20230326
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023フギュアスケート三昧(1)浅田真央アイスショウ ビヨンド
浅田真央アイスショウ「ビヨンド」を見てきました。
3月18日土曜日、東京立川公演の初日。立飛アリーナに出かけるのは初めてのことで、様子がわからないから少し早めに家を出て、青梅特快で立川へ。時おり強まる雨の中、立川駅から多摩モノレール立川北駅へ。はじめて多摩モノレールに乗りました。グーグルで地図を見ながら歩いても反対方向へ行ったりする方向音痴なので、3時半開場のところ2時に立飛駅につきました。立飛アリーナは駅前すぐのところにあり、早すぎたので、立川ららぽーとで時間をつぶす。
娘とは現地集合です。
コンサートやフィギュア公演のグッズを買い込むのが、娘の愉しみのひとつ。大きなビヨンドバッグと公演パンフ2冊を買ってきた娘と4時半の公演開始を待ちます。
前回江戸川区での公演は、何度も抽選にはずれてようやくチケットを手に入れたのですが、今回は、立川公演18-26日という連続公演の初日だからか、娘はよい席を確保できました。
羽生結弦東京ドーム公演など、家族ひとりひとりの名前で何度も応募して抽選に挑んだのに、3万人収容のドームチケット、ついに全滅でした。羽生人気、どんだけ~!
ドーム、一番天井に近い席で2万5千円、アリーナ前列は、おそらく10万20万するのでしょうが、コアファンはゆづ君おっかけを人生の目的にしているので、違法なダフ屋のチケット100万だって言われれば、100万円はらって席を確保することでしょう。この物言いは、「すっぱい葡萄」の典型です。
真央ちゃんの公演コンセプト「チケット高くて生のスケートショウを見たことないという人にこそ、気軽に見てもらいたい」という方針に賛成。アリーナ席北側1列のはじっこ。一番前の席で、真央ちゃんを1メートルくらいの近さでみることができて感激でした。真央ちゃん、30歳すぎても「真央さん」じゃなくて「まおちゃん!」と声をかけたくなります。
全員でのオープニングナンバー「Sing Sing Sing」からラストナンバー「ビヨンド」まで、展開の早い演出ですが、各曲の緩急があり、とてもよい90分のショウでした。
アンコールに答えて真央ちゃんがマイクを持ったあと、「初日公演の日には、お客さんに感想を聞いてきたので、どなたかお願いします」という呼びかけにふたりの人が応じました。ひとりは、真央ちゃんおっかけをして全国の公演について歩いている、という「真央ちゃんはわたしのヒーローです」さん。もうひとりは「はじめて生でアイスショウを見て、感激で泣きっぱなしでした」という「アイスショウお初」さん。ふたりともとてもよいコメントだったので、「仕込み?」って思った。だって、私にマイク向けられたとしても、あんな立派なこと言えないもの。
ふたりのコメントに代表されるように、前回の江戸川区公演よりもさらにバージョンアップしたとてもよい公演で、衣裳、振り付け、演出、すべてよかった。ことに、正面の大型ビジョンの映像とのコラボ演出がスケートをより楽しくしていました。
まおちゃんは「ビヨンドは、乗り越えて進む、という意味です。今までのつらいことたいへんだったことを乗り越えて前へ向かいましょう」と、あいさつしていました。
前回までと違うところ。
今回メンバーに加わった柴田嶺は、シングルからペアに転向し高橋成美のパートナーもつとめたスケーター。今回、シェヘラザート。柴田は「金の奴隷」。真央ちゃんのハーレムの美女との恋物語を真央と演じ、とてもよかった。しかし途中でちょっと真央を支えきれなかったところがあり、フィナーレで引っ込むとき、真央に両手をついてごめんなさいしていました。いっしょうけんめい謝る姿がかわいらしかった。
まおちゃんは、北側1列目のいちばんはじに座っていた私の目の前に赤い布をかぶって出を待っていました。ライトがついたら真央ちゃんがいたのでびっくり。
ペアの要素もいろいろとりいれた振り付け、リフトのほかフリースローもあったので、思わず「おお!すごい」
ペアの要素もいろいろとりいれた振り付け、リフトのほかフリースローもあったので、思わず「おお!すごい」
白鳥の湖もよかった。ただ、私はバレエの白鳥湖を40年もみつづけていたので、真央ちゃんがオデットからオディールに変わったあと、もう一度オデットになるのかと待っていたら、オディールと王子とロッドバルトの3人のからみで終わりました。
オデットからオディールになるときは白鳥娘たちの群舞の間に時間稼ぎができたので着替えられたけれど、オディールからオデットになるとき着替えの時間がないなら、最初に白いマントのようなのを羽織った姿で出てきてリンクを一回りしておいて、オディールの衣裳の上にもう一度はおって王子と手に手をとってリンク一回りしたらバレエの3幕のかわりになったんじゃないかと。やっぱり最後はオデットになってほしかった。むろん、バレエとスケートは別物なので、バレエと同じストーリーにする必要はないのだけれど、オディールで終わったら、白鳥湖はロッドバルトとオディールの勝利でおわるかんじがしてしまう。
出演者のうち、江戸川区のサンクスツアーでも見たスケーターは、今井遥とマルティネス・エルネスト。あとは、今回のビヨンドのために集まったメンバー。どのナンバーもとてもよいアンサンブルで心地よく90分見ていられました。
<出演者>
田村岳斗/柴田嶺/今井遥/小山渚紗/中村優/山本恭廉/松田悠良/マルティネス・エルネスト/今原実丘/小林レオニー百音
曲目のセットリストは、まだ公演中なので、白字で示します。見たい人だけドラッグ反転で見てください。
シングシングシング Sing Sing Sing
アイガットリズム I got rhythm
ラベンダーの咲く庭で Ladies in lauvennder
セイへイキッド Say Hay kid
シェヘラザード Scheherazage
カルメン Carmen
バラード第1番 Ballade No.1 in Gminer Op23
幻想即興曲 Fantaisie Jmpromptu
シュ二トケ・タンゴ
Tango by schnittke
白鳥の湖 Swan Lake
チャルダッシュ Czardas
カプリース Caprice
愛の夢 Dreams of LoveNo.3
ビヨンド Beyond
パンダは、引っ越し屋さんのゆるキャラらしい。
<つづく>