"2019年7月13日(土)
丹後街道歩き、福井県三方駅からスタート!
ですが、その前に寄り道。
て、いきなり寄り道かい?
いや、寄り道というよりも本日は三方五湖だけで1日潰してもいいという気持ちでした。
昼前に三方駅到着。
丹後街道歩き、福井県三方駅からスタート!
ですが、その前に寄り道。
て、いきなり寄り道かい?
いや、寄り道というよりも本日は三方五湖だけで1日潰してもいいという気持ちでした。
昼前に三方駅到着。
小浜線、電車の本数が少ないのでこの時間にしか来れない。
三方五湖巡り、歩いて回るのは無理。
だから、駅のレンタサイクル借りた。
午後5時まで、500円也。
15分で
【福井県年縞博物館】
に到着。
昨年の9月オープンなので、まだ新しい博物館です。
三方湖のそばの縄文博物館の敷地に建てられた。
「年縞」,
ねんこう、と読む。
変な名前ですが、これが凄いんです。
年縞とは、プランクトンや鉄分など、季節によって異なるものが湖の底に毎年積もることで、縞(しま)模様になった泥の地層。
三方町の隣の水月湖にたまった年縞は、世界一の長さ45m。
7万年間、毎年途切れることなく今も積もり続けてます。
年縞よりも我々は年輪のほうが馴染みあり時代測定に使用されてるが、年縞のほうがより優れてる。
年縞に含まれる花粉の種類や量、火山灰から当時の気温や降水量、火山活動がわかる。
水月湖の年縞は、たまたま偶然、この縞模様が乱されなくて残ったので、世界標準の年代のものさしとなり、
考古遺物の放射性炭素年代測定の精度を飛躍的に向上させたのです。
湖に魚などの生物がいて人間の活動があったり、河川からの土砂の流入があると縞模様は乱れてしまうが、
水月湖はほとんど生物がいないので人間の活動が無かった
土砂も流入しない。
年縞にとってまさに絶好の環境の湖だったのです。
7万年の年縞を展示するために
変な名前ですが、これが凄いんです。
年縞とは、プランクトンや鉄分など、季節によって異なるものが湖の底に毎年積もることで、縞(しま)模様になった泥の地層。
三方町の隣の水月湖にたまった年縞は、世界一の長さ45m。
7万年間、毎年途切れることなく今も積もり続けてます。
年縞よりも我々は年輪のほうが馴染みあり時代測定に使用されてるが、年縞のほうがより優れてる。
年縞に含まれる花粉の種類や量、火山灰から当時の気温や降水量、火山活動がわかる。
水月湖の年縞は、たまたま偶然、この縞模様が乱されなくて残ったので、世界標準の年代のものさしとなり、
考古遺物の放射性炭素年代測定の精度を飛躍的に向上させたのです。
湖に魚などの生物がいて人間の活動があったり、河川からの土砂の流入があると縞模様は乱れてしまうが、
水月湖はほとんど生物がいないので人間の活動が無かった
土砂も流入しない。
年縞にとってまさに絶好の環境の湖だったのです。
7万年の年縞を展示するために
建物も展示室も
パンフレットも
縦長になりました。
年縞は、バーコード状の地層と言ってもよい。
現在、立命館大学草津キャンパスの研究者が中心になって活動されてるそうです。
展示解説者がおられたので、ごくごく素人の質問をいくつもぶつけました。
琵琶湖は少しずつ北に移動してるので、そのうち若狭湾に到達しますよ
と言ったら、
いや、野坂山地を越えるのは難しいでしょう、という返事でした。
もっと難しい専門的なことを聞けよ?
展示品に一冊の分厚い本がありました。
立命館大学の教授から借りてるそうです。
教授はヨーロッパに行った時に買ったが、今や貴重の本として凄い金額になるとか?
この本の著者が、
ミランコビッチさん。
聞いたことの無い人ですよね。
この人、地球の公転軌道を調べて数万年間隔で氷河期と現代のような暖かい時期が交互に現れるということを発見した。
太陽を回る地球の軌道は一定じゃない。
それは地軸がずれてるのと、他の外的要因もある。
これ以上の難しい説明は我が輩には無理ですが、
要するに氷河期は周期的に訪れる。
氷河期のほうがはるかに長くて現在のような暖かい時期は短いのです。
それはともかくとして、
この机上論は当時、あまり評価されてなかった。
評価されたのはミランコビッチさんが亡くなってから。
そして、この年縞の調査で地球の環境の変化を調べたら氷河期の変化が見事に当たっていて、ミランコビッチ氏の論説が実証されたのです。
これは凄いですよね。
当然ながら、数万年後にまた氷河期がやってくるのですが、
現在大気圏の二酸化炭素が増えすぎて、もしかしたら、氷河期に突入できなくなる、あるいは遅れる可能性がある。
つまり地球温暖化ですわ。
海水面が上がれば、濃尾平野、関東平野、大阪平野など大都市圏はみな水没します。
我が滋賀県は大丈夫なので、今のうちに首都を滋賀県に移したほうがいいのですが…
年縞は、バーコード状の地層と言ってもよい。
現在、立命館大学草津キャンパスの研究者が中心になって活動されてるそうです。
展示解説者がおられたので、ごくごく素人の質問をいくつもぶつけました。
琵琶湖は少しずつ北に移動してるので、そのうち若狭湾に到達しますよ
と言ったら、
いや、野坂山地を越えるのは難しいでしょう、という返事でした。
もっと難しい専門的なことを聞けよ?
展示品に一冊の分厚い本がありました。
立命館大学の教授から借りてるそうです。
教授はヨーロッパに行った時に買ったが、今や貴重の本として凄い金額になるとか?
この本の著者が、
ミランコビッチさん。
聞いたことの無い人ですよね。
この人、地球の公転軌道を調べて数万年間隔で氷河期と現代のような暖かい時期が交互に現れるということを発見した。
太陽を回る地球の軌道は一定じゃない。
それは地軸がずれてるのと、他の外的要因もある。
これ以上の難しい説明は我が輩には無理ですが、
要するに氷河期は周期的に訪れる。
氷河期のほうがはるかに長くて現在のような暖かい時期は短いのです。
それはともかくとして、
この机上論は当時、あまり評価されてなかった。
評価されたのはミランコビッチさんが亡くなってから。
そして、この年縞の調査で地球の環境の変化を調べたら氷河期の変化が見事に当たっていて、ミランコビッチ氏の論説が実証されたのです。
これは凄いですよね。
当然ながら、数万年後にまた氷河期がやってくるのですが、
現在大気圏の二酸化炭素が増えすぎて、もしかしたら、氷河期に突入できなくなる、あるいは遅れる可能性がある。
つまり地球温暖化ですわ。
海水面が上がれば、濃尾平野、関東平野、大阪平野など大都市圏はみな水没します。
我が滋賀県は大丈夫なので、今のうちに首都を滋賀県に移したほうがいいのですが…
展示室から三方湖を見る
滋賀県と言えば、実は明治時代初期のちょこっとだけですが、若狭国を併合したことがあります。
内陸県の滋賀県としては願ったりかなったりでしたが、結局は人口対策として若狭は福井県の一部になってしまった。
ちなみに若狭地方は京都府や滋賀県など近畿地方との繋がりが深く、越前とは全く文化を異にするそうです。
湖西の西岸断層も若狭と繋がってるんですよ。
地下まで繋がってるとはびっくりポン!
大地震が起きたら、それこそ若狭と近江は一蓮托生、ドボンですわ。
京都盆地も断層にともなう地震が多くて伏見城の天守が壊れた伏見地震が有名ですよね。
秀吉が家康を潰すことができなかったのは二度の大地震のせい、だと言われてます。
逆に家康は地震に救われた…
とまぁ、あれやこれやと多岐にわたる話をさせてもらいました。
話に夢中になって展示品を撮影するのを忘れました…
いやそれより
解説者のあの人、もしかしたら偉いさんだったのかも?
詳しい解説、感謝感謝です。
年縞に特価した貴重な博物館、この素晴らしい博物館をつくってくれた福井県にも感謝。
子供から大人まで絶対に訪れるべき博物館です!
この後、隣の縄文博物館
も見学(共通券700円)、
復元された竪穴住居、ここで昼食のパン食べた。
午後は、
レンタサイクルで三方五湖を巡ることにしました。
しばらく走ると
湖に浮かぶ『舟屋群』。
しばらく走ると
湖に浮かぶ『舟屋群』。
茅葺きです。
いいですね。
昔はこのような建物がいっぱいあったのだろうね。
ここで、雨がひどくなってきた。
あともう少しで年縞の泥がたまってる水月湖なのですが、
ずぶ濡れ状態で自転車走らせるのは無理。
仕方なく、今回は断念!
仕方なく、今回は断念!
三方五湖道の駅で雨宿りして
三方駅まで戻りました。
自転車を返した後は、
傘さして丹後街道歩き再開、
2つ隣の十村駅まで進みました。
夕方5時過ぎ、この時期ならまだまだ明るいけど、雨には勝てず本日の歩き、打ち止めにしました。
梅雨だから仕方ないけど、天気予報では「曇り」だったのに!
残念無念でした。
ちなみに三方五湖巡りは、20数年前にしました。
遊覧船にも乗りましたよ。
馬《●▲●》助ヒヒーン♪