くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ジュゴンに会いに...弾丸志摩旅(2) ジュゴンとスナメリとぴよりんと。

2021-12-17 22:44:10 |  旅行
全行程、30時間しかない伊勢志摩旅。
「ジュゴンに会う!」が、第二のミッション。


長い間、ジュゴンを見たくて、鳥羽水族館に行きたいと思っていが、東京からはなかなか不便であきらめていた。
もっと遠いが、野生のジュゴンに会える、ブスアンガか東ティモールに、いつ行こう?って思っていた。
パンデミックがなかったら、どこかしら野生のジュゴン出没ポイントに出向くチャンスもあっただろうが、この調子じゃもう、そんな日が来るのかどうかもわからない。
突如、安乗神社に行くことにして、そこから、かんたんに鳥羽に展開。
きっと、これは安乗の神さまが与えたもうた、何かのご縁だ。

安乗から鵜方に戻ったのが11時半で、12時すぎの伊勢志摩ライナーで鳥羽へ向かうことにした。
時間がないので、駅構内のファミマで、地域限定ナポリタン買って、待合室で、いただきます。

きのうといい、きょうといい、伊勢志摩グルメとは無縁で、むなしいけれど、地域限定の文字が妥協点。

さて、伊勢志摩ライナー。


鵜方12時5分発、鳥羽12時30分箸の、わずか25分の列車旅。
この路線に乗るのは、最初で最後のような気がするので、デラックス車両にしてみた。
先頭車両の6号車、誰もいなくて、貸切状態。

車内で鳥羽水族館のWEBチケットを買ったりしているうちに、あっという間に鳥羽に着いた。
快適なので、もうちょっと乗っていたかったな。
そして、駅から水族館までは10分ほどてくてく。


水族館に近づくと、歩道のタイルがかわいい。








ポストにラッコが乗っていたり。


そして、いよいよ鳥羽水族館のエントランスに到着。


いよいよジュゴンに会えるんだ。



3階建ての鳥羽水族館は、AからLの12の展示室というかゾーンに分かれていて、順路は決まっていない。
ゾーンごとの主役は、
A. パフォーマンススタジアム→アシカなどの海獣ショーや、ペンギン散歩
B. 海獣の王国→アシカ、トド、アザラシ
C. 古代の海→オウムガイ、カブトガニ 
D. コーラルリーフダイビング→珊瑚礁の生き物
E. 伊勢志摩の海・日本の海→スナメリ
F. ジャングルワールド→アフリカマナティ、カピバラ
G. 奇跡の森→スナドリネコ
H. 人魚の海→ジュゴン
I. 極地の海→イロワケイルカ、ラッコ
J. 日本の川→淡水魚や水生昆虫
K. へんな生き物研究所→ダイオウグソクムシ
L. 水の回廊(アクアプロムナード)→ペンギン セイウチ

木金は、修学旅行で混むと書いてあったが、そうでもなく、並ぶことなく入館。
2階にあがって、さあ、何から見よう?

行き当たりばったりでいいや。
まず、すぐ目に飛び込んできた水槽は「コーラルリーフダイビング」。
コーラルリーフは私の居場所♪
水槽内では、ギンガメアジがアグレッシブに泳いでいた。
ひさしぶりー、と一瞬うれしくなるが、これまでさんざん野生界の彼らに巻かれてきた身としては、狭い水槽に押し込められている姿がしっくりこず、長居せずに、次の水槽に向かった。

そこは「伊勢志摩の海・日本の海」。
ジュゴン同様、会いたかったスナメリたちが泳いでいる。

スナメリといえば、写真で見る限り、シロイルカ同様、正面顔が破壊的なかわいさである。
私のイメージは、ベビーフェースのにっこりスナメリ。
なのに・・・
みんな横向きに通過していく。


おまけに暗いのでぶれる。


たまにこっちを向いていても、なんか違う。


そして、わりとみんな上から見下ろしてくる。


さらに、長い!一旦木綿みたい。

スナメリスマイルはいただけず、みな、流し目か、上から目線であった。
それでも、イルカクジラに弱い私は、スナメリを大好きになった。

こまごまとした水槽を適当に見ながら、次のゾーンに突入すると、そこだけグリーンの水槽。
こんな色の海、いやだー!と思ったら、dugong dugongが視界に飛び込んできた。
そこは「人魚の海」で、巨体なのに活発に泳ぐ女子ジュゴンのセレナがいた。

君に会えるなら、水が緑でも全然オッケー♪



か、かわいい。















ナンヨウハギやヤシャベラと平和に暮らす、ぶさかわいくて、癒しの女王。

余談だが、ジュゴンと似ているマナティーは、「ジャングルワールド」にいる。
最初は、浮かぶ異形のオオナマズ系に目を奪われて・・・

水底でのそのそしているマナティにはきづかなかったくらい緩慢な、アフリカマナティのペアであった。

個人的にピラルク、ピラニア、でんきなまず・・・大型淡水魚は苦手なので、写真もたいしてとらず。

そんなジャングルワールドには、眠そうなカピバラや、


フラミンゴもいる。鮮やか。



ついで「極地の海」。
ラッコ水槽とイロワケイルカ水槽があるが、ラッコ側が密!
イロワケイルカは、7月11日生まれのアースちゃんが、ママと活発に泳ぐ、泳ぐ。






離れて見守るのがパパ。


みんなラッコにへばりついているので、なかなか水槽前に寄れなくて、やっと寄っても、「わー、ラッコかわいい!」って次々人がくるので、そうそう占領していられない。



普通のひとびとは、ジュゴンやスナメリ水槽の前にいる時間よりラッコ前にいるほうが長いのね。


「海獣の王国」には、アシカ、オットセイ、アザラシがいた。
みんな、怠惰モードの時間帯で、動きが悪い。


すばらしい紡錘形。


アシカっこは、ちょうど降り注ぐ日差しでぬくぬく、ねむねむ。


本来は、この子たちが活躍する「パフィーマンス・スタジアム」が、鳥羽水族館の目玉だけれど、時間もあわないし、スルー。


ついで「奇跡の森」は、もわわ〜んとした空気が漂い、熱帯ふう。
でも、ここのスターらしいスナドリネコさんは就寝中で、よく見えなかった。
爬虫類系が多かったが、多くは夜行性で、出ていなかったり、保護色すぎたり、動かなかったりで、あんまり楽しめなかた。


それから、「へんな生き物研究所」は暗くてスマホ写真困難。
このコーナーの推しらしいダイオウグソクムシも停止中。

こっち向いてよ。


鳥羽水族館は、1時間半ほどで切り上げて、名古屋港水族館に回るつもりだったけれど、スマホのバッテリーがどうにも足りないので、ベンチに座って小一時間充電しているうちに、時間がなくなってきた。
名古屋水族館のベルーガに未練はあるけれど、スナメリと顔似ているし、鳥羽が日本一の飼育種類数なんだし、名古屋はその気になれば、もっと簡単に来れるし・・・と、自分に言い聞かせ、名古屋港水族館ゆきは断念。
そして、残る時間、ひたすらジュゴンとスナメリの水槽を、あと1回、もう1回と、なんども行き来した。
この偏愛ぶりで、鳥羽駅に戻るとき、道路のオウムガイのタイルを見て、あ、「古代の海」忘れてた!
さらに、川ハゼ見たかったのに、「日本の川」の存在すら忘れていた。あーあ。
ダイバー的には、自然界ではまずないだろう、って思う、組み合わせの同居人が多いのが不思議っだった。
特に、アケボノハゼとピクチャースクドラゴネットとニシキアナゴが一つ水槽に同居している光景がシュールだった。
人工的な環境だけれど、ジュゴンとスナメリに会えたので、悔いはないし、ひたすらジュゴンとスナメリに後ろ髪引かれながら、鳥羽を去る。


鳥羽から名古屋ゆきの伊勢志摩ライナーは赤。

鳥羽の次の駅、五十鈴川に着いたところで、伊勢神宮の内宮への入り口と知って軽くショック。
さらにその次の宇治山田は、伊勢神宮の外宮へと行けると知って、さらにショック。
あーあ。やっちまった。無知。
こんな近くまで来ていながら、お伊勢参りのチャンスをみすみす逃したのであった。
まあ、日も短いこの季節、欲張りは禁物。
あくまでもダイバー脳の旅。


さあ、旅の〆に、第三のミッションに決めていたのは「ぴよりん」。
藤井聡太が王位戦のときのおやつに選んで、大ブレイクした名古屋スイーツである。
近鉄名古屋駅に着き、JRに向かって構内を歩いていると、30人くらい行列ができているところがあった。
もしや、と思って、先頭にササッとまわると、お店の人が、ピンク色のあまおうぴよりんを陳列中。
「ぴよりんShop」だ。
「次の入荷は17時頃です」と貼り紙があり、あと15分くらいあった。
先頭チェックに行っているうちに、さらに列は長くなっていたが、とりあえず並んでみる。
でも、店員さんが、ショーケースに並べるスピードを見るに、この並んでいるひとりひとりにオーダー聞いて、崩れやすいぴよりんを、そろりそろりと箱詰めして、って工程は、1人あたりでも相当時間がかかりそうだ。
名古屋駅の人の流れに圧倒されて、金曜夕方だし、もっと混む前に、さっさと東京に帰りたい、って気持ちになってきた。
あっさり「ぴよりんShop」からのお持ち帰りはあきらめて、「ぴよりんSTATIONカフェジャンシアーヌ」で喫茶にしよう。
まったくわからない名古屋駅、カフェの方向に歩いていくと、またまた行列発見!
おかげで、ここだな、ってすぐわかった。
「ぴよりん」と、

「トアルコトラジャぴよりん」。

こちらには、映えるあまおうぴよりんがいない!
行列見て、ここも無理?と悲観的になるが、行列組はテイクアウトで、カフェはウェイト0で、すぐに入れた。

店内、カフェ限定の車掌さんぴよりんなんかもあるが、初心者は、ノーマルぴよりんで、デビューだ。

ぴよりん360°。









どこから見ても、かわいい!
このかわいさに、スプーンを入れるのがはばかられるが、時間がない。ひと思いに!
中はやわらかいプリンなので、一瞬にして、形を失うぴよりん。
個人的には、爆発的においしいわけでもなく、普通においしい洋菓子だった。
とにかく、見た目のかわいさにやられるスイーツだ。
無事、3大目標達成して、ほっとする。


波乗守を授かり、ジュゴンに会い、おまけのぴよりん。
潜らなくても、海とともにあった、弾丸伊勢志摩。



波乗守を求めて...弾丸志摩旅(1)安乗編 

2021-12-01 21:56:40 |  旅行
波乗守

ふと、海むけのお守りってないかなぁ、と画像検索していたら、サメの刺繍をほどこしたお守り袋を見つけた。
安乗神社の、その名も「波乗守」。
波乗守という名まえから、サーファーに人気だそうだ。
今はサーファーじゃないけれど、ダイバーにも波とサメは大切な要素。
これは絶対持っておかないと。
ところで・・・


安乗神社はどこにあるの?
って調べると、私には未知の志摩半島。
安乗へは、公共交通機関なら、近鉄志摩線の鵜方から出ている路線バスで25分。
ただ、そのバスは、2時間に1本くらいしかないので、そうとう足回りが悪い。
(ちなみに、車だと、安乗の道が細く、くねくねしているので面倒という噂。)
私の休み=ダイビングなので、ダイビングなしの旅自体が現実的ではなく、縁ないなぁと波乗守のことは半ばあきらめていたが、そこに昨今の軽石問題発生!
予定していたダイビングを見送ることになったので、これも何かの巡り合わせ、行くなら今!
日の短いこの時期、暗くなる前に戻りたいので、使えるバスのパターンとしては、
①往路:鵜方08:05発→安乗08:29着、復路:安乗11:05発→ 鵜方11:29着
②往路:鵜方10:28発→ 安乗10:53着、復路:安乗15:48発→鵜方16:12着
の2択!
まずは安乗神社に電話をかけて、社務所が開いている時間を問い合わせると、9:30から16:30とのこと。
「志摩観光ナビ」のサイトによれば、バス停から安乗神社は、徒歩だと片道20分。
社務所が開いてる時間帯なら、10時台のバスで行き、15時台のバスで戻るのがよいが、Googleマップを見る限り、神社周辺の観光スポットは、灯台しか見当たらない。
その灯台は、安乗崎灯台といって、「喜びも悲しみも幾年月」という昭和の名作映画の舞台だという。
あと、灯台のそばに、「きんこ芋工房上田商店」というスイーツずきには知られたお店による「灯台カフェ」がある。
灯台は9時から、灯台カフェの営業時間は平日は午前10時から。
おそらく最初で最後の安乗旅だけれど、5時間近くを安乗で過ごすのは難しそう。
なので、8時台のバスで安乗に着いたら、ゆっくり神社に向かい、お参りをして、社務所が開くまで30−40分待っていよう。
神社のあとは灯台へ行って、お芋のスイーツ食べて、11時のバスで帰ろう。
ただ氷雨と黒い海は悲しいので、雨天中止と決めていた。
でも、しっかり晴れてくれたので、1.5日の弾丸トリップ決行!


鵜方
まずは志摩半島の玄関口と言われる鵜方で1泊。
東京から志摩半島なら、名古屋経由が妥当だが、あえて大阪まわりで鵜方に着いたのは夜。
鵜方駅近くには、ビジネスホテルが3件あるが、どれも古いし、駅前は辛口の口コミが目立ったので、あえて駅から徒歩15分の、それでもいちばん高評価のビジネスホテル藤にした。
夜と言っても、まだ20時前だというのに、駅前だというのに、道ゆく人も数人しかおらず、街灯もあるのに、とっても暗い。
それに、半島だから、温暖であることを期待していたが、とても寒い。


ビジネスホテル藤

いまどき珍しく、オンライン予約ができなくて、電話予約で素泊まり5500円/泊。
電話からていねいな対応で、チェックインのときも親切だった。
部屋もビジネスホテルにしては広めでよい。


旧式なユニットバスだけれど、掃除が行き届いている。


湯呑み茶碗とお茶がケースに入っているのもやさしい感じで、近所のコインランドリーに洗濯物持って行けるよう、カゴが置いてある親切さ。

部屋には、SHARPの空気清浄機も置いてあって、プラズマクラスター放出できる。

夜明けにカーテン開けると、ホテルの前は川だった。


明るくなると、水鳥も浮かんでいた。

このホテル、駅からはちょっと歩くけれど、徒歩1分のところにコインランドリー、2分のところにローソンがあって、車だったら、なかなか使い勝手がよいと思う。
ちなみにホテルの1階には焼肉屋もある。


安乗へ
翌朝、いよいよ鵜方駅前からバスに乗って、安乗へ!

バスは都バスを一回り小さくした感じ。
3人しか乗客がおらず、年配の運転手さんがつど、発車します、止まります、曲がります、揺れます、とアナウンスしているのが微笑ましかった。

終点の安乗で降りれば・・・


そこは漁港。

上空から、トンビがぴーんよろろーと鳴いてるのが聞こえてくる。
バスは折り返し、志摩病院行きとなり、10人くらいのおじいちゃんおばあちゃんが乗りこんで行った。

さて、右も左もわからない安乗なので、信じていいのかわからないGoogleマップたよりに出発。
いざナビさせれば、徒歩11分表示。
WEBの各種情報では徒歩20分なので、本当にこの道であってるの?と猜疑心のかたまりとなって矢湾沿いを歩く。
海は超凪ぎていたけれど、砂浜は黒っぽいし、さびしく、下りてみる気にはならなかった。
道中、赤い鳥居にガラス戸のほこらが点在していて、信心深い土地柄のようだ。
やがて、前方の小高いところに、赤い鳥居が見えてきて、Googleマップが目的地と認識しているのもそこ。

わーい、着いたー!20分なんてかからないじゃん!
いそいそ足元の悪い段々を上がり、鳥居にたどりつくと、そこにはまたほこらがあるだけの行き止まり。
Googleマップめ・・・。
そういえば、WEBで見てきた安乗神社の鳥居は、石造りってことをすっかり忘れていた。
安乗神社の入り口はどこ?
でも、目の前の石垣は、しめ縄に白い紙(紙垂って言うらしい)だから、きっとこれは、神社の外壁。
まあ、ALMOST THEREには違いない。
ロストしてたら面倒だな、と思いながらも、そのまま道なりに歩いてゆくと、いきなり第二鳥居の前に出て、意図せずショートカットしちゃった。

安乗神社にゆくには、的矢湾側ではなく、太平洋側の通りを歩いたほうが、ちゃんと参道を歩けてよい。
でも、まあ、おかげで階段手前にある清掃の行き届いた公衆トイレに出会うこともできたし、これも神の思し召し?


安乗神社
手水舎で手を洗おうとしていると、「おはようございます」と声をかけてくれる男性がいた。
宮司さんだ。
本殿の扉も開いているし、宮司さんも活動中だから、まだ早いけれどと思いながら、「お守りは何時からいただけますか?」と尋ねると、「9時半ですけれど、いいですよ。開けますから」と神社だけに神対応。



こうしてついに念願の波乗守GET!
お守りに込められたのは、「漁業にマリンスポーツに、平安を望むすべての人々が人生の荒波を安全に乗り越え、開運の波に乗れますように」
そして、鮫は、古より神様と深い関係にあり、安乗神社のご祭神、錦津見命は海の神様で、その娘は鮫であったとの言い伝えとあった。
安乗、安心して乗るで、他にもサイクリストのための自転車守りなんかもある。

そして、かわいらしいフグは、おみくじ。

安乗って安乗フグで有名らしい。
おみくじあんまりひかないんだけど、かわいいので、ひいてみた。
あと、御朱印もいただいた。

時計はまだ9時前。
少し休ませてもらいます、って、境内でしばし休憩。
阿児町指定文化財鉄製砲身があって、その前のベンチに座って・・・。

フグのお腹から(?)出てくるおみくじ。

中吉だけれど、いいことしか書いてなくて、ほくほく。

小さな境内だけれど、その小ささが心地よく、気持ちも休まるし、パワースポットなのだ。

手水舎。


本殿。

あとから安乗神社のブログを見つけたけれど、二礼二拍手一礼のあとに、太鼓をドン、ドン、ドンドンを3回たたくのが、安乗神社のお参り作法だそうだ。
叩きたかった・・・

本殿近くの狛犬さん、あ。


狛犬さん、うん。


鳥居近くの狛犬さん、あ。


狛犬さん、うん。


帰りは、ちゃんと参道通りましょう。




神社の入り口からは、すぐ海。


来てよかった!

いつかまた来れたらいいな。


安乗崎灯台
神社を出て、安乗崎灯台へ出発。
伊勢市のデザインマンホール(?)。


またまたGoogleマップにナビらせていくと、途中で灯台への道標がある。
日向ぼっこしていたおばあさんが、私のことをひとしきりガン見したあと、「右に歩いて行きなさい」って聞かなくても教えてくれた。
御意。
歩いていくと、民家もとぎれ、木の茂った公園っぽいエリアに出る。
そして、灯台の標識に向かってすすむと、いきなり視界が開けた。

春夏は、最高だろうな。




この四角い灯台には、300円で登れる。

でも、あずまやで見られる崖と灯台でじゅうぶん、ってケチってしまった。



なかなか素晴らしいパノラマ。

入らなかったけれど、資料館もある。

安乗崎灯台は、徳川幕府が燈明堂を建てたのが起源という歴史ある灯台だというので、とりあえず入ればよかったな、と思うけれど、帰りしなにその存在胃に気がついた。

空にはとんびだらけ。こんなにとんびが飛んでいるの、はじめて見た。

とんびってよくカラスにいじめられてるとか聞いたけれど、ここのとんびはなかなか強気。
中には魚を咥えて、私のすぐ近くをゆうゆうと飛んでいくものもいた。
灯台カフェが開くのを小一時間待って、10時になったら、即、IN。


灯台カフェ
「きんこ芋工房上田商店」の灯台カフェ。


とってもきれいで、見晴らしのよい、シンプルだけれどおしゃれなカフェ。


きんこ芋は、志摩の郷土食で、海人さんのおやつだそうだ。
かんじんのきんこ芋は、今シーズン分は売り切れてしまっていたが、一番人気らしいスタンダードな「蜜芋プリン」をオーダー。

プリンに乗っている蜜芋うまっ!
そして、プリンなめらかすぎて、おいしすぎて、笑っちゃう。

鵜方のホテルを出てから、スマホにナビらせてばかりいたので、バッテリーが30パーセント台まで低下。
カフェでなんとか50パーセントまで盛り返したところで、安乗を去る時間になった。
戻りは、「安乗」ではなく、「安乗先灯台口」から出るバスがある。
灯台からバス停まで1キロくらい、海を左手に、ひたすら歩いていけばよい。

誰もいないバス停。

しばらく堤防沿いで海を見ていた。


そして、バスはやってきて、定刻に出発。


無事、鵜方に帰れる!
さあ、このあとは、これまた念願の、ジュゴンとスナメリに会いに鳥羽へゆこう!

Go To 屋久島(5)10月7日(水)せまりくる台風14号

2020-12-15 22:34:38 |  旅行
益救神社
「おかげさまで、3日間のダイビングを無事終えました。
これから帰ります。また来年、お参りにきます。」

…と、けさも益救神社参拝。
この第二鳥居から拝殿の間に足を踏み入れると、何かに守られているように感じ、日ごろの憂鬱や不安もどこかへ消えてしまう、真にパワースポット。

けさは曇り、堤防越しの宮之浦川河口が、いつになくザバザバいっている。
台風14号は、屋久島に向かってくるらしい。


みやかふぇ
ゆうべは向かいの「ルージュ」で朝食を、と思っていたが、結局けさも、「みやかふぇ」で朝食。

どうしても、ハンバーガーが食べたかった。
ビーフバーガーといっても、パテではなく、薄切りの牛肉をサンドしてあって、いい意味で裏切られる。
このお店のお手製感あふれるメニューがとても好き。

そして、民宿に戻ったら、落ち着く間もなく、空港への送迎が1時間間違えて早く来たので、さっさと出発。
JAC3740便、屋久島09:55、鹿児島10:30→NH624 鹿児島11:20 東京13:00と乗り継いで帰るのだ。

宮之浦から屋久島空港への道中、時折見える海は、黒く、うねっている。
きのうでダイビング終了、きょう帰るスケジュールは、ある意味、ラッキーだったわけだ。

JAC3740便、屋久島09:55、鹿児島10:30
空港に着いたら、搭乗予定のJAC3740便には、「天候調査中」の表示。
離島便にはつきものさ、くらいに思う。
早く着きすぎたので、しばらく時間を持て余し、保安検査場がオープンしたら、先頭きって通過。
待合室のベンチで、スマホみたり、外をぼーっとながめたり、ついているテレビを見るともなく見たりしながら、なかなか折り返し便が来ないな~、少し遅れてるのかな~、なんて思って待っていた。
しばらくすると、視界の右側に鶴丸が現れ、そして、その鶴丸がすぐに左斜め上に上昇するのが見えた。
まぢか!?
パイロットは着陸を試みたが、タッチダウンできなかったのだ。
屋久島の小さな待合室の窓から、それは一瞬のことだった。

はじめて見たGo-around。
皆、その光景を見ていなかったのか、ざわつく様子もなく、空港職員は粛々と保安検査を続けている。
それから何分かたってから、到着便について、「上空で天候の回復を待ってます」というアナウンスが流れた。
がんばって、安全に降りてきて~!!
風よ静まれーーー!
ゴーアラウンドと旋回で、今上空にいる人たちは気分も悪いだろうし、鹿児島に帰ったら、かわいそう、なんてまだ他人事。
で、さらにだいぶたってから、「使用機材は強風のため鹿児島に引き返しました」、そして「振替か払い戻し手続きをします」とのアナウンス。
あっそう…

誰よりも先に待合室入りし、前方のベンチに座っていた私がロビーに出たときには、ブービーだった。
願わくば、次の11:35発の便に振り替えてほしいものだが、空港に着いたときから2便めは満席表示だった。
午後便には空きはあるけれど、今、前に並んでいるひとたちを全部割り振ったあとでも、最終便までのどれかに乗れるだろう。
屋久島-鹿児島がたとえ最終便になったとしても、鹿児島‐羽田の最終便には間に合うわけだし、でも、どうやって時間つぶそう。
いや、今鹿児島に引き返したってことは、これから台風が接近してくるわけだし、このあとの運航も怪しいな…と思案しているうちに、JACの職員が、順番待ちのわれわれにプリントを配りにきた。
プリントには、鹿児島空港までの所要時間は4時間、料金は11,000〜24,000円、港までのバスと高速船トッピー・ロケットの時刻表、そしいて高速船は各便100席以上の空席ありと書かれている。
料金が11000~24000円というのは、陸路の移動をタクシーかバスかで変わるというところだが、24,000の数字に拒否反応。
絶対振り替えてもらおーっと。
でも、トッピーは、午前中は通常運航、午後は未定という。

「すみません、次の便は満席ですよね?」とプリントを配っていた若男子に尋ねると、「アプリでチェックしてみてください。アプリで空きがあれば、それが最新情報です」というので、アプリでチェックすると、「あ!1席ある!」
「それがあれば振替できます!」と言われたものの、私の前には、10人以上が並んでいて、私の番まで、その1席が残っている保証はない。
午前中のトッピーは、宮之浦発10:45。
きょう確実に東京に帰れるのは、これに乗ることだ。
時計は9時45分。
屋久島空港から宮之浦港へゆくバスの出発時間は9時54分。
時間がない!
飛行機もトッピーも、午後の運航は、天候しだい。
台風14号が接近する今、悪くなっても、良くなることはないはず。
え~い、急がば回れ!もう、トッピーだ!

行列を抜けて、宮之浦ゆきのバス停に急ぎ移動。
ほどなくバスが来て、乗り込むと、さっき送ってもらってきた道をもどる虚無。
さらに、乗ってから気づいたけれど、財布には1万円札しかない!
1000円札までしか両替できないバスなのに、やっちゃった…。
でも、もう乗っちゃったし、降りるのは終点だし、なんとかなるさ。

宮之浦港に着くと、みんなが、整理券と代金投入のシステムにもたついている間に、カニカニ前へ進み出て、運転手さんに、「1万円札しかなかったんで両替してきていいですか? 折り返し何時発ですか?」と聞いてみる。
すると、「すぐ回送になります。」ってことで、ひぇ~!!!!
「すみません、戻ってくるんで、先に、乗船手続きだけさせてください!!!!」と言い残してターミナルへダッシュ。
乗船券買わなくっちゃ、って走るけど、ここも長蛇の列で、まだまだ順番はこなそう。
売店で縄文水でお金くずしてバスに走り、無事、バス代500円の支払い完了。


TOPPY2 111便 屋久島1045 鹿児島1235
ふたたびターミナルへ戻り、トッピーの乗船券を買えたのは、定刻4分前。
出航間際なので、カード決済はできないとのことで、現金払い。
乗船券の当日購入は9,200円。
JACは7,950円だったし、トッピーだと、空港-港のバス代500円、鹿児島市内から空港へのバス代1,300円もかかるので、高いものについたぢゃないの。
座席はすでに通路側しか残っていないとのことで、2階のB21って席だった。
とはいえ、船内には十分な空席があって、密にはならなかった。


Eddie is gone,,,
トッピーは、防波堤手前で浮き上がるときだけ、若干衝撃があったものの、台風接近のわりには、航路上大した揺れもなく。
船内ではTBSが映っていて、つまんないし、寝ようかな~、と思っていたところに…
「エドワード・ヴァン・ヘイレンさん死去」のニュース。
信じられない。
エディがニコニコと白黒ストライプ入りの赤いギターを弾き、シンセを弾く姿が、くっきりと目に焼きついている。
ヴァン・ヘイレンのMTVを見て育ってきた私にとって、エディこそがギター・ヒーロー。
ものすごい喪失感が襲ってきた。
学校に行きたくない日には、景気づけに「JUMP」を聴いて、出かけたくらいだ。
微笑みのギタリスト、エディ。
エディロスでじめじめとした気持ちとは裏腹に、鹿児島に近くにつれて青空が広がってきた。

鹿児島本港につき、船を降りると、記憶にあるトッピー乗り場界隈と、なんか感じが違う。
今はコロナの影響で、鹿児島本港から空港ゆきのバスがなく、まずは、空港リムジンの出る天文館まで移動しないと。
天文館までゆけるタクシーのりばもバスのりばも長蛇の列だし、ここは節約。
去年は、ホテルからここまで10分くらいで歩いてきた。
天文館のバス停まで行ったって、15分くらいだろう。
うろ覚えで、こっち!と、歩き出す。

それにしても、いい天気。桜島がよく見える。

でも、なんだろう?
この野っ原。
去年はドルフィンポートの下を通って来たけど、ドルフィンポートがないし、違う港?
なわけないよな…。

あとになって知ったことだが、ドルフィンポートは3月でクローズして、もう更地になっていたのだ。
仕事早!

ドルフィンポートがなくなったことを知っていればよかったけれど、記憶の中の景色と違いすぎて、途中からGoogle Mapにナビさせたら、なんかややこしいことになり、さらに、天文館のアーケードにはバス停がありすぎて、けっこう時間がかかってしまった。
遠回りしたみたいだけれど、おかげで五代様!

三浦春馬の「天外者」見たいなあ。


ところで、アース山口はGo Toトラベルでとっても安かったけれど、それでもGo Toの地域共通クーポンを2,000円もらっていた。
でも、屋久島内で使えるところがあまりなくて、くしくも、1000円円をリムジンバス代にあてることに成功。


鹿児島名物 クレープの自販機
そして、天文館のバス停といえば、クレープの自販機だ!

去年は売り切れだったけれど、きょうはある、ある!

物珍しさもあるけれど、なんて訴求力のある自販機。


念願のクレープ、その名も「イタリアの風マスカルポーネチーズ」、250円。

バス待つあいだいに、ペロリ。
クリームずっしり、よく冷えていて、とってもおいしい!

クレープは、ワンカップの瓶みたいなのに入っていて、空き瓶は自販機横の牛乳瓶ケースみたいなのに返すシステム。
またいつの日か、再会したい。


山形屋のかたやきそば
バスが天文館を出たときには、車内余裕があったが、鹿児島中央駅で満席、密になった。
1時間で空港に着き、鹿児島空港着いたら、遅ランチ。
きょうは鹿児島のソウルフード、山形屋のかたやきそばにした。

麺といい、あんといい、ものすごーくおいしいわけではないけれど、なぜか食べたくなる不思議なメニュー。


JL650 鹿児島16:25 羽田18:00
ANAは夜まで便がないので、出費は痛いが、JALで帰ることにした。
使用機材は、「みんなのJAL2020ジェット2号機」。


離陸すると、台風の影響か、よく揺れる。
機上で見る虹。


まったく、にっくき台風14号。
こやつさえいなければ、ゼロ戦サンセットリベンジもできたし、無駄な出費もしなくてすんだのに。
それでも、JACも、トッピーも、鹿児島‐屋久島間の午後便はすべて運休したと知り、トッピー・ロケットを選んだ決断に誤りはなかったと、なんだかほっとした旅の終わり。

これも益救神社の御加護にちがいない!

沖縄本島2020年6月 梅雨明けのあと…(1) 那覇前泊 Mr.KINJO in 旭橋駅前

2020-09-05 23:05:19 |  旅行
「梅雨明け」直後の沖縄でのダイビングははずせない。
幼魚でにぎやか、ナイトも寒くない(といいな)、台風の心配もまだ少ない(はず)、夏休みで混む前(ことしはちょっと違うだろうけど)で、いちばん好きな季節。
ちょうど3週間前の沖縄本島では、梅雨末期の豪雨にみまわれた。
その2、3日後、沖縄の梅雨は例年より早く開けたけど、先週には戻り梅雨…。
こんどこそ、真夏の沖縄!と、6月28日日曜日、昼下がりのANAで、今月2度目の沖縄へ。

さて、「都道府県をまたぐ移動」の自粛要請が緩和されたいま…
運休便が増えたこともあって、15時40分羽田発のNH477は、密な感じだった。
降機のときは、蜜を避けるために、「何列目までのお客様」ってアナウンスがあるけれど、乗客はそんなのおかまいなし、われ先に降りようとする。
那覇着定刻は18:15で、着いたら、さくっとゆいレールで旭橋へ。

今回の那覇前泊は…
Mr.KINJO in 旭橋駅前
2度めの旭橋駅前のKINJO。
KINJOの中では国際通りに近いせいか、ふだんは、他のKINJOより高めの料金設定なので、めったに使わない。
私は、旭橋なら「Mr.KINJO in VIOLETTE East Town」派だけど、今回は旭橋駅前が圧倒的に安くて、朝食もつくので、旭橋駅前にした。




KINJOは、現在、コロナ対策の時短で、チェックインは20時まで。
ANA便が18:15着なので、チェックイン予定時刻を18時台にしておいた。
旭橋に着き、駅からKINJOへ向かって歩いていると、知らない沖縄の固定電話から着信。
前回の石川インターでも、チェックイン予定時刻間際に電話があったので、きっとKINJO。
番号でググると、案の定KINJO。
もう目と鼻の先のところにいたので、コールバックはせず、1階玄関のインターホン押す。
ここのフロントは2階にあり、チェックイン前だと、インターホンでピンポンしないといけないスタイル。
すると、「ハイ、◯◯サマ!」と、外国人の日本語で、名前まで呼びかけられた。
こりゃ、巻きが入っているな。

今回は、303号室。


低層階、ベランダ出れば、ゆいレールと58号と川向と向かいのビルとクレーン。

ここもベランダに蛇口がある。


ベッド横にコンセントがないのが、スマホ時代には不便。

玄関から、洗濯機、流し、IHコンロ、冷蔵庫、洗面、テレビと続く。




トイレのむこうに浴室。


これまで泊まった、どのKINJOも、浴室は同じデザイン。


玄関横のクローゼットコーナー。

衣類消臭剤はある。
スリッパは、使い捨てじゃない。

夕食は、きれいになった歩道橋をトコトコ渡って、「三笠 久米店」へ行った。
4-5年前までは、おばあに近い女性たちで切り盛りされていたこのお店も、今はほとんど西アジアの留学生みたいな子たちが働き手だ。
昨今のコロナの影響で、帰った外国人が多いんじゃないかと思ったが、おばちゃんと、2人の留学生ぽい女子で営業していた。

過去に三笠でいただいたメニューは、すべてリピしたいのだが、今回は、「とうふちゃんぷる定食」@650円。

先日、潜水案内さんが、宜野湾はごろも市場で豆腐ちゃんぷるを食されるのを見てから、ずっと豆腐ちゃんぷるが気になっていた。

ここでは「とうふちゃんぷる定食」。
島豆腐もりもり!

お豆腐そのものの味わいに、やや濃い目の味つけなお肉と野菜が絶妙で、ものすごく美味しい!

帰りしな、ファミマで再建ドリンク(熊本城災害復旧一番搾りと、首里城再建支援のさんぴん茶)集め。

でも、オリ生も欠かさない。

翌朝、KINJO2階で朝食。
フロント横が、ゆんたく&カフェスペースになっている。
今はコロナで、ゆんたくもないけれど…


こちらで朝食がいただける。


メニューはおにぎり3種。

具は、シャケ、のりたま、しおこんぶ、あぶらみそ、高菜、梅から選べて、オーダーしてから具をのっけてくれる。
少しだけれど、サラダもついているし、

お味噌汁もあって。

全然期待していなかったけれど、おにぎりも、まだ暖かかったし、温朝食で、お値段以上。

国際通り近くがよいなら旭橋駅前。
那覇B級グルメにはVIOLETTE。
でも私は、お値段しだい!


那覇空港展望デッキ 沖縄海の生き物図鑑

2020-07-09 21:25:46 |  旅行
那覇に午前中に着いたものの、ホテルのチェックインまで時間もあって、天気も良かったので、時間つぶしに展望デッキに出てみた。
どこの展望デッキもそうだけれど、線や網に阻まれて、飛行機は撮りにくかった。
で、ダイバー的には、柱ごとに埋め込まれた、沖縄の生き物のタイルに注目。
サカナの顔が険しかったり、微妙だけれど、うちなーぐちがあるものは、名前が併記されていて、ちょっと興味深かったので、見た順番にパチリ。
よく晴れた日だったので、思い切り影がさしているけれど…

クジラ


ヒトヅラハリセンボン


サンゴ


オキナワハクセンシオマネキ


イソマグロ


スジアラ


ギンガメアジ


トゲチョウチョウウオ


タカサゴ


スミレヤッコ


トノサマダイ


サラダゴンベ


ハマクマノミ


ハナヒゲウツボ


コブシメ


カクレクマノミ


ケラマハナダイ


オニイトマキエイ


ミスジリュウキュウスズメダイ


ナンヨウハギ


フエヤッコダイ


ナンヨウブダイ


アケボノハゼ


ハマフエフキ



以上、沖縄の海で会える面々。
干潟にゆく機会がないので、オキナワハクセンシオマネキだけは、会ったことがない。









徳之島クジラ見2020年3月 スイム少々と食べ歩き

2020-07-07 22:23:54 |  旅行
ことしの春も、徳之島へ行った。

くじらたちが、もう北上を始めた3月で、少ないチャンスに賭けて、だ。
マリンサービス海夢居さんこと、ホエール・アドベンチャーさんの、ホエールウォッチング/ホエールスイムは大人気すぎて、クジラたちが一番熱い時期には、なかなか予約がとれないのだ。
まだ今年で3回目だけれど、年々とりにくさを増している。
そんなこんなで、空いていた3月11-12日のみトライで、2泊3日、離島旅としては、タイトな日程となった。

3月10日。
0.25日だけ働いて、羽田空港へ向かうべく、浜松町への山手線に乗っていたら、10時46分 ドクターイエローとすれ違った!
なんて幸先のいい!!
くじらと同じくらいうれしい!!!
テンションあがるぅー!!!!

が…
羽田空港は雨。


乗り継ぎ地の鹿児島空港も雨。


徳之島空港に近づくと、白波たって、




波ザバザバ。

こんなんであした船出る?


徳之島空港から、ホエールウォッチングの拠点となる亀津に向かうバスは、2人だけ乗せて出発。
ホテルは、ことしも「ホテル・レクストン徳之島」。


狭い部屋だけど、5階の部屋からは、いちおう海が見える。



さあ、亀津B級グルメ、今回は何食べよ?
まず、到着日の夕食は、「ラーメン来来」で、味噌バターラーメン。

王道な構成、ザ・味噌ラーメンなうまさ。


あくる3月11日。
いちおう晴れてくれた。
徳之島での朝食はコレ!と決めている、パン屋さん「ピーターパン」へ。
途中、川には鵜みたいな鳥がいっぱい。




サンライズ!



海も静かに見える。

2日分のパンをGET!



相変わらず、手造り感が、とっても気に入っている。

さて、ホエールウォッチング1日め。
天気は回復したけれど、海況が今ひとつで、午前中のみの出航となった。
クジラの頭数が減っている3月中旬、サーチは難航。
出てきたのは、親離れしたてという噂の、小ぶりなテールの一頭だけ。
ジャンプもしなければ、予想外のところから出てくる厄介なチビに翻弄されて終わった。

失意のまま選んだランチは、「さつま食堂」のカツカレー。

あすは勝つんだーーー!!


夜は、この日ご一緒させていただいた方と、お洒落な居酒屋「よつ葉」へ。


なかなか素敵なお店で。


おとーしも、


サラダも、


天ぷらも、

お洒落な盛りつけ。

しめの釜飯まで、

上品な味わいで美味しかった〜。


そして、ホエールウォッチング2日め。
きょうは風が落ちて、サーチの範囲が広がった。
トンバラ岩まで船は走り…


ここ、いつかダイビングで入ってみたいと…

迫力の岩にテンション上がるが、クジラはいない。

だんだん波も高くなってきて、亀津方面に戻りつつ、サーチは続くが、なかなか渋い。
でも、午後になって、まず、シンガー登場。
止まってくれたので、スイムとなるが、深すぎて見えない。
でも、水中で鳴り響く彼の歌は、聴いているだけで免疫力が高まる気がした。
なんだかその振動で、循環が良くなるような。

ついで、ペックスラップする者登場。
いちゃついているカップルで、近づけさせてくれた。
再びスイム!
しかと見えた!!
で、TGにめったに使わぬワイコンつけてたら、ワイコン回して水入れるの忘れ、あーれー!?

もー!!
また来年だ!

こうしてギリギリまでスイムして、しおしおのまま、急ぎ撤収!
3年連続、少ないチャンスでも、必ず水中クジラに導いてくださる海夢居の鈴木さんに感謝。

写真がなくたって、幸せな気持ちで、帰り道。
今年も徳之島空港で、鶏飯。




スープをかけて。

私が積極的に食べる、数少ない鶏メニュー。
あっさりしていて、毎週食べたい。

東京に帰った翌日、もう開花。

冬は大嫌い。
でも、クジラシーズンの終わりは、いつもさびしいもんだ。





ReTIME CABIN & HOTEL

2020-02-20 22:53:21 |  旅行
費用もスペースも「ミニマム」だけれど、「悪くない」と思える那覇の宿泊施設。
プロ野球のキャンプインやチャイニーズニューイヤーやら、繁忙期には那覇のホテルが高騰する。
いつも使っているホテルが、ン千円も高かったら、それは払いたくないわけで…

そんなとき、旭橋の「ReTIME」を、恩納村や与那国前泊で「おためし」してみた。


ゆいレール旭橋駅から徒歩5分、58号から見える、まぁまぁ便利な立地。


ReTIMEは、カプセルホテルの進化形って印象で、カプセルルーム、キャビンルーム、ホテルルーム仕様のファミリールームの3タイプがある。
「おひとりさま」利用なので、カプセルとキャビンを使用したレポートを。

まず、1階には、フロントとレストランがある。
館内土禁で、入り口の靴箱に、靴は収納して、希望者は100円で使い捨てスリッパが買える。
宿泊費の支払いは、フロント横の精算機で行うスタイル。


フロント横にレストランがあり、持ち込み含めて飲食できたり、わいわい話ができるのはここ。





朝食は600円だそうだ。

女性専用フロアは5階。


チェックイン時に、フィットネスクラブのキーみたいな、ICチップのリストバンドを渡され、それを入り口のセキュリティパネルにかざして中に入る。


キャビンスタイルのセクション。


キャビン507。


カーテン開けると…


1畳ほどのスペースと、ベッド。

隣り合わせの部屋が上段になっている模様。
下段の方が料金安い。

テレビはヘッドホンつけて見る。


不織布のバッグには、バスタオルとフェイスタオルが入っている。


カプセルは…

寝床はキャビンと同じ仕様。
キャビンもカプセルも、寝床にダイヤルロッカーがついている。


5階女性専用フロアのパウダールーム。


浴室は2階。
その2階はリラックスフロアになっていて。

マンガや雑誌が置いてある。



そして、男女別大浴場があって。


中には誰もいなかったので、詳細レポート。
まず、コインランドリーがある。


シャワーブースはひとつだけ。


浴室内のパウダースペース。

ご自由にお持ちくださいな、ブラシ、安全カミソリ、歯みがきセットがある。

大浴場。




サウナ。


湯上りには、水素水飲み放題。





3階は男性専用フロア、


4階は男女共用のMIXフロア。


6、7階がファミリールームのフロアになっている。

玄関近くには、レンタル傘。

雨が降った時、荷物がふけるよう、タオルなんかも置いてある。

レンタサイクルもある。


お得な回数券もある!


全体的な感想は、同じく旭橋にある「エアポートイン那覇」をちょっと良くした感じ。
清潔感があるので、1泊だったら、宿泊費を思えば、そこそこ快適と言える。

チェックしなかったけれど、1階にはダイビング器材収納スペースがあるのをウリにしているけれど、使い勝手はどうなんだろう?
寝床が煎餅布団ぎみなので、連泊は厳しいかな。
でも、予算を押さえたかったら、ありかな?と思わないでもない。
ただ、宿泊ゾーンは、周囲を配慮して、常に静粛を保たなくてはいけないのがストレス。
ダイバーは、カメラのセッティングやバッテリー充電がある人には、きついんではなかろうか?
ランドリー設備は真新しいけど、洗濯機回して、エレベーター乗って取りに行くとか、ちょっと面倒くさい。
宿泊ゾーンでは飲食も出来ないし。

前泊ならここ!
そんな感じだ。





***** 2021年1月追記 *****
ファミリールーム
ファミリールームは、6-7階にある。
私が泊まったのは、7階埠頭側の部屋。
過去、カプセルルームやキャビンルームの利用だったので、ドアを開けると、
「外が見える!」

ロフトつきで、4名まで泊まれる。

はしごを昇ると…


おふとん。



頭つっかっえるのイヤ。

降りるとき、ちょっとコワイ。


ツイン。




デスク。


トイレ。


奥にシャワールーム。

バスタブないし、超狭い。
2階の浴場に行かないとリラックスできないかも。

洗面。


ビューは

駐車場と埠頭。

壁が薄くて、隣の会話が筒抜け。
静粛さはカプセルルームやキャビンルームの勝ち!
使い勝手はよくないけれど、やっぱり外が見えるのと、トイレが部屋にあるのはいい!





令和元年真夏の屋久島(1)大雨の鹿児島前泊編 2019.7.21(日)

2019-12-10 22:02:20 |  旅行
7月21日、日曜日、真夏の屋久島を夢見て、鹿児島へ…。
でも、現実は大雨警報。
梅雨が空けない。

NH621便、羽田8:55発、鹿児島10:40着で、グレーな東京を出発。


上空は、見渡す限り、梅雨前線の分厚い雲。
きょうの富士山は、頭だけ。

先日からANAに乗ると「今日から俺は!!」を見ているが、飛行時間1時間45分では、今日俺2話分見終らないうちに着いちゃった。
そしてそこは、予報を裏切らない豪雨!


きょう屋久島に乗り継ぐわけではなく、鹿児島市内で泊まるので、急ぐ旅ではない。
まずはこの雨じゃ、ヤワな折り畳み傘では太刀打ちできないと、空港内のファミマでビニール傘GET。
ついでに鹿児島空港でのひそかなお楽しみ、さつま揚げの試食もしっかりしてから移動開始。
空港から市内への連絡バスは10分おきに出ているが、のりばには長蛇の列、補助席までパンパンで出発。
車内じめじめ〜、窓の外は雨、雨、雨。

鹿児島市内のこと、ほとんど調べてないけれど、ウィッシュリストには「いおワールドかごしま水族館」。
車中行き方をチェックし、ジンベエもいるのね、と高まる期待。
でも、Googleが示すただいまの混雑状況はすさまじく、戦意喪失。
まあ、学校はもう夏休み、しかも雨の日曜日だから、そりゃ、インドアな水族館は混むわな。
で、水族館はウィッシュリストから早々にはずれた。
バスが市街地に入り、鹿児島中央駅で大半の人が降り、次の天文館で、私を含めてほとんどの人が降りた。
雨はビチャビチャ降っているけれど、幸い、アーケード街。

バスを降りて、即、目が釘付けになったのが…。

クレープの自動販売機!
超気になる!
でも、ちょうどおひるどきなので、あと、あと。
いったんホテルに荷物を置いてから、鹿児島一の繁華街、天文館を歩く。

道ゆく人は完全スルーだけれど、私はまず、「あ!龍馬!」

「龍馬、お龍と薩摩でひと休み」というタイトルがついていて、日本初の新婚旅行ちうのところだそう。

路面電車とアーケードのある街並も珍しくて。


これといったあてもなく、アーケード街を歩き回る。
イタリアンに、オーガニック野菜の店。
興味をひく店はけっこうあって、そのつど立ち止まって悩んでみる。
ここで良いのか?と。
だって、せっかく鹿児島にいるんだから、鹿児島らしいものを食べたい。
百貨店の山形屋前を通ったとき、前に空港で食べた、鹿児島のソウルフード「山形屋の焼きそば」でもいいかな?と思ったりもした。
でも、店内をチラ見すると、高級ブランドばかり、「ソウルフードの焼きそばは、どこですかー?」って聞くのも気がひける。
ちなみに山形屋、大きいし、建物はルネッサーンス!だし、すごいすごい。
ま、食べたことあるし、空港でも食べられるから、きょうのところはいいか…
やっぱり、薩摩なら、黒豚のカツがいいかも。
手軽な店を見つけたけど、ウェイト。
私も並びかけたものの、ずっと足が痛くて、ワークアウトサボってまたミシュラン体形が進んできたから、トンカツ食べてる場合じゃないかぁ。

そうこうするうちに…
白熊が「やっと逢えたね」って。
うん、うん。70周年って、ずいぶんと歴史あるのね。

「しろくまくんにさわってみて。きっといい日になるよ」で、ベタベタさわってみる。

ここが、今や有名な白熊アイス発祥の、「むじゃき」!

鹿児島名物だし、もう、ランチがわりに「白熊」もあり? 
ありよりのあり!
でも、サンプルをよく見ると、白熊トッピングのアズキやメロンが好みじゃない。
ストロベリー白熊がいいかなぁ、これも白豆が邪魔だし、やはりここは正統派で白熊でないと。
こうして決めかねているうちに、体冷えそうだし、クレープも食べたいし、きょうはやめとこ。
結局、アーケード街を2巡して、6月末からダイビング続きで、ふところも寒いので、すき家に着地。
普通に牛丼並を食べ、食後は、私の生活圏にはないコメダ珈琲店でコーヒー。
別に鹿児島で飲み食いするもんでもないだろ!?な、残念チョイス。
そして、3時すぎにクレープの自動販売機に戻ったら、クレープ、売り切れだった。ショック!

コメダを出て、また適当に歩いていたら、アーケードがとぎれ、突如車が行き交う通りに出た。
前方に大きな鳥居も見える。
雨もポツポツ程度になったし、とりあえず近寄ってみよう。
信号待ちしながらググると、島津斉彬公を祀る「照国神社」で、パワースポットらしい。
意図していなかったパワースポット出現に、なんか得した気分。
さあ、まずは目先の梅雨明け祈願かな?

神社の少し手前には、カブトムシとドングリが気になる博物館もある。


そして照国神社の鳥居に到達。




重厚な扉。


雨上がりの境内。開かれた感じでよいな。

悪天候のあとで、3-4人しか参拝客はいなかったけれど、社務所にはたくさんの御守りなどが並んでいた。

羽ばたく鳥型の植え込み(?)は「斉鶴」というそうで、立ち止まって見入ってしまう。


ぴーんよろろー。
見上げれば、雨上がりの空にトンビが舞い…

このまま晴れて~!

道路標識を見ると、遠くまで来たなぁ、と思う。



「枕崎」と見ると、吐噶喇へ出航のイメージで、ダイバーの血が騒ぐ。
鹿児島には、ウィッシュリストに入ったままの海がたくさん!


きょうのおやどは、ホテルサンフレックス鹿児島。

屋久島ゆきの船が出る港に近いので選んだ。
ホテル前の道をまっすぐ行けばドルフィンポート、そして右に曲がれば船のりばがある。


部屋は狭いけれど、清潔感がある。





それに、フロントの人たちが皆プロ意識が高くて、感じよい。

ところで、ホテルの斜め向かいに、人だかりがあり、見れば氷屋さん。
「柳川氷室」

ググると地元民から大人気の氷屋さんなので、さっそく並んでみる。
見ていると、ミルクがけにする人が多いが、私はやっぱり、ストレートで定番いちご。

氷はフワフワ、味はシンプル、ちょっと甘いけど、日本のかき氷ここにありな味わい。
炎天下だったら、さぞおいしいことだろう。
白熊いかなくてよかった…

氷食べたら、あしたは早いから引きこもろう。
天文館の繁華街がすぐそこにあるのに、昼にさんざん歩いたので、夜出直す気はさらさらない。
アーケードのお惣菜屋さん「かごしま産直市場のお惣菜屋」でタイムセールをやっていたので、夕食用に買っておいたお弁当と檸檬堂(まだ東京発売前だった)で部屋飯。



おいしいお弁当は、半額でコスパ最高だけれど、なんかわびしくなってきた。
せっかくの鹿児島前泊なのに、鹿児島最大の繁華街の天文館がそこにあるのに、鹿児島グルメを棒に振った。
まあ、私は潜りにきたんだ!




なかどまinn Room212

2019-12-05 22:29:34 |  旅行
なかどまinnの212号室に、はじめて泊まった。
たてものの、南側にあたる角部屋で…

通路の奥にあって、いい感じ。

部屋の横は、畑と裏山。


ツインルームはカーブを描いており…


バスルームもカーブを描いている。




備品や調度品は他のお部屋と同じ。










ベランダ。


べらえからお月見もできるけど…


草木に囲まれているので…


えっ?

…だったりする。

他のお部屋より、プライベート感があるのがいいかも。

もっと長居したかったけど、12時間くらいしかいなかった。
7月14日の夜になってからチェックインして、翌朝早くにチェックアウトしたので、ちょっともったいなかった。
次の沖縄本島も、またきっとなかどまinn。

2度めのパラオホテル 2019.6.30-7.4

2019-10-16 16:10:39 |  旅行
1年ちょいぶりでパラオホテルに着いたら、エントランスには、固そうなクラゲ発生。






今回のルームナンバーは314。

前回の3階からステップアップ!?
エレベーターのないパラオホテル、フロントのキレイなフィリピン人女子が、「荷物は誰かに運ばせるわ」というので、おまかせしたら、ごつい女子が出て来た。
「えー!?女子にぃ〜!?」というリアクションをしたら、「OK、She is very strong!」ですと。
で、大きなダイビングバッグを大して苦もなさそうに運んでくれた。

ツインのお部屋。

今回もタオルアートはブタ(?)で、脱力。





大画面のテレビはあれど、見るものない…


ライティングデスク。


ミニバーコーナー。


ミネラルウォーターは毎日2本もらえる。


歯ブラシ、シャワーキャップ、くし、カミソリ…パッケージの見た目は良いけれど、中身は…


スリッパとティー、スナックが同列って?


シャワーオンリーのバスルームは、最低限。




名ばかりのオーシャンビュー。
バルコニーからは、変わらず中古車販売と…


パラオ パラダイス ホテル…

そして2階に設置されたクラゲヘッド。

朝食バフェ。おいしくはないけれど、ないよりマシ。






コースターもマンタ。


廊下に出ないと、WiFiはほとんどつながらないので、夜にはソファは争奪戦になる。




真昼のパラオホテル。


なんか、クラゲの位置がテキトー。