鹿児島県の奄美大島や沖縄本島で降雪を観測するなど、24日は西日本を中心に今冬最強の寒波に見舞われた。
偏西風の流れが変わり、これまで大陸側に滞留していた強い寒気が、沖縄本島を含む日本列島全域を覆うまで南下したためだ。
降雪の目安となる上空1500メートルの気温は、氷点下6度。奄美大島の名瀬測候所によると、24日夜の奄美大島上空では、この目安を下回る氷点下7・5度を記録した。平年の3・8度より約11度低く、1957年の観測開始以来、最低となった。
気象庁によると、今冬の前半は暖冬で、日本列島周辺に寒気が南下しにくい状況だった。ところが、偏西風の蛇行により大気の流れが変わり、たまっていた寒気が一気に南下、寒波が到来した。
同庁によると、西日本や北陸地方は25日ごろまで警戒が必要だが、寒波が通り過ぎた後は再び暖冬傾向に戻る見込みという。(科学部 笹本貴子)
偏西風の流れが変わり、これまで大陸側に滞留していた強い寒気が、沖縄本島を含む日本列島全域を覆うまで南下したためだ。
降雪の目安となる上空1500メートルの気温は、氷点下6度。奄美大島の名瀬測候所によると、24日夜の奄美大島上空では、この目安を下回る氷点下7・5度を記録した。平年の3・8度より約11度低く、1957年の観測開始以来、最低となった。
気象庁によると、今冬の前半は暖冬で、日本列島周辺に寒気が南下しにくい状況だった。ところが、偏西風の蛇行により大気の流れが変わり、たまっていた寒気が一気に南下、寒波が到来した。
同庁によると、西日本や北陸地方は25日ごろまで警戒が必要だが、寒波が通り過ぎた後は再び暖冬傾向に戻る見込みという。(科学部 笹本貴子)