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ぽかぽか春庭「松岡美術館」

2022-09-25 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220924
ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏秋(1)松岡美術館

 改修閉館していた松岡美術館、8月6日土曜日に観覧。
 中の部屋割り、1階1室が古代エジプトやオリエントの遺物など、2室が近代彫刻、2階3室洋画、4室日本画、5室陶器など、という展示の方針はほとんど同じでした。

 リニューアルオープン第2弾の今回は、「めぐりあうものたち」という東西文化の交流をメインに展示していました。

 会期:2022.08.02〜2022.10.23
 


 松岡美術館の口上。
 創設者松岡清次郎は自らオークションや公募展に出向き、琴線にふれる作品とのめぐりあいを積み重ね、約2400点のコレクションを蒐集しました。また、清次郎が愛した芸術も様々な人やモノ同士のめぐりあいの上に成り立っています。
 Vol.2となる本展では。館蔵の中国陶磁、中国絵画、日本画、西洋画、能面などのコレクションを再構成し、「出会い」をテーマにした企画展を開催します。「霊獣の文様(しるし)」「西洋絵画展 -東洋のかおり」「中国青銅器 文様」を開催。龍や鳳凰などのモティーフが用いられた陶磁器・銅鏡・翡翠作品、中国や日本からの影響をはらむ西洋画、文様に着目した中国青銅器をご紹介します。作品との出会い、また作品に内包された様々な出会いをお楽しみください。

 清時代「青花黄彩雲龍文盤」景徳鎮窯

 明時代「五彩霊獣文瓶」景徳鎮窯
 
 中国陶器の霊獣の模様などの興味深い展示が続きましたが、私はやはり、近代洋画の展示がいちばん親しみやすかったです。松岡美術館は、著作権が切れている作品は撮影OKなのがうれしい。今回は女性像に見ごたえがありました。

 キース・ヴァン・ドンゲン「シャム猫を抱く婦人」1924

 藤田嗣治「ふたりのこどもと鳥かご」1924

 モジリアニ「若い女の胸像・マーサ嬢」1916~1916

 マリー・ローランサン「帽子をかぶった少女」1924


 パブロ・ピカソ「ドラ・マールの肖像」1941

 風景画もよいものがありました。
 マルケ「アルジェの港」1942

 クロード・モネ「サン・タドレスの断崖」1867

 マクシミリアン・リュス「レンガ工場」1895-1897

 アンリ・モレ「ブルターニュの海岸」

 たっぷりと中国陶器の名品や近代洋画を見て、久しぶりの松岡美術館を楽しむことができました。
 次の展示になったころ、また来たいです。

  <つづく>


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