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日本橋を歩いていたら新たにラーメン屋さんがオープンしている。店の名前が『天馬』、ただし、看板は見事な字で馬の字が裏っかえっている。
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よく見ると四十一代伊之助とある。ということは立行司の式守伊之助さんが揮毫されたものらしい。店内に入るとラーメンは『煮干し醤油』『ゆず塩』『サンラータンメン』の3択である。
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まあ、1番上の煮干し醤油ラーメン(850円)を選択、まだ誰もいないカウンターに座る。店は細長く、10人のカウンターのみ、女性が1人で切り盛りしている。
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グラグラと湯が沸く音がする。聞くと昨年12月オープンという。なかなか大変な時期に開店したものである。5分ほどでラーメンは到着。私が最初の客だったが、わずかな間に3人、1人、2人とどんどん来店客が増えてくる。
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ラーメンは茶褐色のスープの上に大きめのチャーシュー、小松菜、太いメンマ、半分に切った半熟の味玉が乗っている。
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まずはスープを一口、味は和風煮干しそのものだが、色が濃いわりにはそんなに塩辛くないというか、甘みさえ感じる。
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麺は細麺ストレート、博多ラーメン風で喉越しががいい。味玉はしっかりと味がついているし、チャーシューはよく煮込まれていてボリュームがある。
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三つ葉とネギが乗せられている。小ぶりの丼だが、ボリュームはそれなりにある。ただ、若い男性はライスを皆注文していたが。
天馬
中央区日本橋室町1ー13ー5
中央区日本橋室町1ー13ー5