日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

6月市議会、文教常任委員会で 小中学校の現場のいわゆる「定数内講師」について質問

2015年06月06日 23時37分00秒 | 市議会
6月6日(土)
 箕面市議会6月議会、6月3日の文教常任委員会で、名手宏樹は、小中学校の現場のいわゆる「定数内講師」について質問について質問しました。
 質問で準備した原稿などからやりとりの概要をご紹介します。

小中学校の現場のいわゆる「定数内講師」について質問

経験豊かで試され済のベテラン講師を大幅に採用することが不可欠

 近年、教育現場に正規の採用をされることなく、現場に立たれる先生が増えといるとお聴きしています。
・箕面市での小・中学校での定数内講師人数を教えてください。
    中   小
H25年 32人 38人
H26年 38人 34人
H27年 42人 51人
  中学校では、教員人数233人中、42人、18%が定数内講師
  小学校では、    404人中 51人 12.6%が定数内講師
・小中学校あわせて教職員人数の何人が定数内講師にあたるのでしょうか?637人中約93人?   14.59%
・こうした講師の雇用形態、身分はどうか?
 継続的に学校運営に、子どもたちとの関係をたもたれるのか?
・どうして大量の定数内講師が生み出されるのか?
府採用人数決定後 退職者が出るから
  4月5月 教員募集→10月合格者決定   その後特別退職 12月から1月締切
              早期・普通退職  再任用など決定 ぎりぎりまでかかる 
  H28年度にむけて「抑制をかけながら講師を増やす」
・H28年度とはなに?  H27年度は予想以上の退職者もあったから・・・
・大阪府全体ではどうか?  H26年度 定数内講師中学校 1700人 教職員数は13557人
                         小学校 1731人      21901人
 府内全体では中学校の講師の比率は12.53%、小学校は7.9%・・・
 
 箕面市は、中学校で18%、小学校で12.6%だから講師比率が高いといえる

・中学校で講師が担任を持っているクラスも相当あると聞いているが? 実際は何人?
  担任12人。
・一概に正規採用されていない講師だから力量が劣るというつもりはないが、任用期間が任期付 きで先の見通しもなく、当該の学校での経験も比較的浅い講師が力量が発揮できるようにする には周りのサポート体制が必要となってくるが、どうしているのか?
 研修、サポート体制をとっている。
・また学校現場では、新採用者もあり、その職員へのサポートも必要となってくる?
 新採用者もすぐに担任になるのですね?
  中学校で6人新採用され5人が担任になった
  小学校では19人の新採用者あり、養護教諭をのぞく18人すべてが担任になっている。
   
・現場では、新任採用者とその上、講師と2重にサポート体制をつくらないといけなくなるのでは ないでしょうか? 問題がおこったら、後手にまわったり、その対応が困難を増すことになる のではないか?

・採用人数はどこが決めるのでしょうか?だれがきめるのでしょうか?
・採用の権限が大阪府にあった時は府?府教育委員会。
 権限移譲で3市2町に移ったいま、豊能人事協議会?それとも箕面市など各市町村?
 各市、教育委員会が、見通しをもって採用人数を決定できる。
 
 ならば、市教育委員会の責任で、定数内講師を減らすようにすすめるべきだ。

 教育に臨時はありません。「教育に穴があく」問題も解消されていません。これらを解消する には、大幅採用増、とりわけ経験豊かで試され済のベテラン講師を大幅に採用することが不可 欠です。


保育園での制服、園が説明し、書面で保護者合意が必要、差別的な扱いをしてはならない

2015年06月03日 22時34分00秒 | 市議会
6月3日(水)
 箕面市議会の第2回定例会、6月議会、文教常任委員会で、名手宏樹は、ある保育園で声が上がっている私立保育園で行われている、「通園児への制服の着用問題」について質問しました。質問で準備した原稿などからやりとりの概要をご紹介します。
 
 保育園での制服の購入、園が説明し、書面で保護者合意が必要、
合意しないからといって施設は差別的な扱いをしてはならない

                  2015年6月3日 文教常任委員会で質疑
 箕面市で制服がある私立保育園 4園    作業服スモッグは別
 市内のある民間保育園では、保護者から、「制服一式そろえると 制服、帽子、カバン、靴  6万円から7万円にもなる。負担が大きいので初めは色んな声が出ていた。市役所に納得いかないと言いに行く人もいた。現在は入園する人は全部購入してください。といわれ、購入することになっている。以前から入園していた子ども・保護者には最低限しか購入していない。今でも不満に思っている人がいるが、負担は大変だけど、諦めている。制服の決定も前もって「決定しました」と紙が回ってきただけ」など、声が出ていて、これまでも苦情を言ってきたが受け入れてもらえなかった様子がうかがえます。

・市役所には苦情はきいていないのでしょうか? 実態をつかんでいない?
  あまりつかんでいないよう。
・新制度による保育料以外の上乗せ・実費徴収は、私立保育所のみ市町村の同意が必要ではないのか?
                                   必要。
・4月からの箕面市子ども子育て支援条例ではどう規定されている?
 14条6 「書面によって明らかにするとともに保護者に説明し、文書により同意を得なければならない」ではないか?  そのとおりです。
・実際はそうなっているか?市は把握しているか?
・「保護者との合意」ができているものと思っている。
  合意はどんなふうに取っているのか? 
  保護者会 ある ない 場合でも。
   重要事項説明をおこない、利用者負担、盛り込んで説明し、承認した として入園するという流れ。
 制服を買わされる保育園を選ばない自由がある?
 運営方針 合わないなら入所をあきらめることができるか?
 待機児が出ている中で難しいでしょう!

・新制度では公立・私立に関わりなく保育料は同一、しかし、実費・上乗せ徴収の範囲が広がると、実質の保育料に高い、安いが生じる。負担額が高い施設は、負担できる保護者しか利用できないということになる。  さらに体操、音楽、英語・・・など別途のオプション保育の広がりなど。
 これでは、保護者の所得でうける保育の格差が生まれることになる。保育の平等性の確保の観点から実費・上乗せ徴収は最小限度にとどめるべきではないか?

・施設・事業者には保育料以外の負担について慎重な配慮が求められているが、市の見解は?

・内閣府令「特定地域・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準」第24条では
「保育の提供に要する費用を負担するか否かによって、差別的取扱いはしてはならない」とされている。
 同様の規定が市の条例にあるか? 
  箕面市子ども子育て支援条例26条に同様にある。
     第二十六条 特定教育・保育施設においては、支給認定子どもの国籍、信条、社会的      身分又は特定教育・保育の提供に要する費用を負担するか否かによって、差別的取      扱いをしてはならない。

・待機児が出ているもとで、入園できるだけでもよかったと思ってしまうことが当たり前になっている。施設の運勢方針に合わなければ、負担は大きくても、不満があっても従わざるを得なくなっているのが現状だ。

・市の指導の強化、せめて、費用を負担するかしないか、制服を着用するかしないかで差別的な扱いがされないとはっきりさせたうえで、保護者同意の手続き、説明と同意書をとることの厳密化、厳格化をすべきだ。