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秋葉原駅でランチとなった。今日もあっさり日本そばと食べログで探すと駅近く、特に昭和通り口から近いところに何軒もある。
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(つむぎ庵)
目指すは『つむぎ庵』という長野県飯山市の蕎麦『富倉そば』を出す店という口コミを見て決定。秋葉原駅から昭和通りを渡り、細い道を行く。このまま次の道を左に曲がればというところまで来て、目の前に『肉蕎麦 五六八』の暖簾。店の前のポスターにはランチは中盛・大盛無料を見て思わず入店してしまった。
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店は右側に厨房があり、その前がカウンター、左側には4人席が5つ並んでいる。フロアば初老のおじさんが担当、すぐ注文を取りに来たので店名にある肉蕎麦(1080円)をお願いする。盛りを聞かれて『中盛』とした。
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目の前は太った職人がせっせと蕎麦を茹で、天ぷらを揚げている。さらに女性が補助しているが、この中年の職人が怖い。何となく昭和の香りがする。
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11時45分に入店した時は私以外は4人連れ1組だったが、どんどんお客さんが来店、4人席は相席になるほどである。
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待つこと5分ほど、温かいつけ汁にたっぷりの豚バラと青ネギが入っている。麺はというと、小型の舟盛に乗っている。中盛であっても結構な量、上には貝割れ菜があしらってある。また、おろした生姜も付いてくる。
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まずは麺を一箸、つけ汁に入れて頂く。塩辛いというより、甘辛い汁、生姜がいいアクセントになる。大きめの茶碗につけ汁が入っていてこれに麺を漬けて食べるという作業を繰り返すが、二八蕎麦は喉越しもよく、肉と共に食べるとボリュームがある。
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ただ、ツユの中に塊があるなあと思ってよく見ると大きな角煮が入っている。これはボリュームたっぷり、割って頂くが日本そばにはやや肉肉しすぎるようにも思える。ただ、よく煮込まれているようで脂が甘い。
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少し食べ飽きたので卓上の調味料を見ると残念ながらラー油はなく、七味唐辛子をたっぷり振って頂く。アクセントがついて美味くなる。薄切りの肉の方もたっぷり入っていて最後は麺が無くなり、肉片が残った。
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みんな肉蕎麦を食べているのかと周りを見るとざるそば、おろしそば、とろろそばと色々なものを注文していた。山と積まれた麺だったが気がつくと完食、我ながら蕎麦好きな自分に呆れた。ご馳走さまでした。
なお、大盛は覚悟した方がよいかもしれない。
肉蕎麦五六八
千代田区神田佐久間町2ー25
05056006042