学習力トレーニング
より
4つの時間を調和させる
4つの時間とは
ゼンマイの時計が発明されたのが、1500年頃です。これによって、はじめて機械によって時間が測れるようになりました。これが時計時間です。時間というときは、もっぱらこの時計時間のことを言います。 我々の生活は、時計時間に依存にして営まれていますが、これ以外にも、3つの時間にも時には頼っています。
その一つは、もっぱら地球の動き、というより、太陽の動きに頼った日時計です。これだけに頼ってした時代には、曇りや雨の日、あるいは夜は、どうしていたのでしょうか、ちょっと気になります。 いずれにしても、今でも外が明るくなる、太陽がどのあたりかなど、自然の気象によって、それほど正確ではありませんが、時間を知ることができます。これを「気象時間」と呼んでおきます。農業や漁業に従事している人々にとっては、時計時間よりはるかに重要です。
もう一つは、「体内時間(生理的時間)」です。
脳に、1日周期をコントロールする部位があることがわかってきました。時計時間の24時間よりやや長い周期のようですが、これによって、1日単位の周期を作り出しています、「サーカディアン (circadian;概日)リズム」と呼ばれています。
さらに、「心理的時間」もあります。 長く感ずる1日、あっという間に過ぎ去った1年などなど、心で感ずる時間です。 我々は、時計時間を中心に、気象時間、体内(生理的)時間、心理的時間にも囲まれて生活をしています。
****イラスト案 時計のある部屋で勉強している。 吹き出しで「眠くなってきたなー」(体内時間) 「もうこんな時間か」(心理的時間) 鶏のコケコッコーの声が外で(気象時間)