KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

ここは日本ですよ

2023年10月10日 | 俳句
天気 晴のち曇がち

ウクライナとロシアの戦争が終らないままに、今度はイスラエルとパレスチナの戦争が再燃して・・もう、うんざり。平和を祈ることのむなしさよ。
やっと秋らしい青空が見えてきて、昨日の突然の寒さは遠のいた。
部屋とは反対側の南の空。
少しは楽しいニュースでも、と思ったのにW杯ラグビーは8強を目の前にして負けてしまうし。 面白いことでもないかな、と思ってニュースを眺めると、
何? 「埼玉県子ども放置禁止条例案」ですって? 中身はというと、アメリカのそれに良く似ている。 アメリカとは違い、対象年齢が小学3年まで。 アメリカの場合は、確か12歳までは子供は一人にしてはいけない。 これが法律になっているらしく一人にしたら、親には罰則規定がある。 子供が一人で留守番なんかしていたら通報されて、帰宅した親は逮捕される。
ヨーロッパなどでも、そこまでは厳しくないにせよ登校は親が校門まで送り届ける。一人だったり子供だけでの登校はあり得ないらしい。
それと同様の内容を持った条例を、埼玉県が制定したがっているという。? 何なのそれ。 埼玉って、そんなに治安が悪いの? 子供の連れ去り事件(アメリカで多いのは、離婚後の子供の取り合いという)とか、誘拐事件とか、格別に多いとは聞いたことがない。 アメリカでは隣の家へ用があって行く時も12歳以下の子供を連れていかなければ「放置という虐待」になる、と聞き、バカみたい、と思ったものだ。 それと同じことを埼玉県議たちは考えているのだ。
世界に誇れる治安の良さが、もう危なくなっている、ということを喧伝するような条例だ。 ご冗談を。わが市ではそんなことはございません。たった駅二つ北へ行っただけの埼玉県は、そんなに恐ろしい所になっているの?
子どもがどれだけ危険な県なのか、同じような法律のある国との犯罪率比較とか、数字を出して県民の納得を得なくては。

結局、今回は議会へ出さずに終わったようだが、何を考えているのだろう、県議の皆さん。何でも欧米に見習え、という時代は我々の若い頃にとうに終わった。今は、治安とインフラ整備は世界の国々が日本を見習え、になっている。
虐待、というのは、真夏の車の中へ乳児を置いて買い物しているような親のことでしょ。
小学生だけで登校していることを「何と無防備な!親は無責任」と非難する外国人は無視しよう。

秋天の果てはミサイル飛ぶ国か  KUMI
コメント (6)
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