KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋めいて

2012年09月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 雨のち曇

昨日の写真を整理してみたが、忍野八海の富士山の写真が、あまり良く撮れていなかった。ちょうど富士の方角が逆光になってしまうせいもあって。
で、自分では気に入ったのが上の写真。墓地の帰路に東富士有料道路から見る富士山を、助手席から撮った。時速90キロくらいで走っているのに、良く撮れたなあ、と。

涼しくなったら秋刀魚がが食べたくなって、用あって出かけたついでにスーパーへ寄ってみた。今日は特売でなんと一尾98円。魚屋は対面売りなので、それを他の魚と同じように三枚おろしにするサービスまで。何で自分でしないのかなあ、と思うのは私だけか。海育ちなので、下手でも魚おろすことは厭ではない。もっとも、最近は私も切り身を買うことが多くなったけれど。
驚いたのは、私の前に居た中年女性が「塩焼き用に頭とワタを取ってもらえる?」
店員は「かしこまりました」と。え~~っ、である。ワタ抜きの秋刀魚の塩焼きって・・普通のことなのだろうか?

秋刀魚買ふ眼するどきものを選り  KUMI
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富士の見える日

2012年09月24日 | 旅行
天気 晴 夜雨

お彼岸の墓参りに行く、と決めていた日。墓地は富士山の麓なので休日の渋滞を避けて今日にした。渋滞がなければ高速道を2時間余りで行ける。
さて、今朝の我が家からの富士山は、昨日の大雨のおかげで空もすっきりして久しぶりに頂上まで見えていた。雲の出てきたのが気になったけれど。


9時に家を出て、中央道からだんだん富士山が大きく見えてくるのが楽しい(墓参、といっても、義父母の三十三回忌はとうに過ぎているから遊山でもある)。
やっぱり大きい富士山はいいなあ・・と満足の道中だった。
墓参のあとは、忍野に寄って美味しいお蕎麦の店で昼食。その店からの富士山がまた実に美しい。店の前から、コスモス越しに見える富士山をアップにしてみたのが上の写真。

忍野八海には観光客がたくさん。ただ、富士山に雲が増えてきてきてしまい、おまけにこの場所は真昼は逆光の富士山になってしまって、私の腕では旨く写らないのが残念だ。


いつも寄る鳴沢の日帰り温泉に着いた頃には、富士山の頂上はすっかり雲に覆われてしまい、富士を正面にしての入浴、という訳にはいかなかった。
本当に運が良かった。夜は雨になってしまったし、今週いっぱい晴天は望めないという予報だ。普段の行いが良かったのかも。(他の写真は後日アップします)

秋蝶の供花へ舞ひ来る父母の墓  KUMI
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キーンさんの「正岡子規」

2012年09月23日 | 俳句
天気 雨

急に気温が下がってしまった。また明日には暑くなるというから、今日一日だけ?そういう天候の変化も困ったもの。こんな日は終日家に居て、あれこれとパソコンで出来るものを整理。

この本は、もっと前に読み終えていて、ここに書こうと思いながら機会がなかった。
もう本は増やすまい、と思いながら、9月の結社の例会でキーン氏と親しくしている主宰から薦められてついつい買ってしまった。日本の芸術を愛し、日本を愛してついに日本人となったキーン氏(正しくは鬼怒鳴門氏)の、子規の一生を調べあげて書いた新刊の一冊。
現在の俳句の基礎を築いたとも言える子規ではあるが、私はそのことよりも、子規の生き様に興味がある。家にある古い文学全集に子規の作品などが載っていて、俳句には縁のない頃に読んだ。死病を得てからの凄まじい闘病の日々には震えるような感動を得た。
最近、また、それを読み返したり、子規の句を書き写したり。

この本、俳句関連、ということで読むよりは、子規の人間性・功績などを知るにはとても興味が持てる。多分、子規に関する研究書は数知れずあると思う。不勉強なので殆ど読んだことはないが・・でも、あまり子規に興味を持たずに来た人でも、この一冊を読めばこと足りるのではないだろうか。
キーンさん、ありがとう、と言いたい。

秋霖や鳴かぬ鴉のまた過ぎり  KUMI
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武蔵野探勝・利根川吟行

2012年09月22日 | 俳句
昨日・21日、利根川まで行った。
虚子一行の武蔵野探勝の吟行句会、昭和6年9月に埼玉県・須加村のほととぎす会員・川島奇北邸を訪ねている。川島家は広大な農地を持ち、土地の素封家だったようだ。
実は・・川島奇北は虚子の信頼厚い会員で、埼玉では知られている俳人、とは幹事さんはじめ仲間も知らなかった。たまたま、幹事さんが川島奇北を知りたくて電話してみたお寺さんが、奇しくも川島家の菩提寺・長光寺だった。忌日には毎年記念の俳句大会も催されているという。


縁あってのこと、お彼岸でもあるし川島家の墓前にお参りさせていただいた。


手向けむと秋の花々ひと抱へ  KUMI

そんな訳で俳句に理解あるご住職のご好意により、境内にある古い石の蔵を改装した立派な集会所を句会場に使わせていただけた。

お寺の裏は利根川である。土手に登ってみたら、やっぱり迫力のある流れだ。といってもこのところ、水源地に雨が降らなくて、首都圏の水甕は干上がっていて、取水制限中なのだが。

秋旱とはいへ利根を水滔々  KUMI

向こう岸は群馬県館林。いつも利根川を渡るときはこの上流を関越道で通る。ともかく利根川は雄大だ。
今日はいつものメンバーに、埼玉の男性二人が仕事を休んで参加した。ちょっと厳しい句会だったが、選の点数はすくなかったものの、私としては満足。

それにしても遠かった。大宮から先は新幹線でしか行ったことがないので、その間にある土地は縁がなかった。帰路も乗り換え乗り換えで2時間かかってしまった。武蔵野は広い。

虚子立子佇ちし堤や秋の蝶  KUMI
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秋を見つけに

2012年09月20日 | お散歩写真
天気 晴

彼岸に入っても朝晩はともかく昼間は暑い。関東周辺にだけ、真夏の空気が残っているらしい。ともかく今日で本格的な暑さは終わる、という予報を信じることにしよう。何度も裏切られたけれど。

家のすぐ前の彼岸花がまだ咲く気配もない。今年は遅いのかもしれないけれど、いつもならツボミくらいは見える時期なのに。ということで、群生して咲く公園の林まで「偵察」に行ってみた。
やっぱり咲いていたのは上の写真の花だけ。柵の中で入れない場所、目いっぱいのズームでボケてしまった。

でも、林の入口の紫式部の実は、先週は白かったのがかなり色づいていた。


あかまんまも、群れて咲くとなかか良い。



大好きな檀(まゆみ)の実も、少し色づいていた。


秋は確実に進んでいた。が・・10時ごろなのに、帰路の日差しの暑いこと。帰宅したらTシャツは汗でぐっしょりだった。

さきがけの一茎白き彼岸花  KUMI
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