hokutoのきまぐれ散歩

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ローズレストランでカレーライスを頂く

2021-11-01 05:00:00 | グルメ
子供の頃は滅多に外食する機会もなく、せいぜい駅前のパーラー(これも死語かな)でクリームソーダとホットドッグを食べるくらいしかなかった。そんな中、多分七五三の服を買いに祖母と母親、妹と渋谷に出かけてデパート(東横デパートだったような気がする)で大食堂に入った記憶がある。何を食べたかは覚えていないが、鉄道の硬券のような食券を買って、広いテーブルに座ると真ん中に銀色のトレイがあり、茶碗を出して土瓶のお茶を飲んだ記憶がある。

しかし、いつのまにかこうしたデパートの大食堂は屋上のミニ遊園地と共に廃れ、現在では上野松坂屋、新宿伊勢丹、渋谷東急本店、日本橋三越くらいしかない。今日は高島屋が誇る『レストランローズ』にお邪魔した。

かつての大食堂は屋上に近い階に設られていたが、こちらは地下2階。他に鼎泰豊、グリル満天星、アルポルトなど名店が出店している。

メニューを見ると和洋中なんでも揃っているが、名物なのかカレーライスのみ『ローズカレーライス』とある。肉は牛肉のようだが、玉ねぎをじっくりと炒め、味を出したとある。これをサラダ、スープとセットでお願いした。(セットで1320円)

他の席もぼちぼち埋まってくるが、買い物途中のご婦人のグループや小洒落た格好をした老紳士など品がいい。



まずはサラダとスープが運ばれてくる。スープはカップに入ったコンソメ、上品である。サラダはヤングコーンと立派なトマト、フレンチドレッシングのかかっていてしっかり量もある。

少しあってから運ばれてきたカレーは既にルーはかかった状態で登場。黄色っぽいルーはそれほど粘度は高くない。付け合わせにラッキョと福神漬、特にラッキョは大きい。

まずはルーを一口、メニューにもある通り玉ねぎをよく炒め、ベースとしていて自然の甘さがスパイスの中にも感じられる。下世話な話だが、牛肉の塊が7つも入っている。
ルーはよくできていて、食べていくうちに辛味も感じられるようになる。さすがに自信をもって提供しているだけのことはある。量もまたルーとライスの比率もちょうど良く、買い物のついでによる人が多いのも頷ける。



レジに向かおうとすると日本橋高島屋のミニチュアが置いてあり、都電もちゃんと走っていたので懐かしく、じっくりと見てしまった。他の店に比べてテーブルもゆったりしているのでランチ会食にも向いている。そういえばサザエさんのお見合いは福岡岩田屋の大食堂だったはず。ご馳走さまでした。

ローズレストラン
高島屋日本橋店地下2階




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