悲しくなった・・

天気　曇のち雨

国営昭和記念公園が休園になった。写真は、3年前の桜満開の日のもの。
昨日「お花見禁止」と書いてしまったが正式には「自粛」。でも遊歩道を立ち入り禁止にしたのだから「禁止」だろう。

写真を見ていたら何だか、悲しくて泣きたくなった。とうに中止にしていたが、今日は前々からここへ行く約束があった。
切羽詰まった状況でなければ、この広大な、都心からは遠い公園まで休園にはならない。今日もコロナ患者は増え続けている。それも悲しいけれど、自分の庭のように慣れ親しんでいた公園のこの風景を誰も楽しめなくなる、というのが本当に悲しい。広いから混雑するということもないし、今年は宴会は禁止になっていたけれど花見だけなら危険はない、と思ったのに・・
いつもよりも早い桜満開、ここは都心よりも1週間近く遅いとはいえ、今年はもうチューリップも咲いて見ごろになっているという。


この写真の2017年は、まだまだ元気だった。公園の見所をくまなく歩いた。無論、夫も元気だった。どの季節にどこへ行けばどんな花が咲いているのか頭に入っている。開園してからずっと自分の「庭」だと思って親しんできた。思い出がたくさんあり過ぎて、書いたら明日になってしまうくらいだ。
来年まで元気で居なくてはここの桜は見られない・・その自信がない。

「不要不急の外出禁止」と言われても、家の近所を歩くくらいはいいだろう、と思ってすぐ近くの市の公園まで行ってみた。すれ違う人は殆どなく、追い越していく人が何人か居たくらいで。この時期、お花見のグループがシートを広げる芝生の広場も、遊ぶ子がちらほら居るだけだった。真面目に自粛している、と思った。ビールなんか飲んで花見の宴をしていたら、遠くから白い目で見られるだろう。
でも、道路を隔てた遊具のある公園の方からは子供たちの元気な声がしていた。そちらへは行かず、ベンチで散り始めた桜を見上げて。


暖かすぎて、そんなせいか目まいと息切れがひどく、昼食時間も近くなったので足元の花だけカメラに。






家の前の桜を見下ろしてガマンしよう。


エプロンの紐きつちりと朝桜　　KUMI