2018.11.25(日)晴れ
於与岐からの弥仙山登山道は北面にあるためかジメジメして陰気な道だ。ただよく歩かれているためか道は歩きやすい。時々紅葉が紅く黄葉していたりして嬉しい。すぐに於成神社に着く。
於成神社、左の大木は銀杏。
於成神社の上方に於成平(おなるだいら)があると「西丹波秘境の旅」(澤潔著)にあるが本の中ではどこだか特定できない。於与岐の古老も神主も知らないと言うことだが、於成神社に詳しい釜師さんに聞いたという。澤氏は於成神社のオナルはオは美称、ナルは古代朝鮮語で太陽を表すナル、ナリ、ナとして、太陽信仰あるいは太陽の観測から日置氏などと結びつけて書いておられる。ただその内容は支離滅裂で矛盾も多く俄に信じられるものではない。於成平は斜面を登り切ったコル状の平地で、於与岐から眺めると丁度三角のピークから下った肩のところだと思う。そうすればナルは緩斜面を表すナルが語源だとすれば最もわかりやすい。そこから頂上まではもう一踏ん張りだ。
山頂の金峰神社
頂上の金峰神社にお参りして、休憩する。西側は切り開かれていて眺めがいいのだが、東側は植林が育っていて見えない。上林の山々は二人で歩いてきただけに一望したいのは山々なんだけど。
頂上を後にして急斜面を下る。途中に岸谷に下るルートがあるはずなんだけど気が着かなかった。光明寺を出て弥仙山に登り、岸谷から木住峠、遊里から光明寺にもどるコースができそうだ。
秋の稜線は見晴らしもよく、落ち葉を踏みしめて歩くのが心地よい。
やがて於与岐に向かう分岐に出る。
小さなピークを登ったり降りたり、道中最近に整備された形跡がある。於与岐の方が整備されたのだろう。飽き飽きした頃に於与岐に向かう分岐が出てくる。ここは弥仙山回遊コースとされているところだ。ここから元権現跡までは未整備の部分が残っている。倒木があったり、迷いやすいところもあった。赤テープが随所に巻いてあるので、注意して歩けば問題はなさそうだ。特にはっきりとしたリッジ状で無いところはルートファインディングをしっかりすべきである。遭難騒ぎがあったのは今年のことだったろうか、こんな道でも迷ってしまうのだ。
晴れていた空が暗くなってきて嫌な気分になってきた頃、元権現跡の広場に着く。今月の初めに上林側の整備が行われたのはここまでらしい。倒木がしっかり切り払われたところで昼食とする。つづく
元権現展望所に着く、ここからは中上林への展望が最高。
【今日のじょん】いよいよ前室が完成、大工さんに何かと無理を言ってあれこれ追加したが、気に入ったものになって大喜び。じょんはやっぱりカンケーなさそー。お前も喜べよなー