晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

蟻とキリギリシャ 7/7

2015-07-07 | 日記・エッセイ・コラム

2015.7.7(火)雨

 「雨読」が延々と続くのだが、退屈されると思うので時事問題を一発。
いやはや驚きましたな-、反対票が勝つとしても僅差かと思ったのだが、、、、
日本人の感覚だと、国全体で頑張って再興しようと考えるのだがそうではないみたいだね。国民性の違いというのはこんなものかと見せつけられた感がする。「今が良けりゃ、明日なんてどうでもいい、何とかなるさ」というようなもんだろうか。まあそんなだからこんなになったということなんだろうけど、イソップの「蟻とキリギリス」によく似ている。夏は来たるべき冬のことなど考えず、歌ってばかりいたキリギリス、それを横目に炎天下をせっせと働いていた蟻君
。やがて寒い冬が来て食べるものも無く、蟻たちに食べ物を乞うが断られる。「夏の間に遊んでばかりいたむくいだよ」と言われてやがて死んでしまう訳なんだが、蟻って残酷じゃないかという声もあるそうだ。
 そのままギリシャとEUに当てはまりそうだけど、EU蟻はまたしても手助けするんじゃないかと勘ぐっている。ギリシャは財政的には何度も破綻しているわけで、債権国はその都度忠告してると思うんだけど、ちっとも反省努力してこなかったということだろう。それで今回最後通告みたいに言ってたけれど、いざ国民投票が終わるとどうもそんな雰囲気ではない。
 国民投票が行われると聞いて、「そんな事したら、どっち転んでも不利な状況になるのでは、、なんでそんなことするんだ」と思ったが「ひょっとしたら深遠な作戦があるのでは、、」とも感じた。どうやらそういう雰囲気だ。チプラス首相は国民の声をバックにEUから大きな譲歩を引き出し、またぞろ借金を重ねるというのがわたしの予想である。
 「蟻さん、わたしにも家族があるのです、冬が明けたらまじめに働きますから食べ物を分けて下さい」「しょーがねーなー」って感じかな。
冬が明けてもキリギリスはまた歌ってばかりいました、とさ。
 国家規模ではないけれど、財政破綻した夕張市の記憶はまだ生々しい。ところが30才でこの財政再生団体の夕張市市長になった鈴木直道さんが頑張っておられる。条件的には最悪の自治体を知恵と汗で再生させるべく取り組んでおられる。講談社から「夕張再生市長」1,400円で出版されている。キリギリシャさんにも読んでもらいたい。

【今日のじょん】ビタミンCを止めて、お腹も便も通常になってきた。食欲も戻りホッとしている。足の方は以前ほどではないのだが、動作が鈍い。長丁場で治るのを待つしかないみたい。それにしても薬に弱いなあ、致命的な病気になったら治療のしようがないということか。
 河原に散歩くるのも久しぶりである、写真撮っていたら対岸にバンビちゃんがいた。傍目にはのどかな風景なんだが、、、。


 

コメント
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