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2022年度のプロ野球ペナントレース前半戦が終了、我が阪神タイガースは46勝46敗2分とちょうど勝率5割で終えた。こう一言で書いたが、こんなに紆余曲折のあるシーズンも珍しいし、4月の段階でここまで来れるとは思わなかった。
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まずは3月。特に開幕戦は酷かった。エース青柳のコロナによる離脱から藤浪が先発、大量リードするもヤクルトに大逆転をされ、クローザー候補のケリーが自信を失い、単なる1試合以上のロスとなった。実はここからの失敗が大きい。以前にも書いたが2戦目小川、3戦目桐敷と実績のない投手を先発させたのが裏目となる。続く広島戦も1戦目の西勇こそ好投するが、伊藤将、秋山と打たれて、3連敗、さらに続く巨人戦も藤浪、小川と同じ失敗を繰り返し、ついに9連敗。ようやく勝利したのが10戦目の甲子園開幕のDeNA戦である。3、4月で9勝20敗、勝率.390と最下位に終わる。
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5月も3日〜10日は先発に勝利がつかないていたらく、とにかく平均打率が.216、得点63点と厳しかった。一方で投手は徐々に回復、5月の防御率は1.79と大幅に回復、勝率も.458となった。
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転機は交流戦後半、6月1日〜7日までの6連勝など打撃が急回復、これが通常のゲームに戻っても維持され、6月は打率が.276となり、防御率は3.08まで悪化したが23勝14敗勝率.636となった。
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さらに7月はとにかく投手力が一段と向上、青柳、伊藤将、ガンケル、ウィルカーソン、西勇、才木とローテーションは回せるようになり、中継ぎも浜地、アルカンタラ、ケラー、渡辺などが安定、湯浅→岩崎のクローザーラインもしっかりしており、守り勝つ野球が徐々にできつつある。7月は防御率が1.24と素晴らしい数字できており、勝率も.706と5割に戻す推進力となった。
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打撃は波があるが、中野(島田)、山本の1、2番、近本・佐藤・大山のクリンアップが固定できたのも大きな収穫である。後は代打が弱いが新加入のロドリゲスとロハスjr.の争いも選手強化には一役買うだろう。
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総括として4月→7月の月別の勝率をならべてみると.310→.458→.636→.706と大幅に向上している。この勢いをこの後どう維持していくのか。ただ、他チームと比較して枚数の揃う先発と中継ぎ、これで24日の対DeNA16回戦のような型で試合を取れれば何とかCSには食い込めるのではないかという希望が湧いてくる。
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1番怖いのは間違いなくコロナ感染だが、後は苦手、特に広島とどういう試合ができるのか、エース青柳や西勇のへばりをいかに最小に抑えるのかあたりが後半のポイントとなるだろう。オールスターよりその後の試合を勝ちに行く野球を見せてもらいたいところだ。