2018.11.20(火)晴れ時々曇りところによって雨
工忠君が初めてというので改心の道ハーフコースを歩く。改心の道とは君尾山光明寺に伝わる「天狗の詫び証文」の話を元に命名された修験の道である。実際に修業僧がどういうコースを歩んだか不明なのだが、光明寺から弥仙山を往復したのだろう。単に往復するのではなく、水分(みまくり)神社、於成(おなる)神社を回ったのかもしれない。(弥仙山周遊コース)
登山口の案内看板、熊や猿が楽しそうに描かれているが、そんな陽気な話では無い。
水分神社から弥仙山山頂までは地蔵や石造物があるのだが弥仙山から上林日置谷まではそれらしきものがひとつも無い。光明寺の参道には沢山の石仏があるのだが改心の道にそれらが見られないのは本当に修業の道として使われていたのだろうかといぶかしく思う。
メンバー 小原、工忠
タイム 2018.11.20(火)
弥仙山登山口出発 9:50
於成者神社着 10:20
弥仙山北方のコル着 11:00
弥仙山頂上金峰神社着11:10 11:20出発
於与岐分岐着 12:10 12:15出発
元権現跡着 12:35 13:00出発
日置谷分岐着 13:25 13:35出発
神谷分岐着 13:55
日置谷着 14:10
今回の目的は盛況だった「改心の道遊歩」のイベントが中止されて以来、コースがどのようになっているかを確認してみたいのと、改心の道フルコースの再開を目指して日置谷分岐から遊里に向かう道の可能性を偵察してみたいというものである。
大栗峠同様なるべく公共交通を利用して山行したいのだが、於与岐に向かうみせんバスは一般には使えないそうで、やむなく工忠君の車で登山口まで行く。於与岐も今年の大雨で被害が出ており、随所で工事が行われている。特に水分神社前の林道は大きく谷が抉られていて、重機の間を無理やり通らせてもらう。谷を渡る橋も土の部分が流れてしまって、大きなパイプがむき出しになっている。谷を渡る手前に道標や「右みせんひだりやまみち」と書かれた地蔵様などが並んでいる。昭和の初めまでは女人結界で、女性は水分神社までと決まっていたそうだ。大峰山同様の修験の山であったことがわかる。
水分神社の先の分岐
さてわたしの出で立ちといえばいつもと同様修験者スタイルで白地下足袋に金剛杖、ハチマキで望んでいる。信仰心はさらさら無いのだが、山を歩くにはこのスタイルが最もあっており、足も素足である。心配なのは雨で、防水が効かないので冷えないかということだ。雨雪以外は頑張れるんじゃないかと思っているのだが、、、。つづく