天気 晴
写真は、昨日の続きのご近所の家で。いつも洋風の花を門の前のプランターで楽しませてくれる。
さて、「介護付き高齢者住宅」という、いわゆる小規模の有料老人ホームに住んで半年。入居を決めた時はコロナも収まっていく時期だったのに、とんでもないことになり、1月からの面会・外出禁止(通院を除く)が延長二度で2ヶ月半以上も続いた。今週やっと、外出禁止だけ解放された。
その間、全国で高齢者施設のクラスター多発、ということで大問題になった。多くは、公営の特別養護老人ホームや通所(デイケア・デイサービスなど)も行う施設だが、私の居るここと同じ型の居住者向け住宅も例外ではない。都内では、かなり発生しているらしい。働く人も子供が保育園の通園拒否されたり、学校で子供がイジメに会ったり、という問題も起きたようだ。
なぜクラスターになるのか・・通所施設を併設していない限り、入居の老人が最初にコロナウィルスを持ち込むことはない。職員か、面会の家族が最初、ということになる。
それを防ぐために面会禁止、そして元気な老人が外出して(コロナがなければ外出は自由)感染するような行為をしないように外出禁止、にしている。通院以外は許されなかった。
今週になって、必要なものの買い出しや、通院以外の必要不可欠の外出は許されることになった。買い物も、電車に乗ってデパートへ行きたい、とか大型家電へ行きたい、となったら止められると思う。去年は大丈夫だった近所の美容院すら、首を横に振られた(行きたいよ~ 訪問美容師はちょっと~だもん)
館内では入居者はノーマスクで暮らしている。なぜかというと・・認知症の人たちに徹底するのは絶対に無理だから。第一にコロナ禍を理解出来ていない。認知症でなくても、障害のある人の中には自分でマスク着用が面倒な片手が不自由な人や、肺の機能の弱いマスク不可の人も居る(私はそれに近い障害者)。
介護する人もされる人もマスク・消毒を徹底すれば感染確率は低い、と言える。私は介護保険適用外で介護度ゼロ、介護士と密着することは殆どない。むしろ、外出するので「感染させる」側になった、としてマスク着用するように言われたのだ。
感染でいちばん困るのは私自信だから、外出したって細心の対策はしているつもりではあるけれど・・外出禁止のあの閉塞感を考えると、息苦しくなっても、館内でのマスクは仕方ないか、と思うことにした。自室や人の居ないラウンジでは外していられるし・・
というのが、今の施設の実態です。とにかくワクチンを早くして欲しい。早くても5月ごろになるらしい。それまでに感染拡大したら、また、外出禁止になってしまう。ワクチン接種の件は、誰にお願いすればいいのだろう?
今日は毎月一度の「お誕生会」の日。ランチが少しだけ豪華で、誕生月の人にはささやかなプレゼントがある。
桜で色と香りを付けたご飯、海老と茄子としし唐の天ぷら、筍と蕗の煮物が美味しかった。桜の型の練り切りもささやかな春を楽しめた。
鶯に耳を澄ませば水音も KUMI