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ぽかぽか春庭「獅子舞とかき氷」

2022-09-24 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220924
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記夏秋(2)獅子舞とかき氷

 2年8か月の改修期間を経て再開館した松岡美術館へ行くために、久しぶりに白金プラチナ通りを歩きました。シロカネ―ゼ気分で歩いていくと、前には見かけなかった店舗が。
 山形県アンテナショップ「おいしい山形」。
 夫の両親が山形米沢出身なので、舅姑の元には山形の果物や鯉煮物など「おいしい山形」のお届け物がありました。山形にいるころに世話してあげた親戚が、義理堅く送ってくれたのです。しかし、東京生まれの夫は山形の遠い親戚とのつきあいをしなくなったので、おいしい物に遠ざかっていました。 

 たまには「おいしい山形」しなくちゃ、と入店。店内のポスターに「黒川獅子舞来店」とありましたので、生ジュースを飲みながら待つことに。

 山形のサイトに出ている黒獅子の説明によると。
 長井の黒獅子の起源は約千年前。伝承によると、源頼義が前九年の役(1051年から1062年)の戦勝祝いと併せ、現在の總宮(そうみや)神社の社殿を再建した際に、兵士たちに獅子舞をさせたのが始まりです。この獅子舞には、このような伝説があります。平安時代に東北地方を治めていた安倍氏の息女に卯の花姫という大変美しい姫がおりました。敵の武将に恋をし、その武将に味方の軍法を教えてしまいます。これが原因で自身の父を戦死に追い込むことになり、姫は自分を責めます。そして敵に追われた姫は、現在の長井市内を流れる野川上流の三淵(みふち)に身を投げ自害してしまうのでした。すると身を投げた辺りから、大きな龍が現れ、上流に泳いでいくのが見えたのだとか。この龍神が總宮神社の例大祭に招かれ、野川の流れを下る姿を舞っているのが、長井の黒獅子だと言われています。

 龍神がどうして獅子に?という疑問もありますが、通常の獅子が頭役ひとりに足役がひとりかふたり、というのが通常の獅子舞であるのにくらべ、長井の獅子足役は8人もいるそうで、「ムカデ獅子舞」と呼ばれることも。どうせならムカデではなくて「龍獅子」にしたほうが勇ましい気がしますが、ともあれ、獅子舞です。

 獅子入場

 勇ましい獅子に噛んでもらうと悪疫退散というので、私も噛んでもらいました。これでコロナも一安心、かな?獅子の頭も信心から。

 

 山形のおいしいもの、「スイカかき氷」がメニューにあったので、注文すると「スイカかき氷の注文は13時から」という。
 食べてみたいので、松岡美術館を見学して、帰りにまた山形アンテナショップに寄りました。

 西瓜シャーベットの上にかき氷。そのうえにスイカジュースがかかり、生スイカがついている。オレンジ色のかき氷は、新開発のオレンジスイカなのですって。初めて食べました。おいしかったです。

 獅子のヒト噛みで疫病退散できたし、夏から秋も楽しく美術館歩きや旅行楽しむことにしました。

<おわり> 
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