KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

初熊蝉

2012年08月21日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

初蝉、が季語なので初熊蝉もあるかな、と。去年もクマゼミのことはも書いた覚えがあるが・・
去年は8月の初めに聞いたクマゼミの啼き声、この夏は今日の朝、初めて聞いた。しかも我が家の前の木から。(姿は見たことがない。写真は別の蝉の抜け殻)

このあたりで聞くようになったのは、この数年のことだと思う。昆虫図鑑で見るとクマゼミの分布は「東京以西」とある。が、昔はクマゼミは関東には居なかったようだ。都心に現れたのも割合に最近らしく、誰かが「新幹線で来たのだろう」と。
クマゼミはうるさい。耳に慣れていないせいだろうか。シャーシャーと忙しげで、ゆったりと啼いているみんみん蝉に「はよせい!」と急きたてているような。あんまりたくさん増えて欲しい蝉ではない。

今年は、法師蝉の声がいつもより多い気がする。立秋過ぎてから、朝晩には必ず啼いている。時々はあちらとこちらで「輪唱」になっていたり。
蝉の声のあとには、夜半に虫が鳴くようになった。そろそろ、秋になるのかも。

行く道をつくつくし又つくつくし  KUMI  

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カフェ

2012年08月20日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

昼のニュースで、オリンピックのメダリストのパレードを見て、その人出にびっくり。銀座が人で埋め尽くされていた。凄いなあ・・と感心しながら昼食を摂り、TVは消した。夫が居ればTVはまだ付けていたと思うが、読みかけの本をきりの良いところまで読んでからリハビリ通院、と思って。

で、きりの良いところまで読んで時計を見たら、2時半近く。午後の診療は3時からなので慌てて家を出た。暑い。歩いても行けるけれど、この暑い時期は一駅を電車に乗る。隣りの駅を降りても容赦のない日差しだ。帽子だけでは暑いくらいだ。整形外科医院への坂を下りながら、何だか風景の違うことに気付いた。
いつもなら建物の影が車道にまで伸びているのに、今日は舗道に片蔭を作っているだけなのだ。あれ?まさか・・と携帯電話の時刻を確かめたら、なんと、1時55分!!
1時間も間違えている。暑いはずだし、片蔭が短いはず。何でまた間違えたの?と。
TVを消したので時刻の感覚が解らなくなっていた? って、ともかく自分の責任。

1時間近くを医院の待合室に居るのも恥ずかしい。駅に引き返し、カフェに飛びこむ。本でも持参すれば良かったのに、余計なものは持ちたくないから何も持ってこなかった。じゃあ携帯のワンセグで高校野球でも、と思ったらTVの電波状態が悪くて見えない。
・・いつも「何かをしなくちゃ」と思っていて、ボ~っとしていることに慣れていない。でも、ボ~っとするしかない。俳句を作る、といったってカフェで作れるほどの創造力もないし・・
結局、250円のコーヒーで45分くらいをボ~っと過ごした。教訓、時計はしっかりと見ましょう(当たり前でしょ)

秋暑しカフェの気怠きピアノ曲  KUMI
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若布が売ってない・・

2012年08月19日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

気持の良い青空の広がった一日。このところ黒い雲の多かった西北の方角・・秩父方面・・にもこの時期らしい純白の雲が拡がっていた。

若布の話。若布は常備食で、米味噌醤油と同じくらいに切らしたことがない。カルシウム補給にもなるし、病気をしてからは海藻は「食べる抗がん剤」なので、少しづつでも食べない日はないくらいだ。
その、いつも買う若布の塩蔵ものが近くのスーパーに売っていない。いつもは配達の食料品と一緒に注文しているのだが、うっかり忘れたので買いに行ったら「韓国産」しかない。一ヶ月くらい前は三重産のものあったのに。三陸産がないのは解るけれど、国産若布が買えないなんて・・初めてのことだ。三陸産は、時々生若布が売っている。ただ、刺身と同じで日持ちしない。
店員に聞いてみたら「入荷しないので」とのこと。でも、お隣の駅ビルのスーパーには売っていたのに・・大手スーパーなので、仕入れも支店ごとではないのだろう。申し訳ないけれど、味の解らない韓国産を買うつもりにはなれない。
仕方なく、スーパーの中にある自然食品の店で乾燥若布を買った。
大震災の影響はまだまだこちらにまで響いている。たかが若布、でもやっぱり、食べ慣れた三陸若布が恋しい。

新涼や富士の雲間に見え隠れ  KUMI
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句会・代々木

2012年08月18日 | 俳句
天気 一時雷雨

朝から雲行きが怪しくなり、出かける昼前に雷雨。でも、短時間で通り過ぎてくれた。
いつもは大久保の俳句会館で開催の勉強句会が、8月は会場の都合で代々木のオリンピック記念青少年センターが会場になる。少し遠いうえにまた雷雨が降りそうな空模様・・参宮橋駅からちょっと歩くので、雨の準備万端で出かけた。結局、雨には遭わず。

今の季節は、立秋過ぎとはいえまだ夏である。俳句では立秋のあとは「秋の季語を」というのが建前。とはいえ、目の前は夏だから夏の季語を使ったからといって間違いでもないし・・
結社誌を読む勉強のあとの句会、さすがに夏の季語は少なかった。
終戦日(終戦忌)やそれにまつわる句が結構多かった。終戦記念日の句は毎年作ることにはしているので、そろそろ材料も苦しくなった。でも、日米開戦の年に生まれたのだから一生この習慣は続けよう、と思っている。

 平成も二十四年目終戦日  KUMI

苦しまぎれに作った句、それでも2人にとっていただけた。
いつになったら終わるのか、この「戦後」という時代。お隣の国々との様々なトラブルを思うと、私の生きている間には戦後は終わらないようだ。

会場は、東京オリンピックの選手村だったところ。そのオリンピックも、もう48年前のことだ。夏休みなので、施設利用者は若者に向けた催しが多くて、眩しい。67年もの間平和を保ってきたことだけは、この国の長所かもしれない。

秋暑し渡れば揺るる歩道橋  KUMI
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稲妻

2012年08月17日 | 俳句
天気 晴 夕方一時雷雨

いつまで続く残暑、という毎日だ。午後遅くにはあちこちで発生した雷雨の一部が来て稲妻が凄かった。雨はあまり降らず、がっかり。
我が家から良く見える秩父や奥多摩の山の方が真っ暗になり、雷雨が来ているな、と解る。(都心の方角は建物の陰でよく見えない)
雷鳴とともに稲妻が空いちめんに広がり・・つまりは我が家の窓いちめんに広がって、慌ててカーテンを引いた。正直、怖い。子供の頃よりは少し恐怖感もなくなったかもしれないが、とにかく雷様は怖い。田舎暮らしや山などで何度も怖い思いをしているせいかもしれない。

主宰の作品で私の好きなものに、
   この世にて稲妻に慣れ旅に慣れ 杏子
という句がある。この句の色紙もいただいている。
初心の頃、秋に新潟で鍛錬吟行があって、そのとき信濃川の屋形船に乗った。すさまじい驟雨の中で稲妻と雷鳴に取り囲まれてしまい、私は船の中で震えていた。俳句どころではない。
「あら、雷が怖いの?」と主宰は涼しい顔。
本当に雷が好きなようだ。どの句集にも稲妻・稲光の句が多い。

ちなみに、雷・雷鳴などは夏の季語だが、稲妻・稲光は秋の季語になっている。稲の育つ頃に多いから稲妻と言うらしい。

稲妻の関東平野席捲す  KUMI
コメント (2)
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