2019.7.9(火)雨 (敗退 蓮ヶ峰-2は2019.3.30)
故永井先生に、日圓寺から蓮ヶ峰に向けて修験の道があり、毎年村で清掃をしていると言うことを聴いていた。峰地さんが「観音堂までは行ったことがあるが蓮ヶ峯までは行ったこと無い」と言われていたのが気になる。お堂の右を入っていくと防獣柵が現れる。扉部分を開けて参道に入る、扉はしっかり閉めて留め金をしておくこと、これはマナーである。参道は実に立派な道ですぐに四体の石仏が現れる。これは凄いなあと写真を撮ったりするがその後も四体の石仏が次々と現れて驚く。
さすがに信仰の道だなあ、須知山峠の旧道も石仏が続いているがここほどではない。道も井根の方々の清掃のおかげで歩きやすく気怖ろしく持ちいい。道中倒木も無いのだが、最後におそろしくでかいモミの木が道をふさいでいる。昨年の台風で倒れたものだろうが、これは村の人の手でも片付けようがなさそうだ。倒木の下をくぐり抜けると観音堂が現れる。
観音堂手前の倒木、観音堂、観音堂から下って林道に入る。
この地は336mのピークでその上は蓮ヶ峯を取り巻く緩傾斜帯になっており、そこに向かって下っていく。林道が東西に走っており、東は井根の東側の谷から続いているようだ。ここからも直登して596.3mのピークに行く道があるものだと思っていた。このピークにたどり着けば蓮ヶ峰はすぐのところだ。獣道らしきものはあるがいづれも怪しげなものだ。やむなく林道を西に進む、歩くには問題ないが沢筋など随分荒れており、軽トラ等は通行困難である。山側に取り付く道はないものかと探していくがそれらしきものは見当たらない。かまわずどんどん行くと林道が降り始めて、下方に井根西谷か施福寺方面からの林道が見えてくる。蓮ヶ峯に登る道探しは諦め、元の観音堂のところに戻る。
蓮ヶ峯の山稜方面に登る獣道を辿るとすぐに東西に走る踏み跡を発見、東に向かって歩いてみる。以前に蓮ヶ峯の中腹に鉢巻き状の修験の道がありいくつかの古寺があったというような記事を有ったことを憶えている。ひょっとしたらこの道はこの道はその道かもしれない。獣道のように細くて心許ないが、とにかく途切れることなく続いている。ただし道標、目印テープなど一切無い。地図で見ると東に辿っていくと、念道から於与岐に越える峠道に出会うはずだ。その峠道を辿れば改心の道権現跡から蓮ヶ峯に至る山稜に出られる。その峠道の出合までトラバース道を辿ろうと思ったが、時間切れになってしまった。引き返したのはP355mの東の谷で、峠道のすぐ近くである。そこはもう睦合町であり、府有林の看板があるところだ。
峠道手前で引き返す、ここはもう睦合町。
つづく