KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

救急患者の診察

2021年03月21日 | 俳句
天気 雨
 
一日、暖かい雨になった。春の嵐になる、と言っていたけれど雨脚の強さを見ただけ。
写真は、3年前の今頃の道。今年はあの谷戸の道も全く通っていないかも。今頃は菫がたくさん咲く。
 
さて、一昨日は、声の殆ど出なくなった状態で救急搬送された。実は、救急外来で脳梗塞を疑われたのは、三度目だ。一度目(その時は心臓だとは思わない)家で倒れて夫が元気な頃でタクシーでいつもの病院のER(救急救命室)へ。その時は原因不明だったが、その2ヶ月後に心臓手術になった。
二度目は、夫の納骨を控えた一昨年末。目まいで動けなくなって病院のERへ電話したらすぐ診てくれる、というのでお隣さんにタクシーで病院まで、とお願いした。けれど、心配で救急車を呼ばれてしまった。そして、一昨日。
 
いつの救急外来でも先ず訊かれることは・・
名前、生年月日は無論だが次は「今日が何月何日か解りますか」「えっと~、日曜が20日なので、18日の金曜です」と、昨日は自信を持って答えた。カレンダーの20日が赤い文字で書かれていたのを思い出したのだ。
介護士さんへ「患者さんに認知症はありますか」と訊いている。彼女の声はよく聞こえなかったが「いいえ、その心配はありません」と、答えてくれた筈。
これは、本人には訊かない項目。
続いて「ここが何処か解りますか」「はい、〇〇市の〇〇病院です」声が出ないのでささやく程度の、しかもゆっくりとしか話せない。
「いつも、今のように活舌が悪いですか」と訊かれて抵抗した。「いいえ、良い方ではありませんけど悪い、と思ったことはありません、今日は声が出なくて・・」 
そのあとは、指の動きとか、目の動きとかを調べられる。
心臓で倒れたときは、歩かされたりした。

さて、上のドクターと私の応答、何も疑問を持たないで読んだ人は、気をつけて。私が自分の答えを間違えだったと気づいたのは、帰宅してからだった。20日は確かに休日ので赤字で書かれている。でも、それは春分の日、という祝日だからでしょ!実際は土曜日なのだ。
 
介護士さんも何も言わなかったし、無論ドクターも何も言わず通過してしまった。多分、認知機能に少し問題あり、と思ったかも。毎朝、起床時には「今日は何日何曜日」と確認しているつもりなのに・・
ともあれ、そのあとですぐに点滴しながらCT検査をしたので、問診はもうお終い。救急救命室は忙しい。

隔離されたような暮らしでは、他人事ではなく認知機能は落ちていく、とつくづく思う。これも自分で何とか努力しなければ、ということだろう。

部屋の窓の下を行く人に、若者が目立ってきた。人の動く春なのだ。彼岸も後半へ入ってしまった。

バスを待つスーツケースや茎立菜  KUMI

(ネット句会の題で、あれこれ作り出句しなかったもの・・今日は句が出来ない)
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見知らぬ病院へ・・救急搬送

2021年03月20日 | 病気のこと
天気 晴 
 
こういう話は結果を先に。大騒ぎの結果は何事もなく、今日は大分元気になった。

昨日の朝、蕁麻疹がひどいし熱っぽいし、ということで部屋に食事を運んでもらい、完食。そのあとで突然のように声が出なくなった。月2回のドクターの往診の日、少し早めに来てくれて、結果、緊急に診察が必要、となり・・いつもの通院先の救急外来で断られたようだ。で、救急車を呼んだ方が確実に医療機関も診てくれる・・というドクター(個人クリニック)の判断で救急車が来てしまった。
ちょっと~救急車には乗りたくないですよ~と叫びたくても声が出ない。声が出れば、いつも通院している病院へ自ら交渉して救急で診てもらえる算段も出来るが、何しろ、声が少ししか出ない。知らない病院へ行きたくない、万一入院になったら他の病院ではこまります!~~と叫んでも呟くような声しか出ないから、職員も救急隊員も気づいてくれない。
ともあれ、救急車は、割合に近い隣の市の、見覚えのある病院へ。この病院は信頼できる、万一のときはいつもの病院へ帰してくれる病院だ。とにかく、声が、振り絞っても言葉にはならない。
 
ということで、脳梗塞を疑われ、検査。訪問診療の主治医も。結局はそれを疑ったのだ。そうでなければ救急車は呼ばないでしょ。
1年前に病院の脳神経内科で頭の中は「異常なし」と言われたけれど、1年経てば解らない。でも、CTは何事もなく通過。良かった!
次はかなり待たされて耳鼻科へ。そこで、生まれて初めての検査経験をした。鼻からカメラを入れての「胃カメラ」ならぬ「喉カメラ」。ちょっと苦しかったが、胃カメラも鼻からという方式があると聴くので、これと同じなら楽かも・・などと、関係ないことを考えていた。
内部の見事なカラー写真、どこも異常なし。声の出ないことに関係する症状がないので、普通に発声して大丈夫です、と。
 
素人判断で蕁麻疹が咽頭を塞いだかも・・ということもなかった。誰もそう言わないが、結局、ストレスからだろう。声は、発声訓練?して今朝になり大分普通に戻った。耳の遠い人とはあまり話したくないが。
血液検査の結果から、蕁麻疹が何かの悪質な病気に関係すると思えない、と救急医の話。膠原病の主治医へ相談するように、と。
ということで検査結果を持っていけるようにしてくれた。来月初旬に定期通院がある。
 
徒労に終わったというか、検査してもらってありがとう、というか・・4時間も同行してくれた介護士さんに感謝。入居以来、一度も迷惑をかけたことがない入所者だったが。
でも、何事もないと解ったら急に元気が出てしまい、4時間も飲まず食わずの介護士さんの仕事を楽にしなくちゃ、と、支払いを自分でしようとしたり、会計待ちの間にタクシー乗り場を見に行ったり・・
「座っていてくださいね、私は大丈夫ですから」と言われてしまった。そうです、プロの介護士さんに失礼です。
イヤですねえ、ついつい、昔の「仕事」のクセが出てしまう。気をつけよう。

救急車から少し見え初桜  KUMI
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極まる・・蕁麻疹

2021年03月18日 | 俳句
天気 晴 
 
写真は、無論、3年前のもの。もう、今頃の花を見ずに今年は終わりそうだ。でも、ミツバツツジは花期が長いので見る機会はあるかも。
 
何の因果か解らねど・・
一昨日、夕食後にブログを書きながら、蕁麻疹もあまり悪くならずに済みそう・・と思って呑気なことを書いてしまったが・・、とんでもないことになっていった。ほぼ全身発疹、痒みで眠れない。一夜明けて、やはり投薬が必要だろう、とドクターの診断になり(往診はなくても今は写真を送れば皮膚の病気なら診断はつく)、飲み薬を貰えた。原因は?解らないまま。
やっぱり、ストレスも関係するはず、とは自己診断ではあるけれど。
病気や手術で痛みは数限りなく体験したが、痒くて眠れない、というのがこんなに辛いとは思わなかった。夜中にタオルを冷やして冷やすといったって、まだ夜は寒さの残る季節、本気で冷やしたら風邪ひきます。昨夜もほぼ眠れなくて、それでも薬が効いてきたのか、明け方3時からは3時間熟睡出来た。薬が効いてきたのか、大分痒さも楽にはなっている。
原因が何だか解らないので、最初の発疹の前に食べた肉が悪いのかも、と思い、豚肉は食べないことにしている。
 
久しぶりに風のない、穏やかな晴天でお散歩日和。体調良かったら出かけたくて余計にストレスが溜まりそうな日だった。でもこの痒い痒い地獄ではねえ‥今朝からは、今まで目立たなかった腕にまで発疹が出現した。衣類から出ている顔と頸の上の方だけは無事なので何とかこれ以上の拡大はさせたくないけれど・・バアサンでも顔は困る。
 
今年はもう、見に行くのも諦めているシデコブシ(幣辛夷)の花。

 
祈りたきことのあれこれ幣辛夷  KUMI
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半世紀ぶりの・・

2021年03月16日 | 料理
天気 晴 
 
日中は一ヶ月先の暖かさ、という日になった。午後は整体治療に行くので、少し足を延せるかな、などと禁止令を無視したくなったが、結局、今日も強風なので諦めた。写真は、10年以上もかかってようやく整備された隣駅の北口広場。とっても都会的になった。
バスに乗って遠回りして公園から帰れば、今は辛夷の盛りだろう。3年前の写真。

 
遠回りを諦めて良かった。最寄り駅の改札を出たら、前の住まいのお隣の奥さんとばったり。あら、お元気、と立ち話が出来た。
電話しか連絡方法のない方なので、禁止令以後・・つまりは今年になってからは全く連絡をしていなかった。わが家と同じ年代だったご夫婦、長いお付き合いだった。早く、友人や身内と行き来が出来る世になって欲しい。
 
さて、半世紀ぶりという話は・・
昨夜、食事を終えてこのブログを書きながら、どうにも腰のあたりが痒い。ダニでも入り込んだ?でも清潔な施設内では考えられないこと・・いや、そうでもないかも・・
と思っているうちにどんどん痒くなり、場所も拡大していく。背中から腰のあたりは、見えないが触れると明らかに膨れていて、蕁麻疹の症状だ。
私自身が蕁麻疹になったのは50年以上・・いや56年も前のこと。勤め先の食堂の昼食、天ぷら蕎麦の海老のせいだったらしい。湿疹は全身に、おまけに吐き気と発熱・・今で言うアナフラキシー、ということだ。確か、1週間くらい仕事は休んだような気がする。顔まで湿疹だらけで、若い女性にはとても出勤出来ない状態だったのだ。
それ以前は時々軽い蕁麻疹になったものの、食べ物でのアレルギーはぴたりとなくなった。ただ、海老は怖くて、30代まで食べなかった。でも食いしん坊にはとてもガマン出来ず、ある日、おそるおそる海老フライを食べてみたら何でもなかった。
 
今回は、背中と足だけで済んだ。湿疹用のチューブの塗り薬、ほぼ使いつくすくらいに塗ってしまい・・何とか眠ることが出来た。今朝は大分収まったものの、背中の方は自分では見えないので看護師さんに診てもらい、ドクターに連絡して塗り薬を処方してもらえた。今夜も、まだ痒みが続いている。
常駐の看護師と、すぐ連絡出来る訪問ドクターの居ることは心強い。
ところで・・その原因は? 不明です。
昨日の夕食は肉豆腐がメインで、牛肉が少し、あとは豆腐や白菜など植物性のものばかりだ。魚は全くなし。
でも、よく考えたら、私が口にして「何だか変な味」と思ったものがある。ベーコンの細切りともやしの炒め物の小鉢があった。ベーコンが、腐っている、とまでは言えないが、奇妙な味がしたのだ。自分の体調の悪いせい、と思い込んでいたけれど、もしかしたら・・。これからは、舌におかしいと思ったものは食べないこと。食べ残すことに罪悪感を持つのはやめよう。
 
これでは、ワクチンを打ったときにアナフラキシーを起こすかも。「コロナに罹るくらいなら、アナフラキシーになっても構わない」なんて言っていたのが、現実になるかもしれない。

鉄塔のかたち色々遠霞  KUMI
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桜餅考

2021年03月15日 | 俳句
天気 晴 
 
今朝の富士山。雲がたなびき始めていて、まさに春の富士の風情になった。このあと、薄い雲が纏わり昼ごろには見えなくなった。カメラを出して撮るのがこの富士山だけ、というのも侘しい。
昨日よりも少し体調が戻った。酸素量は正常になったけれど、酸欠不足状態は相変わらずで・・もう、このままが普通になるのかも、と思ってそれなりに暮らさねば。
 
ネットスーパーの二回目が届いた。一昨日の午前中に注文して昨日の午後でも間に合ったが、日曜は事務室も人出が少ないようなので今日にした。
ウフフ、やっと道明寺桜餅にありつけましたよ。関東風・関西風を2個づつという桜餅が売っていたのだ。

 
どちらかというと、関東風(長命寺系)桜餅よりも、道明寺の方が好き。無論、長命寺だって好きなので両方あればこちらを選ぶ、という程度の差でしかない。
江戸時代から有名な長命寺の桜餅を、元祖「山本や」の店先で食べたことがある。向島へ吟行句会に行ったときのこと。俳句初心のまだ50代だったかもしれない。ここの桜餅は、他のものよりも餅がしっかりしていて大きい。でもお腹が空いていたので、昼食には少し早い、と思いつつ、ここで昼食にしてしまえば吟行も楽になる・・と、句会場集合の単独行動だったので3個も注文してしまった。
3個目はもうイヤ、という気分だったのに、もったいない精神で完食。結果は・・ハイ、みごとにお腹を壊しました。
 
一つ不思議に思う。長命寺桜餅は江戸時代が発祥だという。葉っぱは、大島桜、という、伊豆七島の大島から伊豆や江戸へ広まった、とされる山桜の一種だ。白い花と同時に葉っぱが出てくる(写真は、何年か前のもの)


それの柔らかいうちに摘み、塩漬けにしたのが桜餅の葉っぱ。関西にも同じような桜があったのかしらん?
詳しいことを調べるのが面倒なのでやめておく。
ちなみに、葉っぱは食べない人が結構いるらしいけれど「食べるものではない」と思っていたら間違い。食べられるもの、です。でも、半分の人しか食べないようで。無論、私は食べます。
今日は、道明寺1個だけを食べて、あとは味が落ちるけれど冷凍にしておいた。

山裾に雲置く富士や春めきぬ  KUMI 
コメント (4)
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