スズメダイに関わっているうちに、チームから遅れをとり。
それでもローランドちゃんっ!と顕微鏡。

みんなのバブルが見えなくなりかけると、パタパタ泳ぎ。
さらに、ベラやブダイにまで手を出し、見るものいっぱい。
そうこうするうちに、やたら派手なハタタテハゼ発見!



スーパーサイヤハタタテハゼ!?

普通ハタタテハゼ。


リーフ上にあがると、ホワイトチップがぐるぐる。


外洋側でも。

なんの会合?、と思うほど、どんどんその数は増えていった。

ハンギングガーデンだって、楽しい。


3rd dive Barracuda Point
3ダイブ目もバラクーダ・ポイント。
正しい選択。
でも、フレンチスピーキングから異論発生。
きのうからバラクーダ・ポイント続きなので他に行きたいと。
シパダンは初めてらしいから気持ちはわかるが、なんて罰当たりなことを!
シパダン2年潜っていなかったし、他のポイントに入っていいような気もするが、バラクーダポイントに決まったものを、あえて他にするのも、もったいない。
リクエストにお答えするかと思ったら、アダムは負けず、バラクーダ・ポイントにGO!
ギンガメからはじまり。
アケボノハゼにじっくり取り組みたいけれど、

あまりチームから遅れたくないので、焦って寄りが早すぎて、引っ込めるは、ピント合わないわ。

あ!

でも、続く者なく、はぐれカンムリブダイだった…

コーラルガーデンには、今回もたどり着けず、アオウミガメのクリーニング会場のところで浮上。
超ロータイドの時間帯は、クリーニング屋さん、勝負大繁盛。



浅瀬にゆくと、またまたアダムが中国女子にちょっかい。
その様子を生暖かい目で見守りつつ、こいつはくみしやすそう、と思う私。
こんどは、私は少し深く行くと、言ってみよう。
あ、でもガイドは日替わりなのかな?
それにもう、規定のパーミット2日分使っちゃったし。

エキジットして、12時ちょい前。

リグへのボートで、華僑の男性が話しかけてきた。
KLのダイビングショップのオヤジである。
重厚長大なカメラ装備を持っている。
ノーティカムのレンズカバーつけてるから、すわ、貴族!?と思ったら、ハウジングやジョイントは知らないメーカーのもの。
セレブ裕次郎おばさんの防水プロテクターも、日本では聞いたことないメーカーである。
安いらしい。ぱちモン!?

リグ に戻ると、新着チャイニーズが1ダース。
ああ、なんでこんなに来ちゃったの〜!?
裕次郎おばさんが、「ああ、これで明日のシパダンは、もうないわ」と嘆くこと!

マブールの海にも、見るべきものはたくさんある。
でも、シパダンが見えるところで、シパダンに潜れないのはフラストレーション。
せめてアコモデーションが快適ならまだしも、このリグ。
やさぐれながら、ヤケ食い!?

だって、そこにいつもケーキがあるから。

やっぱりサイナスに来てるし、シパダン3本で切り上げて、お菓子に明け暮れる。
夕方、まさかのミラクルで、シパダンパーミットないかしら?とホワイトボードを見に行くが、パーミットは根こそぎ、きょう着いたチャイニーズグループのものになった。

早い時間から、ふて寝。
あしたはマブール。
心ゆくまでマクロじゃー!!!

シパダン 2017(4) 2017/11/4(土)シパダン3ダイブ♪

2018-01-22 14:05:37 |  ダイビング
シパダンに向かうボートは、カーフュー解除の午前6時にリグを出る。
部屋でWiFiがつながらないので、5時半にメインデッキに降りた。
雰囲気はまだ夜。
フロアごとにアクセスポイントがあるのだが、夕べは部屋では、まったくつながらなかった。
そして、今朝はメインデッキもつながらない。

手持ちぶさたなので、朝からケーキとハプセンクラッカーとサバティー。
出発まであと5分、明るくなり、シパダンが浮かび上がる。

さあ、夜明けとともに、やっとやっと、シパダンカムバック!
きょうのダイブマスターは、ごく普通の男子と、やたらと明るいフィリピナと思われる、小柄なぷっくり女子。
ダイブマスターのなまえを覚えない、というのが、歳をとった証拠!?
とにかく、シパダンで潜れれば、今はそれでよいのだ。

6時25分過ぎには島に着いた。
2年2か月ぶりに見たシパダンは、また痩せてしまった。


恒例の、サバ・パークスでのサイン。
2年前と変わったことは、職員がひとりひとりの名まえを確認していること。
もう、不正は許しません、って感じだな。

新しいJETTYは長い。




う~ん、満潮…

シパダンの場合、満潮時は魚影が薄めでイケてないのだ。
カンムリブダイには会えないな。








1st dive バラクーダポイント
男子ダイブマスターが、「グループは、ナイトロックスと普通のエア組に分けます。」と言って、「youはナイトロックス行って」とぷっくり女子に指示。

空気吸いの私は、男子について行くことになった。
変わらぬギンガメ常駐スポットからエントリー。

みんな、久しぶり〜!



ここのギンガメにぐいぐい迫られる感が好きすぎる。








実際には、他のリゾートからのダイビングスキル低めの中国人が大量にいて、映らないように撮るのが大変。
サバパークスは、人数制限より、スキル制限をすべきである。

ギンガメにまみれていたら、ものの3分でバラクーダの群れを早々にGET!

















もうちょっと濃い群れがいいな。
徐々に深度を下げ…




グレーリーフシャークちらほら。

深い方では、グレーリーフが数匹ぐるぐるしていた。
行きたい~!
それに、シパダンの朝一のダイビングでは、40mまで降りたいだが(過去にシパダンダイブセンターで身に着いた悪しき習性)、見知らぬシーベンチャーで、めっ!と言われてもつまらないで、がまんがまん。
MAX26.1m。
いい子にしている。

深場でぐるぐるしているホワイトチップいれば…。


棚の上で休憩中の者も。


バラクーダポイントの壁、スロープ、ガレ場。
どこでも、他のダイバーが目もくれない、ハゼ、スズメダイ、ベラ、ブダイ、テンジクダイなどを堪能したが、その都度、遅れる、遅れる。
コーラルガーデン方面に向かって行くが、流れが変わり、またまたギンガメ村に流れ着く。
潮は下げ始めているけれど、まだまだゼロカメダイブ。

やっぱり、バラクーダポイントが、この世で一番好き!

エキジットして、ビーチに戻ってやっと7時。
ミーゴレンやサンドイッチのブレックファスト。


2nd dive Staghorn Crest
これまたお気に入りのスタッグホーンクレスト。
潜降しながらTG-5の電源入れたら、不具合発生!
「!」マークと、「カメラの内部温度が下がって撮影可能になるまでしばらくお待ちください。」
水面休息で、バッテリー入れ替えて、日影で1時間以上電源オフにしていたのに、どの口が言う!だ。
10分くらい待って復活したと思ったら、またすぐ同じエラー。
マクロできない今となっては、沖へハンマーサーチに出かけたいが、ぐっとがまん。
せっかくヒレグロスズメダイの幼魚が大発生しているのに、顕微鏡できないなんて。
TG-5は、1ダイブ、ほとんど使い物にならなかった。

浅瀬に戻って、アオウミガメがちらほら。

水面休息でまたまたバッテリー入れ替えて。
ヒマなので、鳥観察。





3rd dive Drop Off
3本目、ドロップオフへ。
シパダンの原点!
タートルカバーンの上からエントリー。
シパダン一見さんたちは、皆、ずんずん降りてゆくが、懐かしいドロップオフ、そうすぐには降りられない。

ああ、このズドン感。


垂直な壁。

ガイドが何かみつけ、みんながわやわやしていると思ったら…                   


汚い(ゴメンナサイ!)エイがいて…

シパダンではあまり見かけないけど、まあ、これはいいや。

そして、タートルカバーン。
DANGERのサインボードもまた朽ち果て…。



ここにもマリゴンドン・ケーブにいるシマクダリボウズギスモドキやサクラテンジクダイがきっといるに違いない。
もっとじっくり見て回りたいが、もちろんそうはいかず…



タートルカバーンからバラクーダポイントに向かって泳いでいると、この界隈の壁は、タイワンスズメダイだらけ。

こんなにタイワンスズメダイがいることを改めて知る。

タートル・トムのオドリハゼにも挨拶に行きたかったが、ガイドはひたすら直進…
知らないダイビングサービスだと、我慢すること多いなぁ。

そして、干潮がすすみ、アオウミガメ出没多数。
あちこちで、休憩中。


2匹発見。


手前の子も、


向こうの子にも、

「君、前に会ったことあるよねー!」と再会の挨拶を一方的に。







途中、ベラ・ブダイ・スズメダイにかかわっていると、遅れる、遅れる。
かろうじて皆のバブルが見えるあたりでスタックして…
慌てて泳ぐを繰り返す。
そうこうするうちに、またギンガメのところへ、


ギンガメを狙う、アジ仲間のロウニンは巨大化。


そして、浅瀬にも、もちろんカメ、カメ、カメ。





















そしてまたギンガメ村に着いた!


特別な出物はなくても、やっぱりシパダンがいちばん!



リグに戻ってランチタイム。
まだまだ午後1時過ぎだけれど、私のきょうのダイビング活動は終了。
ナイトまで、リグの下で自由に潜れるが、鼻をつままないと耳が抜けないので、やっぱり風邪気味。
リグ下で、動かずにローランドさんの写真撮ったり、夜な夜な浮遊系の練習したいけれど、少なくとも、あと1日は潜れるシパダンのために、体力温存。
そして、栄養補給!?
ランチ後は、冷蔵庫からムースにケーキ。
スローなwifi復活で、クラッカーつまみながら、スマホで時間つぶし。
3時になれば、おやつのドーナツをぱくり。
ヒマだからマグナム買って。
夕方のドキドキタイム、明日はどのボート?
あったー!!「SIPADAN 06:00」の列にmy name。
合格発表みたい。
裕次郎おばさんは、「すいてるから、毎日行けるわよ。」
よかった〜!と、タイガー。
ディナーで米食べ、ポテト食べ、パスタ食べ。
シーベンチャーにいると、糖質まみれ。

ギンガメまみれ、バラクーダまみれ、アオウミガメまみれ、そして糖質まみれ。
ごく普通のシパダンだったけれど、やっぱりシパダンがいい!
ダイバーを幸せにするシパダン!
あしたもシパダン♪


シパダン 2017(3) 2017/11/3(金)後編 シーベンチャーDEBUT!

2018-01-18 21:25:45 |  ダイビング
シーベンチャー

シーベンチャーは、ダイブリゾートではなく、ダイブリグである。
なんでもパナマで建造されたオイルリグで、1885年にお役目御免になったあと、長きにわたってシンガポールの造船所で眠っていたものを、サバ州の大臣がみつけて引っ張ってきたというシロモノらしい。
はじめてシパダンに来た時にはこんなものはなかったのに、突如、マブール沖に景観を損ねるリグが出現したときは、「あんなとこ、好き好んで泊まる人がいるの?」と思ったものだ。
自分がまさか、このリグに足を踏み入れる日が来るなんて、思いもしなかった。

シーベンチャー泊は、シパダンに潜りたいばかりの、まさにLAST RESORT=最後の手段である。
ゲストが少なければ、シパダンパーミットは毎日でもとれるらしいし、オプションでエキストラダイブができれば、今となっては夢のシパダン1日5本もありという。
シーベンチャーのシパダンパーミットギャランティは、基本3泊4日で1日、6泊7日で2日だ。
6泊もして2日のシパダンパーミットに満足はしないが、カパライやSMARTよりは勝算がある。

もっとも、シパダンで潜ることを最優先するならば、LAST RESORTはセレベス・エクスプローラー、C/E。
でも、最後に2015年に乗ったとき、そのあまりの劣化ぶりに限界を感じた。
それに、今年乗ってしまったC/Eリピーターの話を聞く限り、もう宿泊施設として供することができる状況にはなさそうに聞こえた。
しかも、以前はシパダン1日4ダイブは今は3ダイブしかしないとか、ハード面もソフト面も、なっちゃいないようだ。
トムはいるけれど、ジェリーは船を降りてしまったというし。

というわけで、シーベンチャーが快適なわけないにしても、C/Eより居住空間はマシそうで、かつ、大幅に安いので妥協だ。

で、選んではみたものの…

リグ下の、リゾート色皆無な感じに意気消沈。
まずはボートからプラットフォームに上がるためにリフトに乗り移る。
年季の入ったリフトは、鉄の音をたてながらのろのろ。
最後に、舞台からせりあがるみたいに、初対面の人びとが足から見えてくるのは、なんかバツが悪い。
出迎えてくれたのは、ダイビングガイドにありがな、おらんぷてぃ(白人)のスキンヘッドと、ローカルスタッフの女子。
ローカルは、英語の上手い下手は別としても、なんで、おらんぷてぃ雇ってんだ?
スキンヘッドがきょうの到着担当らしく、ブリーフィングしてくれる。
イギリス英語じゃん。
リグの説明、ダイビングのシステムを一通り聞く。
この人は、PADIのテックコースのためにいるらしい。
テック45からなら、深さ的にシパダンだろうから、それでシパダンパーミットがとれるなら、テックコースもやぶさかでない。
でも、お金のかかる話だし、この人のレクチャーは眠りそうだ…

海上にぽつんと立つリグ、風通しが良すぎて、風がひゅーひゅー。



涼しすぎ。
そして、常になんらか鉄の音がして、オイル臭いし、工事現場にいるようで、ホリデー感覚ゼロ。
またまたテンション下がる。


リグの設備、サービスとダイビングシステムをイギリス英語でブリーフィング。
そして階段をカンカンカンと上がって…


レクチャールーム。


ウォーターサーバーは、何か所かに設置されている。


そして客室に続く廊下。


部屋はキンキンに冷えていた。

ツインベースだけれど、すいているので、一人で利用できるのは良かった。
これまたC/Eよりはマシだが、C/Eと同種のオイル臭が鼻につく。
マスク持参でよかった〜

バスルームチェックすると、欧米人仕様らしく、鏡やシンクはやたら高い位置。
トイレのふた開けて「げっ!トイレ流してない!」と思ったら…
フラッシュしても、そういう色の水しか出ないと学習。
蛇口をひねれば、濁り水。
しばらく流しても、透明な水にはならない。
これじゃうがいもできないから、部屋にはガラスの、詰め替え可能なミネラルウォーターボトルが2本ある。
コップの底がかわいい。


ほどなくランチタイムとなり、ランチにゆく。
ゲストはチャイニーズとおらんぷてぃ数名がいるだけ。
食事は決して美味ではないが、不味くもない。
この界隈のリゾートにありがちなメニューで、インスタ映え(やってないけど)する感じでもない。
午後着のゲストが着いたら、ダイビングということで、しばし休憩。
食堂もダイブセンターも、すべてメインデッキにあるが、風が強く涼しすぎなので撤収。
日の当たる場所は、どこも白人に占拠されている。
マスクしてゴロゴロしていたが、けたたまし気味の女性の笑い声で、眠気も覚めた。
午後着のゲストが入って来たようだ。

部屋にいても、気が滅入るので、サンデッキチェックに行こう。

ここがいちばんまとも。

でも、無人。

振り向かなければ、南国気分。
でも、振り向けば、鉄製の壁。

不快指数は一番低いが、焦げそうなので撤収して、メインデッキで、ハプセンのクラッカーかじりながらサバティーを飲んでひまつぶし。


24時間いつでもいただけるケーキもあって…


マグナムは売っているし、やばいのだ。


また太ること決定!

さっきの笑い声の主、美形のラテン系女性と、おつきの男性ふたりがウロウロしはじめ、ダイビングのお時間。
マブールで潜るの、いつぶりだろう?

常にジメジメ、ダイビングセンター。






ダイビングお帰り用シャワー入り口。


トイレ入り口。


1st dive マブール SMARTハウスリーフ
フレンチスピーキングの男女3人(たぶんカナダ人)と、石原裕次郎みたいなアジア人のおばちゃんが加わり、イギリス人ガイドのもと、ダイビングに出発。
最初はパラダイスで潜ると言っていたのに、ボート上で、SMARTハウスリーフに変えられた。
ここはC/Eで潜って、視界不良で、2度はロストしたと思う。
はじめてのサービスなので、「いい子」にして、ちゃんとガイドの後をつく。

ウミウシばっかり紹介されたが、あら、ハナイカ!














セイテンベラ大発生!?


楽なんだろけど…








別カメもいる。


もう1匹はひたすら


やってくるグルクマ集団。










帰るとおやつが出ていた。



2nd dive シーベンチャーハウスリーフ
2本目は、夕方めいてから、シーベンチャー下のオリエンテーション。
さっきマブールに行ったメンバー、俺、PADIテックダイバーコースやったのが得意げな、勘違いですよな華僑。
ここにはC/Eで何度か潜ったことはあるけれど、ついていってみる。
デフォルトでいるワニゴチ。


ちびイカ。



他の人びとは気にも止めないローランドの子ども大発生で、やっとテンション上がるが、もう薄暗くて、写真撮ってたらロストしそうだし、テック男が撮影活動の邪魔になるので、写真は断念。
ロストしたって戻る場所はわかっているが、何しろ、はじめて利用するサービスだから、まずはおとなしく。


いよいよシパダン
エキジットしたら、夕方のドキドキタイム。
翌日のダイビング予定が判明するのだ。
シパダンのパーミットがあるかどうか、ホワイトボードをチェーック!

あった〜!!


日が暮れたころ、バーカウンターでTiger買って…


友だちができそうな雰囲気ではないので、黙々とディナーを食べていた。
私が食べ終わった頃に、石原裕次郎みたいなおばさんがやって来た。
色が黒く、ビキニで闊歩しているが太っている。
タトゥーのアイブロウは、イモトに近いものがあり、どう見ても間違ってるなーと思ってた。
髪は両サイド刈り上げており、メンズのヘアスタイルだ。
聞けばドゥバイ在住のマレーで、ビキニなのになんとムスリム!
肌見せダメでしょ。
私が変なマレー語で話すると喜んでくれ、裕次郎おばさんが要所要所アクセントをなおしてくれる。
某有名米企業にお勤めで、とても難易度の高い資格をお持ちの、エリートだった。
さらに、息子さんたちの話を聞くに、かなりセレブ。(働いてちゃセレブでない?)
おばさん、さすがにお酒は飲まないけれど、タバコ吸いに行くというので、おやすみなさい。
夜のサンデッキ(ムーンデッキ?)をチェキら。

誰かがひとり、ハンモックで揺れていただけ。


きのうきょうと早起き続き、明日はシパダンでまた早起きだから、21時すぎからマスクをつけて就寝。
はぁ~、ここで6泊かぁ~、と思いながら。
でも、シパダンのために、がまんする!

シパダン 2017(2)2017/11/3(金)前編 KK→タワウ→センポルナ→マブール

2018-01-16 22:47:02 |  ダイビング
06:20 KKIA(Kota Kinabalu International Airport)へ
午前6時15分、快適なヒルトンのお部屋と早くもお別れ。
きのうのエアポートタクシーのおっちゃんが、6時20分にピックアップに来てくれることなっている。
車内でのありがちな会話、「どこから来た」「どこへ行く」的なやりとりの中で、「シパダンに行く」と言ったら、「タワウに朝の便で飛ぶのに送迎あるの? 自分も早朝から空港に行っていたいから、なんならきょうと同じ30リンギットでどう?」ともちかけられた。
もっぱら空港発のみで、町からはお客を乗せないはずのエアポートタクシーだから、おっちゃんの小遣い稼ぎやな。
でも、早朝ふつうの「てくし」を使えば40リンギットはとられるから、軽くwin-winと思い、お願いした。

チェックアウトの際、マレーシア人以外の観光客には新たにツーリズムタックスが課されるようになったということで、1泊10リンギットを徴収された。
近年GSTは導入されるわ、Toursm Taxもできるわ、ったく。

空港に着き、チェックインをすませたら、恒例の、キナバル山を拝むひととき。


駐車場やビルが入らないようズーム。

このギザギザ頭に会いたかった。

キナバル山をひととおり眺めたら、腹ごしらえ。
楽天プレミアムカードでプライオリティパスをGETした今、プラザプレミアムラウンジへ。


KKのMASゴールデンラウンジよりはマシだけれど、朝一はサービス薄めで、ミースープはまだと言われた。
トースト気分ではなく、ブブール(お粥)にパクチとチリ入れて。


カフェラテは、オーダーすると作ってくれる。


冷蔵庫の中の、缶ジュースのヴァリエーションもあまりないが、自由に食べられるマギーのラサ・カリ(カレー味)のカップ麺が置いてあったりする。

さあ、いよいよタワウへ!


11/3 MH2121 コタキナバル07:40 タワウ08:30


離陸して、ふたたびキナバル山。
何十回見ても、見飽きないので、いつも座席は窓側Aで、ウィングに邪魔されないよう最前列か最後列を狙う。



またはり(太陽)はなく、タワウ着陸前になると、下界は雲でおおわれてしまった。


タワウ空港🚙センポルナ🚢マブール
タワウに着いて、微妙に緊張。
タワウからセンポルナへの路、マブールへの航路は、「サバ州東海岸とその島嶼部」にもろにあたり、外務省の危険情報では、いまもってレベル3。
まずないこととわかってはいても、一抹の不安と、猜疑心。
さらに、滞在先も初のシーベンチャーで、おまけに送迎車には私ひとり。
万万が一にも武装勢力が来たら、人数少ないほど不利ぢゃないの。
その一方、ここで他に誰もいないのはラッキー、シパダンパーミットがたくさん取れればいのに、と思ってみたり。

車に乗り込むとまず、ダイビングの免責書に記入するように言われ、ドライバーはひとしきりスマホで何か会話したあと、黙々とセンポルナへの1時間強のドライブ開始。
きょうは空はグレー、道沿いのパームツリーは、皆、葉が茶色くなっていて、かなりの本数が抜かれたあとで、南国らしくない色彩に、気持ちは上がらない。
やがて雨が降りだし、本降りになった。
車のスピードが落ちて、民家や商店が見え始めると、ここまで安全にたどり着けたとほっと一息。
ドライバーは、サバ州の何かのオフィスに書類を出しに寄ったあと、シーベンチャーのオフィスで止まった。
車を降りるとそれまで押し黙っていたドライバーが、タバコをすすめてくれたが、ノーサンキュー。
私にもらいタバコしそうに見えるのかな? まあ、飲むとそうなんだけど…

10分ほどでシーフェスト前のJETTYに着くと、再び緊張。
このあたりの島嶼部の民族は、サザンフィリピノの過激ムスリムと同じ民族だから、一般ピープルに見える人が、誰と通じているかわからないだとか、一般ピープルを装って過激ムスリムがまぎれていてもわからないだとかも言われている。

まあ、現実は、そこは、ちょっと匂う、ゴミだらけの、見慣れたセンポルナの海。
ガチャガチャしてるが、行きかう船にも、緊張感は感じられない。
それに、雨で濡れたシートを一生懸命ふきふきして、こっちの方が景色が見えるからとおすすめしてくれるスキッパ―を見ていると、どうみても過激のにおいはしない。
まあ、さまざまな猜疑心をよそに、シーベンチャーのボートは、セレベス・エクスプローラのそれとは違って、途中で止まることもなく、さっさとマブール沖の、シーベンチャー下に着いた。

さあ、シーベンチャーにいよいよ上陸ならぬ「上リグ」である。

ヒルトン・コタキナバル

2018-01-16 21:40:34 | コタキナバル
アジアシティの先にできたヒルトン・コタキナバル。


Room 802。
ドアのほうから見たルームの様子。


窓の方からは…。

シャワーブースから洗面がつつぬけである。(シェードがかけられる。)



窓側には、らくなソファ。




薄型テレビ。

部屋は広々としていて、シンプルだけど、快適。

ソファの後ろにカニカニとまわってカーテン開けると…
ビューは残念。
マリアナコートのコンド群とセンターポイントの間に、海がうっすら見えるが、アジアシティの屋根が、さえぎる、さえぎる。






トイレとシャワーブースが独立型なのがうれしい。






シャワーオンリーなのは、このクラスのホテルにしては、えっ!?と思った。

ハイアットにも、メリディアンにも、シャングリラにもバスタブはあるのに。

湯量・湯温には文句ない。

でも、器材洗いしにくいな。

洗面も、洗練されたデザイン。






ミニバースペースは、ミネラルウォーターがコンプリメンタリーで2本あるだけで素っ気ない。


引き出しの1段目をあけると、お茶セット。


2段目、ケトル。


3段目、ランドリーバッグ。


引き出し横の扉をあけると、冷蔵庫。


からっぽ~。


セイフティボックスにバティーク。


バスローブ。アイロン台あり。


廊下からドア。


客室階のエレベーターホール。


誰もいなかったから、リフトの中。


ロビーのパブリックスペース。


ロビーのエレベーターホール。


2階(マレーシアでは1階)に続く階段。


レセプションのスタッフは、男女問わず、全員プロフェッショナルかつフレンドリー。
さすがヒルトン。
間違いなく、KKのベスト5に入る。
なによりも、部屋が広々と感じられるのが良い。
ファイブスターという割には、料金もお手頃。
ウェルカム・シーフードレストランと、セドコが近いので、海鮮ディナーには便利な立地。
プールがあるよ、とレセプションのお兄さんにすすめられたが、寄っている時間がなかった。
何よりも、腹がひっこむまで(そんな日は来るのだろうか?)、ホテルのプールサイドでゴロゴロはできない…。
このクラスの今できのホテルなのに、スパがないのも残念。

オーシャンビューと立地なら、センターポイントに近いメリディアン、でも部屋は狭い。
KKでの老舗、オーシャンビュー、立地と3拍子揃うならハイアット。
リゾート感覚重視なら、シャングリラ・タンジュンアルかマジュラン・ストゥラハーバー。

ヒルトンブランドは素晴らしいけれど、ちょっと中途半端な感じはする。
でも、機会があれば、また泊まってみたい。

シパダン2017(1)コタキナバルへ 2017/11/2

2018-01-12 16:35:18 |  ダイビング
やっとまた、シパダンで潜れる。
そしてシパダン前には、もれなくコタキナバルがついてくる!
ダイビングも大事だが、美味しいKKも大事なのだ。


WILLER成田シャトル 大崎5:30 成田空港第2ターミナル 6:50
KK直行便は、成田午前9時半発。
今回は、大崎発のバスで成田へ向かう。
期間限定の楽天ポイントがあったので、有効活用。
空港には早めに着いておきたいので、5時半発のバスにした。
そのために4時起きで、まだ真っ暗な中、JRの駅まで荷物ごろごろで、シパダンのためとはいえ、しんどいことこのうえなし。
でも、5時前から八百屋はしっかり開店しているし、早朝ジョギングや犬の散歩の人たちもいて、早起きな人、多いもんだ。

相変わらず混んでる山手線2番電車で大崎に着くと、バス停では、あっせんのお兄さんが「事故渋滞で遅れますが」と、一人一人にていねいに案内&乗車の意思確認。
2、3人は、じゃあとキャンセルしたが、早朝にもかかわらず、ほぼ満席。
レインボーブリッジあたりで日が昇り、金色の神々しい朝、そして穏やかな東京湾のあと、予告どおりの渋滞が待っていた。
でも、渋滞は20分弱で解消し、成田に着くと、まだMHのカウンターはチェックイン開始前だった。


11/2 MH81 成田09:30 コタキナバル15:00
チェックインして、プライオリティパスで入れる「T.E.I.ラウンジ」に入ってみる。
中からはおじさんのいびきが聞こえる。
朝早いからか、施設もサービスもしょぼいからか、利用者はほとんどなく静まりかえっていて、寝落ちもわかる〜。
コーヒー1杯だけ飲んで、出国しよう。


フレンドリー化すすむ(?)自動化ゲート
出国はすいているので、有人窓口でもすぐに通過できるが、苦労して登録したのだから、自動化ゲート。
11月、乾燥肌の季節で案の定、「ぴよんぴよん」音。指紋が読み取れないぞ、コラ!である。
2回ほど「ぴよんぴよん」となったら、入管のおじさんが笑顔で申し訳なさそうに「もしかして乾燥肌ですか?」とやって来た。
そのとーり!
メクールみたいなのを指につけて、「ダメだったら、有人に並びますぅ!」「いえ、こちらの機械も」なんて言ってるうちに、OKになった。
おじさん、「良かったです!」と安堵した体で、最近のイミグレは、旅行者の心情に寄り添うようにしているのか?
おととしの登録の際の女性職員の対応は、「親方日の丸」的高圧的なものだったが(ハイ、根に持ってます)。
たぶん、入管も、せっかく登録してくれた人には利用してもらうようにという方針なのかも。
それか、態度の悪い職員へのクレームがあとをたたなかった?

MHはいつもサテライトからの出発で、コンコースを延々歩く。
おまけにMHのゲートはいちばんすみっこ。
搭乗開始時刻の20分前にゲートにたどり着いたが、機材がいない。
ゲートのモニタは…

35分遅れ。


ディレイから始まる…
ちょうどMH81の定刻をまわった頃、小柄な飛行機が入ってきた。
時計は9時40分、30分もないのに出発できるの?


だって、到着便の荷物をおろし始めたばかりだし。


お掃除部隊は、機内への突入を今か今かとスタンバイ。

考えてみたら、KK-タワウで使ってる小さい機材だから、清掃も準備も給油もあっという間なのね。



エコノミークラスの最前列の窓際に座り。
本日は、機内限定ベジタリアンにを決め込んで、ラクトオーヴォベジタリアン。


ほうれん草のフェットチーネトマトソース和えってとこか?
ブロッコリーやら、しいたけやら、温野菜入りで、けっこう好きかも。

MHは熱々に加熱してくれるのがよい。
タイガービールをオーダーしたら、ラスト1本よ、と持って来た。


窓からは、富士山と伊豆七島が見える。

映画メニューは、さらに少なく、9月と同じ内容。

やがてボルネオが始まり…

なつかしいコタキナバルに、今年も帰って来た。

勝手知ったるKKIA。
ビジネスクラス客よりも、誰よりも早く入国。
荷物もあっさり出て来て、ホテルへ移動。
心情的には5リンギットのバスだが、今回はバス停から離れた場所で、ダイビングバッグありなので、エアポートタクシー30リンギットで。


ヒルトン・コタキナバル

いつの間にかできたヒルトン。
新しもの好きは泊まってみる。
タクシードライバーがさかんに「ファイブスター」と言っていたヒルトンだが、着いたのはアジアシティの裏。
しかもファサードは残念な感じ。

でもさすが、ヒルトン。
スタッフは皆、フレンドリーで、かつプロフェッショナルなおもてなし。
部屋も広々。
場所は町の中だが、裏の方。


KKじゃらんじゃらん
部屋チェック完了したら、じゃらんじゃらん。
Wisma Metdekaのいつもの両替屋(FOCUREK SERVICES SDN BHD)に向かう途中、フィリピノマーケットのココナッツウォーターからスタート。
人の頭ほどの大きさのココナッツが3リンギット!




ひたひた。


新鮮な海の幸に目を奪われ。

バーベキュー版も誘惑。

でも、ほかにも食べたいものがあるから、がまん。

Sabah Park Jetty近くには、I♡KKのオブジェができていた。


KKプラザ横のナイトマーケットエリアに入ると、むしむどりあん(ドリアンの季節)。
ドリアンを売る出店が並ぶ。
2切れだけつまみたいけれど、ビールが飲みたいので、これまた我慢。





KKで食べたいもの。
バクテ、レモンチキン、ミーゴレンバサ、ミースープ、ワンタンホー、ラクサ、サテ…
枚挙にいとまがない。
でも、ホテルからすぐの、アジアシティの中華にしておこう。
ガヤストリートのB級グルメの誘惑に負けぬよう、あえて郵便局前の道を通り、ショートカットでSEDCOを抜けてヒルトン方面へ帰る。
SEDCOの食に惑わされることなく歩いていると、なぜか隅っこにコインランドリーが出来ていた。
なんで飲食店ばかりのところに???

飲食時間と洗濯時間、なんか都合いいかも。
覚えておこう。


Welcome Seafood Restaurant
KKの海鮮レストランとしては後発だが、人気である。
アジアシティの1階部分の大半をこのレストランが占めているように見える。
そして、大家族仕様の卓が多い。
ビルの軒下の常温スペース(?)とエアコンつきがあり、お一人様は皆、常温スペースで食べている。
別に常温でいいのだが、店の女の子は、エアコンの店内に連れて行ってくれようとする。
エアコンルームの入り口で、チャイニーズの女性マネジャーっぽい人が、ひとりはエアコンルームは門前払いっぽい様子であるが、その子の後ろに突っ立っている私が日本人とみたら、手のひらを返したようにウエルカム。
KKではまだ日本人は、歓迎されるようだ。

せっかくエアコン付きだけど、寒いんだよなぁ...。
何はともあれタイガーと。


サユルマニスと。


今回はひとり旅なので、大きな魚というわけにもいかないので、ビールにあうイカリング。




別腹アイテム、ココナッツプリンが食べたいが、ちょっとひと息入れたいのと、ウェイティングの人が多いので、テイクアウト。

お会計はトータル66リンギット。

パカっとあけると、見ただけで幸せ。





やっぱりおいしい。
ココナッツウォーターのさっぱり感と、ココナッツミルクの旨味、ココナッツの素材の良さが最大限に活かされたデザートである。
ココナッツプリン完食したら、あしたは6時半にはここを出るので、早めに就寝。

バリ2017(7)2017/9/21(木)ふたたびマレーシア航空ナイトラン

2018-01-11 16:18:46 |  旅行
朝 HOME21 Bali
夜、レセプションのスタッフに見つかる(?)と、「あしたの朝食は何にする?」とオーダーをとられる。

夕べは反射的に「ミーゴレン!」と答えてしまった。
やっぱり朝から油で炒めた甘辛い味は重い。
こんな陶器のお皿にきっちり盛り付けではなく、ワルンなんかのメラミンや古びた皿に無造作に盛られたほうがローカルっぽくて美味しく感じたりして。
ちなみに、ドリンクもホットコーヒーは、ネスカフェのインスタント味。
ジュースは、濃縮還元。
だったらティーバッグの紅茶がいちばん当たり外れないかも。
ナシゴレン、ミーゴレン、トーストからだけのチョイスで、どれも同じ味つけと文句は言いつつ、ホテルのバフェよりは、席についてから温かいものを作ってくれるのはありがたい。


11時 UBERで空港へ
MHの便は午後1時頃なので、チェックアウトタイムの11時にホテルを出ることにした。
器材もよく乾いた。
空港からは、やや悪質といえるエアポートタクシーを使わざるを得ないが、帰りはUBER。
ダイハツ車で問題なく、粛々と空港まで送ってくれた。
66,000ルピア+有料道路代。
エアポートタクシーの半額じゃん。


9/21 MH714 デンパサール1255 クアラルンプール1555
MHのビジネスクラスカウンターは、とても礼儀正しく、感じがよい。
そのあと、イミグレーションの入り口に立ってる女性職員はRUDE!
まあ、さくっとイミグレ通過し、DUTY FREEパトロール。
なんとなくクイックシルバーに入ったら、店員やる気で、ラッシュガード試着せよと言う。
汗かいて空港来たのに、くっついたら嫌だ。
試着されたのを買うのも嫌だ。
裏起毛のラッシュがあって、なかなか手ざわりがいい。
裏起毛だって、ほとんど暖かく感じないのはわかっているのだが、これ、ヌサペニダにいいかもと、次にマンボウチャレンジするあてもないのに、その前に確実にへたるであろうに、買ってしまった。
バリにはまたダイビングに来たいけど、いつになるかわからないので、余ったルピア放出で、ココナッツスクラブとジンジャーティーを買う。
ジンジャーティーは空港値段で高いけれど、HOME21 Bali近くのスーパーには置いていなかったのだ。
免税店パトロールが終わったら、プラザプレミアムラウンジへ。
最後のビンタン☆を、と思ったら、バリハイだけ。
バリハイ缶片手に席に落ち着いたら、SMSがこれから乗るMH714のDELAY通知。
1時間ほど遅れる。
まあ、東京ゆきまではうんと乗り継ぎがあるから、大勢に影響なし。
でも、KL在住の日本人の友だちと会おうと思っていたのはダメになった。

KLまで連れて行ってくれる飛行機の横顔。


ビジネスクラスの席。


来年は来れないかもしれないけど、またね。




アグン山かな?

持ちこたえて~!

なにはともあれ、タイガービール。


魚系は、白身魚のクリームパスタ。


サラダ。きゅうりもりもり…


パンはなかなか美味。


デザート。

ビジネスクラスのクルーは、年かさだけれど、みなプロフェッショナル。
片言のマレー語を話したら、さらにフレンドリー。


17時 クアラルンプール マレーシア航空ゴールデンラウンジ
KLに着いたら、ダイビングサービスからメッセンジャー。
デンパサールのラウンジにいた時も、実はメッセージがあったけど、エキジット後、厳格に24時間はたっていないので、未読の体でいた。
「おととい落としたライト、見つけました。連絡ください!」とのこと。
「!!」
きょうトランベンで潜って、おととい私が落としたINONを見つけてくれて、出発までに間に合えば、ホテルに届けようとしてくれていたのだ。
なんて素晴らしい。
「来年取りに行きます!」
ここで来年のバリ行きが決定。

さて、体育館規模のラウンジも、昼間は大混雑。
スポーツバーコーナーは、おらんぷてぃ(白人)であふれている。
ビールはカールスしかなく、スタンディングバーじゃ疲れるので、ソファのある方に行くが、良さげな場所は、どこもうまっている。
なんとかコンセント近くの席をみつけて、5時間ほどトランジット。


暇すぎて、まずは、友だちにLINEやWhatsAppでメッセージ送りつけて、時間つぶしの相手をしてもらい、軽く迷惑な人。
出発の1時間半前くらいに、シャワーを借りる。
トイレの手前に薄暗いデスクがあって、インド系マレー人が、むすーっと座っていて、なんとなく声かけにくいが、「タオル貸してください」と言えば、ボディソープとシャンプーもくれる。
シャワーは湯温低めだが、成田に着いたら会社直行だから、まあ助かる。


KLIA 免税
出発1時間ちょい前にラウンジ出て、免税物色。
ランコムの噂の発酵美容液「ジェニフィックアドバンストデュアルコンセントレート」と、エスティローダーのアドバンストナイトリペアアイコンセントレイの2本セットと、ドゥ・ラ・メールの「クレム・ドゥ・ラ・メール」でナイトロックス3日分くらいの散財。
しかも、ドゥ・ラ・メール、YSL、ボビィブラウンが並ぶコーナーは、アメックス出したら、ダメですと。
たび重なる日焼けで、高い化粧品も焼け石に水なのに。


9/21 MH80 クアラルンプール2359 成田0810+1
使用機材はA380だけれど、最後まで、A380が来るのか、疑わしく思っていた。
どう考えても、日本に今、クアラルンプール路線需要がそんなにあるとは思えない。
それに、A380を導入して、日本路線に投入する予定だったものが、震災の影響で見送りとなり、その後、度重なる事故で今のマレーシア航空に変わったとき、A380は手放すというようなニュースを読んだ記憶があった。

でも、ゲートに行くと、闇の中に、A380のぼっこり頭が見えて、ああ、日本にもこんなに大きい機材で飛ぶのね。
A380のビジネスクラスはアッパーデッキ。
しかし、キャビンは、個別ポッドではなかった。
まあ、隣が空席だったし、フルフラットにすれば、お隣はわからないけれど…。

着席すると、おじさんクルーが、スントつけてる私を見て、
「ダイバーだね。」とニヤリ。
「きょうはバリからだけど、よくシパダンに行くの。」と言ったら、おじさんもダイバーだということで、またまたフレンドリー。

ビジネスクラスのお楽しみはサテ。

ワインじゃなくて、やっぱりタイガー。

和食は微妙。





9/22 午前8時 成田空港
定刻より早く成田に連れてきてくれたA380の横顔に、トゥリマカシ。


Bumpheadぎみだな…

またね~。

荷物は2番めに出てきて、宅配にして、2時間のオフだけで、元気に出勤!

バリ2017(6)2017/9/20(水) マンボウに会えなかった日

2018-01-10 15:11:21 |  ダイビング
ダイビング最終日は、マンボウ狙い。
ホテルのトーストサンド食べたら、いざ!ヌサペニダ!

大潮だし、水温は例年並み、マンボウはきっと現れる。
それにここのところ、ダイビングつながりの人びとの「マンボウ見ました」なFacebookへのUP多数。
しかも、1度に複数枚だとか、インスタ映えする写真が目立ち、これはマンボウ当たり年。
皆が撃沈だった去年、29℃という高水温下でも私はマンボウに会えたくらいだから、今年は楽勝だな。

サヌールの遠浅のビーチから、まずは心もとない小舟でダイビングボートへ移動したら、去年と同じボート。
そういえば、ボートマンもスキッパーも、見たことあるような。
去年の神マンボウと同じで、縁起がいい!?

さて、ヌサペニダへ行くときはいつも(といっても、たかが計4日)、たたきつける系の揺れを感じたが、今年は揺れない。
そしてヌサペニダに着くと、おびただしい数のボート浮かんでた。


1st diveヌサペニダ
きのうまでの元3ミリ、実質1ミリあるかどうかなへたりきったウエットから、ロクハンに衣替え。
それでも、エントリーした瞬間に、冷たっ!
きのうまでのトランベン28℃の世界から、いっきょに水温は20℃へ。
エントリーしたときから、ひんやり、そして深度を下げるにつれ、水温もぐんぐん下がって、ものの3分で水温21℃…。
その後、水温は20℃と21℃の間をうろうろ…。

マンボウさえ現れてくれれば、冷たさは吹っ飛ぶはず。
ヌサペニダは魚影が濃く、マンボウがいなくたって十分見ごたえのあるポイントのはずなのだが、寒くて集中できない。
きのうまではミリ単位のマクロウォッチャーぶりが嘘のように、今はもう巨大マンボウのことしか考えられない。
潜水開始後、10分たち、いない。
20分たち、いない。
始終寒くて、もう上がりたい。
寒いまま30分。
でも、やはり現れない。
寒さのあまり、マンボウ現れないままでも、浮上サインに安堵。
安全停止の5mで、やっと24℃。
42分、寒さとの戦いだった。


2nd dive マンタポイント
これは、まあ、はずしようのない、お約束ポイントでのマンタウォッチ。
ここにはブラックマンタもいるし、切れ目なくマンタが回ってくる素敵な状況なのだが、やはり寒い。
水温は、ヌサペニダより、ちょっとだけ温かい22℃!
ヌサペニダで冷え込みの下地ができているので、1~2℃高くったって、なんら変化を感じない。
おまけに、クリーニングステーションはよくうねっている。
寒さとうねりで、せっかくのマンタショーなのに、心から楽しめないのであった。










最大7枚が視界に入るが。


皆大きくて。



1枚でも完璧に画角におさまらない。
魚眼クンつけてたのに。

でも、おととしのバア環礁以来、ひさびさのマンタで、なんか新鮮。


3rd dive ヌサペニダ
ボート上でお弁当食べて、再びヌサペニダ。
先客のどのボートに聞いても、きょうはマンボウに会っていないらしい。

今年は縁ないのかなぁとエントリーすれば、しょっぱなから21℃。
ところにより20℃。
これだけ冷たいから、もら〜っとやって来ていいだろと思うが、時間だけがむなしく過ぎてゆく。
寒くてマンボウいなくて、時間がたつのが遅い。
40分もたって、むなしく安全停止体制となり、タイムアップ。

よく冷えた1日だった。

去年は異常高水温で、マンボウウォッチ撃沈の人びとが続出するなか、マンボウに会わせてもらったのは、まさに僥倖。
なのになのに、こんなにマンボウが出そうな条件が整っているのに、出会えないという運のない人。
来年以降、リベンジすっか。
でも、私には寒すぎるなぁ。


イタリアンな夕べ
サヌールに戻ると干潮で、沖に泊めたボートからビーチまで、アマモもっさりの遠浅の海を延々歩く。
ジュゴンがいちどだけ出たというサヌール。
いつかマンボウ見て、ジュゴンもなんて神ダイブを妄想しながら歩いているうちに、大日焼け&やっと体温上昇。

器材をビーチまで運ぶには時間がかかるということで、人だけ先に、各ホテルへ送ってもらう。
HOME21 Baliの部屋は、全室西向き!?
遅れて戻ってきた器材を、部屋の前に陳列して、ガンガン当たる西陽で、これならよく乾きそう。

さて、この度最後の晩餐は、近くのイタリアンでアマトリチャーナ。

ちゃんとアルデンテ。
最後のビンタンあけながら、昔はバリでのダイビングはマンボウしか考えなかったけど、マクロしに、マンボウシーズンじゃない時でもいいかな、なんて来年の予定を考えるのであった。