
20220904
ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏箱根(3)星の王子様ミュージアム
箱根美術館めぐり。1日目の最後は「星の王子様ミュージアム」観覧。
5時に入館、閉館まで1時間足らずの駆け足観覧になってしまったので、娘に「やっぱり明日の日程にしてもっとゆっくり見たかった」と言われました。
外観、いかにも観光地っぽい建物なので、「サンテグジュペリの写真とか、自筆原稿とか、星の王子さまのフィギュアとかが並べられているんだろうなあ」と思ってそれほど時間をかけて見なくてもいいんじゃないか、って私の思いだけで判断したのが悪かった。

星の王子様の物語もサンテグジュペリの伝記も何度も読んで頭に入っていた私にとっては、「これが自筆の手紙か、ふむふむ」という感じですが、娘は『星の王子さま』の本を子供のころ読んだきり、物語の内容もほぼ忘れていたので、物語の一文一文をもっと時間をかけてみて回りたかったのです。

ミュージアムの口上
星の王子さまミュージアムは、来園された皆様に「自分自身を見つめ直す時間や空間を提供し、それによって日頃忘れてしまっている大切なことを思い出していただくこと」を運営の目的としています。そして、「大切なこと」をひとりでも多くの方に思い出してほしいという気持ちを込めて、2022年度のテーマを「SMILE 《スマイル》」としました。
星の王子さまミュージアムは、サン=テグジュペリ生誕100年を祝した世界的記念事業の一環として作られた、『星の王子さま』をテーマにした世界で唯一のミュージアムです。
サン=テグジュペリの生涯をたどりながら、箱根の自然豊かな環境の中で、フランスの街並みと、ヨーロピアン・ガーデンをお楽しみいただけます。
サン=テグジュペリの生涯をたどりながら、箱根の自然豊かな環境の中で、フランスの街並みと、ヨーロピアン・ガーデンをお楽しみいただけます。
展示は思った通り、サンテグジュペリの写真と自筆原稿、星野王子様のフィギュアなど。運営はTBS系列の会社。
展示の目玉商品は、これと思う自筆手紙。星の王子様の原型のイラストが出ています。



サンテグジュペリの仕事場復元

妻とは離婚寸前の状態だったそうですが、離婚しないうちに飛行機が撃ち落されて死去。あらま、遺産はどうなったの?「星の王子様」印税だけでもひと財産。という下世話な興味がわいてしまうのは、「ほんとうにたいせつなことは眼にみえないいんだよ」とか、お話の中で語られる「気持ち清らかになる美しい心のオーラ」にほど遠い婆さんなので仕方なし。
せめて王子様の隣にたって、清らかな気分だけでも。


<つづく>