2007.5.15(火)晴れ
7:00 起床
9:45 さつき荘発~R313熊居峠~犬挟(いぬばさみ)トンネル~関金温泉~倉吉博物館~R179~県道~
16:15 YH香宝寺着(東伯郡湯梨浜町)
朝の湯原をもう一度ポタリングする。砂湯は朝から入湯者がいて繁盛である。薬師様の湯を頂いたり、大山椒魚を見たり、本当は温泉民俗資料館に行きたかったのだけれど閉鎖されたとのこと、寂しい限りだ。
薬師の薬湯と湯原の温泉街
湯原からいきなりの登りである。じりじり登って新熊居トンネルに着く。道路には歩道があるがトンネルには無い、これ逆の方がいいのだけれど。
八束は蒜山高原の東端で高原ムード漂うところだ。束というのは塚に通じ墓のことなので八墓村のモデルはこの地かなと思ったのだが全然イメージの違う所であった。犬挟トンネルは西日本の旅では最長のトンネルで、2626mありしかも歩道はない。久々に緊張して挑むが、とにかく交通量が少ないのと下り坂で簡単に越えてしまった。トンネルの中に岡山と鳥取の県境があり、越えたところに道の駅がある。道の駅に峠の名水がある。その場で地下から湧いているもので、味もいい。
峠の名水と峠の景色、大山か?
ボトルに汲んで出発、すぐに関金温泉に着く。
立ち寄り温泉に入ってゆく予定だったが、800円の値段に負けて共同浴場に向かう。探し当てた関の湯は残念ながら休館であった。その下に足湯がある、誰もいなくてひたすらお湯が流れ出ている。贅沢な話だ。昼食のビスケットをかじりながら足湯に入る。暖かくてついうとうとしてしまう。仕事が無いっていいねえと思えるひととき。足湯の前の通りはえぐ芋通りといい、沢にはえぐ芋が生えている。これは沖縄で見た食わず芋ではないか。気温の関係でこちらのは葉がやや小さい。旅の坊さんに美味しい芋をやらなかったためにえぐ芋に変わったという伝説があるのだ。私も旅の坊さんみたいだし、何かくれないかなあ。
左:関の湯 中:足湯 右:えぐ芋通り
倉吉に近づくと国道の西に自転車歩行者専用道路が有る。鉄道の廃止路線で、途中駅の跡の休憩所もあり、短いけれど楽しい道だ。
倉吉にはいると八橋往来を中心に古い街並みが紹介されている。変に街並み保存するのでなく、自然に有る街を紹介している。私の好きなタイプだ。特段おしゃれではないが、本来のうどん屋さんらしい末廣といううどん屋さんに入る。出前用の黒くてでかい自転車も気に入ったのだ。味も良し、こういう昼食が一番である。
アーケード街にはいるとそのままレトロというような店や、がらくた屋など楽しい通りである。シャッター街となり変な落書きが増えたら街はおしまいである。そうなる前に街ぐるみで対策を考えないと歯止めが利かない。
雰囲気のあるうどん屋とベンガラの塀
最後に倉吉博物館に行く。次回展示の準備中でワンフロアのみで残念であった。
倉吉を出て、ハワイ温泉に行く道はシュロ街道で有名である。フェニックスが出来ないので無理もないが、シュロはどうもうら寂しいものがある。どうみても南国ムードというわけには行かない。
羽合温泉に行くシュロの街道
走行距離62Km 累計10,270Km 経費7,254円
★YH香宝寺の湯 町で配給している温泉で塩化物線だが詳しくは忘れてしまった。
★峠列伝(58)熊居峠 真庭市湯原、R313号線 困難度3 景色3 歩道有り ト ンネル有り(トンネル内歩道無し) 水場無し