2010/01/01
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(1)慈悲心
みなさま、あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願い申し上げます。
今年の日記のタイトルは「十一慈悲心鳥日記2011」です。
2000年の「ミレニアム日記」以後、2001一期一会日記、2002二兎追う日記、2003三色七味日記、2004四つ葉の幸せ日記、2005五感をみがく日記、2006六日のあやめ日記、2007七宝七竈日記、2008八衢(やちまた)日記、2009九年母(くねんぼ)日記2010十人十色日記、と、年に語呂合わせしたタイトルをつけてきました。
慈悲心鳥というのは、ジュウイチ(十一)という鳥の別名で、鳴き声が「じゅういち、じゅういち」また「ジヒシン、ジヒシン」と聞こえるのだそうです。
バードウォッチング写真のジュウイチを掲載しているサイト
http://blog.goo.ne.jp/dv-sato/e/3c070fc16d41db041117b8aebf6f7eaf
『慈悲心鳥』は、戦前には人気の小説でした。菊池寛の小説『慈悲心鳥』を原作として、1929、1936、1954年と、3度も映画化されています。また、岡本綺堂の短編にも「慈悲心鳥」という作品があるというので、春庭ごときのコラムのタイトルに借用したら罰当たりかも知れませんが、もともと春庭という名乗りが本居春庭という大学者からの借用なのですから、もうバチなんぞ気にしてはいられません。
2011年は、春庭の生活にももうちょっと「慈悲」のお恵みがあるよう、祈っていますが、どうなることやら。生活は今年も厳しそうです。
わが家のペット、ロップイヤーうさぎの「ふうちゃん」の耳も、いよいよ下向きに垂れており、景気は悪くなる一方の世のしだいですが、春庭は「じゅういち、じひしん」と泣きながらも、がんばって生き抜く所存です。
皆々様におかれましても、よい1年となりますように。
<つづく>
00:11 コメント(5) ページのトップへ
2011年01月02日
ぽかぽか春庭「ゴールドライフ兎」
2011/01/02
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(2)ゴールドライフ兎
SNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用しています。姪たちとはmixiでの交流を続けています。3人の姪と交流するサイト、別の1人の姪と交流するサイトのふたつを利用しています。
2011年の年末に、facebookに参加しました。mixiは日本語サイトが中心ですが、facebookは世界中の人と交流ができます。
2009年に中国で教えた学生のうち、facebookに登録している学生と「友達登録」ができました。慶応大学、京都大学、東京大学、東京工業大学、などの大学院博士課程に在学中の学生たちとfacebookを利用して写真を公開したり、メッセージ交換をしたり、交流を楽しんでいます。
こうしてパソコンによって新しい交流もできますが、パソコンオンチなので壊れてしまったパソコンに入れておいたURLやパスワードなどを忘れてしまうと、新しいパソコンにしたとき、どのようにして古いデータを救出していいのかもわからず、お気に入りに入れていたURLもわからないままになっていました。
2008年にノートパソコンにしてから、壊れたディスクトップを放置したまま、捨てるに捨てられずいました。自分のブログもどうやって書き込みをするのかわからなくなって、「HAL-niwa Annex」以外のは放置してありました。本宅の「話しことばの通い路」も、2年ほど更新なしです。ヤフーブログもあったのですが、何でも忘れるので、自分のブログタイトルも忘れてしまいました。
大晦日にようやくヤフーブログの「coHALゴールドライフ」という自分のサイトにたどりついて、更新することができるようになりました。
電車でシルバーシートに座るなら「シルバーライフ」ですが、輝く人生をめざす「ゴールドライフ」という意味合いで、老いの日々を記録していくつもりのブログです。
1月2日の日記として、わが家のうさぎをUPしました。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/haruniwa55hal/view/20110102
年賀状もこの写真。1月1日に私が撮った写真をUPしたら、兎の飼い主の娘が「母の撮った写真、かわいくない。私がケータイで撮ったふうちゃんがかわいい」と言って、写真のさしかえを命じられました。
わが家のペット兎、初代はネーデルランド・ドワーフ(灰色)、次がハーレクイン・ブラックジャパニーズ(三毛猫のような毛色)、今の3代目がホーランドロップイヤー(真っ黒)。2004年3月からわが家のペットになりました。まっくろくろで、あまり他には同じようなのがいないと思っていたのですが、検索してみれば、そっくりの兎を飼っている人がいました。
娘に見せたら、「あれ?母がふうちゃんを撮影してユーチューブに載せたの?」と言ったくらい、そっくりで、背中にちょこっと白い毛が見えるところまで同じです。
http://www.youtube.com/watch?v=fwGkaiZAbFc
わが家はベランダで飼っているのですが、動画のクロスケ兎は庭でボール遊びなどしていて元気そうです。うちのふうちゃんは、もう年寄り兎(7歳)で、昨年は2度の腫瘍の切除手術を受けました。このあと、どれくらいいっしょにいられるのかわかりませんが、うさぎ年の今年は、きっとよい年だろうと思っています。
mixiもfacebookも、OCNCafeも、いろいろな方々とのつながりを大事にしていける1年にしたいです。
<つづく>
00:14 コメント(3) ページのトップへ
2011年01月03日
ぽかぽか春庭「恵比寿大黒宝船散歩」
2011/01/03
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(3)恵比寿大黒宝船散歩
せっかくのお正月だから、なにやら目出度いことをしようと思いましたが、お金のかかることはできないし、元旦は家隠りしておりました。でも、2日はよいお天気に誘われ出かけました。
出かけた先は恵比寿です。七福神巡りはできないけれど、恵比寿にでかければ、「恵比寿大黒、福もって来い」ってなもんで、もう私の1年は福やら財やら長寿やら、目出度い限りに決まってます。と、信じている私のオツムが一番目出度いって話ですが。
恵比寿で何するかっていうと、写真美術館へ参りました。正月以外でもいつも恵比寿にあるんですけど、東京近代美術館と東京都写真美術館が1月2日は無料公開日になっているのを知って、おでかけです。新春ピッカピカの青空の下、冬木立が美しい一日。竹橋→恵比寿の順に巡りました。
「ご招待」「無料」「タダ」というのが大好きな春庭、正月早々「タダ」で楽しみ、今年の宝船も七福神のかわりに貧乏神でも乗ってくるような、、、、、いえいえ、蜉蝣長者(ポプラ社社長)や「もしドラ長者(岩崎夏海)」には及ばないまでも、この太鼓腹には福が満々詰まっているのに決まっていますとも。
新春アート散歩、楽しかったですが、唯一誤算は、近代美術館工芸館に向かうとき、新年参賀を終えて北詰橋門からどっと出てくる人並みと遭遇したこと。手に手に日の丸を持ち、「新年のおことば」を聞いた人々が満足そうに出てきて、あ、これはこのまま帰宅しないで東京観光のついでと工芸館に立ち寄る人も多そうだなあ、と思ったらその通りになり、いつもなら閑散としている工芸館が押すな押すなの賑わいでした。
日頃は伝統工芸などを見る機会がない人も、こういう機会にすぐれた作品と出会って目の保養をするのもいいことだ、と思って押すな押すなの人々といっしょに「人形展」や「人間国宝コーナー」を見て回りましたが、私の横のご主人は、作品ごとに「これ、いくらくらいなんかなぁ」と、隣の奥さんに聞いています。値段に換算しないと納得できないという鑑賞法もありでしょうけれど、、、、。
お金持ちが高い値段を払うことに満足して、名作を蔵の中にしまい込むのも「美術品の価値」ではあるのでしょうが、せっかく日の丸振って「おことば」を聞いてきたのですから、皇室へ献上された名宝を三の丸尚蔵館で国民に一般公開するっていう方法をとった皇室を見習うのも一案かと。昭和天皇崩御後、そのまま皇室美術品を皇室が所蔵するためには莫大な相続税がかかるため、国に寄贈されたという品々が三の丸尚蔵館にあります。あは、雲の上つ方も相続税には勝てないらしい。やっぱりお値段が問題なのね。
隣のご夫婦に教えてやりたかった。えっと、この人間国宝の螺鈿蒔絵の棗は、1階のグッズ売り場に出せばひとつ800万円ほどじゃないかしら。お買い得よね。恵比寿大黒、福もって来い!
真っ青な空、宝船に乗って空を駈けるような気分で北の丸公園の端を歩きました。
(冬木立と兎の画像付き日記はこちらに)
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/haruniwa55hal
<つづく>
09:07 コメント(3) ページのトップへ
2011年01月04日
ぽかぽか春庭「恵比寿でガイアシンフォニー」
2011/01/04
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(4)恵比寿でガイアシンフォニー
1月2日の新春散歩、近代美術館を見てから恵比寿へ。恵比寿駅ビルの中でランチ。タンシチューとアボガドサラダ。動く歩道でエビスガーデンプレイスへ。
写真美術館に3時に入館し、スナップ写真展へ行こうとしたら、1階で地球交響楽(ガイア・シンフォニー)紹介のイベントが行われていました。無料だから見た。3:15から第2部が始まり、地球交響楽7番の予告編が上映されているところです。私はその最後の部分「奄美大島の日食観察」が映されているときに入場。
第2部は、地球交響曲の龍村仁監督夫人、プロデューサーの龍村ゆかりさんが司会進行で、「幸+福(サチフク)」と「coco←musika(ココムジカ) 」の歌が披露されました。シンガーソングライター「幸+福」は、環境保護と相性の良さそうな歌を作っているようで、「地球交響曲」とは御縁が深いそうです。「くじらの歌」「ひとつのわ」の2曲、癒し系の歌詞と歌声でした。
「coco←musika 」は、ギタリスト梶原順さんと三線奏者ゲレン大嶋さんにベースとパーカッションが加わったユニット。三線のメロディはゆったりと心地よい時空にこの身を運んでくれる音でした。
地球交響曲は、1992年公開の1番から2011年公開の7番まで20年にわたって撮影されてきたドキュメンタリー映画。地球の自然と共鳴しながら生きている人へのインタビューを中心に、自主上映運動によってファンを広げてきました。
スピリチュアル系というかエコロジー系というかわからないけれど、私のごとく、年中「なんか金儲けできそうなウマい話はころがっていないか」「明日食っていくために、今、何するか」という俗っぽいところで生きている者にはちょっぴり敷居が高い映画かも。で、私は一度も見たことはないけれど、たぶん、とてもよいドキュメンタリーなのだろうと思います。何とか明日食っていけそうになったら、見たいと思います。
イベントのあと、2階3階の「スナップ展」を見ましたた。3階は収蔵品展示の「かがやきの瞬間スナップショット」
ポール・フスコ1968「ロバート・F・ケネディの葬式列車RFK Funeral Train」がとても印象深かった。暗殺されたRFKの遺体がNYから国葬が行われるワシントンDCに電車で運ばれた。沿線に立ち尽くして哀悼するアメリカ国民を、Funeral Trainの窓から撮影したスナップ作品。
「RFK Funeral Train」の紹介サイト
http://digitaljournalist.org/issue0108/train_index.htm
2階は「日本の新進作家展vol.9ニュー・スナップショット」。
「東京水景」「無名の街」をデジカメで撮影したスナップがとてもよかった。写真家結城臣雄は、2000年ころから東京の街を取り始め、7万点の中から選んだスナップショットが並んでいるのだという。結城臣雄は、1987年ソニー・ウォークマンのCM「瞑想するサル」で数々の広告写真の賞を得た写真家。
http://www.youtube.com/watch?v=IKzNIP1x1R4
6時の閉館時間まで写真美術館にいました。帰りは恵比寿ガーデンプレイスのバカラシャンデリアを見ました。この前恵比寿ガーデンプレイスに来たとき、娘息子とこのシャンデリアを見上げたので、いつもあるのだと思ったら、1年ぶりのシャンデリア復活だったそう。ガーデンプレイス三越の中で売っているバカラのグラスは1つが3万円なんて聞くと、ショウケースを見る気にもなれないけれど、このバカラシャンデリアは買うとすると7億円だそうなので、「こいつは春から豪勢なキラキラだぜ」と思うと、腹も立たない。明日食っていけるかどうかは定かでないが、今夜のところは、このシャンデリアを背に帰っていくことにしよう。
無料公開日の近代美術館と写真美術館ですごしたひととき、楽しい正月でした。
ココムジーカ、バカラシャンデリアの画像付き日記はこちら
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/haruniwa55hal
<おひらき>
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(1)慈悲心
みなさま、あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願い申し上げます。
今年の日記のタイトルは「十一慈悲心鳥日記2011」です。
2000年の「ミレニアム日記」以後、2001一期一会日記、2002二兎追う日記、2003三色七味日記、2004四つ葉の幸せ日記、2005五感をみがく日記、2006六日のあやめ日記、2007七宝七竈日記、2008八衢(やちまた)日記、2009九年母(くねんぼ)日記2010十人十色日記、と、年に語呂合わせしたタイトルをつけてきました。
慈悲心鳥というのは、ジュウイチ(十一)という鳥の別名で、鳴き声が「じゅういち、じゅういち」また「ジヒシン、ジヒシン」と聞こえるのだそうです。
バードウォッチング写真のジュウイチを掲載しているサイト
http://blog.goo.ne.jp/dv-sato/e/3c070fc16d41db041117b8aebf6f7eaf
『慈悲心鳥』は、戦前には人気の小説でした。菊池寛の小説『慈悲心鳥』を原作として、1929、1936、1954年と、3度も映画化されています。また、岡本綺堂の短編にも「慈悲心鳥」という作品があるというので、春庭ごときのコラムのタイトルに借用したら罰当たりかも知れませんが、もともと春庭という名乗りが本居春庭という大学者からの借用なのですから、もうバチなんぞ気にしてはいられません。
2011年は、春庭の生活にももうちょっと「慈悲」のお恵みがあるよう、祈っていますが、どうなることやら。生活は今年も厳しそうです。
わが家のペット、ロップイヤーうさぎの「ふうちゃん」の耳も、いよいよ下向きに垂れており、景気は悪くなる一方の世のしだいですが、春庭は「じゅういち、じひしん」と泣きながらも、がんばって生き抜く所存です。
皆々様におかれましても、よい1年となりますように。
<つづく>
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2011年01月02日
ぽかぽか春庭「ゴールドライフ兎」
2011/01/02
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(2)ゴールドライフ兎
SNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用しています。姪たちとはmixiでの交流を続けています。3人の姪と交流するサイト、別の1人の姪と交流するサイトのふたつを利用しています。
2011年の年末に、facebookに参加しました。mixiは日本語サイトが中心ですが、facebookは世界中の人と交流ができます。
2009年に中国で教えた学生のうち、facebookに登録している学生と「友達登録」ができました。慶応大学、京都大学、東京大学、東京工業大学、などの大学院博士課程に在学中の学生たちとfacebookを利用して写真を公開したり、メッセージ交換をしたり、交流を楽しんでいます。
こうしてパソコンによって新しい交流もできますが、パソコンオンチなので壊れてしまったパソコンに入れておいたURLやパスワードなどを忘れてしまうと、新しいパソコンにしたとき、どのようにして古いデータを救出していいのかもわからず、お気に入りに入れていたURLもわからないままになっていました。
2008年にノートパソコンにしてから、壊れたディスクトップを放置したまま、捨てるに捨てられずいました。自分のブログもどうやって書き込みをするのかわからなくなって、「HAL-niwa Annex」以外のは放置してありました。本宅の「話しことばの通い路」も、2年ほど更新なしです。ヤフーブログもあったのですが、何でも忘れるので、自分のブログタイトルも忘れてしまいました。
大晦日にようやくヤフーブログの「coHALゴールドライフ」という自分のサイトにたどりついて、更新することができるようになりました。
電車でシルバーシートに座るなら「シルバーライフ」ですが、輝く人生をめざす「ゴールドライフ」という意味合いで、老いの日々を記録していくつもりのブログです。
1月2日の日記として、わが家のうさぎをUPしました。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/haruniwa55hal/view/20110102
年賀状もこの写真。1月1日に私が撮った写真をUPしたら、兎の飼い主の娘が「母の撮った写真、かわいくない。私がケータイで撮ったふうちゃんがかわいい」と言って、写真のさしかえを命じられました。
わが家のペット兎、初代はネーデルランド・ドワーフ(灰色)、次がハーレクイン・ブラックジャパニーズ(三毛猫のような毛色)、今の3代目がホーランドロップイヤー(真っ黒)。2004年3月からわが家のペットになりました。まっくろくろで、あまり他には同じようなのがいないと思っていたのですが、検索してみれば、そっくりの兎を飼っている人がいました。
娘に見せたら、「あれ?母がふうちゃんを撮影してユーチューブに載せたの?」と言ったくらい、そっくりで、背中にちょこっと白い毛が見えるところまで同じです。
http://www.youtube.com/watch?v=fwGkaiZAbFc
わが家はベランダで飼っているのですが、動画のクロスケ兎は庭でボール遊びなどしていて元気そうです。うちのふうちゃんは、もう年寄り兎(7歳)で、昨年は2度の腫瘍の切除手術を受けました。このあと、どれくらいいっしょにいられるのかわかりませんが、うさぎ年の今年は、きっとよい年だろうと思っています。
mixiもfacebookも、OCNCafeも、いろいろな方々とのつながりを大事にしていける1年にしたいです。
<つづく>
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2011年01月03日
ぽかぽか春庭「恵比寿大黒宝船散歩」
2011/01/03
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(3)恵比寿大黒宝船散歩
せっかくのお正月だから、なにやら目出度いことをしようと思いましたが、お金のかかることはできないし、元旦は家隠りしておりました。でも、2日はよいお天気に誘われ出かけました。
出かけた先は恵比寿です。七福神巡りはできないけれど、恵比寿にでかければ、「恵比寿大黒、福もって来い」ってなもんで、もう私の1年は福やら財やら長寿やら、目出度い限りに決まってます。と、信じている私のオツムが一番目出度いって話ですが。
恵比寿で何するかっていうと、写真美術館へ参りました。正月以外でもいつも恵比寿にあるんですけど、東京近代美術館と東京都写真美術館が1月2日は無料公開日になっているのを知って、おでかけです。新春ピッカピカの青空の下、冬木立が美しい一日。竹橋→恵比寿の順に巡りました。
「ご招待」「無料」「タダ」というのが大好きな春庭、正月早々「タダ」で楽しみ、今年の宝船も七福神のかわりに貧乏神でも乗ってくるような、、、、、いえいえ、蜉蝣長者(ポプラ社社長)や「もしドラ長者(岩崎夏海)」には及ばないまでも、この太鼓腹には福が満々詰まっているのに決まっていますとも。
新春アート散歩、楽しかったですが、唯一誤算は、近代美術館工芸館に向かうとき、新年参賀を終えて北詰橋門からどっと出てくる人並みと遭遇したこと。手に手に日の丸を持ち、「新年のおことば」を聞いた人々が満足そうに出てきて、あ、これはこのまま帰宅しないで東京観光のついでと工芸館に立ち寄る人も多そうだなあ、と思ったらその通りになり、いつもなら閑散としている工芸館が押すな押すなの賑わいでした。
日頃は伝統工芸などを見る機会がない人も、こういう機会にすぐれた作品と出会って目の保養をするのもいいことだ、と思って押すな押すなの人々といっしょに「人形展」や「人間国宝コーナー」を見て回りましたが、私の横のご主人は、作品ごとに「これ、いくらくらいなんかなぁ」と、隣の奥さんに聞いています。値段に換算しないと納得できないという鑑賞法もありでしょうけれど、、、、。
お金持ちが高い値段を払うことに満足して、名作を蔵の中にしまい込むのも「美術品の価値」ではあるのでしょうが、せっかく日の丸振って「おことば」を聞いてきたのですから、皇室へ献上された名宝を三の丸尚蔵館で国民に一般公開するっていう方法をとった皇室を見習うのも一案かと。昭和天皇崩御後、そのまま皇室美術品を皇室が所蔵するためには莫大な相続税がかかるため、国に寄贈されたという品々が三の丸尚蔵館にあります。あは、雲の上つ方も相続税には勝てないらしい。やっぱりお値段が問題なのね。
隣のご夫婦に教えてやりたかった。えっと、この人間国宝の螺鈿蒔絵の棗は、1階のグッズ売り場に出せばひとつ800万円ほどじゃないかしら。お買い得よね。恵比寿大黒、福もって来い!
真っ青な空、宝船に乗って空を駈けるような気分で北の丸公園の端を歩きました。
(冬木立と兎の画像付き日記はこちらに)
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/haruniwa55hal
<つづく>
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2011年01月04日
ぽかぽか春庭「恵比寿でガイアシンフォニー」
2011/01/04
ぽかぽか春庭十一慈悲心鳥日記>謹賀新年うさぎ年(4)恵比寿でガイアシンフォニー
1月2日の新春散歩、近代美術館を見てから恵比寿へ。恵比寿駅ビルの中でランチ。タンシチューとアボガドサラダ。動く歩道でエビスガーデンプレイスへ。
写真美術館に3時に入館し、スナップ写真展へ行こうとしたら、1階で地球交響楽(ガイア・シンフォニー)紹介のイベントが行われていました。無料だから見た。3:15から第2部が始まり、地球交響楽7番の予告編が上映されているところです。私はその最後の部分「奄美大島の日食観察」が映されているときに入場。
第2部は、地球交響曲の龍村仁監督夫人、プロデューサーの龍村ゆかりさんが司会進行で、「幸+福(サチフク)」と「coco←musika(ココムジカ) 」の歌が披露されました。シンガーソングライター「幸+福」は、環境保護と相性の良さそうな歌を作っているようで、「地球交響曲」とは御縁が深いそうです。「くじらの歌」「ひとつのわ」の2曲、癒し系の歌詞と歌声でした。
「coco←musika 」は、ギタリスト梶原順さんと三線奏者ゲレン大嶋さんにベースとパーカッションが加わったユニット。三線のメロディはゆったりと心地よい時空にこの身を運んでくれる音でした。
地球交響曲は、1992年公開の1番から2011年公開の7番まで20年にわたって撮影されてきたドキュメンタリー映画。地球の自然と共鳴しながら生きている人へのインタビューを中心に、自主上映運動によってファンを広げてきました。
スピリチュアル系というかエコロジー系というかわからないけれど、私のごとく、年中「なんか金儲けできそうなウマい話はころがっていないか」「明日食っていくために、今、何するか」という俗っぽいところで生きている者にはちょっぴり敷居が高い映画かも。で、私は一度も見たことはないけれど、たぶん、とてもよいドキュメンタリーなのだろうと思います。何とか明日食っていけそうになったら、見たいと思います。
イベントのあと、2階3階の「スナップ展」を見ましたた。3階は収蔵品展示の「かがやきの瞬間スナップショット」
ポール・フスコ1968「ロバート・F・ケネディの葬式列車RFK Funeral Train」がとても印象深かった。暗殺されたRFKの遺体がNYから国葬が行われるワシントンDCに電車で運ばれた。沿線に立ち尽くして哀悼するアメリカ国民を、Funeral Trainの窓から撮影したスナップ作品。
「RFK Funeral Train」の紹介サイト
http://digitaljournalist.org/issue0108/train_index.htm
2階は「日本の新進作家展vol.9ニュー・スナップショット」。
「東京水景」「無名の街」をデジカメで撮影したスナップがとてもよかった。写真家結城臣雄は、2000年ころから東京の街を取り始め、7万点の中から選んだスナップショットが並んでいるのだという。結城臣雄は、1987年ソニー・ウォークマンのCM「瞑想するサル」で数々の広告写真の賞を得た写真家。
http://www.youtube.com/watch?v=IKzNIP1x1R4
6時の閉館時間まで写真美術館にいました。帰りは恵比寿ガーデンプレイスのバカラシャンデリアを見ました。この前恵比寿ガーデンプレイスに来たとき、娘息子とこのシャンデリアを見上げたので、いつもあるのだと思ったら、1年ぶりのシャンデリア復活だったそう。ガーデンプレイス三越の中で売っているバカラのグラスは1つが3万円なんて聞くと、ショウケースを見る気にもなれないけれど、このバカラシャンデリアは買うとすると7億円だそうなので、「こいつは春から豪勢なキラキラだぜ」と思うと、腹も立たない。明日食っていけるかどうかは定かでないが、今夜のところは、このシャンデリアを背に帰っていくことにしよう。
無料公開日の近代美術館と写真美術館ですごしたひととき、楽しい正月でした。
ココムジーカ、バカラシャンデリアの画像付き日記はこちら
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/haruniwa55hal
<おひらき>