
20220915
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校夏から秋へ(1)日本語学校夏祭り
昨年初実施して留学生には大好評だった学校行事「日本語学校夏祭り」。
2022年夏は、事務職員ひとりベトナム帰国中、ひとりは産休中で、「準備がたいへんだから今年は中止」という案も出ていたのですが、いちばん若い事務の先生が大活躍で学生を指揮して準備をすすめ、開催することができました。
8月21日までの夏休み。22日に夏休み明けとなると、安心安全のためにPCR検査抗体検査もやらねばならず、結核予防のレントゲン検査もあってたいへんでしたが、学生は4コマの授業のうち1コマを夏祭り準備にあててがんばりました。
A,B,Cクラスの学生が縦割り班をつくり、それぞれのグループが熱心に準備をすすめました。
班割。ボーリング班、紙相撲班、ダーツ班、輪投げ班、釣り堀班。つかみどりボックス班、雀荘班。去年と異なるのは、デザート班ができたこと。中国の「氷片」というゼリーの上に小豆やデーツ、くるみなどをトッピングした夏のおやつと、かき氷のお店です。
準備中




HAL先生は釣り堀班の担当でしたが、去年の釣り堀道具がそっくり残っていたので、学生に丸投げ。学生は、「釣り堀の中に爆弾魚が潜んでいて、それを釣り上げた人は100円の罰金を払う」という新ルールを考えて、より楽しめる様工夫していました。
HAL先生は、もっぱら新しくはじめた雀荘班の学生に「日本式ドラ麻雀のルールを教える係」と称して、準備時間に麻雀して遊んでいました。いえいえ、遊んでいたのではなく、これも「日本文化の教育」です。
マージャン用語はポンもチーもロンも、パイの名前も三万はサンマンだし五餅はウーピンだし、中国語発音そのままなので、要はドラが一翻になる、という役の数え方をおしえただけ。私はスマホの中の麻雀しかやったことがないので、点数計算はスマホまかせで、自分では計算できません。でも学生も「日本の点数の数え方はわからない」というまま、本番を迎えました。
学生たちには、100円~300円がプラスされて夏祭り開始。1000~1500円のおこずかいを何に使うかは自由です。だいたいの学生が「全部の店を回った」と言っていました。
夏祭りのはじまり。

学生は、A組(前半は店番、後半は遊ぶ係)B組(前半遊び後半店番)に分かれて楽しみました。
雀荘班 釣り堀班


ダーツやって、ぜんぜん当たらなかった


紙相撲勝負中

デザート班のかき氷と「氷片」おいしくて大好評でした。

いちばん売り上げがよかった班のほか、店員のサービスが感じよかった班と遊んで楽しかった班を投票してきめました。

売上賞N.1は、紙相撲班。遊んで楽しかったで賞は輪投げ班。店員サービス良かったで賞はデザート班。学校からささやかなご褒美もでました。
紙相撲班は売上いちばん。

賞をもらえなかった班も、自分たちの準備がうまくできたこと、遊んで面白かったことなど、それぞれが楽しい思い出を作ることができました。
<つづく>