天気 雨
一日、暖かい雨になった。春の嵐になる、と言っていたけれど雨脚の強さを見ただけ。
写真は、3年前の今頃の道。今年はあの谷戸の道も全く通っていないかも。今頃は菫がたくさん咲く。
さて、一昨日は、声の殆ど出なくなった状態で救急搬送された。実は、救急外来で脳梗塞を疑われたのは、三度目だ。一度目(その時は心臓だとは思わない)家で倒れて夫が元気な頃でタクシーでいつもの病院のER(救急救命室)へ。その時は原因不明だったが、その2ヶ月後に心臓手術になった。
二度目は、夫の納骨を控えた一昨年末。目まいで動けなくなって病院のERへ電話したらすぐ診てくれる、というのでお隣さんにタクシーで病院まで、とお願いした。けれど、心配で救急車を呼ばれてしまった。そして、一昨日。
いつの救急外来でも先ず訊かれることは・・
名前、生年月日は無論だが次は「今日が何月何日か解りますか」「えっと~、日曜が20日なので、18日の金曜です」と、昨日は自信を持って答えた。カレンダーの20日が赤い文字で書かれていたのを思い出したのだ。
介護士さんへ「患者さんに認知症はありますか」と訊いている。彼女の声はよく聞こえなかったが「いいえ、その心配はありません」と、答えてくれた筈。
これは、本人には訊かない項目。
続いて「ここが何処か解りますか」「はい、〇〇市の〇〇病院です」声が出ないのでささやく程度の、しかもゆっくりとしか話せない。
「いつも、今のように活舌が悪いですか」と訊かれて抵抗した。「いいえ、良い方ではありませんけど悪い、と思ったことはありません、今日は声が出なくて・・」
そのあとは、指の動きとか、目の動きとかを調べられる。
心臓で倒れたときは、歩かされたりした。
さて、上のドクターと私の応答、何も疑問を持たないで読んだ人は、気をつけて。私が自分の答えを間違えだったと気づいたのは、帰宅してからだった。20日は確かに休日ので赤字で書かれている。でも、それは春分の日、という祝日だからでしょ!実際は土曜日なのだ。
介護士さんも何も言わなかったし、無論ドクターも何も言わず通過してしまった。多分、認知機能に少し問題あり、と思ったかも。毎朝、起床時には「今日は何日何曜日」と確認しているつもりなのに・・
ともあれ、そのあとですぐに点滴しながらCT検査をしたので、問診はもうお終い。救急救命室は忙しい。
隔離されたような暮らしでは、他人事ではなく認知機能は落ちていく、とつくづく思う。これも自分で何とか努力しなければ、ということだろう。
部屋の窓の下を行く人に、若者が目立ってきた。人の動く春なのだ。彼岸も後半へ入ってしまった。
バスを待つスーツケースや茎立菜 KUMI
(ネット句会の題で、あれこれ作り出句しなかったもの・・今日は句が出来ない)