20190903
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記古希音楽(2)チェロカルテットCasty
チェロカルテットCastyの演奏を聞きました。
2019年7月27日(土曜日)14時00分-15時00分
バイオリン1,2、ビオラ、チェロのカルテットは私もよく聞いてきましたが、4つのチェロによる4重奏、生演奏は初めてです。(「題名のない音楽会」で高嶋ちさ子と7人のチェリストというのは聞きましたが)
グループ名”Casty"は、CelloのC, メンバーのAkane, Sayuri, Tomofumi, Yoの頭文字をつなげたものだそうです。(島根朋史、永野紗佑里、西海朱音、袴田容)

4人は、東京藝術大学チェロクラスの同期。クラスメート4人がカルテットを結成するのって珍しいのですって。そりゃ、音楽家同士、しかも同じチェロ専攻となれば、ライバル意識もでるでしょうし、クラスメートのうち一人が天才的チェリストで、コンクール総なめなんてことになると、そうそう仲良くはしていられないかも。その点、この4人は、あちこちでそこそこ入賞したりしたものの、突出したソリストにはならなかった、ということなんだろうと思います。仲良しカルテットの打ち明け話。いえいえ、司会担当の袴田さんは、ただ「仲がいいです」と言っただけですが、私が勝手に「ソリストにはならない4人」と言っただけ。
2012年から6年からカルテットによるコンサートを続けてきて、島根朋史さんのチェロ・カルテット向け編曲や作曲の演奏もより幅広く、深みが増しているそうです。島根さんは作曲したチェロ曲などを含めたCDを発売中。
4人のサウンド、楽しみにして出かけました。
・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
・ドヴォルジャーク:森の静けさ
・チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」一幕情景ワルツ4人の小さな白鳥3幕情景
・往年の歌謡曲メドレー:いつでも夢を・なごり雪・また逢う日まで・勝手にしやがれ・津軽海峡冬景色
・映画音楽メドレー:シネマパラダイス・ジュラシックパーク・レミゼラブル・ボヘミアンラプソディ・タラのテーマ・シネマパラダイス
もとはピアノ連弾曲だったハンガリー舞曲は、チェロ四重奏にしても音色にそれほどのマイナスはないだろうと思いましたが、もともとフルオーケストラのバレエ組曲白鳥の湖は、どうなんだろう、音の響きの多様性がなくなって、つまらない曲になってしまうのでは?と編曲の仕上がりに不安がありました。
しかし、白鳥の湖をチェロの音色だけで、見事に多彩な音が響き、私は心の中で白いチュチュを着て踊っていました。(舞台で踊ったことないけど白鳥になったつもり)。
歌謡曲も映画音楽もとても楽しい編曲でした。集まっている観客は、ほとんどが昭和歌謡をうたった世代の人たち。司会の袴田さんは、「口ずさんでください」とおっしゃっていましたが、声に出す勇気はなく、口パクで歌いました。全部歌える。さすが昭和育ち。
映画音楽、シネマパラダイス、心にしみました。何度聞いてもジンとする。ジェラシックパークはなじみがありませんでした。映画見ているとき、ただ恐竜から逃げまどう画面に見入るので、音楽を耳にうけとめたことがなかった。
レミゼは「夢破れて」。タラのテーマもよかった。
チェロカルテット、Castyの御よん方、すてきな音色をありがとう。真夏のひととき、しばし浮世を忘れて心なごみました。
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記古希音楽(2)チェロカルテットCasty
チェロカルテットCastyの演奏を聞きました。
2019年7月27日(土曜日)14時00分-15時00分
バイオリン1,2、ビオラ、チェロのカルテットは私もよく聞いてきましたが、4つのチェロによる4重奏、生演奏は初めてです。(「題名のない音楽会」で高嶋ちさ子と7人のチェリストというのは聞きましたが)
グループ名”Casty"は、CelloのC, メンバーのAkane, Sayuri, Tomofumi, Yoの頭文字をつなげたものだそうです。(島根朋史、永野紗佑里、西海朱音、袴田容)

4人は、東京藝術大学チェロクラスの同期。クラスメート4人がカルテットを結成するのって珍しいのですって。そりゃ、音楽家同士、しかも同じチェロ専攻となれば、ライバル意識もでるでしょうし、クラスメートのうち一人が天才的チェリストで、コンクール総なめなんてことになると、そうそう仲良くはしていられないかも。その点、この4人は、あちこちでそこそこ入賞したりしたものの、突出したソリストにはならなかった、ということなんだろうと思います。仲良しカルテットの打ち明け話。いえいえ、司会担当の袴田さんは、ただ「仲がいいです」と言っただけですが、私が勝手に「ソリストにはならない4人」と言っただけ。
2012年から6年からカルテットによるコンサートを続けてきて、島根朋史さんのチェロ・カルテット向け編曲や作曲の演奏もより幅広く、深みが増しているそうです。島根さんは作曲したチェロ曲などを含めたCDを発売中。
4人のサウンド、楽しみにして出かけました。
・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
・ドヴォルジャーク:森の静けさ
・チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」一幕情景ワルツ4人の小さな白鳥3幕情景
・往年の歌謡曲メドレー:いつでも夢を・なごり雪・また逢う日まで・勝手にしやがれ・津軽海峡冬景色
・映画音楽メドレー:シネマパラダイス・ジュラシックパーク・レミゼラブル・ボヘミアンラプソディ・タラのテーマ・シネマパラダイス
もとはピアノ連弾曲だったハンガリー舞曲は、チェロ四重奏にしても音色にそれほどのマイナスはないだろうと思いましたが、もともとフルオーケストラのバレエ組曲白鳥の湖は、どうなんだろう、音の響きの多様性がなくなって、つまらない曲になってしまうのでは?と編曲の仕上がりに不安がありました。
しかし、白鳥の湖をチェロの音色だけで、見事に多彩な音が響き、私は心の中で白いチュチュを着て踊っていました。(舞台で踊ったことないけど白鳥になったつもり)。
歌謡曲も映画音楽もとても楽しい編曲でした。集まっている観客は、ほとんどが昭和歌謡をうたった世代の人たち。司会の袴田さんは、「口ずさんでください」とおっしゃっていましたが、声に出す勇気はなく、口パクで歌いました。全部歌える。さすが昭和育ち。
映画音楽、シネマパラダイス、心にしみました。何度聞いてもジンとする。ジェラシックパークはなじみがありませんでした。映画見ているとき、ただ恐竜から逃げまどう画面に見入るので、音楽を耳にうけとめたことがなかった。
レミゼは「夢破れて」。タラのテーマもよかった。
チェロカルテット、Castyの御よん方、すてきな音色をありがとう。真夏のひととき、しばし浮世を忘れて心なごみました。
<つづく>