KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋の色

2023年10月13日 | 俳句
天気 晴24℃

写真はゴンズイの実。ちょうど今頃、昭和記念公園へ行ったときの写真ファイルに入っていた。花は目立たないが、実になると自己主張の強い木だ。

三日続きの秋らしい晴天・・にもかかわらず、私は相変わらず籠りっきりの一日。朝、シャワーを浴びただけで労力を使い果たした気分。というよりも、時々目眩が来て動くのが怖くなるのだ。気圧のせいでもないし、何のせい?
おまけに、コロナ以後、口唇ヘルペスが悪化の一途で口の周りは大変なことになっている。医者の薬を塗布しても改善せず、もう1ヶ月以上も。頑張れ!と自分に声を掛けるのもだんだん面倒になってきた。

でも、食べる楽しみはまだ捨てていない。

で、今日の昼食は月に一度くらいの、お品書き付き。

期待はしていなかった。なぜなら、高齢者施設の魚料理は必ず骨を除いてあるのだ。だから、「秋刀魚の塩焼」なんて言ったって多分、世間で言う秋刀魚に似て非なるものに違いない。案の定、秋刀魚の腹から下を骨抜きにして(どういう方法で?見事に腹骨もなかった)多分、真空状態で蒸したもの。身は固くて、「塩焼き」にするよりはそのまま煮て缶詰にしてくれた方が美味しい。無論、腸(わた)なぞある訳はなし。写真にする価値はない、と思ってやめた。
先日テレビの映像で見た、「目黒の秋刀魚祭」の美味しそうな炭焼き秋刀魚を思い出して生唾ゴクリ。目黒はわがふるさと(生まれただけの所ですけど)。秋刀魚はふるさとの味? 殿様ではないけれど、秋刀魚はそのまま加工せずに炭焼き・・が一番美味しい。もう、二度と食べられない味だろう。

そういえば、秋刀魚の句が結社誌の巻頭になったことがある。たった一度の巻頭句、しかも新年号だった。
   来年も秋刀魚を焼いているだらう  KUMI
自句自解は、私ごとき平凡な人間はするものではない。と言われてきたけれど・・こんな句を主宰が選んでくれるとは思ってもいなかった。びっくりして、泣きそうになった。なぜかというと・・乳がんの術後5年を経過した年で、普通のがんなら5年再発しなければ完治、と言われる。でも、乳がんに限っては10年経過してやっと「完治宣告」が出るのだ。
再発なぞしたくない、という願いの句だった。主宰は、そのことを知らない。というか、術後5年、なんて、句会の仲間にも話したことはない。

秋刀魚、食べたいわねえ・・


ミサイルの飛ぶ映像よそぞろ寒  KUNI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする