3月末になると小諸そばでは春のメニューとして『サクラエビと白魚のかき揚げ』が登場する。例えばこのかき揚げ入りかけそばは550円と通常のかき揚げそば460円より80円高いが、季節を楽しむことができるのでついつい頼んでしまう。
まず初日は『サクラエビと白魚のかき揚げそば』にする。見た目は普通のかき揚げそばと同じだが、筍の天ぷらが2つ付いてくる。
少し大きめのかき揚げにはたっぷりの白魚が入っていて食感が異なるし、油で揚げたサクラエビの香ばしさに鼻がくすぐられる。
見ていると季節メニューを頼む人が思いの外多い。もちろんネギをたっぷり掛けて、七味唐辛子を振って頂く。ツユもいい感じに香りが移るが、ややツユを含んで柔らかくなるのは早い気がした。
2日目は『サクラエビと白魚のかき揚げぶっかけそば』を頂く。値段は同じ540円、今年初めてのぶっかけである。冷やしたそばにツユを掛け、大根おろしと生姜を乗せ、キュウリの千切りも添えてくれる。私はワサビを加えて頂く。この日は20℃くらいあったため、ぶっかけが美味しい。
かけそばと異なり、ツユに浸されないからクリスピーなかき揚げをバリバリと食べることができる。もちろん山盛りネギもトッピングして頂くが、こちらの方がかき揚げの美味さをより味わうことができて私は好きである。
『サクラエビと白魚のかき揚げ』が登場するといよいよ本格的な春到来、季節の変化を感じるメニューである。立食いそばにも小さな春はやってくるのである。
小諸そば小舟町店