晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

古本考 1/7

2010-01-09 | 日記・エッセイ・コラム

2010.1.7(木)雪

 夜半から降り続いた雪が朝も降っている。今冬4度目の雪で、今回は少し重そうだ。じょんを連れて散歩に出ると、道路では10cm、河原の芝の上で15cmぐらいの積雪だ。夜間降り続いたというより、朝方に降ったのかも知れない。それでも一応、坂の雪かきをして、木々のレスキューをする。昨年植えたコニファーは遂に一本が折れてしまった。やむなく青だけで支柱をしてやる。やはり雪国には落葉樹が楽ようじゅ???
こんな日はお客さまも少なかろうと、やろうと思ってやれなかったことをする。それはストーブの横で雪景色を見ながら読書することだ。本当はロッキングチェアーと角瓶とが欲しいのだが、将来の夢としておこう。本はネット通販で求めた「知られざる古代」という本、たいした内容ではないのだが、肩の凝らない本だ。ますます雪は激しくなり、忙しそうに立ち回る府道の車を見ながら、至福の時を過ごす。一時間半ほど過ごしただろうか、お客さまが次々と現れ、贅沢な読書は終わった。
 実は読みたいなと思って買い溜めた本が四冊、借りている本が二冊ある。買った本はネットで買った古本ばかしである。大体蔵書の六割ぐらいは古本だ。安いと言うことより、古本でしかない本がほとんどであるからだ。
 古本が好きになったのは大学時代である。学校の近くに神田の古本街があったので、普段は下見に、バイトの給料が入ったら購入に店を訪れた。その当時はいわゆる山岳本を探しており、今も多くの蔵書が残っている。悠久堂書店というのが山の本が充実しており、まづはそこで値段を調べて、専門でない古本屋で探すのである。なかなか見つからないが、たまたま見つかると大抵の場合値段は安い。下手をすると半額以下となる物もあった。要は専門的に扱っている店ではその本の価値が解るから、規準的な値が付き、それ以外のところでは適当に値を付けている様だった。京都に帰省したときや地方都市に行ったときなども神田の古本屋街と比べれば随分乱暴な値を付けてるなあと感じた。中身はどうあれ、古ければ高い値を付けているようでもあった。例えば「ガッシャブルム4峰」という本は、悠久堂では2万円で、それは当時の一ヶ月の生活費ぐらいしたのでとても買えなかったが、京都の店で7,000円で見つけてすぐに買った。逆に「近畿の沢」という古いだけでやたら高い本があったが、東京では見つからないかと思い買ってしまった。Img_1838

靖国通りの古本屋。(2006.11.23)

 京都に帰ってからは、古書籍組合のイベントによく行った。神田のように店がかたまっていないので、イベントで各店の集まっているのが探しやすい。今は無い近鉄百貨店の古本祭り、アバンティ入口での出店などよく通った。つづくImg_5992Img_5993 

糺の森の古本祭り、京都では最大の古本イベントか。その時買った本、探していたものがあったときは嬉しい。(2007.8.14)


今日のじょん:最近新しい芸が出来るようになった。杉丸太を台木に乗せて乾燥させていたら、それを飛び越すようになってきた。「ジャンプ」と言って飛び越える様になり、往復ジャンプも出来るようになった。Img_3609
 この材木を往復ジャンプする。 

コメント
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