2015.11.8(日)雨
30代の頃から腰痛に悩まされてきたので自分自身の腰痛は誰よりも知っている。それでも岩登りやトライアスロンを続けてこられたのは常に痛いわけでなく、年に数回起こるというものだからだろう。数十回やっていれば、さまざまなタイプがあり、どのように対処すべきか、どのくらいで治るかなど解ってくるものである。
A ぎっくり腰
「魔女の一撃」と言われるように、突然強烈な痛みが来て立つこともままならない。這って寝床に向かうのみである。こればっかりはどうしようもない、じっと寝ているしかないので諦めもつく。寝返りもままならない強烈な痛みは一晩、長くても3日間で治まるがそれで治ったというわけではない。普通に生活はできるが姿勢や運動によっては痛みが走り、安静にしなければならない日が一週間程度続く。その後は違和感が残るのが約1ヶ月ほどでそれで完治ということになる。これはそう起こるものではなくわたしの経験も4、5回だろう。
B 腰痛
一般的な腰痛で、必ず妙な違和感で始まる。この違和感があると運動や作業を止め静養する。すると一晩で元に戻る場合がある。これをB’の腰痛としておこう。こうやって治ってしまう腰痛は1/2ぐらいである。
翌朝目覚めてやっぱり痛みがきつくなっているのが、腰痛Bである。床に伏すというわけでは無いけれどかなり不自由な生活となる。運動作業は中止、大体1週間は続く。その後も違和感は残るが2週間も経てば腰痛のことも忘れてしまう。このタイプが最も多く年に数回起こる。ただ定期的に起こるというものではなく、起きない年もある。
C タイプの違う腰痛
今回の腰痛はいつもと違った。Bのタイプで始まって3日もすると痛みも治まったのだが、お尻、大腿部の痛みが残り、座っているとき、立ち上がるとき、運転時、降車時の痛みが2週間以上続いた。これはどうも座骨神経痛の症状のようである。もちろん腰痛と座骨神経痛は別物ではなく深く関係しているものである。
今回新たにCタイプの腰痛を発症したことで、根本治療の発想がわいてきた。というのは腰痛は辛いけれどいづれ元のように治ってしまうという観念があるから、その時の痛みを和らげ、そして治る時期の来るのを待つという感じで今日まで来た。ところが今回の座骨神経痛の症状となると常に痛みや冷えに悩まされなくてはならない、つまり慢性化するということである。この症状については昨年の秋ぐらいから気付いていた。寝ていて妙にお尻が冷えるのである。当初はなんだかわからないので、布団が開いていて冷気が入ってるのかとも思ったが、どうもその様子は無い。そうしているうちに歩いていてお尻から大腿部の後ろ辺りに痛みを感じることが起き始め、歩くのが苦痛になる事さえもあった。これは痛みを取るだけの対処療法では駄目と思い、明治国際医療大学の整形で漢方や鍼灸などで根本治療の指導を受けたいと思い受診する。MRIを撮って、「腫瘍などの心配はありません、特段骨に異常があるようにはみえません」ということでロキソニンゲルを頂いて帰る。座骨神経痛の症状を盛んにうったえたのだが先生にはMRIの画像でしか診断されなかったようだ。こうなると自分で治療するしかない。
明治国際医療大学付属病院(3.26)
まず漢方薬を検討したが、有名な痛散湯をはじめ神経痛に効くと言ったものはどうやら痛みを和らげるもののようだ。もちろん腰痛も同じだが、痛み→凝り→血行不良→痛みの悪循環を断つには痛みを取ることが重要だが、これは痛みが出てからのことで、痛みが出てこないようにすることではないようだ。
ネットで色々探してみると、痛みが出てこないためにはストレッチ体操が有効なようだ。「私はこの体操で座骨神経痛を治しました、痛みが出てこなくなりました」というのがいくつかあり、よくはわからないが痛みの悪循環の凝り、血行不良の辺りに効いているのではないかと思われる。
痛いときは湿布、温泉、塗り薬、灸などで対処するのが有効だが、普段はストレッチ体操で痛みが出ないようにすることが肝心だろう。数ある座骨神経痛用のストレッチの中で効果的なものを実験中である。いつか「これで治しました」という報告を出したいものだ。つづく
【今日のじょん】じょんの神経痛(五十肩のようなものらしい)もずいぶん楽になっているようだ。時々痛そーなしぐさをするときがあるが概ね元気に暮らしている。季候も良くなってきたのでおとーのリハビリスイムにも連れて行ってもらってる。芝生で遊ぶのはいいのだけど車の乗り降りが大変でチト困っている。
10月9日、30日、11月6日天気いいですネ~