日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

北大阪急行延伸事業の「評価委員の導入」本当の意味での第三者、利害関係がない第三者か?

2021年06月18日 23時14分00秒 | 市議会
6月18日(金)

 北大阪急行延伸事業の「評価委員の導入」 いつ選任 いつから仕事
3月市議会の最終盤に北大阪急行延伸事業が224億円もの増額が提案、可決され、事業費の評価が正しいのかが問題となり、私たちも「第3者評価制度を導入すべき」と声をあげてきました。
 6月市議会がはじまり、市は、評価委員の選任を行い事業の評価を進めていたことが明らかになりました。 その要点をご紹介します。

 鉄道車両が63億円に増額され調達業務を北急と契約した件で、「増額の検証をどうするのか」と私が質問し、「本年度から制度化している鉄道事業評価専門委員に評価を求める」との答弁があり、「その中身は何か」と聞く中で、議会にも説明されてきました。4月の段階から検討され、ようやく議会に報告されました。 一定の評価を、外部的な人がおこなうことは、否定はしませんが、評価委員の選任がいつされて、仕事がいつからされたのかという点について、まずお答えください。
●地域創造部 その要綱ができたのが5月19日で、 それ以降、1週間以内で、選任させていただきました。その後、5月中に、令和2年度の出来高を検査して評価をしたところです。以上です。


 要綱ができ、1週間で選任、昨年度分の評価を1週間で終える?
●名手 19日に要綱ができて、募集もされ、1週間 でもう選任が決まった、23日とか24日 にもう決まった、 これは選任がすごくタイミング的に早くないか?それと令和2年度分も既に5月中に全部調査、評価が終わったという。これは約1週間ぐらいで令和2年度分の評価が全部終わったということになる、タイミング的に早くないか。十分これで調査ができたのか?
●地域創造部 人選につきましては、要綱を制定する作業と並行して探してまいりました。公募したわけではありません。市のほうから各方面に当たって人選を市から選んだということです。 5月中に令和2年度の出来高調査が終わったことですが、我々は議会のほうからもご指摘があって、第三者による評価を行うということを決めたので、なるべく早くその動き始めて結果を出す必要があるという視点から、 5月中に作業を始めたというところです。 以上です。

 本当の意味での第三者、利害関係がない第三者か?
●名手 さらに北急やいわゆる大阪メトロからの紹介ではないということですね、この方々は、どの辺から紹介されて、選任に当たったのか。
●地域創造部 国土交通省もしくは鉄道運輸機構からの紹介でございます。以上です。
●名手 国からの紹介と運輸機構、いわゆる昔の鉄建公団の関係から退職されたOBの方を紹介していただいたということで、この2人の方々が選ばれたという。 ただ、国の鉄道建設とか、鉄道整備に関係されてきた方、そういう知識をお持ちだとは思いますけども、退職者とはいえ、業界へのつながりとか、ゼネコンとかJVとのつながりがないとは言えないと感じてしまう。本当の意味での第三者、利害関係がない第三者ということで言えるのかどうか、答弁いただけたら。
●地域創造部 本市が求めた人材は、大阪メトロや北大阪急行電鉄、市との直接関係がない方で、まさに第三者でございます。かつ、市が行った出来高検査や設計積算書の確認等を実際経験がある方の目でやっていただくという点で、全く適切な人選である考えております。以上です。

 評価委員の仕事は「出てきたものを都度やっていただく」
●名手 それは認識が違いますけども、もうちょっと第三者という点を入れていただけたらと思っています。仕事の中身ですけども、先ほどかなり頻繁にやり取りもすると答えていただきましたが、どれぐらいの仕事をしていただくのか、年に何回とか、週に何回とか、月何回とか、その辺のところをお答えいただけたら。
●地域創造部 設計の変更があった時点でその都度やっていただくということで、月に何回とかいう決 め事はございません。出てきた都度やっていただくということです。以上です。
●名手 事前には年に2回ぐらいとか、何か月かに1回とか言っていましたけども、かなり詰めてやっていただくというふうに方向を変えていると認識をしたい。

 監査委員会での調査は、今後調整
 監査委員会でもこの件について調査をいただけると説明の中にもあったが、監査委員会の監査 項目にこの項目はあるんですか。監査委員会は、しっかりと理解しているんでしょうか、認識をお答えください。
●地域創造部 監査委員さんによる通常の監査の一 環としてやっていただけないだろうかというところ を、今、調整しているところです。以上です。
●名手 そしたら、これから調整をしていことで、今日は監査委員会も来ていないので、その辺も委員会がおったら答弁していただけたらと思います。

 法的とか学術的な観点からもっと、第三者も入れるべき
 評価委員について、鉄道の専門的知識が必要というのは否定しませんし、 知識があったほうが的確に判断ができるが、2名ですので、さらに学者とか大学の先生だとか、先ほど出た弁護士さんだとか、法的、学術的な観点からもっと第三者も入れるべきではなかったのかと意見を述べ、質問とさせていただく。
●地域創造部 今回の作業は、技術的な視点から問題点があるのかないのかを評価していただく制度 ですので、幅広い分野も必要かもしれませんが、技術的な検査、評価に絞っているというところです。以上です。