12月28日(水)
日本共産党 名手宏樹は12月21日市議会で一般質問を行いました。
コミュニテイーソーシャルワーカー(CSW)の配置について の項目について順次お知らせします。
質問と答弁の全文は名手宏樹HPでご覧ください。2022年 市政報告のページ (eonet.ne.jp)
コミュニテイー・ソーシャル・ワーカ、CSWの活動や役割が注目されて久しくなります。2014年7月にNHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』「地域の絆で『無縁』を包む コミュニティソーシャルワーカー」として豊中市社会福祉協議会の勝部麗子さんの活動が報道され、2014年4月~6月放送された深田恭子さん主演のNHKドラマ『サイレント・プア』のモデルにもなりました。
生活保護制度や、介護保険などの高齢者福祉制度、障害者福祉制度だけでは救うのがむずかしい課題 「制度の狭間」にある課題がたくさんあり自治体で住民と行政が力を合わせて解決するしかない課題が多数存在しています。具体的には、ごみ屋敷問題、40、50歳代のひきこもりの問題、介護保険制度では届きにくい認知症高齢者の徘徊の問題などです。
CSWコミュニティ・ソーシャル・ワークは イギリスで提案されたコミュニティに焦点をあてた社会福祉活動で地域で、支援を必要とする人々の生活圏や人間関係等 環境面を重視した援助を行い、地域の支援活動を発見して結びつけ、新たなサービスを開発、公的制度との関係を調整したりすることをめざすものです。その担い手となる方々がコミュニティ・ソーシャル・ワーカーです。
- CSWの位置づけについて 質問します。
大阪府のHP→福祉・子育て→地域福祉→CSWのページにある「府内市町村コミユニテイーソーシャルワーカーの連絡先一覧」には、豊能地域では、箕面市だけCSWの連絡先が存在しませんが、箕面市ではCSWの位置づけはないのでしょうか?
市答弁;「コミュニティソーシャルワーカーの位置づけ」について、ご答弁いたします。
まず、「CSW」とは、地域でお困りのかたを支援するために、地域の人材や制度、サービス、住民の援助などを組み合わせたり、新しい仕組みづくりのための調整やコーディネートを行いながら、個別的ニーズの支援と個別支援を通じた資源の開発、地域づくりを行う役割を担う者とされています。
本市においては、これら個別相談や地域づくりの役割を総合的に展開・実践するささえあいステーション職員や、NPOの相談支援員などをCSW と位置づけています。
このことにより、個別支援の枠内だけでは解決が難しい複雑多様化した課題に対応するため、従来の分野別、対象者別のアプローチだけでなく、サービスを横断的に活用し、地域において生活上の課題を抱える個人や家族に対する「個別支援」と、生活環境の改善、住民の組織化等の「地域支援」をチームアプローチによって総合的に展開できる体制づくりを進めています。
大阪府作成の「府内市町村コミュニティソーシャルワーカーの連絡先一覧」については、現在のところ「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金」の「CSW 配置促進事業」実施市町村を掲載していると聞いていますが、本市においても、コミュニティソーシャルワーク機能は整備していることから、掲載いただく方向で大阪府と調整しています。以上でございます。
名手; 「箕面市では、ささえあいステーション職員や、NPOの相談支援員などを CSW と位置づけています。」との答弁でしたが、それは箕面市が位置づけているものもので、大阪府の言うCSWではないと考えます。府の連絡先一覧の掲載についても、府の担当への問いあわせでは、「市からの申し出があり、府民向けのページでもあり「支え合いステーション」など但し書きをつけての連絡先として記載することで調整している」との事でした。 次回に続く