くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

続メヒコ・ココ・パラダイス~利きココナッツウォーターメヒコ編

2016-11-18 17:48:05 |  ココナッツマニア
ココナッツウォーターは、ボルネオの天然ものに限る。
でも、好きな時に好きなだけボルネオにいられるわけではない。
残念ながら、まだボルネオのココナッツウォーターをパッケージ商品化したものには出会えていない。
心はいつもボルネオのココナッツウォーターを求めて、未知のココナッツウォーターが売られていたら、もれなく手を出してみる。
そこにココナッツウォーターがあるから、ココナッツウォーターを買うのだ!
そして、ボルネオのココナッツウォーターの再来を期待しては、毎回、がっかりすることになるという図式。

日本で手に入るココナッツウォーターは、大部分がタイ製で、まったくどれもこれも甘いんだから!ってほど、甘い。
タイだけではない。
先日はバリのココナッツウォーターに、ことごとく残念な思いをいした。
もちろん、パックのものが天然のものとは似て非なるものになることは、容易に予測できる。
だからもう、パックのココナッツウォーターはやめよう…
何度そう思っても、天然のココナッツウォーターが好きすぎて、今度こそはと淡い期待を胸に、初めて見るパッケージにはもれなく手をだして、期待外れ…という無限スパイラルなのだ。

ところが2年ぶりに訪れたメキシコのココナッツウォーター事情は、ちょっと違った。

COCO NIAU
メキシコシティ―空港で、トランジット中に見つけた「ココ・ニアウ」。
そのパッケージは、ちょっと他と一線を画する。
「うわ~ワニ!自転車乗っとる!」
しかも、自転車の後輪はヤングココナッツで、ワニはシルクハットかぶったオシャレワニだ。



リアルなワニ顔、ワニ尾に「微妙ーーー!!!」って思った。
先日もインドネシアのココナッツウォーターが美味しくなかったので、不毛な展開は目に見えている。
インドネシアのは砂糖が入っているのが致命的だったので、まずは成分チェック。
昔スペイン語をちょっとかじったおかげで、砂糖不使用ってのが読めた。



ワニのインパクトが強すぎて、おそるおそるすすってみると…
「ココナッツウォーターだ!」
これはいける!
紙パックのにおいはどうしてもあるものの、甘みのない、ココナッツ玉から飲む味がした。
限りなく本物に近いココ。
ロスカボス空港でも売っていた。


coco dream
次に遭遇したのはココドリーム。
ラパスの小さなスーパーマーケットにあった。

ヤングココナッツを思わせるパッケージカラーに心ひかれる。
でも、だまされないぞ。



飲んだら、これも素晴らしくココナッツウォーター。
たったのMXN22.10!


nosso coco
ラパスの大型スーパーでみつけたのは、「ノッソココ」

マンゴやパイナップルのフレーバーつきもあったので、邪道と思った。
成分は申し分ない。





スーパーからの帰り道、軽く35-6℃ある中、常温のまま飲んでみたら…
ちょっと渋みがあるけれど、それがまたココナッツ!


A DE COCO
そして、ノッソココとならんでいたのが、「アデココ」
これもココナッツカラーのシンプルなパッケージがよさげ。







ここまでどれもまともだったから、これもまともだろうと思ったら、やはりこれも甘くなくて、おいしい。
成分もバランスがよい。



今回、メキシコで新たにみつけたココナッツウォーターは、どれも納得のゆく味だった。
紙パックの風味はどうしてもついてまわるが、わざとらしい甘みもなく、しっかりココナッツの味がする。
ワニのココニアウが、脂質ゼロでないぶん、他のココナッツウォーターよりわずかにカロリーが高いが、それでも330mlで71カロリーと優秀。
もう、これはココナッツウォーターの紙パックは、メキシコに限る!
世の中の食品輸入業者のバイヤーさんに、今すぐメキシコのココナッツウォーターメーカーとぜひ取引してください!ってお願いしたいくらいだ。
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ぐうたらラパス旅2016(7) 2016/10/16〜17 ラパスから24時間

2016-11-16 17:43:09 |  旅行
10月16日。
夜明け ホテルブルー
毎朝レストランで迎える夜明けも、もう見納め。


東の空は朝焼け。


西にはまだ満月。


ゆうべはほとんど眠れなかった。
このホテルブルーの、人をダメにするベッドをしても克服できない満月不眠症。
毎朝、ゴーという音とともに朝イチ便が飛んで来るが、けさはお月さまと一緒。


ロスカボスゆきのバスは8時発。
最後のビーンズペーストを食したら、チェックアウト。


バスたび ラパス→ロスカボス空港
タクシーでマレコンのバスターミナルへ。
サンライダー前を通過するとき、まだ店に入れないのか、マルコとアメリカ人らしきシニアカップルが立ち話しているのが見えた。
日本出発前、ファブさんからのメールで、16日から3日間はオープンしているから日程ずらしてはどうかと言われたとおり、きょうはゲストがちゃんといるのね。
そのあとまた、ほぼ休眠?
次にラパスに来る時も、サンライダーには頑張っていてほしい。
何しろ税込3本USD180.00、ランチつきというのは安い!
他のサービスは税別、さらにはランチ別だったり、ボートも狭苦しく見えたから。
次は前もって予約を確定して、最少催行の2名で来るようにしーよおっと。

タクシーが止まると、目立たないバスターミナル。

前にバス停があるわけでも、バスが止まっているわけでもない。
ロスカボス空港へのバスは、エコバハツアーズという会社が運営している。
きのうホテルのレセプションに、ロスカボスへのバスは予約が必要かと尋ねたら、「Si(Yes)」とのことで、レセプションの端末でホームページを開いて、このフォームで予約ができるからとりなさい言われた。
運賃はMXN545.00。
待合室には何人かローカルがいたが、ロスカボスゆきに乗り込んだのは私だけ。
バス乗り場は建物の裏手にあった。
バスといっても、フォード車のワゴン。

車内の配列は2席1席。
海が見たくて、あえてひとり席にかける。
ターミナルを出発すると、もう見慣れた海沿いの道を走る。
大潮で海はたぷたぷ。

すぐにバスは内陸側に入り、民家や商店の並ぶ街の中を走る。
やはり、笑ってしまうほどOXXOがある。
20分ほどで「おちょ・で・おくとぅーぶれ(8 de Octubre)」、日本語にすれば10月8日というバスターミナルに着く。

でも、バス待ち人なし。
数分止まって発車。
やがてOXXOだらけの街並みが途切れ、民家もだんだん減り、荒野とサボテン。

見慣れぬサボテンにょきにょきな景色にテンションあがる。
木にテカテマークのデコイがいっぱい、と思ったら、野生の鷲が鈴なりに止まっていたり、これまたテンション上がる。
さらに、牛注意の標識にもテンションあがる。
走ること約1時間、人里ついたと思ったら、そこはトドスサントス。

ドライバーが降りて待合室を見に行くが、誰もいないよう。
トイレ休憩を兼ねるターミナル停車であるが、乾燥しているバハ、バスに乗ってからミネラルウォーターごくごく飲んでいるが、必要性を感じず、車内で待つ。
戻ってきたドライバーに「あと3人来るので、もう少し待ってみるけれど、フライトは何時だい?」とたずねられ、「14時20分」と言ったら安心した様子。
マレコンからロスカボス空港ゆきのバスは1時間に1本出ているけれど、未知のルートなので、超ゆとりにしておいたのだ。
が、3人は、10分待っでも現れず、ドライバーは「ビール飲みすぎてまだ寝ているんだろう」と言って発車。
引き続き貸し切り。
トドスの集落はあっという間に途切れ、また荒野。
海もぐっと近くなってきた。


タイドプール的になっているところもあり…



このあたりの波はそうとう高くて、波乗りに良さそう。
そして、長かった荒野に、集落が現れ、そして町がはじまった。

カボサンルーカスは、リゾートの写真だけ見て素敵なイメージが先行していたが、そこはほこりっぽい車びゅんびゅんの町。
そして「カボサンルーカスダウンタウン」というバスターミナルに着くが、待ち人なし。
最後のバスターミナルを過ぎると、道路の右手には、リゾートホテルが多数出没。
海に浮かぶ人、ビーチで遊ぶ人々もちらほら。
私はこうした作られたリゾートより、孤島が好きだな。
そして、走ること約30分で空港に到着。
各ターミナルでの停車時間を含め、約3時間半だった。
はじめて見る景色が新鮮でだったけれど、遠い。


ロスカボス空港
チェックインエリアは広々。



ロスカボスからUSゆきの便はぎょーさんあるが、ここはスターのラウンジなんざない。
出発までまだ時間はたっぷりある。
すみっこのベンチに座り、ジャケ買いしたパシフィコのマーメイド缶とポテトチップスを一袋、ダイビングバッグから取り出して、ゴクゴク、ポリポリ。
ホテルブルーの冷蔵庫が凍るほど冷えたので、ぬるいビールにはなっていなかった。

ビールを空けたら、ダイビングバッグのオーバーサイズを指摘されるかビビりながらチェックイン。
UAの、いかにもアメリカンな大柄なおばちゃんはフレンドリーで、なんのおとがめもなし。

出発階の2階にあがると、保安検査場前は長蛇の列。
ふた巻きくらいして、ゆるゆる進む。
セキュリティチェックのあとは、もれなくDUTY FREEを通るように仕組まれた動線。
店員はなかなか商売っ気たっぷりで、声かけしてくる。
さすがメヒコ、テキーラが充実していた。買わないけれど…。
窓の外には見慣れない会社のジェットがいろいろ並んでいて、これまたテンションあがる。
アラスカ航空のイヌイットのおじさんロゴとか、サウスウエスト航空とか、まず縁のない会社が並んでいるんだもん。




そして謎のモンテ。

ポテトチップスだけではどうにもおなかがすいて、機内はソフトドリンクだけだし、何か食べよう!とカフェさがし。
コロナバーがで~んとあるが、町のビールの値段を思うとばかばかしい。
最後にメヒコらしいものが食べたいが、超アメリカナイズされていて、ない!
結局、財布にやさしいサブウェイのハモン(ハム)@MXN66.00。
日本より2割くらい安い。


10/16 UA1687 ロスカボス1440 サンフランシスコ1630

機内はほぼ満席。
アメリカ人だらけ(アメリカゆきだから当たり前か…)で、なんだか騒々しい。
みんなバケーション帰りで精神高揚?

カリフォルニア半島の景色なんて滅多に見る機会がないから、いちばん後ろの窓側に座っていた。
離陸して15分もたたないうちにラパスが見えてきた。
上空から眺めるラパスは、不毛な茶色い大地で、あんなカラフルな街並みは想像できない。



そして、この小さな湾内にジンベエやイルカがいっぱいいるんだ。
毎年は無理だけれど、また来よう、ラパス。
次は遠回りでも、US乗り継ぎでメキシコシティに出て、そこからはボラリスでラパスか?
なんて、いつかはわからないけれど、早くも次回構想スタート。

それにしても、窓の外の飛行機の翼の先が二股になっているのがどうにも気になる。
737-800は、マレーシア航空で良く乗るが、こんなのないぞ。
と思っていたが、新型737-800でつけられるオプションでシミタールウイングレットというらしい。
クジラ、オルカのテイルを思わせる…


サンフランシスコ国際空港トランジット
サンフランシスコに近づくにつれ、よく揺れる。
高度が下がるにつれ、揺れはひどくなり、滑走路に入る直前、激しく横風にあおられて、こえ〜!
ドン!と着陸したら、機内、拍手喝采。
着陸時の拍手を聞いたのは、大昔にイタリア人団体がやってたの以来だ。
アメリカンのノー天気モード全開。
外は雨上がりでビショビショ、地上職員はみんな防寒姿で、揺れたわけだ。に
それでもサンフランシスコには10分ほど早く到着。

イミグレーションに行くと、アメリカとは思えないがらがらぶり。
すぐに呼ばれてゆくと、30代イケメンオフィサー。
「君はなぜこんなに早くここに来れたんだね?」
「わかんな~い。外国人少なかったんでね?」
「ラッキーだったねー」
「YEP!」
みたいなカジュアルなやりとり。
メキシコのお菓子が入っているので、税関申告書の食品持ち込みはYESにしておいた。
「食品もってるの?」
「メキシコのポテトチップスで~す!まい・かりーぐに配りま~す!」
と言ったら笑ってお咎めなし。
カルーセルで荷物を待っていると、肉探知犬らしき小さなワンコがぐるぐる。
けっこういろんな人のカバンをくんかくんかやっていた。

税関出たら荷物預けて、1フロア上がって、さっさと保安検査場。
きょうはなぜか選ばれし人となり、靴を脱がないクルーの優先レーンに招かれた。
怪しい影がなさすぎるのか!?
そして、UAラウンジへ行き、また野菜もりもり。

きょうは、アルコールカウンター寄りの席にした。
どうみても日系アメリカ人のおばさんがバーテンダーで、ワインかというので、ビールは何があるか聞いたら、「ステラとブルームーンと…」とぞんざいに早口で答えられた。
「ん?ステラとブルームーンと何ですか?」と聞き返したら、カウンターで飲んでいた白人のおっさんが失笑。
どれもあまり所望ではない。
ベタにバドでいいのに…
でも、クラフトビールは滅多に飲まないので「ブルームーン」
おばちゃん、ちゃっちゃとビールを注ぎ、ぞんざいにオレンジどーん。ラウンジはもっと慇懃に。

個人的に、まったり系のビールは好みではないし、甘いのもイヤと思いながら、ちびちびやっているうちに日が暮れた。


10/16 UA7875 サンフランシスコ1920 羽田2235+1
帰りは11時間15分の長時間フライトになるから、トイレに行きやすいように、最後列の通路側をとった。
SQやMHの機材に慣れすぎている私には、携帯の充電はUSBポートで、って概念があった。
UAにはUSBポートがないので、自分の充電器につないでいたら、和風顔のおばちゃんクルーが来て「アウトレットがございましてよ」と英語で言われた。
「おー、あいでぃどぅんとのぅ…、でもいずこに?」としばらく話していたら、やっと日本人だと気づいたらしく、お座席の下です、って、ずいぶんわかりにくい場所にあるのね。
炎天下のラパスをほっつき歩いて日焼けして、謎のアジア人になってるのだろーか。
フライトはほぼ満席だったが、ラッキーなことに、横2席、誰も来なかった。

「お飲み物は何になさいます?」とさっきのおばちゃんクルーがやって来て、「ビールは何がありますか?」の問いに「ミラーライトとハイネケンとピルスナーがございます。」
「ピルスナーお願いします!」で、こんどはまたクラフトなGOOSE。
ブルームーンが甘すぎたから、苦いビールを、と思ったら、やっぱり苦かった。

缶のデザインは好き!
でも、やっぱりビールは日本と南国産に限る。

ベジタリアンミール1回目。

ベジタリアンミール2回目。

UAのスペシャルミールはもうやめようと思う。
あんまり乗りたくないし…

ナショジオの、イルカVSサメ番組だけは見たけれど、あとは飲んでいるときと、食べているとき以外は、屈葬スタイルでほぼ寝ていた。
ラパスのホテルを出ること約24時間、羽田に帰って来た。

5泊7日の短くも長くもない「ばかしおねす」が終わった。
スーパードライに始まり、グースアイランドに終わったセルベサまみれの「ばかしおねす」。
さあ、次のダイビングは、2月のガーフ環礁だ。
それまでは冬眠だー!今年はよく潜った!
と思って社会復帰をしたら、いろいろ故あって、「上の者」から6月までは長期休暇がとれないとの沙汰。
2月に予約していた恒例のガーフを没収されたぁ〜。
2018年まで、赤道越えはお預けかぁ〜。

ラパスに来るまでジンベエのことは、今年ガーフでたんと見たし、来年もガーフでたんと見るからと、ウィッシュリストに入れていなかったのに、ジンベエ見とこうと思ったのは、神さまの思し召し?
ラパスでハンマーワクチンとジンベエワクチン注入したので、しばらくは短い日程で行けるマクタンや沖縄でマクロにしようと気持ちの切り替えは早い。
これまでエルバホは滞在の後半に行くものだったが、初日の1本目がクライマックスという番狂わせで、3ダイブ1ジンベエスイムで満足して、怠けに怠けたけれど、アシカはデフォルトとしても、ラパス、大物効率良すぎ。
砂漠より熱帯雨林が好きだけれど、豪快な大物満載のラパスもやめられない。
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ぐうたらラパス旅2016(6) 2016/10/15 クジラ博物館見学

2016-11-14 00:19:57 |  旅行
10月15日。
ダイビングラストチャンスの日。
結局、きょうもサンライダーでのファンダイブはない。
私もダイビングに行きたい!って気もちにならない。
日が昇れば、けさも東西南北、雲ひとつない空。

海も穏やか。

こんなダイビング日和にダイビングができる環境にありながら潜らないのはバチあたり!?
そう思いつつ、デサジュノのあとは、さっさと器材洗浄。
この砂漠気候、しっかり乾かせるまたとないチャンス!
角部屋で人が通らないのをよいことに、部屋の前は器材干し場に。

しかも都合のよいことに陰干し!

バハ・カリフォルニア・サン燦々
毎朝、レストランのテラスに出るとブルッと来るけれど、ひとたび日が昇ればあとは陽光さんさん、ここはカリフォルニア半島。
有害な紫外線にさらされようが、日射病・熱射病のリスクがあろうが、かまわずお出かけ。
10月になってもまだ35度くらいあって暑すぎるので、久々に腕にょきにょき、足にょきにょき出る格好で歩く。
メキシコはセクスィー美人ばかりではなく、おデブもみんな露出度高い恰好で歩いてるから、まあ大目に見て。
終始「あぢー」と思ってはいるが、乾燥しているのでそんなに苦にはならない。
道中OXXOでお気に入りのガス入りミネラルウォーター「トポチコ」を買ってシュワシュワ~。
強いガス入入りは、暑さの中、ひときわおいしい。
最初のひと口がおいしすぎて、ごくごくいったら、ガスがおなかの中で膨張して、苦しくなった。
炎天下に歩きながら飲むには、ガスなしがよいということを学んだ。

ホテルブルー周辺は、民家の中に商店がぽつりぽつりとある住宅街といえよう。
セントロ地区とは言えど、車も通る人もそう多くはない。
セントロは、道も規則正しく碁盤の目のように整備されていて、ストリート名も、要所要所に掲示されているので、最初に地図で通りの名前をチェックしておけば、目的地に容易にたどり着ける。
迷ったら、坂を下って海沿いに出ればよいという気安さ。
地図で、ホテル前のセルダン通りを教会までゆくと、2月5日通り、てな具合にポイントだけ押さえて歩いて行けば…

その通りの展開。
「Santuario de Nuestra Señora de Guadalupe」、「グアダルーペ聖母教会」
けっこう大きな伽藍で、ドーム型屋根も目立つけれど、特に観光スポットではない模様。

青い空の下、赤いコカ・コーラ車が映える。


赤いテカテ車も映える。


そして、ビートル率高し。


道端には雑草ならぬ雑サボテン!?


ヤシの木もあるし、


花もところどころで咲き乱れる。


ラパスには、ダイバーごのみのする海モチーフな民家も多い。


商店でなくても壁画が派手なおうちもある。


ラパスはいなか町である。
実に平和な田舎である。
フィリピンやインドネシアのように、ぼられてたまるか!、なんて常時猜疑心のかたまりになる必要もない。
田舎でレトロな空気、それでいて、どこかしゃれていて居心地がよい。
多くの民家が犬を飼っており、前を通れば、塀越しに、柵越しに、ウー、ワン!ワン!ワン!と吠えたてられる。

成犬から子犬まで、ラパスのわんこたちって、超番犬気質。
閉店中のお店の前を通っただけでも、奥からは、チワワ市出身チワワさんがダッシュして来て、ガラス越しに猛抗議。

へへへーん、こわくないもんね。

ラパスで気をつけなくてはいけないのは、やはりLonely Planetの言う通り、飲んだあとの帰り道の道の凸凹につきるかも。
さらに付け加えるとしたら、朝は犬のウンコ、真昼はときどき見かける真昼の乾燥ゴッキー、夜は現役ゴッキーといったところか。
いろいろ足元注意!な街ではある。

スーパー「CHEDRAUI」
さて、きょうのお出かけの目的地は、おととしも行ったスーパーマーケット。
ホームセンター的色合いも濃く、なんでもある。
ジンベエスイムのときにもらったおいしいポテチの仕入れがミッション。
あとは自称ココナッツウォーターソムリエ的には未知のココナッツウォーター探し。
そして、ココナッツやバニラの香りのシャンプーやボディソープ探し。
チリ、辛い調味料、お菓子!
たとえ私がKKにいようが、ローマにいようが、探すものはいつも同じ。

やっとスーパーにたどり着くと、ハロウィン前なのに、もうクリスマス商戦?


入り口には巨大カート。

おとなが子連れ狼ごっこできそうな超大型である。
こんなに買うわけないしー、手持ちでいいや…。

スーパー内、生鮮食料品、ドリンクから日用品まで、すべてビッグサイズで、うずたかく積み重ねられているのが圧巻。
東京のスーパーって、ちっちぇーと思う。








ビール箱買いしてぇ~。



アメリカ乗り継ぎでなければ、買ったかも!?

ココナッツドリンク系充実。


ソフトドリンクも皆、大型ボトル。


コカ・コーラは3リットル!


目は楽しいが、すべてが大家族仕様の大容量で、あのおいしいポテチも小袋はなく、ツーリスト的には買って帰りたくてもそうはいかないものが多い。
それでも、こまごまとした商品をいくつかピックアップしたら、やっぱりカートなしは不便。
でも、日本の店みたいに、買い物かごが、店内に分散しておいてある、なんてことはない。
エントランスまで戻るのやだなー、と思いながら、入り口に向けて歩いてゆくと、カラのカートをひとつ発見。
これっぽっちの品数に大げさな…と思いつつも、意気揚々とカートを押し始めると、他のお客のやつより、なんかシンプルだ。
どうやら商品陳列用のスタッフ仕様のやつを奪ってきた様子。
気まずいが、店の人もとがめないし、まあ、いっか。
買いたいものがひと通り揃ったら、商品を抱き抱えて、カートはもといたあたりに捨ててレジへ。
レジの手前には、片手で引けるタイプのカートがうち捨てられている。
なーんだ、小さいのもあるんだ。
前の人たちを見るに、自分で品物をレジに並べてカートは自分で返却する仕組みのよう。
日本のカゴみたく、よいしょってレジに乗せられるサイズじゃないものね。
スナック売り場では大袋入りか見かけなかった例のポテチだが、レジ前には、ばらまきに最適なサイズがぶら下がっている。
これこれ♪
割れないようにタッパー買わなくちゃ。
前の人が捨てたカートにこれまでピックアップした品物を入れてタッパー売り場へゆき、安くて大きいタッパーを選んでポテチを1ダース強仕入れ。

そしてまたまた炎天下の帰り道。
ATM経由で、1ブロック遠回りしたら、青と黄の店が登場。

コロナカラーに吸い寄せられるように入り、コロナではなくパシフィコ瓶GET!

無愛想なお兄ちゃんが、新聞紙で簡易包装。
でも、なんかサマになってる。

Los Magueyes
ここ数日、ビールとポテチで体が出来ている。
これはいけない。
きょうのランチは、ラパス人気ナンバーワン(たぶん)Los Magueyesにしよう。
「ラパスでおすすめのレストランはLos Magueyesしかない」とマルコのイチオシで、おととし友だちと来てみたが閉店していて入れずじまいだった。
あのときは、すさまじいハリケーンがカリフォルニア半島を襲った直後だったので、多くの店が、停電や資材不足で閉店を余儀なくされていた。
ロスカボス空港は何日もクローズに追い込まれたし、ラパスはロスカボスほどの被害はなかったものの、落ち葉だらけ、そこらじゅうで電線垂れ下がり、いや、垂れ下がりどころではなく、道に落ちているものもあり、キケンなうえに、停電が頻発していた。
海は、ハリケーンから避難してどこか行ってしまったというジンベエがいなかったことをのぞいては、ふつうだったが、陸にはハリケーンのつめ跡がそこここで見受けられた。
レストランを探すのもひと苦労で、ディナー難民となり、ラパスって飲食店やってねー、と思ったものだが、こうして歩き回ってみるといくらでもある。
そのLos Magueyesがはからずもホテル・ブルーのすぐ近くでラッキー♪

15時すぎという中途半端な時間でも、店手前のパーキングは、車ぎっしりで、入れるかなぁ、と思ったが、店の中はけっこう大きく、1名でも快く迎え入れてくれた。

最初にガス入りミネラルウォーターを、とオーダーしたら、ガス入りはないと言われた。
となれば、ガスなしの水ではなく「せるべさ、ぽるふぁぼーる!」

今宵もパシフィコ瓶があるので、控えめにテカテライトにしてみた。

トルティーヤチップ。


サルサ3種つき。


ライムは惜しみなく。


メインはケサディーヤ・デ・ラ・プラサ。


カフェ。


すべてが期待を上回るおいしさ、そしてトータルMXN138.00、720円もしない!
(ビールMXN20.00、ケサディーヤ・デ・ラ・プラサMXN82.00、カフェMXN28.00)
が、一人でたいらげるにはボリューミー。
あ~、胃拡張して、もっともっと食べてぇ~。

店内、ずっと大繁盛で、一組出てゆくと、次のお客さんが入って来る。

海沿いとの店とは違って、ほとんどローカル。

Museo de la Ballena
夕方になって、マレコンのMuseo de la Ballena、クジラ博物館へ。
18時閉館のところ、17時過ぎにIN。


入場料がMXN160、約800円強。
中に入ると英語ガイドがついてくれて、館内説明してくれる。
まずは進化の過程から。
壁には、クジラの原始形、パキケトゥスから現在のさまざまなイルカ・クジラへの進化・分化の図解。


中央のモニターでは、水陸両生のパキケトゥスが、モニターのようなアンブロケトゥスに進化して、さらに水中への適応性がUPし…


そして、現在のイルカシェイプに進化…


パキケトゥスの骨。



   ↓

   ↓


そして、さまざまな骨、化石の説明をしてもらうが、ノートでも持って行かないと覚えていられない。
シャチの骨格。ジュラシックパークだな…。


さまざまなシャチ。


オルカやマッコウなどの歯…


イルカコーナー。




ヒトの手とイルカのヒレの骨格対比。

イルカの胸びれの中に、実はこんな骨格があったなんて。
似ていて親近感がわく。

ハクジラ、ヒゲクジラ、ヒト…。


トリみたい…。


コガシラネズミイルカ。

横にVAQUITAと書いてあったからわかったようなものの…全部の展示物にもっとわかりやすく名まえを表示してほしい。

ザトウは大きすぎておさまらない。


書き止めないから、結局、何が何だか分からなくなる…






カメコーナー。




カメの巣の仕組み。巣内の温度によって雌雄が分かれる。








アシカコーナー。




サメコーナー。














サメ卵。


マナティーとジュゴンのコーナー(ラパスにはいないというのでスルー、スケルトンはなし)があったり、イルカの目玉とアシカの目玉もあった。
アシカのほうがぐりんぐりん大きかった。

ラストは屋外に展示のシロナガスクジラの骨。
暗いスケルトン展示場から外に出ると、閉館時間18時直前は、まだまだ明るい。


敷地の外から。




約1時間弱「ぐらしあす、勉強になりました!」




きょうでこのカリフォルニア半島の青い空ともお別れ。


ラパスの海沿いの、オブジェを眺めながらぷらぷら。

次の海は、これだろうな…







ほぼ確実に、寒くて荒れる冬の久米島…。

ネズミイルカの親子かな?







どーしても通行人の足が入ったりする…。

そして、フエンテで最後のアイスクリーム。
きょうはココナッツとマンゴ。
1日1ココナッツアイスは欠かせない!?


フエンテの壁画はブダイもある。


明日のカボ・サンルーカスゆきバスは午前8時発。
さあ、帰ってパッキング。


夕暮れの風情が強くなり…


東の空には満月。


1日1パシフィコボトル。
空きビンをゴミ箱の横に置いておいたら、ハウスキーピングは何故か捨ててくれず、部屋のオブジェの下にセッティング。
1日1本ずつ増えて…


いっぱい歩いて、いっぱい食べて、いっぱいスケルトン見て、いっぱいビール。
潜らなくても、悪くない1日だった。
そして、私、ちょっとラパスの道には詳しいですよ!?
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ぐうたらラパス旅2016(5) 2016年10月14日 ホテルブルー Hotel Blue La Paz、ぱせお、せるべさ

2016-11-11 01:26:20 |  旅行
10月14日朝。
いちおう普通に起きて、朝食。
おとといの時点で、14日にはサンライダーでファンダイブがあるとかないだとか、ファブさんははっきりしなかった。
さらに私も、14日にボートが出るならダイビングに参加するとかしないとか、はっきりとした態度を示さなかった。
English speakingのガイドでよいゲストばかりになると、ファブさんはマルコにお役目ごめん。
14日は休みになったマルコは、きのうのジンベエスイムの時点で、自分が休みの日のダイビング催行有無なんぞ把握していなかった。
ロスイスロテスのアシカKidsにもう一度会いたい気もするが、時期的にちょっと大人びてきている気がして、どうしても潜りたいって感じではない。
アシカに行ったとして、あと1本は沈船だろう。
ぶっちゃけ、沈船で潜るより、むしろ寝ていたい。
うやむやにしていたので、もし私の曖昧な態度で、きょうダイビングに行くと理解されていたらやばいので、気乗り薄だけれど、朝、サンライダーをチェックすると、集客ゼロでダイビングの催行なし。
(2人以上で行けば、ダイビングは行われるので、おひとり様以外はご安心を…。あとはちゃんと旅行会社を通してパッケージで行けばこんなことにはならない。あくまでもラストミニッツのなせるわざ!?)
おととい14日にダイビングに行くようなことを言っていたEnglish speakingのお客ふたりがはっきりしなかったようで、ファブさんもはっきりした回答ができず、さらに私もはっきりとした態度を示さなかったという、三つ巴効果?
ハンマー見ていなかったら、絶対どこかのサービスで潜りに行ったことだろうけれど、何にもしないのもホリデーの贅沢なわけで、ふたたび惰眠を貪る。

今回のラパスのホテルは、「ホテルブルー
外観はパッとしない。



まだ新しいホテルだ。
しかも、現在、絶賛別館(?)建築中である。
セルダンという通りにあって、いちおうセントロ地区内だけれど、サンライダーのあるマレコンまで徒歩10分程度。
送迎をつけるほどの距離ではないけれど、ダイビング器材があると、楽ではない。
しかも行きはよいよい帰りは…な、行きは下り坂、帰りは上り坂だ。
おまけにラパスはバリアフリーには程遠く、そこらじゅうに段差があり、階段状になっているところも多い。




ダイビングのパッケージでよく使われるのは、セブンクラウン ラパス マレコンで、サンライダーを使うダイバーや、ザ・観光客には、立地としてはここが一番だろう。

場所はいいけれど、Trip Advisorで、一部に不評だったり、えっ!?と思う写真が載っていたので、避けている。

ホテルブルーは、リゾートホテルではないので、本来、終日うだうだしているようなところではない。
でも、きょうはうだうだしよう。

はじめて部屋に入ったとき、「ベッド高っ!」



個人的に高さのあるベッドって好みでない。
さらに、ベッドに座ったら、激しく沈んだ。
「こんなふかふかなベッド眠れない!」とふかふかすぎる布団がダメな私は思った。
しか~し!
このベッド、私にとっては、人をダメにするベッドだった。
寝ても寝ても、眠れるのだ。

部屋にあるものは…。
ドアの向かいにライティングデスク。


入ってすぐ右手には、冷蔵庫(ときどき凍る)とコーヒーメーカーと、使途不明のテーブル。

テーブルは物置に。
レギュレーターやフィンを置くのにちょうど良い!?


ちなみにコーヒーは薄い!
ポットがないので、このコーヒーメーカーでお湯をわかすことになる。
栓抜きはないが、アイストングがあるから、瓶ビールの栓も開けられる。

入り口横にエアコンがあって、引きこもっていると冷えるので、しばらく送風だけにして、暑くなってエアコンにしたら、氷が降ってきた!

洗面。

洗面横の鏡面引き戸を開ければクローゼット。
ハンガーは残念ながら固定式。きらい。
アイロンとアイロン台がある。

シャワー&トイレ。

品質のほどはおいといて、シャンプー、コンディショナー。ボディソープがあって、ボディソープがココナッツの香りだったりする。
トイレットペーパーが…

イルカじゃん…


バスタオルは、バスルームに2セット、洗面下にも2セットで、潤沢♪
非力なドライヤーもある。

泊まった部屋は…

3階なので、ビューは残念。

写らないように撮ったけれど、実は左手に、増築中のまだコンクリ鉄骨みえっぱなし。

窓汚れてるし…

6階建てのホテルでエレベーターは1基。
6階にレストランがある。

階段。




1階にレセプションがあって、その奥に猫の額ほどのパティオもある。


ソファに座って見上げれば、狭っ!な中に、どこまでも青い空。


共用トイレもパティオに。


メキシコの禁煙サイン、かわいい。


オブジェもかわいい。




外のオブジェもいろいろかわいい。








あんまり寝てばかりいてもと思うので、炎天下、散歩に出ることにした。
強い日差しに、ラパスの派手な壁画が映える。

これはホテル前にあるローカルレストランの壁画だけど、子供が画用紙に描いた感と、塗りかけ感がほほえましい。



















フエンテと、サンライダー隣の有名なKM-0当たり前の街路樹だって…



まあ、木はかわいそうなんだけれど…

ダイビングに行かなくたって、毎日通る桟橋前。


そしてやめられないラ・フエンテのアイス。






おとといホテルのレセプションの美人が教えてくれたメルカートに行ってみよう。
中はスーパーではなくて、市場。
野菜、フルーツ、魚、そして食事コーナーがあるけれど、規模は小さい。









ぎゃぎゃ、このハギ、おとといエルバホにいっぱいいたやつだ。

安そうだしここのトルティーヤランチにしょうかな、でも、アイス後でまだおなかもすいてないなぁ…。
とりあえず外に出ると、怪しいラテン系のグラサン漢ふたりが座っている。
何気によからぬ話をしてそうに見えるとガン見。
見れば見るほどあやすぃ、ん?でも、どこかで見たことがあるよな気が。
と思ったら、より怪しげな漢の方が手を振る。
なーんだ、マルコやん。
ダイビングから離れてみると、あやしー!
NO GUESTでふたりでランチとは、不景気でんなー、と思いつつ…
明日のダイビングはどうする的な話になるが、明日も集客は微妙なよう。
じぶん的にはもうダイビングは終わりな感じだけれど、潜れても明日がラスト。
ダイビングがあれば行ってもいいし、なければないでそれでいい。
「スワッテクダサイ」とマルコが言うが、「うーん、おなかすいていないんだよね~。」
それでも「おいしいですよ、とってください」トルティーヤをひと口くれた。
「スーパーマーケットを探していて、ホテルの人に聞いたらここを教えられたんだけれど…。スーパーはどこ?」と聞いたら、しばし思案していて、どこをどう行ってマデロを見つけろと言われた。
スーパー情報をGETしたら、あしたのダイビングに参加したいかどうか決めかね中なこともあり、「何か決まったらメッセンジャーぽるふぁぼーる、あすたるえご!」とか言って、お店のサービス品だという豚のおせんべい(?)をもらって、そそくさとその場を立ち去る。


少し歩いたら、ひと口食べたことが呼び水となったか、おなかがすいた!
あ~、さっきローカルにおすすめのものを頼んでもらうんだった!とちょっと後悔。
そんなとき、少し先のテント下から、おいしそうなにおいがしてくる。
くんくんくんくん。
テント下にはテーブルもある。
知る限りのスペイン語を総動員して、トルティーヤGET!

超おいしい!100円前後だったと思うけれど、このうまさ。
たまらん。
ボンネットバスが通る街の風情もよいラパス。
トルティーヤの出店があったのはエレクトラ前のテント。しかと覚えておこう。




マルコにはマデロと言われ、わかったような気になっていたが、結局よくわからなかった。
いったんホテルへ戻って、ラパスのスーパー情報(少ない!)をwebでチェックするが、近くにはない。
ラパスマップのスーパーマークを見て、いちばん近そうなところの目星をつける。
ホテルより山側の通りを2本、ラミレス通りに当たったら、左に曲がって9月16日通りまで行くのか…
ラミちゃん、9月16日。
うん、覚えやすそうだ。
ミネラルウォーター片手にスーパーへ。

確かに、「ARAMBURO」というスーパーに行き当たった。

炎天下と知らない土地という要素があいまって、徒歩10分くらいのところを、もっと長く感じた。
そこは比較的こぶりな食品スーパーだったが、まあ、スーパーというのは楽しいところだ。
ココナッツの誘惑…


結局、仕入れたのはビールとココナッツウォーター。
またまたジャケ買いのパシフィコ@MXN14.20。
細かいところまで、いちいちしゃれてる。














でも、やっぱり…



今宵は1200mlから980mlにして、4.5%@MXN30.90。

あとはTVでCMがよく流れるチョコケーキ、ピンギノス@MXN14.60。


そして、きのうのジンベエスイムのときに、マルコにおいしいとすすめられたポテトチップス。

きのうは足りなかったので、きょうは2パック、@MXN12.20X2。
辛い版とふつう版。
小袋だから許して。
ビールのために、きょうもまともな夕食はなし。
明日のダイビングもうやむや…
ダイビングをしなければ、寝ているか、アイス食べているか、あとはビールとポテチで夕食という、確実に誤った方向にすすんでいるダイブトリップである。
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ぐうたらラパス旅2016(4) 2016/10/13 ジンベエスイムのちパフィシコデー

2016-11-09 09:49:45 |  ダイビング
ジンベエスイムは桟橋で8時集合。
もう勝手知ったるラパスの道だから(!?)、けさはゆっくりめ。
昨日よりは遅い7時15分すぎにレストランへゆき朝食。
先客には日本人らしき男女が一組いらして、声をかけてくれた。
ファンバハで潜るそうで、ラパスのヘビーリピーターさんらしい。
私のメールに返事をくれなかったファンバハ…、と軽く根に持っている。

きょうのジンベエスイムはショップ主催ではないので、クレジットカードが使えない。
メキシコシティで6000円しか両替をしなかった私は、現金おろしにATMに行かねば。
ATMなんて、海沿いの通りに出ればいくらでもあるさと思っていたが、いざ探すとないもんだ。
待ち合わせ場所の桟橋、Muelle Fiscalも通り過ぎ…
エントランスがパティオっぽくなっているホテルの中にスタッフの姿が見えたので、すみませ~ん、と中に入って、「ATMはどこですか?」と聞く。
スタッフの女性はどの銀行のATMを教えればいいのか、戸惑った様子。
「どの銀行でもいいなら、2ブロック行けばあるわ。」と言われ、歩いてゆくと、そこは銀行銀座。
複数の銀行が並んでいた。
お金をおろすにしても、ガイダンスはぜんぶスペイン語。
「なんじゃこりゃ?」と思いながらもお金は出てきた。

桟橋の向かいまで戻ると、もう、きのうのカップルとマルコが手を振っていた。
そのまま桟橋をすすんでボートに乗るのかと思いきや、サンライダー側へ信号渡る。
私はシュノーケルが消えた!と言い、きょうの夕方便でメキシコシティへ帰るカップルは器材をパックしたあとなので、「フィンは持ってきていないので借りたい」と言い…
結局、きょうは使わぬサンライダー経由。
その後路駐のマルコ車に乗り込み、別のJETTYへ移動。
マルコ車は、マルコと同い年だそうで、フォルクスワーゲンのキャンピングスタイルの車で、日本人マニアが見たら、まだ走ってるんだ!と喜ぶかもしれない。
車中は清掃不十分!

さて、jettyに着きボートに乗り込むと、品が良い目のイギリス人3名。
そしてスキッパ―さん、マルコ、日英ゲスト6人でジンベエスイムに出発。
港を出れば、すぐにイルカがやって来る。


おととしは、ハリケーン後でジンベエ不在だったから、かわりにラパスではやっていないドルフィンスイムを無理にやってもらったんだったな~。
今回はジンベエが出ているので、イルカは水面からだけ。
海鳥が大きい。


探すことしばらく。
1匹めのジンベエ登場。
しかも、ボートに向かって近づいてくる。
やはりテンションあがる!

まずJAPANチームから静かにエントリーすると、浅っ!
そして透明度悪っ!
ちょっと顔を水面から出しているうちに、大きなジンベエさえ見失ってしまう透明度の悪さ。
あっという間に見えなくなり、ボートに拾ってもらう。

「おーとろ!」
(otro、英語でいうところのanother oneとかotherの意味)
10分もたたないうちに、次のジンベエ登場。
UKチームからエントリー。
彼らがしばらくジンベエを堪能したと思しきあと、ジャパンチームもエントリー。



口をぱくぱくやっていて、かわいい。






子どもといっても5メートルくらいあり、全身像をとりたいけれど、透明度が悪くて無理。
下が砂地で水深はたぶん私の身の丈+αくらい。
そこで、ジンベイのパーツ撮り。







さわってはいけないので、さわらないように、透明度が悪いので超ギリギリまで接近してガン見。
とにかくかわいい!



そして、ここのジンベエのいいのは、おつきがコバンザメではなく(腹の下には何匹か見えたが)、アジ系がきりり!なのだ。








UKチームは、シニアのご婦人もいて、早々に脱落。
マルコが見つけてくれたジンベエに、他のボートも集まってきて、ちょっと混雑。
でも、このジンベエは、三輪車程度のスピードで泳いでいるので、並走していたら、マルコに腕をつかまれた。
何か違反したかな?寄りすぎたかな?と思ったら、ぜいぜい言いながら、「ちょっと人が多すぎますから、別のジンベエさがしましょう」
7~8分のジンベエスイム。

15分後、「おーとろ!」

またまたジンベエ登場。

UKの人びとからどーぞー、と入ってもらう。
が、すぐに上がってきた。
めちゃめちゃ早かったらしい。

そしてまた、10分ほどでおーとろジンベエ登場。
早っ!
あっという間に去られた。

エキジットして、10分でまた「おーとろ!」







これもまためちゃ早い。

またエキジットして、「おーとろ!」













並走するには、フィンワークフル稼動。

またまたボートに上がって、ジンベエいないかなぁ…
何もない砂漠な岬を走るコカ・コーラ車。なんだかかっこいい。




そしてまた「おーとろ!」

これも早っ!

10分たたないうちにまた「おーとろ!」
これも早い。
ジンベエ模様。




透明度悪くて、2匹目の個体以外は、みんな泳ぎが早かったけれど、楽しかった。
街へ戻るとき、パフィシコ登場!


ジンベエが見えている間は、いくら泳いでも全然苦しくないけれど、ジンベエをひとたび見失うと、すぐへろへろ。
ジンベエのアドレナリン分泌力おそるべし!?
午前中いっぱいだけど、満喫。
あしたの予定は未定。
サンライダーでダイビングが主催できるかも不明。
でも、ラパスで見たかったものをひと通り見て、正直、もうダイビングはどうでもよくなっていた。
もう一度エルバホでハンマーの群れを見るとか、スワニーリーフでマクロできるのでなければ、あえて潜ろうとは思わない。
マルコは代替え案を探してくれようとするが、曖昧な返事をしておく。

昼下がり、ジンベエダッシュを繰り返したせいか、帰ってシャワー浴びたら、そのまま昼寝…
夕方、何か食べようと外出。
東には、10月13日の月。だいぶ太ってきた。


ラパスでは多くの民家が犬を飼っていて、前を通ろうものなら、もれなくワンワンワンワン!と吠えたてられる。
たまに道端を歩いている犬は、温厚っぽい。


いなかだけれど、バーの看板なんかがみんなしゃれているラパス。



そういえば、カジキ、見てないな。
でも、まあ、いいか。
きのうのハンマーときょうのジンベエで、もうダイビングはどうでもよくなってしまった。

サンセットの海沿い。









街のミニマートの前を通ると、4-5人の若者たちが大きな瓶ビールとプラのコップを手に、店の軒先で飲んでいた。
私もビール買っておこう。
店の中に入ると、別の若者が大瓶とコップをもらって外の仲間にjoinしに行く。
若者たちが持っていたのは1.2リットル。
ボトルの中に、パシフィコのクジラのロゴが入ったビール。

かわいい!
でもひとりで1.2リットルビールを空けるのは…
今宵もメキシコ料理はあきらめて、ビールとポテトチップスでいーや。
ミネラルウォーターの1.5リットルを1日で軽々空ける私だから、楽勝、楽勝。
いちおうライトにしておこう。
この暴挙は、完璧ジャケ買い!

昼間ボートでもらっておいしかったポテトチップスもGETして。


暗くなっても、いつも同じところに止まっているビートルが、ホテルへのランドマーク。


ホテルへ帰って…

シャワー浴びたらパシフィコ。
3.5パーセントって、薄くてミネラルウォーター感覚。

ごくごくいける!

きのうのハンマーの群れと、きょうのジンベエと、薄いビールでなんとなく幸せ。
そして、明らかにもう、ダイビングへの意欲はもう燃え尽きている。
明日のジョーのごとく。
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ぐうたらラパス旅2016(3) 2016/10/12 ハンマーとビールとココナッツの幸せ

2016-11-03 23:08:53 |  ダイビング
ダイビングは午前8時にショップ集合。
ホテルの朝食は午前7時から。
ふかふかすぎるベッドで超安眠&爆睡、午前6時45分に起床。

ホテル・ブルーからショップまでは徒歩10分程度だけれど、さっさと朝食すませて、いつでも出かけられるようにしたい。
午前7時、最上階の6階にあるレストランに行くと、まだ誰もいない。

レストランは半分が屋内、半分がテラスになっている。
テラスに出ると、かなりひんやり。
砂漠地帯の日の出前は、こんなもんかな?





涼しすぎだけど、屋外のカウンターで遠くに海を眺めながら、と思って座ったら、朝露で、クッションしっとり。
ソファ席はどうかと思ったら、やっぱりしっとり。
夜間、クッションは撤収しましょう!!
レストランには、若めの女子コックが一人いるだけで、まだすべてものが出そろっていないようだ。
とりあえず、今あるものだけをいただく。
ビーンズペースト、トースト、菓子パン、コーヒー、ヨーグルト…

7時50分、メッシュバッグをよいしょと背負ってホテルを出た。
坂道下れば、そこはもうマレコンエリア。
右に曲がって、海を左手に見ながら歩く。
パッケージでよく使われるセブンクラウンマレコン前を通過すれば、もうサンライダー。
2年ぶりにガイドのマルコに再会。
相変わらず日本語堪能。
そうこうするうちに日本人のご夫婦がやってきて、きょうのダイバーはおふたりと私の3人だけ。
ラパスのベストシーズンかつ体育の日3連休があったばかりなので、もう少し日本人いるかな?と思ったのに、全然はやっていない…
これだもの、明日、ボートは出ないわけだ。

ボートに乗り込み、ペリカンのいる風景。

ズーム!

地味だけど、大型鳥獣にはテンションあがる。
が、大型海獣に期待のラパス。

ありがたいことに初日の1本目からエルバホ!
なんだか得した気分。
1時間20分くらいかけてエルバホに到着。

1st dive エル・バホ
ポイントには何ハイかダイビングボートが止まっており、ブリーフィングでは、「さっき潜ったボートの友だちが、ハンマー1匹見たと言っているから、多分、ハンマーいます。安全停止でカジキも通ります。」とのこと。
1匹と言わず、群れ、ぽるふぁぼーる!頼むよ!マルコ!
これでハンマーの群れをGETしたら、今回の旅の目標はほぼ達成できて、明日からもう寝ててもいい。
今年は神子元に行く機会がなかったので、なんとしてもハンマーヘッドの群れを見ておきたい。

エントリーすると、コルテス海らしい、キングエンゼルフィッシュの群れ。


キングクレオールフィッシュの群れ。


さすがエルバホ、魚影が濃い。
水がキレイ。
昔、西表の徳岡さんがバハで働いていたころ、「ハンマーがいるところはそこだけ冷たかったり、濁っているようなところ…」と言っていたのが記憶に甦る。
でも、きょうは透明度もよく、暖かな海。
そしてボニートの群れが登場。

ボニートの群れが終わったと思ったら、あっさりハンマーヘッドの単体が登場。
まだ潜降して10分もたっていない。
その後は、ブルーウォーターを漂う。
そして、マルコが見つけた!群れ群れだー!!!

走馬燈のように過ぎてゆく、好みのハンマーの出方だった。
後ろの方にいたカップルの奥さんは、よく見えなかったと言っていた。
ハンマーのいるところは、やはり透明度が悪目なのだ。
TG-4ではよく写らないけれど、たくさんいた。
安全停止でカジキは通らなかったけれど、ハンマーの大群=多幸感。



2nd dive エル・バホ
1本目のハンマー大群に気をよくしたマルコがもう1ダイブエルバホにトライしたいというので、「であくえるど!」
いいですよ~、と入ったが、2匹目のどじょう、いや2群れ目のハンマーはいなかった…
そこにあるのはダイナミックな地形だけ。

でも、1本目の大群で満足しているので気持ちに余裕。

エキジット後、ロスイスロテスまで移動してからランチ。
3本めは、ラパス旅の次なるウィッシュリスト、アシカの赤ちゃん。
これはもう、出る出ないの心配がない安全パイ。
ロスイスロテスに近づくと、アシカのアゥアゥアゥ、ウェー、ゲフッとか、えずいているような鳴き声が聞こえてくる。
そんな美しくないアシカの雄叫び(?)を聞きながら、ランチ。
きょうのランチはサンドイッチ。
スキッパ―さんがその場で切ってくれるアボガドをたくさんのっけて、ハム、トマト、レタス、オニオンもりもり。
サンライダーのボートのランチは、いつもおいしい。




3rd dive ロス・イスロテス
エントリーポイントに行くと、きょうはシュノーケラーだらけで大混雑。

ちょっといやだ。
エントリーすれば、ちょっと大人びたアシカたちがス~っと通り過ぎてゆく。
誰もデカジョーを希望しなかったので、そのままアシカ遊戯エリアへ。




水面、シュノ-ケラーで混雑しているのでいらっ。
むこうはむこうで、中からエアぼこぼこ上げる我々にいらっとしていることだろう。
お互い、タイミングが悪かった。
シュノ-ケラーを避けて、しばらく水底にとどまって、趣味のスズメダイ観察でも…。








水面近くのロックで視線を感じると1センチもない穴にブレニー。


マルコから、アシカはこっちこっちとのサインが飛んできたので、ふたたびアシカウォッチ。
チューするアシカのこどもたち。


オネエさんもとおる。


少し潜ると、まきあげてたいへん。


いわかげから覗き見る様子は人間のこどもみたい。








昔、9月の上旬に来たときは、アシカの子供たちは幼すぎて、岩かげからは出てこなかった。
おととし9月の下旬に来たときは、やんちゃざかりで、激しくからんできた。
今年はもう10月中旬に入っている。
まだまだやんちゃだけれど、もう人を見慣れすぎて、人へのからみ方もさめてきているように思える。
何か、気を引くグッズがないと、9月のようには噛み噛みしたり、してこない。




マルコになついているアシカに、便乗して手を出したら甘噛みしてきたが、もう甘み控え目の噛み方で、イテテテテテ…
あとでマルコに「手、大丈夫でしたか?」と聞かれた。
流血もしないが、痛かった!














エキジットしたらCORONAタイム!

強い日差し、コロナビール!なんて素敵なんだろう。
「もう1本飲みますか?」とマルコ。
むちゃすぐらしあす、でいただく。
ハンマーも見たし、アシカも見たし。
なんだかもう満足。
きょうのダイビングが終わったら、速攻帰って、コルテスクラブに電話して、明日のダイビング予約しなきゃ、なんて気持ちは、もう微塵もなくなっていた。
そして、ボートのトイレの外壁に描かれているジンベエスイムの注意事項をまじまじと見て…

さらにトイレのドアのジンベエのペイントを見て…


口をついて出たのは、「マルコ、ジンベエサーチはしないの?」
ラパスに来るまで、そしてついさっきまでは、今回はジンベエはどーでもいーやと思っていた。
ここ3年、毎年ガーフでこれでもかというほどナイトジンベエを見ていたので、ジンベエワクチンはまだ有効。
来年もガーフに行こうと思っているし。
が、ハンマーの群れをみた今、無理にSCUBAしなくても、ジンベエスイムでいいんでないの?と思い始めた。
それになんだか、昼間のジンベエも見たくなってきた。
マルコが明日帰るというカップルに、「ジンベエサーチ行きますか?」と聞いてくれる。
おふたりも乗り気の様子♪
マルコが店に電話をかけると、サンライダーは3名だけではジンベエスイムは出ないという。
そこでマルコがいろいろ「ともだち」に電話をかけて、ジンベエサーチに出る船を見つけ、あした連れて行ってくれることになった。
ラパスではこれまでジンベエに縁がなかったけれど、明日は見られるかな!?

ショップに帰ると、ファブさんがいた。
「明後日はファンダイブの催行できるかもしれない。でも、あとの2人が2本しか潜りたがっていなくて、まだ確定していない。」とのこと。
行ってもロスイスロテスと近場になるようだ。
ロスイスロテス、また行ってもいいけれど、ちょっと今年の新生児もませてきたので、どうしても行きたいわけでもない。
「ダイビングあるんだったら、行ってもいーですよー。」くらいのノリにしておく。
ハンマーヘッド効果おそるべし。

帰りに一軒おいて隣のアイスクリーム屋「FUENTE」でアイス。





ローストココナッツと、ノーマルココナッツのダブル。
ダブルのアイスで、すっかり満腹。
もう晩ご飯いらない。
だからOXXOできょうは「XX」とポテトチップスを買って帰ろう。

XX(ドスエキス)…軽くておいしい!
ハンマー見て、アシカの仔も見て、ココナッツアイス食べて、ビール飲んで、いい日だ!








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ぐうたらラパス旅2016(2) 10/11メキシコシティ→ラパス

2016-11-02 12:05:34 |  旅行
午前6時 メキシコシティ到着

エコノミークラスでも横になっていれば、あっという間の4時間半。
まもなく午前6時だけれど、気配はまだ真夜中。
飛行機が着陸にむけて高度を下げると、街の灯りが電飾のようにきらきら。
大都会メキシコシティ。
空港の近くまで民家が密集しているので、昼の着陸はなかなかスリリング。
夜間は昼ほどの迫力は感じられないが、他の都市より街の灯りが近いぶん、ちらちらちらちら、ぴかぴかぴかぴか、なんだかキレイで、人の暮らしが感じられる。
その美しい夜景を見ていると、犯罪都市であることを忘れてしまう。
他の航空会社だったら、もうとっくにクルーが席についているタイミングでも、UAのクルーはまだ立ち歩いている。
彼らがやっと座ったと思ったら、あっという間にドン!と着陸。
定刻より50分遅れでサンフランシスコを出発したUA412便は、メキシコシティに約25分遅れで到着。
遅延でちょっとだけ短くはなったものの、これから9時間10分のトランジットで、飛行機降りる前からうんざり。
マイルではとれなかったけれど、午前8時台と午後1時台にもラパス行きの便があるので、アエロメヒコもANAみたいに、当日早い便に空きがあれば、予約を変えてくれないかなぁ…
暦は変わって、ふたたび10月11日、午前6時。
太平洋超えの時差って、ややこしやー。

降機後、細長いコンコースをだいぶ歩いてイミグレへ。
昼に着いた時とは違って、あっという間に通過。
税関も書類を出すだけ。


ターミナル1→ターミナル2へ
さて。
どんでえすたあえろめひこ、アエロメヒコのカウンターはどこ?
なんかおととしと勝手が違うな~と思いながらきょろきょろ。
アエロメヒコとUAが違うターミナルだということなど、長時間フライトと早朝で思考が停止している今、思い出すよしもなかった。
タイトな乗り継ぎだったら、事前にしっかりリサーチして、あらかじめどっちに行けばとか調べるのだろうけど、10時間もトランジット時間があると思っていたから、のんきなもんだ。
空港で働いているらしき人びとに英語で質問しても、答えはほぼスペイン語で帰って来るだろうから、聞いてもわからないだろうし…
インフォメーションのマップにも、なかなか巡り合えない。
次のラパスまでには、学生の頃に少しかじったスペイン語を勉強しなおそう!と思ったけれど、2年間、結局なーんにもしなかった。
スペイン語で簡単な質問はできても、スペイン語で答えられたら、ほぼ理解できない。
時間はたっぷりあるし、別に人に聞かなくったって、歩いていればそのうちアエロメヒコに出くわすさーと、荷物を引くのはしんどいけれど、深く考えずに歩き続ける。
両替商がたくさん並んでいて、USDとCADのレートは表示されているけれど、JPYはない。
隣同士の両替商でも、微妙に3段階くらいのレートの差がある。
いくら両替しようかな?と考えているうちに、突き当りが見えてきた。
これは真剣にアエロメヒコ探さなきゃ…と思ったら、ちょうどアエロメヒコの案内所がある。
中のカウンターには女性が2人座っているので、つかつかと入って行って、カウンターの場所をたずねる前に、「早い便に変えてもらえませんか?」とEチケットを差し出す。
私が話しかけた女性には、あまり英語が通じず、もう一人の女性が交代。
しばらくチケットを見て、「1フロア上がって、ドア6まで行ってトレインに乗りなさい!」と。
ここで思い出した。アエロメヒコは別ターミナルだったことを。
早い便に変更する答えはなく、カウンターの場所の回答が返ってきたが、「ドアせいすね、ぐらしあす」と言って、またまた長い道のりを戻る。
バリアフリーではない階段を数段、器材入りバッグをえっちらおっちら持って上り、トレイン乗り場へ。
ホームに出る前にはドアがあり、そこでしっかりパスポートをチェックされる。
ふーん、けっこうきっちりしてるのね。
アエロトレイン乗り場は、薄暗く陰気な感じがしたが、すぐに電車が来てターミナル2へ。
空港内、見慣れぬロゴの飛行機がいっぱい駐機しているエリアから、Eagle Knight(アステカ文明のウォリアーだそうで、鷲の被り物をかぶった横顔)だらけのターミナル2。
ウォリアーロゴ見ると、ああ、ここはメキシコ、って実感が強くなる。
もちろん頭の中はジミー大西、「メキシコ、メキシコ〜」のノリである。

ターミナル2に着いたら、見覚えのある景色。
早速アエロメヒコのカウンターにすすみ、「早い便に変えてもらえませんか?ぽるふぁぼーる!」
カウンターの女性はしばしチケットを眺めてから、「変えられない」とあえなく却下。
どうせ早くラパスに着いたとしても、ホテルの部屋に入れないだろうから、ま、いいか。

荷物を預け身軽になったので、各種売店やフードコートを冷やかす。
まだ夜が明けたばかりのメキシコシティ。
空港内も、どこもかしこも薄暗い。
おなかもすいたし、のども乾いたし、まずは両替しなくちゃ…
USD→MXNへのレート表示が有利かつ、人が並んでいるところを選ぶ。
ホテルもダイビングもカード決済だから、あんまりCASHいらないなあ。
それにロンリープラネットだったかトリップアドバイザーだったか忘れたが、ラパスでのMXNへの両替については、町のATMでおろす方がむしろよい、くらいのことが書かれていた。
とりあえず、きょうの食事代と、ホテルへのタクシー代だけ確保できればいいやと、6000円だけ両替。
そして受け取ったのはMXN1080.00也。

MXNをGETしたら、さっそくSabareのお菓子GET!
石鹸じゃないよ、ココナッツフレークのお菓子、イタリアン、いや、メキシカンカラー。

さ、念願のSabareもGETしたし、まだ7時すぎだけれど、中に入ってラウンジ、ラウンジ。
ただ、その前に、メキシコシティの外の空気を吸っておこう。
と思ったら、車寄せに漂う排気ガスのにおいに、さっさと退散。
それに空気が冷たい。
メキシコといえば、陽光さんさんなイメージだが、思えばここは標高2300mの高地。
キナバル山の登山口より高いんだもの、涼しいわけだ。
それに空もどんより。




前回はけっこう厳しかったけど、けさは「おら!セニョリータ!」的なちゃらい役人でフレンドリー。
この歳になって、セニョリータと呼ぶ人びとに「無理すんなよ」と思うシーンがここでは多発。
セキュリティを通過すると、制限区域内は朝も早よからものすごい数の人だ。
そして、ようやく明るくなったが、なんてグレーの空…


いったいアエロメヒコのラウンジはどこにあるんだろう?
もう動き回るのが面倒くさくなり、ラウンジにUS35ドル払うより、適当に何かテイクアウトしてベンチで座ってればいいんでね?と、気が変わる。
UAのサンフランシスコのラウンジがあの程度のサービスだから、国内線ラウンジなんて、たかがしれているだろうという勝手な推測。
が、結局、WiFiのつながりやすい場所を求めて、そしてデサジュノス(朝食)求めて歩き回ることになった。
フリーWiFiが微弱なのか、人が多すぎなのか、なかなか接続が確立できない。
スタバ、サブウェイ、ダンキンは軒並み行列。
カフェに並ぶのは、具がもっりもりのサンドイッチ系。



魅惑の具沢山は、単体で650円はする。
メキシコの物価にしては高いし、それでなくても空港が寒いのに、ますます寒くなりそう。
暖かいものが食べたい、トルティーヤとか、メキシコ料理系が食べたい。
でも、レストランの朝食メニューは、思いっきりアメリカナイズされている。
制限区域内にもSabreの店があり、また目が釘づけ。
ほとんどLushみたい。

先ほど買ったココナッツ菓子があるけれど、パンがなければお菓子を、では克服できない空腹度合い。
セブンイレブンではカップ麺を売っているので、これで体を暖めたいと思うが、ここは電子レンジはあるがポットがない。
レンジで温めがきくものはピザとブリトーくらい。
ソーセージがくるくると回転しながら焼かれているけれど、ホットドッグな気分でもない。
結局、「KE RICO」なる売店で、セブンより安いハモン(ハム)のサンドをGET。





ハムサンドMXN65.00+ミネラルウォーターMXN20.00で、妥当なお値段。
安くても、そこそこボリューミー。
テカテを買おうか迷うが、ますます冷えそうだからやめておこう。

そうこうするうちに、すっかり外は明るくなった。
そして、つながりにくいWiFiは、フリーでつながる時間制限があり、WiFi切断とともに寝落ち。
腹時計はメキシコシティにセットされたが、お昼頃、またおなかがすいて目が覚めた。
そういえばUAのラウンジで、いいバナナ!ともらってはみたものの、食べられなかったので、連れてきてしまったバナナの存在を思い出した。
ちょうどいいやとバナナに、パッケージにワニの絵が描かれているココナッツウォーターMXN42.00でランチ替わり。
ワニはキャラ系ではなく、リアルにワニ顔で、なんだかなぁと思ったけれど、これヒット!

さて、メキシコシティ国際空港では、発着便が多いからか、搭乗便はなかなかモニターに表示されない。
午後1時半をまわって、ラパスゆきの便のゲートがやっと出たので、搭乗ゲートのほうへ移動。


10/11 AM2076 メキシコシティ15:10、ラパス16:33
日本時間の10/10になってから、ラパスゆきの発着時間が10分早まり、便名も2072から2076に変わった。
まあ、どうってことはない。
ラパス便が出るエリアは、アエロメヒココネクトばかり。


そしてラパスゆきは沖止めで、バス移動。




搭乗便の横顔。




あでぃおす!しうだでめひこ!

メキシコシティ→ラパス片道分のマイルが余っているから、もう1回は来るかもね。
水平飛行に写って、待ってましたなビアタイム。
クルーはピーナッツを2パックくれて「お飲み物は?」
「せるべさ、ぽるふぁぼーる!」

コロナがいいかな、テカテがいいかなと迷ったので、銘柄指定しなかったら、コロナライトのロング缶…
まあ、ライトでいいか。
ピーナッツ、美味。
飛行機は、内陸のメキシコシティから、北米大陸沿岸を目指して飛ぶ。
わずか2時間半ほどのフライトで砂漠になるなんて思えないほど、湿地帯が多い。

やがて地つき、海はじまり、カリフォルニア湾を越えると茶色い大地。
と思ったら、けっこう緑。








着いた着いた!羽田を発って31時間!


荷物はあっという間に出てきて、出口横のタクシーカウンターでクーポン購入。
MXN350、けっこうする。
私一人なのに、でっかいバンだった。
くじらのテイル見ると、ああ、ラパスに来た!って思う。


今回は、ホテルブルーという新しいホテルが滞在先。
到着すると、来るハロウィンを前に、ゴーストちゃんたちのお出迎え。

そして死神さんも…。

ハロウィンのディスプレイが、地味にそこらじゅうにある。
レセプションは美女で、そのうえに感じがよくて親切で、すばらしい。

部屋に入ると、ダイビング器材をメッシュバックに移したり、明日の準備をしていると、SDカードを忘れてきたことに気がついた。
もうぐったりだけれど、SDカードを買いに大きなスーパーに行きたい。
スーパーマーケットの場所を美人にたずねたら、1ブロック先と、2ブロック先の2店を丁寧に教えてくれたが、もうクローズする時間かもとのこと。
どちらかというと、スーパーマーケットというよりは、市場的なメルカドをイメージしていたみたいで、1店は閉まっており、もう1店は古式ゆかしい町の食料雑貨店さんみたいな感じだった。
でも、ここはメキシコ。
困ったときにはOXXO!オクソがあるさ!
メキシコのコンビニ「OXXO」は、どこを歩いていても、4~5分も歩けば次のOXXOに行きつくイメージだが、ホテルブルーのすぐ近くにはなぜかなくて、少し歩いた。
OXXOには、マイクロSDカードしかなかったが、小は大を兼ねるからいいや。
テカテとカップ麺、そしてココナッツアイスを買って、さっさと休みましょ。





アイスはココナッツフレークぎっしりで激うま。
これ、日本のメーカーにもまねしてほしい。
カップ麺は、まあ、カップ麺。
テカテをあけたら、まる1日半ぶりに、まともな睡眠だ。
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ぐうたらラパス旅2016(1) 10/11羽田→10/10サンフランシスコ編

2016-11-01 00:15:00 |  旅行
体育の日3連休が終わると同時にはじまる遅すぎる夏休み。
そしてミラクルが起こらない限り、これが今年最後のダイブトリップ。
めざすは2年ぶりのラパス、まる1日かけての移動が待っている。
今年のラストは、お約束のアシカの赤ちゃんと、お約束までとはいかないハンマーヘッドの群れで締めたい。
アシカの赤ちゃんのかわいい盛りは9月後半から10月はじめだから、ホントはこの時期、もっとラパスに行きたいけれど、ラパス行きを躊躇するのは、やはり足回りの悪さにつきる。


前途多難その1 フライト選択  ロスカボスvsラパス
おととしのアエロメヒコの長時間フライトに懲りて、次にラパスに行くならロサンゼルス乗り継ぎ!と心に決めていた。
でも、いまどきのロサンゼルス経由は、往路にロサンゼルス1泊しなくてはならない。
それにロサンゼルス乗り継ぎだとロスカボスINとなり、ロスカボスからラパスまでは、車で軽く3時間。
今回は一人旅かつ個人手配なので、ロスカボスからラパスの足がちゃんと確保できるか一抹の不安がある。
となると、やっぱりラパスINがいい。
が、ラパスINにするには、メキシコシティに飛ぶしかない
でも、13時間10分ノンストップで成田-メキシコシティはいやじゃー。
だからといって、アメリカンやデルタといった北米系の航空会社も、ロサンゼルス泊もいやじゃー。
と、一人堂々巡り。

北米系の航空会社には乗りたくないけれど、ここはやはり欲と二人連れ。
航空券代もおさえたいし、クリスフライヤーのマイルもためたい。
となると、スターキャリアのUAしか選択肢はない。
UAならサンフランシスコからロスカボスに乗り入れている。
ただ、UAもロスカボスへ乗り継ごうとすると、往路でサンフランシスコ1泊となるうえに、サンフランシスコ空港界隈のホテルって、ロサンゼルスよりはるかに高い。
羽田-サンフランシスコ-メキシコシティ‐ラパスなら、途中どこにも泊まることなく乗り継ぎができる。
メキシコシティまでアエロメヒコの直行便が13時間10分、UAで成田-サンフランシスコとサンフランシスコ-メキシコシティまでのフライトの合計時間は14時間。
サンフランシスコでの乗り継ぎは長いけれど、途中で降りる方が私にはマシだ。
地理上、メキシコシティは遠回りになるけれど、ロスカボスからラパスまでバス3時間を思えば、もう羽田-サンフランシスコ-メキシコシティ‐ラパスでいいんでね?と思えるようになってきた。
ちょうど、おととしアエロメヒコでラパスに飛んだときに貯めた1往復こっきり分のデルタスカイマイルを消化するいいチャンス。
UAからの乗り継ぎのいい時間帯の便に空きがなく、メキシコシティで10時間トランジットになるが、US35ドルでアエロメヒコのラウンジに入れるというので、ラウンジで休めばいいやと特典航空券GET。

帰りは、ロスカボスからの乗り継ぎがまあまあ良いし、バスの乗り方もラパスのホテルやダイビングサービスに聞けばよいので、帰りはロスカボスから帰ろう。

こうして、やっと、ダイビング中4日のスケジュールが出来上がった。
10/11 UA878 羽田00:30 サンフランシスコ18:05(10/10着)
10/10 UA412 サンフランシスコ23:10 メキシコシティ05:35
10/11 AM2072 メキシコシティ15:20、ラパス16:43
10/16 UA1687 カボサンルーカス14:20 サンフランシスコ16:25
10/16 UA875 サンフランシスコ19:20 羽田23:35(10/17着)
往路の乗り継ぎは悪いけれど、節約、節約。


前途多難その2 ダイビング予約
さて、航空券をGETしたら、それでひと安心。
ダイビングサービス、サンライダーにも早くから問い合わせをして、予約詳細を知らせるよう言われていたが、今回はおひとりさまなのをよいことに長期間放置していた。
出発数日前になってから「ダイビングの予約確定ぽるふぁぼーる!」とメールしたら、1日目以外は集客不足で、デイトリップ催行できないというレスが…
あぁ~れぇぇ~!
沖縄本島やセブでマンツーで潜りすぎて、最少催行の概念なんてものがなくなっていたのだ。
あわてて日本からのパッケージツアーでよく使われているダイビングサービス2店に、2日目以降の日程で、ファンダイブに参加できるかメールをしてみた。
コXテスクラブからのレスは超早かった。
しか~し、「むいかろ!」、とても高い…。
なにしろ、私が使うサンライダーより、ランチやTAX込にすると1日40ドルくらい高い。
もう1店、フXン・バハにはシカトされたけれど、きっと高いに違いない。

これは1日目の海況や出物をみて、2日目以降は、行ってからどうするか考えましょ。
一人旅だと、このあたり、どこまでもテキトー。


10/11 UA878 羽田00:30 サンフランシスコ18:05(10/10)
ラパスへの第一関門は、この季節ならではの、日本の台風と北米のハリケーン。
今回は、どちらも気配なく、まず第一関門クリア。
体育の日は1日休日出勤だったが、夕方、帰宅してからやっとパッキング開始。
さて、第二関門はこの荷物。
UAの受託手荷物制限は23キロ2個と3辺の和が157cmまで。
8月にRACでスーツケースが破損し、修理不能だったので、今は大きいダイビングバッグしかない。
3辺の和は軽く162cmある。
北米系の航空会社は、このあたり手ごわそうだ。
オーバーサイズ代請求されたらいやだなー、と思いつつ、もし何か言われたら、「こらぷしぶるだし、軽いから見逃がして~」でゆこう。
チェックインカウンターで「大きいですよ」と言われたくなくて、やたらバッグの上を押ながら、少しでもかさが少なくなるよう荷物台にのせると、なんのおとがめもなくセーフ。
これで第二関門クリア。
行きはよいよい帰りはこわい…になりませんように。

いつの間にか久々にスターのエリートメンバーに返り咲いた(たぶん3日天下というか、1年で元に戻るだろう)ので、きょうはラウンジに入れるから、さっさと出国。
きょうも自動化ゲートにTRY。
これは自ら選んだ第三関門。
先月は楽勝だったけれど、秋の到来で乾燥肌めいてきたので、きょうはダメ。
失敗したら、すぐに入管のお兄さんが来て「これを指につけてください」とメクールみたいなやつを渡される。
でも、ダメ。
すると「機械の調子が悪いようですね。申し訳ありません。別の機械で試しますか?それとも窓口にします?」と腰低く言われる。
日本のイミグレの出国の仕事は早く、数人並んでいたってたかがしれている。
むしろ自動化ゲートでもたもたしているよりよほど早いので、「あ、じゃあ並びます。」と言ったら、「いや、こちらへどうぞ。」と横の窓口に誘導され、「機械の調子が悪いから、ここで出国手続きにしてください」と中の人に引き継いでくれた。
そして、スタンプもらったら、「さあ、こちらからお通りください、申し訳ありませんでした」という礼儀正しさ。
同じ入管の役人さんでも、去年、自動化ゲート登録の際の、女性職員の高圧的な態度とは、180度違う感じのよさ…

さあ、ラウンジでビール飲みましょ。
ゲートに近いラウンジと思ったら、営業終了していた。
小さな不幸せだけれど、反対側のラウンジは遠い…
とぼとぼと戻り、スーパードライタイム。
薄いような気がする。
みんなラーメンにならんでいるが、お野菜もりもりコース。




チェックインカウンターで、「ここからゲートまで徒歩10分かかります。」と言われたが、本当に遠い。
それにいつも利用するSQとは逆方向で、見慣れない感じ。

148番…どんづまりだ…。
しかも、1フロア降りる!


座席は最後尾の窓側をとり、引きこもる体制。
3席並びのお隣は、チャイニーズのオカン。
通路側には、アメリカ行きが慣れていそうな日本人女性。
前の列に、チャイニーズのアラフォー息子がいる。
私が荷物をオーバヘッドコンパートメントに入れているときに、息子さんが前の列から「You want to change?」と自分の席をさすので、隣のおばばがオカンとは知らなかった私は「No」と答えていた。
隣のおばばがしょっちゅう斜め前にちょっかい出すので、これで、ああ、オカンなのね、と後になって気づいた。
かわりたいか、じゃなくて、かわってほしい、でしょ。
もう、奥に座ったし、面倒くさいのでそのまま知らぬ存ぜぬを決め込むことにした。
このおばばがなかなかKYで、人の頭上の空調を勝手に全開にして寒くしたり、電気を消せと言ったり、勝手な人だ。
通路側の女性は読書をしていたのに、電気を消されていた。

ところで、離陸したとたんに、よく揺れるUA機!
揺れる中で、スペシャルミール、アジアンベジタリアン。

もし今後UAに乗ることがあっても、もうベジタリアンはリクエストしないかな…
ミールのあと、おせんべいのパックとドリンクを配ったら、さっさと寝なさいな感じで機内消灯。
暗い中でコーク。

ソフトドリンクも缶ごとくれるのはよいと思う。
サーブする内容は、普段乗っているSQやMHと同レベルなのに、クルーのサーブの仕方が雑だ。
日本人というか、日系のクルーは多いが、みんなアラフィフオーバーな感じ。
ガタガタ揺れる中、ファインディングドリーを見て、そのあと眠るともなく眠り…
スタートレック見たかったけれど・・・

2食目。


隣のチャイニーズおかんは、引き続きいろいろかます。
トイレから帰って来たとき、エア枕を首にしていて、よくみんなエア枕つけっぱなしでトイレ行くよな~、とぼんやりみていた。
そのうち、アメリカ人、って感じのクルーのおばちゃんがやってきて、後ろの乗客に「これがあなたのピロー?」「そうです」みたいなやり取りが。
すると、クルーのおばちゃん、チャイニーズおかんに「それはあなたのじゃないでしょ!返しなさい」と取り上げていた。
手癖わりぃ。
その後、私がもらったミネラルウォーターのミニボトルを開けずにいたら、もらっていいかと言い出す始末。
「NO!」とお断り。
まったく油断も隙もないとは、このことだ。

シェードをあげれば、雲の海。
ふだん積乱雲ばっかり見ているので、見慣れぬ感じ。

やがて雲が途切れ…

北米大陸の大地が見えてきた。

私にとっては、未知の領域、サンフランシスコ。

フライトは1時間ほど早く着いた。
アメリカは、まだ10月10日。
きのうに戻った。

サンフランシスコ国際空港
イミグレーションは行列だったけれど、グァムほどではない。
「Next!」と呼ばれると、強そうな30代と思しき女性の審査官。
案の定、指紋がうまく取れなかったら、額をさわれといわれた。
「額がいちばんいいのよ!」・・・額の皮脂でくっつきがよくなるのだろう。
指紋スキャナーは雑菌の温床じゃ・・・
「食品もってませんか?サケ、スシ!」ってなノリである。

イミグレ通過したら荷物をピックアップ。
荷物はもうぐるぐる回っていた。
プライオリティタッグがついていようが、そのまま回っりっぱなしなのは、やはり日本とは違う。

カスタムは税関申告書だけ出して通過。
税関出口にあるモニターで、次のゲートを確認。
フライトの出発時刻順ではなく、目的地順の表示なので見つけやすい。

管制塔はオシャレな形。

モニター前を通過すると、おじさんがタグをスキャンして、荷物を預けるレーンの番号を教えてくれる。
荷物を預けたら、1フロア上がって出発階。
そして即、制限区域内へ。
保安検査は、靴脱がされたわりには、グァムでいうバンザイゲートは通らなくていいと言われた。

さっそくUAラウンジへ行くと、ラウンジ内は大混雑で、ほぼ相席。
レセプションから1フロア、エスカレーターで上がると、左右に分かれている。
左側に進んだら、アルコールをサーブするカウンターがないが、まあ、無理に飲まなくてもいいか。
ANAやJALのラウンジに比べると、品数少なっ!
ブロッコリーのスープ、そしてまたもお野菜もりもり、illyのコーヒー(エスプレッソ3杯分!)。

混んでいたラウンジも、外が暗くなってくるとともに、どんどん人が去っていった。
静かになって、とりあえず寝落ちしないように…


10/10 UA412 サンフランシスコ23:10 メキシコシティ05:35+1
搭乗開始時刻に合わせてメキシコシティゆきの91番ゲートに降りると、アナウンスは、スペイン語→英語の順なのに驚いた。
この便も、またまた一番最後の列をとってあった。
全員の搭乗も終わったところで、機長による、めちゃめちゃアメリカンイングリッシュなアナウンス。
「bad news…機材のどこそこに故障があって…」と言っており、続けて「good news…テクニシャンが乗りこんでいて、15分でFIXできる、出発が遅れSorry…でも、きょうの風向きで20分早く着くから、到着は定刻だぜぃ」ってな内容。
やれやれ、今度は第4関門で、イレギュラー発生ですかい。
が、しばらくして再アナウンス。
「Sorry…FIXに時間がかかるので、代替機で出発することにする。機材は73番ゲートにもう止まっている。73番ゲートは国内線ターミナルにあるけれど、外にはくれぐれも出ないように。」とのこと。
さあ民族大移動開始。
なじみのない空港だけれど、とりあえず、このヒスパニック系の人びとについてゆけば大丈夫。
ラウンジの横の「Domestic」への抜け道を通って、国内線ターミナル着くと、もう最終便が出たあとなのか、お店も閉まり、メキシコシティゆきの人びとだけしかいない。

そして73番ゲートにゆくと、じゃばらの先に代替機なんていない。
本当にここでよいのか?とモニターを見ると、UA412はGATE CHANGEで、確かに73番。

そして、73番に着いて10分もたたないうちにアナウンス。
「使用機材のメンテが完了したので、91番ゲートにお戻りください…」
なんのためにここまで歩いたのーーー!!!
もーーー、機長、頼むよー。

再度、もとの機材の、もとの席に戻ったら、おじさんのクルーが笑顔で「Sorry」と謝っていた。
そしてスマホでシートマップを見せながら、「あなたはスターゴールドだから、前の席へ移動してください」とエコノミープラスの席をくれた。
こんなぷち受難ののち、無事、UA412便は50分遅れで出発。

機内エンターテイメントは、自分のスマホやタブレットで再生する機内WiFi提供のものだけ。
いにしえの青春映画、アメリカン・グラフィティを見ようかな、と思ったけれど、横2席、空席だったので、またまたコーラをもらった後は、横になって眠ることにした。
まだまだラパスまで、先は長い…。
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