人形町交差点は金座通りと人形町通りが交差するが、かつてはその角に富士そばと小諸そばがあったが、いつの間にか両店とも閉店した。
小諸そばは3年前に『だめな隣人』というラーメン屋、富士そばは昨年4月に『しんぱち食堂』という干物専門店に変わってしまった。しんぱち食堂は大阪に本店を持つ『和食さと』を経営するSRSホールディングス傘下のチェーン。大阪ではかなり有名な『夫婦善哉』なども傘下に持つ。
外観は古民家風だが、店内は極めて機械化が図られていて2階の席に着くとタブレット、これで注文する。
お茶とおしぼりはテーブルにあり、セルフサービス。メニューはイワシ、サバ、ホッケ、鮭、秋刀魚、ニシンなどがあり、塩焼き、味醂干しなどバラエティーに富む。今日のサービス品は寒ぶりの塩焼き(1200円)となっている。殆どのメニューがほぼ1000円以内となっていた。
早速、私は『サーモンハラス定食+ネギトロ小鉢』、一緒に行ったSさんは『サバ味醂干し+冷奴』を注文する。するとわずか5分でランチは到着。
私のサーモンハラスは脂の乗ったハラスが3本塩焼き、それにご飯、味噌汁、漬物、大根おろし。小鉢のネギトロにはワサビも付いてくる。
味噌汁は顔が映るほど薄いが、ちゃんとワカメ入り。味はまあまあ。
ハラスは輸入品だろうが、脂の乗りもよく、ご飯が進む。さらに大根おろしに醤油を垂らして一緒に頂く。
ご飯はたっぷりあるので小鉢が有難い。ネギトロにワサビと醤油をかけ、熱いご飯に乗せて頂くが、こちらもいい。
食べることに気を取られているうち、12時となったが、続々と人が現れてさきほどガラガラだった店も概ね満員。意外にも若い男性や女性が多い。日本人はやっぱり魚が好きなんだと再認識した次第。
混んできたのでお勘定と思ったが、やはり自動精算機。こちらはまだ現金がつかえるだけまだましだが。ご馳走さまでした。
炭火焼干物定食 しんぱち食堂
中央区日本橋人形町2ー6ー4