2006.11.1(水) 晴
8:00 起床
10:00 ペンション虹の詩発~五色沼周遊~檜原湖一周~猫魔ホテル温泉
17:00 ペンション虹の詩着
いの一番に五色沼を散策する。早く行かないと人で埋まってしまうからだ。ところがもう10時には駐車場は半分近く埋まり、遊歩道にはぞろぞろと人の列が行く。ウィークディの朝からこの状態とは流石に人気の裏磐梯である。毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、るり沼、青沼、柳沼とお決まりのコースを辿る。水に含まれる成分の屈折率とか
酸度などで各沼の色が変わるそうだが、周囲に葦が生育してきて、沼が見えにくくなってきている。自然の摂理だから致し方ない、いずれは沼が埋まって湿原となっていくのだがそれには何百年何千年という歳月がかかるものなのだ。紅葉はすでに盛りを過ぎているのだが、所々に真っ赤な紅葉も有ったりして、みんな結構楽しんでいる風である。台湾のガイドさんに「モミジとカエデと紅葉はどう違うのですか」と聞かれ、同じものですと答えたが果たしてそれで良かったのだろうか。
左:毘沙門沼 中:るり沼 右:柳沼
レストハウスの所に懐かしいボンネットバスが留まっており桧原湖を一周するという。バスの形状から「森の熊さん号」というのだがかいわいい名付けである。連休明けまでの運行ということなので乗ってみる。昭和の5,60年代に走っていたバスをそのまま使用し、しかも燃料は近隣のホテルなどから出る食料油を使っているそうである。私が小学校、中学校ぐらいまで、綾部ー大原間を走っていた中丹バスはまさにこのタイプであって懐かしいことこの上ない。途中金山浜というところに桧原歴史館があるので途中下車する。この地は会津から米沢へ続く米沢街道の一つで、桧原宿場町は桧原湖に沈んで居るのである。つまり明治21年の磐梯山の噴火まで桧原湖は無かったのである。金山(かなやま)には名の通り金山があり、噴火で坑道が水没するまで採掘されていたそうである。坑道跡が残っているそうだが、行けるようにはなっていないので諦める。
左:なつかしいボンネットバス
右:この下に宿場町が沈んでいる。
次の森の熊さん号でターミナルまで戻り、猫魔ホテルの温泉に行く。循環の湯だが有馬のように赤褐色の湯で、露天風呂からは桧原湖の夕日が素晴らしい。
★猫魔ホテル温泉 1、200円 ナトリウム塩化物硫酸塩泉 循環 赤褐色、無臭
露天風呂の景色最高