さて、では恒例の「機内上映で見た映画の感想」
今回初めてのフィンランドAIRでした。今後はフィンAIRを使う事が増えるんじゃないかと思われ。
そんな中、どんな映画が見れるかかなり楽しみにしていたんだけど・・・微妙に上映してる映画が古いんだな(薄涙)
そして日本未公開作品(今後公開予定作品)の多くは日本語上映してなかったりする。悲しいぞ><
ではでは、機内で鑑賞した順番に感想書いていきますわ~
--------------------------------------------------------------------------------------------------
「Limitless(原題)」48
2011年10月日本公開予定らしい?多分邦題は「リミットレス」になるであろうと思われ(未確認情報)
「ハングオーバー」シリーズで一躍メジャー入りしたブラッドリー・クーパー主演のサスペンス・ミステリー(ファンタジー?)
コメディ畑から一変してシリアスな役ドコロを演じる事となったブラッドリー・クーパーの才覚が問われる一作か!?
話の筋は・・・
ブラッドリー・クーパー演じる主人公エディは「(自称)小説家」、だが何年掛かっても最初の一行すら書けずに
彼女のヒモみたいな生活を送る単なる出来そこないのニートみたいな男。しかもバツイチ。
当然だけど以前の結婚時代も嫁のヒモのような生活をしていて三行半を叩きつけられた訳だが、今回も彼女に
遂に愛想を尽かされて別れを切り出されてしまった。
そんな所に街でバッタリとかつての嫁の弟(元・義弟)と出会ってしまう。義弟は冴えない様子のエディに対し
ある一錠の薬を手渡す。「人間の脳は元々20%程度しか使われていないが、この薬を飲めば脳が100%フル稼働する」
と言う何とも怪しげな薬だ。エディは全く信じなかったが、やぶれかぶれになった時にダメ元で義弟から貰った
その怪しげな薬「NZT」を口にすると、今までと世界がガラリと変わって一晩で小説を書き上げ、更には世界中の
言語を一瞬でマスターしてしまったのだ。
もっとこのNZTという薬を手に入れたいと思ったエディは翌日義弟の元を訪ねるのだが、義弟は何者かに殺されていた。
義弟宅を家探しして大量のNZTを手に入れたエディだったが、実はこの薬には恐ろしい副作用が待っていたのだ・・・
人間の脳味噌は2割~3割程度しか稼働していない、というのは誰もが知っている事。
残り7~8割の脳味噌は何やってんだか定かではないがロクに働かずに眠っているらしい。
だがもしもこの眠っている脳味噌をフル稼働させられる薬が世の中に存在し、そしてそれを服用したらどうなるか。
・・・そんなファンタジーと、「世の中そうそう上手い話が転がってる訳ねーよ。何かを得れば何かを失うのが常」
という人生のバランスシートを本作も採用していて、この夢のような薬の恐ろしい副作用とどう折り合いを付けて行くか、
そしてそんなステキングな薬を誰も知らない訳がない・他にも当然だけどこの薬を服用しているヤツらがいて、
そいつらも血眼になって義弟が持っていた薬を探している訳ですよ。
当たり前だけど義弟が死ねばその薬の行き先を探してエディに辿り着く。当然エディも命を狙われる身になる訳だ。
まあ、そんなサスペンス要素も盛り込んだシリアスでファンタジーでミステリアスな作品。
結構面白い!
ブラッドリー・クーパーが最初は超落ちぶれた感じなんだけど、薬を飲んだ後の激変振りがスゴい。
パリッとして目つきもギラギラと野心に輝いていて超イケメソでカコイイ!(**p‘冖‘q*)
それから彼女役のアビー・コーニッシュもいい。
ついでに言うと、本作にはキーマン役としてロバート・デ・ニーロ様もご出演あそばされている。
デ・ニーロ、歳食ったなぁ~!でもいい感じに錆びていい感じに権力にすがり付いてる感じが相変わらず上手い。
100%の脳内活動をどう表現するか、というのが観客の興味の対象でもあるだろうけど、正直コレに関しては
割とありきたりな、ありふれた感じは否めない。
この手の脳内活動表現に関しては「インセプション」が白眉であろうかと。あの映画は本当に凄かった。
そこんとこはやっぱり予算の違いが出てしまうか・・・本作はそこんとこの映像体験的に観客を魅了する事が難しいので
もっとグッとサスペンス寄りな雰囲気を出して話の筋で勝負を懸けた、という感じか。
何となくオチが尻切れトンボな感じがしなくもないけど、それでもニヤリと出来るオイシイ着地点を模索した結果だろうと。
決して悪くないです。てか個人的には結構本作好きですよ。日本公開が決まったら是非!^^
--------------------------------------------------------------------------------------------------
「アンノウン」49
2011年5月日本公開作品
この映画、見たいなー見たいなーと思っていながらなんとなーくスルーして公開終了しちゃったんだな。
今回機内上映で見られてラッキーでした。
リーアム・ニーソン演じる主人公のマーティン・ハリス博士は学会出席の為に妻を伴ってベルリンにやって来た。
ところが空港に忘れ物をした事に気付いたマーティンは妻をホテルに残しタクシーで空港に急行するのだが
空港に向かう途中でタクシーが事故を起こしマーティンは意識不明の重体になってしまう。
4日後、一命を取りとめたマーティンがホテルに戻ると、自分の名を語る別人が妻と共にいるのだ。
しかも妻すら自分の事を知らない様子。何がどうなってるのか判らないマーティンは「自分が本物のマーティン・ハリスだ」
というのを証明する為に遁走するのだが、何者かから命を狙われる・・・自分の身に何が起こっているのか!? という話。
こーれーはー面白い!劇場で見ればよかったーしまったー(涙)
まあいいよ。今回機内上映で見れたもんね。もし今回見なければ、もしかしたら永遠に出会えなかったかもしれないしな。
観客はリーアム・ニーソン演じる主人公が本物の「マーティン・ハリス」である事を判っていてスクリーンを見ている訳ですよ。
だからどうやって彼が自分の存在証明を果たすのか、という点だけに集中して見ている。
これが・・・この事が最大のミスリードだったと誰が思うだろうか!?(←あああああ、コレはオチバレか?すまん!)
観客の期待と予想をあざ笑うかのようにバッサリと裏切ってくれる、実に気持ちのいい展開とどんでん返し。
こーいうの、推理小説好きさんだったらたまらないっすよねぇ~♪ええ、私もこういう作品って大好物ですよぅ♪^^
--------------------------------------------------------------------------------------------------
「エンジェル ウォーズ」50
2011年4月日本公開作品
コレは最初っから全く見る気がなかった作品。予告編から腐臭漂うクソB級感。しかも私のツボじゃない方向。ダメポ
でも日本語上映してる作品の数が少なくてさー、どうせだから興味ないモノ程こういう機会に見ておくべきかと!
話は、主人公「ベイビードールちゃん(←何だよこのネーミングわw)」のママンが病死したのだが、ママンの遺産を狙う義父が
ベイビードールちゃんを精神病院に放り込んでしまう。その先はベイビードールちゃんの現実と空想の世界が交錯する
謎のパラレルワールド状態で、どうやら空想世界のベイビードールちゃんは娼館に監禁されているらしく、数日後のデビューと共に
ベイビードールちゃんの貴重なヴァージンは上客に献上される予定らしい。
何とか数日後のデビューまでに逃げ出したいベイビードールちゃんは、先に監禁されていた先輩娼婦のおねーちゃん達をけしかけて
ここから逃げ出す為に必要な「5つのアイテム」をみんなで協力して集める事にしたのだが・・・という話
・・・うん。映画館で見なくてよかった(キリッ
なんちゅーかね、うーん。コレって多分日本のアニメとか「萌え文化」みたいなモノをリスペクトしてくれているんだろうと
物凄く好意的に受け取っている訳ですが、それ差し引いてもアイタタ過ぎんだろ(ボソ
つーか、何故ベイビードールちゃんのダンスシーンが「=戦闘シーン」にシフトするのか意味不明なんですけどね。脈絡ゼロだし。
普通に踊ってもらえばいいじゃんよ。ダメなのか?つか主人公を演じてる役者がダンス苦手だったりしたのか?(苦笑)
ベイビードールちゃんのメイクが凄くてさー。上下にもっそい長いツケマしてんだけど、どう見てもキャバ嬢ですアリガトウゴザイマスw
多分3Dとかで見たら映像的には結構面白く感じるんじゃないかなーと。でも自宅でDVDで見ても臨場感得られないしねぇ。
そー思うと劇場で見なかったらもう見ドコロ8割捨てた感がバリバリですから。見る価値ほぼないっすよね^^;
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「ランウェイ☆ビート」51
2011年3月日本公開作品
これまた全然見る気ナッシングだったので機内上映で見られてちょうど良かったかも。
原田マハ著の同名タイトル小説を映画化したもの。ちなみに原田マハは小説家・原田宗典氏の妹君だそうだ。
兄妹が揃って小説家ってすげーな。こういう才能って遺伝情報とは関係ないものだと思ってたゼ
あー映画と全然関係ない事書いちゃった。まあいいや。
内容は「パラダイス・キス」と丸被り。でもコッチの作品の方が先に公開になってるもんね。
パラキスの方が「ランウェイ~と内容被ってる」と言われる立場なのか?まあどーでもいいです、ええ。
一応話の筋・・・
桜庭ななみちゃん演じる「芽衣」が通う月島高校に転校生「美糸(←このネーミングセンスwww)」がやって来た。
美糸は有名デザイナー・溝呂木隼人の息子で、彼もまた類稀なるデザインの才能を持っていた。
時はおりしも文化祭シーズン、芽衣たちのクラスは美糸のデザインを中心にしてファッションショーをやる事になったが
クラスメートで人気モデルの「美姫」が美糸のデザインした服を着た写メを自身のBLOGにUPしたトコロ、そのデザインを
美糸の父親が経営するアパレルメーカーにパクられてしまい、逆に美糸の方が盗作扱いを受けてファッションショーを
中止せざるを得なくなってしまう。そして月島高校が経営不振でこの3月で閉校する事が決まってしまい・・・という話。
青春映画です。感想終了~(ヲイ
いやいやいや~だって他に書きようがないよ。中高生が見たら「美糸くんステキー!ななみちゃん可愛いー!」みたいな
萌えモードに入って、更に胸キュンな青臭い初恋物語とか「仲間って大切だよね!」的な青春バンザイモードで大団円♪って感じか。
いいじゃんいいじゃん、全然ノープロブレムですよ。おばちゃんも楽しんじゃったよーう♪うん、うん^^
どーでもいいけどさ、桜庭ななみちゃんって顔いじくったか?
この映画のななみちゃんと最近TVで見る顔が余りにも違い過ぎて噴き出したぞ。痩せて顎が細くなったのか?
でも目も今の方がかなり大きく見えるんだけどな。目頭切開とかしたか?明らかに今の方が目がデカいだろ。
それともメイクさんが変わって雰囲気が大人っぽくなったとか?よく判らんけどこの映画のななみちゃんはかなりカッペ臭い(ヲイ
まーこの年頃のお嬢さんはどんどんキレイになっていくモノだからねー。この子本当に可愛いよねー♪
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「Diary of a Wimpy Kid : Rodrick Rules(原題)」52
日本公開予定はなし、本作はシリーズ2作目で1作目は「グレッグのダメ日記」というタイトルでDVD化されている(日本未公開)
当然だけど本作も間違いなく日本での劇場公開はしないでひっそりとDVD化されるのであろう。
本作は全世界で超絶大人気の児童小説シリーズの映画化なんだそうだが、多分日本じゃー知名度は低いだろう。
そんな訳で、原作の挿絵?で使われているラクガキが実写に被せてトコロドコロで登場する。
思いっきりガキ向け・ファミリー向けの王道な作り。
主人公のグレッグは中学1年生に進学。学校1の人気者になる野望を持ちつつもグレッグの今最大の興味は
最近引っ越してきた美少女・ホリーの事。彼女と恋人同士になる事を夢見るグレッグだが誰が見ても不釣り合い。
それから家では赤ん坊の弟マニーのやんちゃぶりに手こずり、更には高校生の兄貴・ロドリックの意地悪が加速して
年中ケンカばかりしている。余りにケンカが絶えない2人に母親のスーザンがぶちキレて、週末2人だけで家の留守番をして
仲良く過ごすように言い渡される。絶対に友達を家に入れない事を約束させられるもののロドリックは友達を大勢呼んで
パーティーを開いて大暴れ。翌日両親が帰って来る前に部屋の片付けをする2人だったが・・・という話。
中学・高校辺りって兄弟喧嘩が激化するかお互い無関心になってそっぽ向くか、割と両極端な家庭が多いですよね。
ちなみに私の実家は後者だったかな。兄貴と弟が6歳も離れてたから中学辺りになるとケンカにもならなかったみたい。
そもそも兄貴は高校卒業して直ぐに東京に行っちゃったから、弟が中学に入る頃にはもう家にいなかったしな。
まーそんなどーでもいい話は置いといて^^;
本作の副題になっている「Rodrick Rules」のRodrickは上のあらすじに書いた通りグレッグの意地悪アニキの事。
彼のルール、まあこの映画の内容から言うと「兄貴流・お気楽極楽中学生活術」みたいなモノです。
このロドリックという兄貴がまたやたらグレッグに絡んでやらなくてもいい意地悪をしては喜んでいる。
顔は嵐のマツジュンを2,3発ぶん殴ったような感じ。いかにもクソ生意気そうな顔さw
で、そんな顔を合わせれば喧嘩ばっかりのグレッグとロドリックだったが、親にバレたらシャレにならない秘密を
共有するハメになった事がきっかけで、一気に2人の距離が縮まって一変仲良くなってしまう。
まあ~有りそうですよね、こういう事って。悪事を親にバレないようにする為に仲の悪かった2人が共闘関係を結ぶってのかね。
そんなこんなで仲良くなった事で、兄貴のロドリックから「お気楽極楽に中学生活を渡り歩くコツ」みたいなモノを
伝授されるんだけど、どれもこれも本当にどうしようもない内容ばっかりw
つーか本当にこの兄貴クソだな^^;
ぶっちゃけ・・・大して面白くないんだけど(ヲイ)、まあ時間潰しに見てる分にはそこそこ楽しめるかな、って感じ。
子供が見たからって特に悪影響があるとも思えないし、かといって子供の情操教育に一役買う程の道徳的な話でもないし。
まあ、個人的にこの手のガキ向け映画だったら本作より「スクービー・ドゥ」の方がバカバカしくて面白いと思う。うむ。
今回初めてのフィンランドAIRでした。今後はフィンAIRを使う事が増えるんじゃないかと思われ。
そんな中、どんな映画が見れるかかなり楽しみにしていたんだけど・・・微妙に上映してる映画が古いんだな(薄涙)
そして日本未公開作品(今後公開予定作品)の多くは日本語上映してなかったりする。悲しいぞ><
ではでは、機内で鑑賞した順番に感想書いていきますわ~
--------------------------------------------------------------------------------------------------
「Limitless(原題)」48
2011年10月日本公開予定らしい?多分邦題は「リミットレス」になるであろうと思われ(未確認情報)
「ハングオーバー」シリーズで一躍メジャー入りしたブラッドリー・クーパー主演のサスペンス・ミステリー(ファンタジー?)
コメディ畑から一変してシリアスな役ドコロを演じる事となったブラッドリー・クーパーの才覚が問われる一作か!?
話の筋は・・・
ブラッドリー・クーパー演じる主人公エディは「(自称)小説家」、だが何年掛かっても最初の一行すら書けずに
彼女のヒモみたいな生活を送る単なる出来そこないのニートみたいな男。しかもバツイチ。
当然だけど以前の結婚時代も嫁のヒモのような生活をしていて三行半を叩きつけられた訳だが、今回も彼女に
遂に愛想を尽かされて別れを切り出されてしまった。
そんな所に街でバッタリとかつての嫁の弟(元・義弟)と出会ってしまう。義弟は冴えない様子のエディに対し
ある一錠の薬を手渡す。「人間の脳は元々20%程度しか使われていないが、この薬を飲めば脳が100%フル稼働する」
と言う何とも怪しげな薬だ。エディは全く信じなかったが、やぶれかぶれになった時にダメ元で義弟から貰った
その怪しげな薬「NZT」を口にすると、今までと世界がガラリと変わって一晩で小説を書き上げ、更には世界中の
言語を一瞬でマスターしてしまったのだ。
もっとこのNZTという薬を手に入れたいと思ったエディは翌日義弟の元を訪ねるのだが、義弟は何者かに殺されていた。
義弟宅を家探しして大量のNZTを手に入れたエディだったが、実はこの薬には恐ろしい副作用が待っていたのだ・・・
人間の脳味噌は2割~3割程度しか稼働していない、というのは誰もが知っている事。
残り7~8割の脳味噌は何やってんだか定かではないがロクに働かずに眠っているらしい。
だがもしもこの眠っている脳味噌をフル稼働させられる薬が世の中に存在し、そしてそれを服用したらどうなるか。
・・・そんなファンタジーと、「世の中そうそう上手い話が転がってる訳ねーよ。何かを得れば何かを失うのが常」
という人生のバランスシートを本作も採用していて、この夢のような薬の恐ろしい副作用とどう折り合いを付けて行くか、
そしてそんなステキングな薬を誰も知らない訳がない・他にも当然だけどこの薬を服用しているヤツらがいて、
そいつらも血眼になって義弟が持っていた薬を探している訳ですよ。
当たり前だけど義弟が死ねばその薬の行き先を探してエディに辿り着く。当然エディも命を狙われる身になる訳だ。
まあ、そんなサスペンス要素も盛り込んだシリアスでファンタジーでミステリアスな作品。
結構面白い!
ブラッドリー・クーパーが最初は超落ちぶれた感じなんだけど、薬を飲んだ後の激変振りがスゴい。
パリッとして目つきもギラギラと野心に輝いていて超イケメソでカコイイ!(**p‘冖‘q*)
それから彼女役のアビー・コーニッシュもいい。
ついでに言うと、本作にはキーマン役としてロバート・デ・ニーロ様もご出演あそばされている。
デ・ニーロ、歳食ったなぁ~!でもいい感じに錆びていい感じに権力にすがり付いてる感じが相変わらず上手い。
100%の脳内活動をどう表現するか、というのが観客の興味の対象でもあるだろうけど、正直コレに関しては
割とありきたりな、ありふれた感じは否めない。
この手の脳内活動表現に関しては「インセプション」が白眉であろうかと。あの映画は本当に凄かった。
そこんとこはやっぱり予算の違いが出てしまうか・・・本作はそこんとこの映像体験的に観客を魅了する事が難しいので
もっとグッとサスペンス寄りな雰囲気を出して話の筋で勝負を懸けた、という感じか。
何となくオチが尻切れトンボな感じがしなくもないけど、それでもニヤリと出来るオイシイ着地点を模索した結果だろうと。
決して悪くないです。てか個人的には結構本作好きですよ。日本公開が決まったら是非!^^
--------------------------------------------------------------------------------------------------
「アンノウン」49
2011年5月日本公開作品
この映画、見たいなー見たいなーと思っていながらなんとなーくスルーして公開終了しちゃったんだな。
今回機内上映で見られてラッキーでした。
リーアム・ニーソン演じる主人公のマーティン・ハリス博士は学会出席の為に妻を伴ってベルリンにやって来た。
ところが空港に忘れ物をした事に気付いたマーティンは妻をホテルに残しタクシーで空港に急行するのだが
空港に向かう途中でタクシーが事故を起こしマーティンは意識不明の重体になってしまう。
4日後、一命を取りとめたマーティンがホテルに戻ると、自分の名を語る別人が妻と共にいるのだ。
しかも妻すら自分の事を知らない様子。何がどうなってるのか判らないマーティンは「自分が本物のマーティン・ハリスだ」
というのを証明する為に遁走するのだが、何者かから命を狙われる・・・自分の身に何が起こっているのか!? という話。
こーれーはー面白い!劇場で見ればよかったーしまったー(涙)
まあいいよ。今回機内上映で見れたもんね。もし今回見なければ、もしかしたら永遠に出会えなかったかもしれないしな。
観客はリーアム・ニーソン演じる主人公が本物の「マーティン・ハリス」である事を判っていてスクリーンを見ている訳ですよ。
だからどうやって彼が自分の存在証明を果たすのか、という点だけに集中して見ている。
これが・・・この事が最大のミスリードだったと誰が思うだろうか!?(←あああああ、コレはオチバレか?すまん!)
観客の期待と予想をあざ笑うかのようにバッサリと裏切ってくれる、実に気持ちのいい展開とどんでん返し。
こーいうの、推理小説好きさんだったらたまらないっすよねぇ~♪ええ、私もこういう作品って大好物ですよぅ♪^^
--------------------------------------------------------------------------------------------------
「エンジェル ウォーズ」50
2011年4月日本公開作品
コレは最初っから全く見る気がなかった作品。予告編から腐臭漂うクソB級感。しかも私のツボじゃない方向。ダメポ
でも日本語上映してる作品の数が少なくてさー、どうせだから興味ないモノ程こういう機会に見ておくべきかと!
話は、主人公「ベイビードールちゃん(←何だよこのネーミングわw)」のママンが病死したのだが、ママンの遺産を狙う義父が
ベイビードールちゃんを精神病院に放り込んでしまう。その先はベイビードールちゃんの現実と空想の世界が交錯する
謎のパラレルワールド状態で、どうやら空想世界のベイビードールちゃんは娼館に監禁されているらしく、数日後のデビューと共に
ベイビードールちゃんの貴重なヴァージンは上客に献上される予定らしい。
何とか数日後のデビューまでに逃げ出したいベイビードールちゃんは、先に監禁されていた先輩娼婦のおねーちゃん達をけしかけて
ここから逃げ出す為に必要な「5つのアイテム」をみんなで協力して集める事にしたのだが・・・という話
・・・うん。映画館で見なくてよかった(キリッ
なんちゅーかね、うーん。コレって多分日本のアニメとか「萌え文化」みたいなモノをリスペクトしてくれているんだろうと
物凄く好意的に受け取っている訳ですが、それ差し引いてもアイタタ過ぎんだろ(ボソ
つーか、何故ベイビードールちゃんのダンスシーンが「=戦闘シーン」にシフトするのか意味不明なんですけどね。脈絡ゼロだし。
普通に踊ってもらえばいいじゃんよ。ダメなのか?つか主人公を演じてる役者がダンス苦手だったりしたのか?(苦笑)
ベイビードールちゃんのメイクが凄くてさー。上下にもっそい長いツケマしてんだけど、どう見てもキャバ嬢ですアリガトウゴザイマスw
多分3Dとかで見たら映像的には結構面白く感じるんじゃないかなーと。でも自宅でDVDで見ても臨場感得られないしねぇ。
そー思うと劇場で見なかったらもう見ドコロ8割捨てた感がバリバリですから。見る価値ほぼないっすよね^^;
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「ランウェイ☆ビート」51
2011年3月日本公開作品
これまた全然見る気ナッシングだったので機内上映で見られてちょうど良かったかも。
原田マハ著の同名タイトル小説を映画化したもの。ちなみに原田マハは小説家・原田宗典氏の妹君だそうだ。
兄妹が揃って小説家ってすげーな。こういう才能って遺伝情報とは関係ないものだと思ってたゼ
あー映画と全然関係ない事書いちゃった。まあいいや。
内容は「パラダイス・キス」と丸被り。でもコッチの作品の方が先に公開になってるもんね。
パラキスの方が「ランウェイ~と内容被ってる」と言われる立場なのか?まあどーでもいいです、ええ。
一応話の筋・・・
桜庭ななみちゃん演じる「芽衣」が通う月島高校に転校生「美糸(←このネーミングセンスwww)」がやって来た。
美糸は有名デザイナー・溝呂木隼人の息子で、彼もまた類稀なるデザインの才能を持っていた。
時はおりしも文化祭シーズン、芽衣たちのクラスは美糸のデザインを中心にしてファッションショーをやる事になったが
クラスメートで人気モデルの「美姫」が美糸のデザインした服を着た写メを自身のBLOGにUPしたトコロ、そのデザインを
美糸の父親が経営するアパレルメーカーにパクられてしまい、逆に美糸の方が盗作扱いを受けてファッションショーを
中止せざるを得なくなってしまう。そして月島高校が経営不振でこの3月で閉校する事が決まってしまい・・・という話。
青春映画です。感想終了~(ヲイ
いやいやいや~だって他に書きようがないよ。中高生が見たら「美糸くんステキー!ななみちゃん可愛いー!」みたいな
萌えモードに入って、更に胸キュンな青臭い初恋物語とか「仲間って大切だよね!」的な青春バンザイモードで大団円♪って感じか。
いいじゃんいいじゃん、全然ノープロブレムですよ。おばちゃんも楽しんじゃったよーう♪うん、うん^^
どーでもいいけどさ、桜庭ななみちゃんって顔いじくったか?
この映画のななみちゃんと最近TVで見る顔が余りにも違い過ぎて噴き出したぞ。痩せて顎が細くなったのか?
でも目も今の方がかなり大きく見えるんだけどな。目頭切開とかしたか?明らかに今の方が目がデカいだろ。
それともメイクさんが変わって雰囲気が大人っぽくなったとか?よく判らんけどこの映画のななみちゃんはかなりカッペ臭い(ヲイ
まーこの年頃のお嬢さんはどんどんキレイになっていくモノだからねー。この子本当に可愛いよねー♪
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「Diary of a Wimpy Kid : Rodrick Rules(原題)」52
日本公開予定はなし、本作はシリーズ2作目で1作目は「グレッグのダメ日記」というタイトルでDVD化されている(日本未公開)
当然だけど本作も間違いなく日本での劇場公開はしないでひっそりとDVD化されるのであろう。
本作は全世界で超絶大人気の児童小説シリーズの映画化なんだそうだが、多分日本じゃー知名度は低いだろう。
そんな訳で、原作の挿絵?で使われているラクガキが実写に被せてトコロドコロで登場する。
思いっきりガキ向け・ファミリー向けの王道な作り。
主人公のグレッグは中学1年生に進学。学校1の人気者になる野望を持ちつつもグレッグの今最大の興味は
最近引っ越してきた美少女・ホリーの事。彼女と恋人同士になる事を夢見るグレッグだが誰が見ても不釣り合い。
それから家では赤ん坊の弟マニーのやんちゃぶりに手こずり、更には高校生の兄貴・ロドリックの意地悪が加速して
年中ケンカばかりしている。余りにケンカが絶えない2人に母親のスーザンがぶちキレて、週末2人だけで家の留守番をして
仲良く過ごすように言い渡される。絶対に友達を家に入れない事を約束させられるもののロドリックは友達を大勢呼んで
パーティーを開いて大暴れ。翌日両親が帰って来る前に部屋の片付けをする2人だったが・・・という話。
中学・高校辺りって兄弟喧嘩が激化するかお互い無関心になってそっぽ向くか、割と両極端な家庭が多いですよね。
ちなみに私の実家は後者だったかな。兄貴と弟が6歳も離れてたから中学辺りになるとケンカにもならなかったみたい。
そもそも兄貴は高校卒業して直ぐに東京に行っちゃったから、弟が中学に入る頃にはもう家にいなかったしな。
まーそんなどーでもいい話は置いといて^^;
本作の副題になっている「Rodrick Rules」のRodrickは上のあらすじに書いた通りグレッグの意地悪アニキの事。
彼のルール、まあこの映画の内容から言うと「兄貴流・お気楽極楽中学生活術」みたいなモノです。
このロドリックという兄貴がまたやたらグレッグに絡んでやらなくてもいい意地悪をしては喜んでいる。
顔は嵐のマツジュンを2,3発ぶん殴ったような感じ。いかにもクソ生意気そうな顔さw
で、そんな顔を合わせれば喧嘩ばっかりのグレッグとロドリックだったが、親にバレたらシャレにならない秘密を
共有するハメになった事がきっかけで、一気に2人の距離が縮まって一変仲良くなってしまう。
まあ~有りそうですよね、こういう事って。悪事を親にバレないようにする為に仲の悪かった2人が共闘関係を結ぶってのかね。
そんなこんなで仲良くなった事で、兄貴のロドリックから「お気楽極楽に中学生活を渡り歩くコツ」みたいなモノを
伝授されるんだけど、どれもこれも本当にどうしようもない内容ばっかりw
つーか本当にこの兄貴クソだな^^;
ぶっちゃけ・・・大して面白くないんだけど(ヲイ)、まあ時間潰しに見てる分にはそこそこ楽しめるかな、って感じ。
子供が見たからって特に悪影響があるとも思えないし、かといって子供の情操教育に一役買う程の道徳的な話でもないし。
まあ、個人的にこの手のガキ向け映画だったら本作より「スクービー・ドゥ」の方がバカバカしくて面白いと思う。うむ。