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旅行収支44年ぶり黒字 4月、訪日外国人が急増

2014年06月15日 07時41分48秒 | 経済
 訪日外国人が国内で使う金額から、日本人が海外で支払う金額を差し引いた「旅行収支」が4月、約44年ぶりに黒字に転じた。年1000万人ペースで外国人が日本を訪れるようになり、人口減で縮む内需を補う効果が国際収支にも表れた形だ。モノやサービスなど海外との取引状況を表す経常収支も3カ月連続の黒字となった。

はとバスのツアーで浅草寺などを観光する外国人観光客ら
 財務省が9日発表した4月の国際収支速報によると、旅行収支は177億円の黒字となった。大阪で日本万国博覧会が開かれ訪日客が増えた1970年7月以来の黒字だ。2013年4月は224億円の赤字だった。

 4月の訪日観光客は123万1500人と前年同月比で33.4%多い。タイやベトナムは単月ベースで過去最高だった。円安で日本観光が割安になったうえ、東南アジア諸国を対象にビザ(査証)の要件を緩和するなどした効果が強まっている。

 観光庁は、訪日外国人の消費額が今年1~3月に4298億円と前年同期に比べ48.5%増え過去最高になったと推計する。みずほ総合研究所によると、年1000万人の訪日客は名目国内総生産(GDP)を年1.8兆円押し上げる。投資や雇用面で地域経済を下支えする効果が大きい。

 一方、4月の日本人出国者数は4.4%減った。円安で海外旅行が割高になったことが影響したようだ。旅行収支を含むサービス収支は4月に6597億円の赤字。日本企業が海外で研究開発費などを増やしているのが影響し、赤字額は1382億円増えた。

 政府は訪日観光客を20年メドに2000万人まで倍増させる計画で、ビザ要件緩和の対象国を拡大する方針。「訪日客の増加に伴い旅行収支の黒字は拡大する公算が大きく、サービス収支の赤字は縮小方向になる」(SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミスト)見通し。

 4月の経常収支は1874億円の黒字となった。黒字は3カ月連続だ。黒字額は前年同月に比べると76.1%減り、4月単月としては比較できる85年以降で最低だった。貿易収支は7804億円の赤字で722億円増えた。

 輸入は6兆7600億円と6.6%多い。円安が進み円建ての輸入価格を押し上げた。原子力発電所の稼働停止が長引き液化天然ガス(LNG)の輸入は高水準が続いている。電子部品の輸入も多かった。

 輸出は前年同月比で6.2%増え5兆9796億円だった。景気が持ち直しつつある欧州向けが増えたが、円安の進展と比べ緩やかな伸びにとどまっている。
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優良物件の賢い選び方 建物が傾く…横浜で大トラブル 「欠陥マンション」が続々

2014年06月14日 08時15分27秒 | お役立ち情報
 中国や韓国での話ではない。住んでいるマンションが傾くというゾッとする“事件”が横浜で起きた。大手不動産と老舗ゼネコンのコンビで11年前に完成。だが、建物を支える杭(くい)のうち数本が短いという「重大ミス」(関係者)のため、11年の歳月の間にジワジワと傾いたという。このところ耳を疑うような欠陥事故が相次ぐマンション業界。購入する側はどこに注意して選べばいいのか。トラブルに巻き込まれない方法は-。

 建物が傾くという前代未聞の欠陥が明らかになったのは、横浜市西区にある「パークスクエア三ツ沢公園」。JR横浜駅から車で5分の中層マンション(11階建て)で、2003年、熊谷組が施工し、住友不動産が販売した。

 「全部で5棟あるうちの1棟(65戸程度)に通路の手すりがずれるトラブルが多発し、管理組合から要請を受けた住友不動産が調査したところ、建物が傾いていることが発覚した」とは事情に詳しい不動産仲介業者。

 広さにもよるが、ファミリータイプで約4000万円という高級物件で、30年などの長期ローンを組んでいる住民も少なくない。

 欠陥が見つかった住居棟に娘が住んでいるという70代の主婦は11日、「娘は『不安で夜も眠れない』と言っている。今日も心配で様子を見に来た。これからどうなるのか」と表情を曇らせた。

 そもそもなぜ傾いたのか。熊谷組では「(建物と地盤を支える)杭のうちの一部が支持層(と呼ばれる強固な地盤)に届いていなかった。作業する中での判断ミス」と説明。欠陥工事だったことを認めた。

 住友不動産では「施工不良が原因だが、売主として全責任を持って対応したい」とし、住民に仮住居への転居を要請し、引っ越し代ほか迷惑料などとして「一定額をお支払いしている」という。

 建て替えか、補修工事で済ませるのかなど今後の対応について、住友不動産では「管理組合と協議中」と説明し、熊谷組への損害賠償などに関しては「住民の方々を優先してからのこと」と回答。両社とも「多大なご迷惑をかけ…」と平謝りに謝っている。

 業界関係者も「数十年この業界にいるが、聞いたことがない」とあ然とする大欠陥だが、そんな不祥事がこのところやたらと目立つ。

 建物の躯体(くたい)に空調や下水用の穴が開いていない個所などが見つかり、2月に販売中止になった三菱地所レジデンス、鹿島建設の億ション「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」(東京都港区)。

 建設中のコンクリートの柱に3月、ひび割れが発覚、再施工することになった三井不動産レジデンシャル、清水建設の「パークタワー新川崎」(川崎市幸区)。積水ハウスや大京の物件でも重大なトラブルが判明している。

 車のように簡単に買い替えられない高額商品だけに不良品だけはつかみたくない。購入する側はどこに注意を払えばいいのか。

 不動産コンサルタント会社「ベストサポート」(東京都新宿区)を経営する大友雅敏氏は「熊谷組が欠陥を認めた物件に関しては、購入側が事前にミスを把握しようにも難しい種類のものだ。建設中に現場担当者に何度も確認すればできないこともないが、現実的には無理で、購入した方には、気の毒としかいいようがない」と指摘。目に見えない部分だけに事前把握は厳しいという。

 「ただ、この事例は無理でも、新築、中古ともに事前の内覧で、目に見える不備やミスを見つけることはできる。それを指摘して無償で直させたり、価格をディスカウントさせたりすることも可能だ。素人が気付かなくてもプロが見れば、内装のクロスの張り方の杜撰さやフローリングの傷、さまざまな不具合をチェックできる」(大友氏)

 別の不動産コンサルタントは「大きな欠陥やトラブルが起きたとき、体力のない中小デベロッパーの物件だと補償がうやむやになり、泣き寝入りすることにもなりかねない。価格は総じて高いが、名が通った大手の物件を選んでおくのは、最悪の場合のヘッジにはなりうる」と話す。

 マンションを購入する際は、プロの助言を仰ぎながら慎重に選びたいものだ。
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マイケル・ジャクソンの「最後の2年半」とは……ボディガードがついに口を開く

2014年06月13日 07時32分42秒 | ニュース
「私たちは仕えていたのはキング・オブ・ポップではなく、1人の男性であり、父親であったミスタージャクソンです」——そう話すのは、マイケル・ジャクソンが命を落とすまでの2年半を支えた2人のボディガード、ビル・ホワイトフィールドとジェイヴォン・ベアードだ。ジャクソンが財政的に破綻して給料を払えなくなっても、亡くなるまでの4ヶ月は無報酬でガードを務めたという忠実な2人が、マイケル・ジャクソンの晩年の様子をMirror紙に初めて語った。

彼は時々、突拍子もないことをしてはいたものの、常に子供たちの良い父親であったという。宿題を教え、きちんと食事をさせ、寝かしつけもきちんと行っていたとか。その様子からも、2人はジャクソンが決して小児性愛者などではなかったと確信している。現に、ある女性と親密な関係にあり、黒いリムジンの後部座席で“うまくやる”こともあったという。その美しいブルネットの女性は「Friend」というコードネームで呼ばれていた。彼女が去った後にはコードネーム「Flower」がやってきた。そばかすのあるブロンド女性だったが、少々押しが強かったためあまり関係は長続きしなかったらしい。

「彼は確かに、ちょっと変わっていました。店に入ると、置いてあるものをすべて買い占めてしまうんです。ホテルに泊まったときは、数千冊の本を買っていました。あるときは書店を丸ごと買ってしまったこともあります」とホワイトフィールドはボスの奇行を語る。そして自宅には数百本ものタバスコが常備されていたこと、午前4時まで1人で躍っていたこと、出かけるときには異常なまでに周囲を警戒し、子供たちにも過剰な変装をさせていたことなどを明かした。

ベアードによると、ジャクソンは自宅にインターネット環境を置かず、テレビを見ることも禁じていたため、子供たちは父親がどのように報じられているか、一切知ることはなかったという。子供たちのためにピエロやマジシャンを家に招き、巨大なケーキやごちそうをふんだんに振る舞う贅沢なパーティをたびたび開いていたが、友人が呼ばれることはただの一度もなく、ベアードは子供たちを「孤独でかわいそうだった」と回想する。

玩具店や映画館に行くと、一般客に邪魔されることのないよう必ず貸し切り状態にしたという。従業員には身体検査を受けさせ、携帯電話も一時没収するなど、徹底したプライバシー保護対策を取っていた。武装した警備員が建物の外を見張っているにも関わらず、ジャクソンはドアのロックを一つ一つ自ら確かめていた。これは偏執病の症状だったのだろうとベアードは話す。

ジャクソンが亡くなり、失意のまま葬儀に出席したホワイトフィールドは「マイケルは友人でした」と口にする有名人を大勢見かけた。しかし、彼がジャクソンに仕えていた2年半の間、訪ねてくることもなく、ジャクソンから彼らの名前が語られることもなかった。キング・オブ・ポップは本当に孤独だった。
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行ってみたい世界の観光地1位はマチュピチュ、日本からは富士山ではなく意外な場所が選出―旅行サイト

2014年06月13日 07時19分27秒 | ニュース
2014年6月9日、スペインのABC紙によると、世界的な宿泊予約サイト・ホステルワールドが実施したインターネット調査で、「行ってみたい世界の観光地ランキング」の1位にペルーのマチュピチュが選ばれた。11日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

「旅行費用を考慮せずに、あなたが純粋に行ってみたい場所はどこ?」との質問に、全世界から100万人を超えるネットユーザーが回答。その結果、1位にマチュピチュ、2位にタイのフルムーンパーティー、3位に南アフリカのハンティングツアー、4位にアイスランドのオーロラ観光、5位にオーストラリアのグレート・バリア・リーフが選ばれた。

中国の万里の長城は7位にランクイン。エジプトのピラミッドは13位、ロシアのシベリア鉄道の旅が23位、日本の東京で大相撲見物が27位に入った。(翻訳・編集/本郷)
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LINE、自作スタンプが作るクリエイターのオアシス 目指すは「家が買えるくらい稼げる場所」

2014年06月12日 07時13分19秒 | お役立ち情報

 LINEで使えるユーザーの自作スタンプの販売開始から1カ月。作品数や売り上げなど「予想を超える反響」で、“サラリーマンの月収程度”を得ているクリエイターも出てきているという。ユーザー数4億5000万人超の基盤をもとに、世界に届くクリエイターの発表の場として育てていきたいと意気込む。

 「寿司」「ネコ」「うさぎ」「メガネっ娘」などかわいいものからシュールなものまでズラリと並ぶキャラ、「懐かしの昭和の死語」「アメリカンポップ関西弁」「友達を知った激励するスタンプ」など気になるタイトル――眺めているだけで楽しめるクリエイターズスタンプは、LINE ウェブストアで約1600セット(6月11日時点)が公開されている。

 すべて40種100円の一律価格で提供されており、画像サイズなどの制限以外は、その内容やテーマ、イラストは多種多様。個人はもちろん、法人も自社のキャラクターなどで登録できる。

 スタートから1カ月となる6月7日までに購入されたスタンプ総数は170万セット、クリエイターズマーケット全体の販売額は1億5千万円を超えた。投稿プラットフォーム「LINE Creators Market」への登録クリエイター数は8万人、申請作品数は1万2000に達している。

 「売り上げ、クリエイター数、申請作品数、いずれも予想以上の反響。審査をお待たせしていて申し訳ない」――スタンプ企画チームの渡辺尚誠マネジャーの言葉通り、申請作品の8分の1程度しか公開されていないのが現状だ。審査に時間を要している理由は明らかにできないとしつつ、リジェクトしている作品は「多くはない」という。審査チームの人員強化も進めていくとしている。

 クリエイターズスタンプの特徴は「公式スタンプではなかった表現や表情のバリエーション」(渡辺さん)。作り手には普段からLINEを使っている人も当然多く、自身の経験を踏まえてユーザー視点で使いたいもの、欲しいものを制作している様子が見られるという。

 「『なるほど、こんなこともできるんだ!』と驚くことも多くて、寄せられるスタンプを見ているだけで楽しい。この人にこれを送りたい、という気持ちになってくる。すでに自腹でかなりの数を買ってしまった」(渡辺さん)

 今まで培ってきたノウハウと違うロジックのスタンプが好評を得ているのも面白さだ。一般的にスタンプがよく使われるシーンは「レスポンス」。「おはよう」「飲みに行こう」などのあいさつや誘いではなく、「OK」「分かった」などの応答、感情を示すスタンプなど、相手からのメッセージへの呼応として文脈を問わず使えるものが利用数が多いという。

 これに対して、クリエイターズスタンプでは使用シーンや対象年齢を絞ったものも多い。ネットで話題になった「返事をくれない彼氏を追い込むスタンプ」(森もり子さん)は20〜30代の女性をターゲットに「返事マダ?」「既読じゃん」「今どこ?」など相手に働きかけるセリフが並ぶ。「使う相手やシチュエーションが限定されてはいるものの、これだ! というシーンがリアルに想像できる」(渡辺さん)とユーザーの共感を集めているようだ。

 アートとしての幅も広く、タッチもさまざま。直前のメッセージを指差しているイラストが並ぶ「上向き子」(バカゾクあいこさん)は、LINEのメッセージ内で使われることを想定しているからこその表現だ。渡辺さんが最近気になったスタンプの1つがシュールなキャラクターたちの詰め合わせ「楽しいキャラクター達」。「使う人を選びそうというか、誰もが『かわいい!』と思うものではないはず(笑)。バリエーションが増えることで、より自分の好きなものを選ぶ楽しさが出てくると思う」(渡辺さん)。

 1カ月が経ち、売り上げは好調だが、従来の有料スタンプの売り上げは減っていないという。これまではキャラクターの魅力で訴求する部分が大きかったが、クリエイターズスタンプはニッチな需要の表現も多く、“キャラ物”にあまり興味がない層やこれまでスタンプを買ったことのない人にも「これなら使いたい」と興味を持ってもらえているのでは――と分析する。

 売り上げの50%がクリエイターの手に渡る還元率の高さも話題だ。社内でも何度も議論を重ね、インパクトがある数字でまずは筆をとってもらいたい――と50%に落ち着いたという。

 「半分も、と話題になる一方で『50%は取り過ぎ』という声もあったが、もろもろ差し引くとLINEの手元に残る分は正直ほとんどない。事業として収益を立てることが目的ではなく、LINEを使ったコミュニケーションをさらに増やすこと、表現の幅を広げることがミッション」(渡辺さん)

 プラットフォームとしての目標を示す1つが「家が買えるくらい稼げる場所」。開始から1カ月の実績を見ると、売上10位までの平均販売額は470万円、30位までは260万円となっており、すでに“サラリーマンの月収程度”を超える利益を得ている人数は「一握りというレベルではない」という。LINEスタンプの制作で食べていける人が出てきたらうれしいとしつつ、少数精鋭で人気クリエイターを盛り上げていくだけでなく、家賃をまかなえる程度、月々のお小遣いをリッチに──など、何気なく参加した人にも広く喜んでもらえるような“垣根は低いが当たるとすごい”発表の場所となることを目指す。

 イラストを描いて発表しているユーザーのほか、産休・育休中の主婦や、趣味で絵を描いている学生なども目立ち、「40種類セットのショーケースのようなイメージ」で趣味の延長で気軽に参加してほしいと話す。スタンプからイラストの仕事やグッズ制作、アニメにつながるなど、他のキャリアにつながっていく事例も出てくれば――と期待を寄せる。

 順次海外のユーザーにも開放していく予定で、さらに市場は広がる見込み。現在、日本以外に台湾、タイ、インドネシアで販売しているが、台湾で1番人気はバナナのキャラクター、日本のティーンに人気のカナヘイさんは海外でも人気――など各国で相違のあるランキングも面白さだという。さらに対象国を広げていく予定で国境を越えるスタンプの流行が生まれる可能性も。「『これブラジルで人気あるやつらしいよ』と日本で火が付くこともあるかもしれません」(渡辺さん)

 「ユーザーの好みは千差万別で、あなたのイラストを気に入ってくれる誰かはきっといるはず。こちらからはなるべく制限を設けず、自由な発想で自分が使いたいものを楽しんで作ってほしい。イラストを描く人の発表の場として、企業のマーケティングツールとして、当たり前の選択肢に育てたい」(渡辺さん)


アイティメディア株式会社
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