心の風景 認知的体験

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認知的体験
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ポジティブマインド
大学教育
老人心理

今日の一押し写真

2008-02-16 | Weblog
江ノ電

よくがんばってる電車
2度ほど乗ったことがある。
どこかでぶらさがり式のモノレールと接続していたはず
新旧が交わる面白さを味わえるところ

提供 桜氏

作業現場におけるヒューマンエラー低減

2008-02-16 | ヒューマンエラー
作業現場における

ヒューマンエラー低減のための認知心理学からの5つの提言


      筑波大学「心理学系」  海保博之


概要*******************************************

 人が働く作業現場でのヒューマン・エラーは、ただちに事故につながってしまうだけに、その発生をできる限り抑えなければならない。しかし、人である限り、エラーをおかすことをゼロにはできない。人と組織と機械とメディア(4M)が一体となった事故防止対策が必要である。

 本講演では、作業現場でのヒューマン・エラーを減らすために人が留意すべきことを、認知心理学の立場から、5つの提言の形でまとめて提案してみる。

提言その1「作業の指示・連絡をわかりやすくする」

提言その2「記憶に頼りすぎないようにする」

提言その3「絶えず知識の活性化を図る」

提言その4「注意管理を怠らない」

提言その5「目標管理を最適化する」

母べをみた

2008-02-16 | 心の体験的日記
映画を映画館でみるのは、5年ぶりくらい
暗がりで大音響でみる映画はすばらしい
それが吉永作品とくれば、やや興奮気味(うそ)
自分の生まれるちょっと前、戦争に突入していくなかでの
思想犯家族の苦悩とたくましく生き抜く姿
感動巨編
うっすら涙を何度が流した

久しぶりの映画で驚いたこと
・シニア割引でたったの1000円
・300人は入る劇場にわずか20人くらい
・映画コンプレックスとでもいうのか、劇場が6つくらいある
・駐車料金がただ
・予告編の長いこと、うるさいこと

これからもっと頻繁にいくことにしよう

写真 福祉施設の光景
桜氏提供

健康・スポーツ心理学科 構想中

2008-02-15 | 教育
○21世紀、心理学の潮目が変わった―ネガティブ心理学からポジティブ心理学へ
○こんなに豊かなのに、なぜ幸せではないのかに答える心理学、
それがポジティブ心理学なのです。
○楽観主義こそ幸せの土台
○スポーツと健康、そして心理学。それは、幸せのブースター装置

アクセス数解析

2008-02-15 | Weblog
2/14(木) 986 pv 305 ip -位(957908 BLOG中)
2/13(水) 769 pv 271 ip -位(957270 BLOG中)
2/12(火) 1047 pv 309 ip -位(956626 BLOG中)
2/11(月) 1052 pv 313 ip -位(955993 BLOG中)
2/10(日) 886 pv 280 ip -位(955226 BLOG中)
2/09(土) 803 pv 251 ip -位(954526

6日連続、ランク落ち
1000pv 300ipあたりが底というところ。

写真 桜氏提供

甘いものだらけ

2008-02-15 | 心の体験的日記
こたつの上には甘納豆とチョコレート
台所にも蜂蜜
ついつい手がのびてしまう
甘いものは、習慣性がある
食後に甘いものをとらないと
物足りない
これが肥満につながる
体重1キロオーバーは要警戒

写真 桜氏提供

認知の科学と情報デザイン上の問題発見

2008-02-15 | わかりやすい表現
認知の科学と情報デザイン上の問題発見

   

 海保博之 筑波大学心理学系


はじめに

 物のデザインに加えて情報のデザインも、デザイナーの重要な仕事となってきた。情報デザインの何が問題でそれをどのようにすれば解決できるのかを考えるためには、ユーザ(使い手)の認知特性(情報処理特性)に配慮することが求められる。認知の科学は、ユーザの認知特性を知るための基本的な視点と知見を提供するだけでなく、情報デザイン上の問題点を発見するための手法(ユーザビリティ・テスト)(7.6参照)をも提供する。

広告コピー

2008-02-14 | 心の体験的日記
健康・スポーツ心理学科を構想中である
受験生をひきつけるコピーを作成している
しかし、うまいものがなかなか出てこない
「イチローの技と心が知りたくありませんか」
が今一番気に入っている

それにしても、その道のエキスパートはうまいねー
「あなたの退職金、++で底をつきます。**銀行に
5分だけお時間をください」
なんて、みにつまされるコピー

そんなコピーを考えるべく奮闘中

フォントも表示に対する感性に影響する

2008-02-14 | わかりやすい表現
5章 審美性
     
   5ー1 フォントも表示に対する感性に影響する

「解説」
 表示の感性に影響するもう一つの要素は、文字形(フォント)である。
 文字にも色と同じで、情報の伝達機能と、感性機能とがある。
「読みやすい文字」は前者を、「柔らかい文字」「汚い文字」「嫌いな文字」は後者を示す表現である。
 言うまでもなく、読みやすくて、気持ちのよいフォントが最適である。開発されてきているたくさんの標準的なフォントは、この両方に配慮して考案されてきている。
 生活用品の表示にいずれのフォントを採用するのがよいかついて、決定的な指針はない。ただ、通常のドキュメントと異なり、一つの用品に、広告的表示、説明的表示、仕様的表示が混在しているので、それぞれにふさわしいフォントを選択しなければならない。
 たとえば、
 ・広告的表示には、飾り文字や創作フォントを
 ・説明的表示と仕様的表示には、標準的フォントを
 
「背景」
******
追加部分
************
 コンピュータのメニュー欄で、フォントをクリックすると、
「osaka」「明朝」「平成明朝」「細明朝体」など、多彩なメニューが出てくる。情報を使えるのには、どれでもよいのだが、この文書内容にはこのフォントというものがあることもある。
 書道の伝統もあってか、字体へのこだわりはかなり強くあるように思う。悪いことではない。とりわけ、広告のように、感性への訴えが主の文書では、フォントが決め手となることもあるからである。
 *****

写真 護美の当て字は見事

退屈恐怖

2008-02-14 | 心の体験的日記
5才上の先輩
仕事をいつやめるかの話になった。
一番頭をよぎるのは、退屈恐怖だとのこと。
やることもなく、一日どうやって過ごすか
考えるとぞっとするとのこと
老人が地位や仕事にしがみつくのはそれだなー

なにもせずに公園のベンチどれだけ過ごせるか
老人力のひとつ、しかも大切なひとつのようだ。

写真 桜氏提供

大学危機

2008-02-14 | 教育
18歳人口が120万人減少している危機のときに、18歳が205万人いた92年よりも大学数が増え、それぞれの大学も定員を増やして対応しているわけなのだから、しかたがない。
ただ、その新学部の集客力もどこまでもつか。
一時期人気だった総合政策学部はどの大学も志願者を激減させた。
女子大が争って新設した薬学部も同じ憂き目にあっている。
(内田ブログより)

写真 にかたブログより
自分でこれほどすごい弁当を作るとは
職業選択を誤ったのでは?

心理学はどこから来てどこへ行くのか

2008-02-14 | 認知心理学
00/7/6海保 現代用語の基礎知識


心理学はどこから来てどこへ行くのか

●人類はいつ頃から「心」を持つようになったのであろうか。多分、数万年前とされる言語の誕生あたりだとは思うが定説はない。しかし、多くの学問の誕生と同じで、存在はしていても、それに目を向けて学問として体系化するのは、存在そのものよりもはるか後になる。

●心の誕生時期は不明でも、心理学の祖型の誕生ははっきりしている。ギリシャ哲学者アリストテレス(紀元前384-322)の「霊魂論(De Anima)」に始まる。しかし、その後、近代まで、心理学の進歩は微々たるものであった。心についての思索は、宗教にゆだねられていて思考放棄の状態だったからである。「哲学者による」心理学が再び出現するのは17世紀からである。自我の存在が認められるようになってようやく、心(me)をみずからの心(I)で思索してみる試みがなされるようになってきた。ちなみに、2000年間で最大の「発明」として、自我を挙げている人もいる。

●しかし、現在ある心理学の膨大な知見は、ここ100年の間に蓄積されたものである。哲学者の思索から踏み出して実験という方法論を採用したこと、さらに、自我の存在が一般化してI(主体としての--観察する--自我)とme(客体としての--観察される--自我)とが織りなすさまざまな心の世界が見えてきたこととが、心理学の発展を促してきたと言える。

●さて、世紀の変わり目のこの時期、心理学の今はどうなっているのか、そして、これからどうなろうとしているのであろうか。

 今の日本の心理学は、端的に言うなら、「基礎医学的」心理学から「臨床医学的」心理学へと重点を移しつつある。基礎医学的心理学とは、心を知ることそれ自体を目的とする心理学、臨床医学的心理学とは、心の病を癒しさらに心の健康を作り上げていく営みに積極的に関与していくことを目的とする心理学をここでは意味している。心理学部の創設、カウンセリング学科の設置、あるいは、臨床心理士や学校心理士などの資格制度の整備に、この重点移動の一端を垣間見ることができる。この背景には、あらゆることを心の問題に還元してとらえようとする心理主義の高まりがある。

 さらに、基礎医学的心理学には、脳科学と遺伝子科学の波が押し寄せつある。心の何をどのように解明するかについての新たなパラダイム構築が必要とされるようになってくるはずである。そのとき、人と人とのつながりの中で心をとらえる社会的構成主義の視点が重要になってくるであろう。





国境ない医師団

2008-02-14 | 心の体験的日記
毎年、ボーナス時期にわずかな額の寄付をしている
それがご縁で、かなりしつこい寄付依頼にさらされている
年1度の小額でかんべんしてよという気持ち
でも手紙がくるたびに、心がちっくりと痛む
もっとださないといけないかなー。
そうそう、郵便貯金の利子からこれも
小額のボランティア寄付ーー自動的に天引きーーーもしているから
分相応ということで勘弁してほしいなー

ヒューマンセンタードデザイン

2008-02-13 | Weblog
HCD-Net 発足記念フォーラム:講演(3) 海保博之氏

機構の発足、おめでとうございます。学会設立ばやりの昨今、「NPO法人」組織は斬新です。とらわれのない自由闊達な活動を祈念しております。


さて、還暦を過ぎると昔話が多くなります。その昔話から。


1987年に「ユーザ・読み手の心をつかむマニュアルの書き方」(加藤隆、原田悦子、堀啓造)(共立出版)という本を出しました。


この本のタイトル「ユーザ・読み手の心をつかむ」はすばらしいタイトルだと思いませんか。共立出版の編集部の方がつけてくれました。当時、ワープロが一般に普及しはじめた時期です。素人ユーザにいかにこの高度な技術の使い方を伝えたらよいか、メーカーの皆様、大変なご苦労をされていたようです。


そんな時のこのタイトルの本。売れに売れました。といっても、ミリオンセラーならぬ、テンサウザンドセラーですが。その本のなかで訴えたことは、「ぐうたら」で「To err is human」といった、いわば低規格人間像をベースにしてマニュアルを設計するとしたらどういうことに配慮すべきかということでした。


そして、またまた昔話です。


1991年に黒須正明先生、原田悦子先生と一緒に「認知的インタフェース;コンピュータとの知的つきあい方」(新曜社)を出させていただき、これもいまだ、版を重ねております。韓国語にも翻訳されました。その本のあとがきで、本書刊行のひそかな願いとして3つ挙げました。参考までに。


その1.インタフェース設計に携わっている技術者、デザイナーの方々に、ユーザの心理を知ってもらいたい、ということ


その2.心理学の研究者も実験室、研究室の外に目を向けてほしいこと。これほど、世の中から期待されていながら、心理研究者が動かないのは、横着といってもよいかもしれません。和田秀樹氏の言葉を紹介しておきます。「日本ではまだ、心理学は“ただの学問”という扱いしかされていない」


その3.ユーザにも賢くなってほしいこと。これは改善されました。高校レベルで「情報」が一つの教科になりました。画期的なことです。



さて最後に、機構にお願いしたいこと。いろいろありますが、一つだけ。それは、いろいろのところにどんどん出撃して活動していただきたいということです。10年遅れている領域がまだまだあちこちにあります。


NPO法人「人間中心設計推進機構」の多彩な活動を心から祈念して、私の話を終えたいと思います。