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仁風閣(国指定重要文化財)

2014-07-01 20:37:26 | 鳥取
2014年6月29日、行きました。
鳥取城跡に建っている洋風建築で、国の重要文化財です。
説明書より「仁風閣がこの場所に建てられたのは、明治40年5月のことで、鳥取池田家の第14代当主池田仲博侯爵が、宮内省匠頭であった片山東熊工学博士に設計を依頼し、工部大学校で片山博士の後輩にあたる鳥取市出身の橋本平蔵工学士が監督しています。片山博士は、明治洋風建築最高の傑作である赤坂離宮をはじめ、京都国立博物館など、数多くの有名建築を設計し、当時の宮廷建築の第一人者と云われた人です。仁風閣は、フレンチ・ルネッサンス様式を基調とした白亜の木造瓦葺二階建てで、バロック風な軒飾りがほどこしてあり、らせん階段のために角尖型の塔を突出させて、この建築の特徴を打ち出しています。また、室内マントルピースのための六本のレンガ煙突は、瓦屋根に云い知れぬ変化をもたせて、当時の建築様式を裏付けており、背面は、一・二階とも吹き放しのベランダを設けて、ルネッサンス様式特有の品格を表現しています。ちなみに、建築費は約4万4千円であったと記録されています。当時、市役所の年間予算額は5万円でした。仁風閣は、時の皇太子殿下(のちの大正天皇)の山陰地方行啓の宿舎として使用されました。また、仁風閣には、この時県下ではじめて電灯が灯され、室内のシャンデリアと、夜空を彩ったイルミネーションは、明治文明開化の到来を華々しく謳いあげたものです。大正年間に入って、この建物は市の公会堂、県の迎賓館などに使用されました。」
拝観料は150円です。休館日は毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始です。開館時間は9時~17時です。
鳥取市東町2丁目121番地
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背面



御座所
「この建物のなかで、最も豪華なこしらえの部屋です。イタリー産黒大理石のマントルピースがあります。」



御寝室

階段

謁見所



御食堂

ベランダ

模型

陳列所











牛の戸焼

庭園





鳥取城壁と庭園



タブノキ

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