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目撃証言

2008-03-02 | 安全、安心、
目撃証言

今手元に「目撃者の心理学」注3***という大著がある。その目次を列挙してみたので、ざっと眺めてほしい。
アメリカの法廷には、記憶心理学者が引っ張り出されて、目撃証言の信憑性についての証言が求められることが多い。そのためもあって、目撃証言の心理学的研究も盛んである。日本でも、「法と心理学会」もでき、しかも平成21年度までに、陪審員制度に似た裁判員制度も始まることもあって、ようやく研究が活発化する兆しがある。
 閑話休題。目撃証言は、前述したように、直接、間接にかかわらず、それ単独では、信憑性の点で難点がある。  
しかも、さらに誘導尋問効果として知られている現象もある。目撃情報を引き出す時の尋ね方によって、内容がゆがめられてしまうのである。たとえば、「その不審な車は」と聞くのと「その車は」と聞くのとでは、思い出す内容が異なってしまうのである。
このように、目撃にしても目撃証言にしても、その信憑性に疑問符がつく。しかも、やっかいなのは、証言者自身は、一定の確信度を持って、それを真実だと思っているところにある。
したがって、単独の証言、とりわけ被害者本人だけの証言を鵜呑みにしてしまうことはかなり危険であることは、証言の利用をする際には十分に留意する必要がある。
一人の人から何回かの繰り返し証言を求めること***注5***、複数の人から目撃者証言を集めること、そして、可能な限り、さまざまな物的証拠と照合することで、真実に近づく努力をすることになる。


安全・安心の心理学」より
写真提供 桜氏 もしかすると逆さまか

きぬ川

2008-03-02 | 心の体験的日記
きぬの湯
焼肉;きぬ側

いずれもひらかな
しかし、鬼怒川が普通の表記
鬼が怒るでは、店の名前としてはふさわしくないのかも。

でも「きぬの湯」は、ずっと絹の湯と思い込んでいた
鬼怒川のほとりにあるのに
恥ずかしい

写真桜氏ごひいきの
きぬ川

乳と卵

2008-03-02 | 心の体験的日記
川上未映子著 芥川賞
朝日新聞書評欄トップから
●最適な量の大阪弁を交えた饒舌な口語調の文体が巧み(池澤夏樹)
●一人勝手な調子に乗ってのおしゃべりは私には不愉快(石原慎太郎)
ー>もちろん、自分は慎太郎を支持。おしゃべりでも何かあるならともかく
どこにもある茶のみ話よりもひどい

●泣き笑いの世界である(斉藤美奈子)
ー>とんでもない。早く終わってくれる!! いつまでだらだら続くんだ!!
という感じ

ただ、身体性認知心理学をやっている人には、ジェンダーがらみで
興味があるかも。いや、ないねー

写真 桜氏提供
魚の群れ

学会理事当選

2008-03-02 | 心の体験的日記
今年限りで退会しようと持っていた学会から
突然の通知
もう学会は最小限3つくらいまでに制限することを決めたばかり
ただちに、もうしわけありませんが、の手紙
推薦に動いてくれた(であろう)後輩にも、もうしわけない、のメール
学会は貴重な情報源であるが、
あまりあちこちあっても、処理しきれなくなっている
学会費が大学の研究費から払えるようになっているので
金銭的には苦労がなくなったのだが。

3つの知

2008-03-02 | 認知心理学
論理知と体験知と体感知と

 知をその性質から3つに分けてみる。

 一つは論理知である。形式知、学問知といってもよい。研究者はもっぱらこの知に頼って仕事をしている。

 二つは、体験知である。自らの体験を通して獲得する知識である。我々の日常的な生活はもっぱらこの知に頼っているので、生活知、あるいは知恵といってもよい。

 三つは、体感知である。五感を総動員して陶冶される知である。感性知あるいは直感知と呼んでもよい。芸術家はもっぱらこの知に頼って仕事をしている。

 無人島で生き延びるには、この3つの知のバランスが必須なのだが---もっとも、身体の頑健さや精神的な強靭さを前提にしての上だが---、今の日本の学校教育では、論理知だけが肥大して、体験知と体感知が極小化する形で、知の世界の極端なバランス崩れが起ってしまっている。

 このバランスの崩れを回復することが、認知面での生きる力を子供に身につけさせることになる。これを評価の側から実現するにはどうしたらよいかが、本稿で考えてみたいことである。

写真 江ノ電
桜氏提供

アクセス数解析

2008-03-02 | Weblog
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ランク入りならずとも
安定的に推移した1週間
1月前より底が1割アップ
新学期までこのペースを維持

写真 桜氏提供
上下不明