天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」65

2011年10月04日 | 映画感想
「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」

ウィル・フェレル主演の「俺たち」シリーズ最新作。
つーか、「俺たち~」って付けたのは日本の配給会社で元々の原題には全くそんな語句はタイトルに
入ってないんだけどね。だからウィル・フェレル主演のコメディ映画にとりあえず「俺たち」という邦題を
付ければ何でも「俺たちシリーズ」という事になる。

・・・1つ「俺たち」で当たったからって便乗すんぢゃねーよ<配給会社

そんな訳で本作。
過去のスポ根モノとは全く何の関連もない刑事物。
だーかーらーさー、せめて「俺たち」付けるならスポ根繋がりとかアクション繋がりとか関連持たせようぜ^^;
こういうエゲツない邦題の付け方が映画ファンのスクリーン離れを誘発してるんだっつーの。

まあいいや。
とりあえず過去の「俺たち」シリーズとは一線を画す(いやだからコレは全くシリーズ物でも何でもないんだってw)
やたら豪華なキャスティング。もう本当に凄い。ウィル・フェレルのクソ映画にこんな大物出ちゃっていいの!?状態w
まずNY市警のカリスマ刑事役にサミュエル・L・ジャクソンとドウェイン・ジョンソン@ザ・ロックのお二人。
そしてウィルの相棒刑事役はマーク・ウォールバーグ。ウィル達の上司役にマイケル・キートン。
極めつけはウィルの奥さん役をなんとエヴァ・メンデスが好演!しかもエロ~い衣装で悩殺☆キュン!キュン!
何このオールスターキャスト。でも話はクソなんだぜ(ヲイ)

あ、あらすじ・・・もう書くの面倒臭いから興味ある人は劇場に見に行くかDVDが出るまで待つが良し!←コラコラコラ^^;

ずーっと長い事「ウザいキャラを演じさせたら【我らがJB】ことジャック・ブラックの右に出る者はいない」と思っていたが
ここ数年のウィル・フェレルのウザさと言ったらどうだろう!?
JBの右に出る者はいなかったが左からウィル・フェレルがJBを抜き去って行った・・・そんな感じだよw

でも本作、正直自分のツボとはちょっと違う。なんだろう?間が悪いと言うのかテンポが私に合わないと言うのか。
そもそもタイトルの「アザー・ガイズ」というのは「その他大勢」みたいな意味で、サミュエル達演じるカリスマ刑事が
脚光を浴びる中、カリスマ刑事以外の「その他大勢」らにスポットライトが当たる事はない。
ではそのカリスマ刑事がいなくなってしまったら!?その空席を求めて「その他大勢」がうごめき出す・・・という話なんだけど
(あ、結局あらすじ書いてるじゃんw)

なんかー、事件そのものの内容が魅力的じゃないし、話の展開がのんびりで序盤ダレまくるというのか。
事件がそもそも「経済犯」だから派手さがないんだよね。その割に何故かやたら武装したヤツらが登場してムリヤリな感じで
銃撃戦になるもんだからバランスが悪いっつーのか(事件自体の魅力を全く感じなさせない要因にもなってるかも?)

更にイヤイヤ組んでたハズのウィル×マークのコンビが「(仕事上の)相棒だから」という理由だけで
急にガッチリとスクラム組んでいるのも違和感がある。
映画序盤で散々ウィルに食い付いて「お前なんか大嫌いだ」とまで罵っていたマークが、事件の捜査が始まると
突然手のひら返したように「だって相棒を守るのは当然だろ(キリッ☆)」みたいになってて「えええええ」って感じ^^;

クライマックス?で突然降って沸いたような「マトリックス風アクションシーン」が登場。だが、これはいいw

結局、一番面白かったのは映画本編が終わってラストのスタッフロールの後の「おまけ映像」
最近ってスタッフロールを意地でも観客に最後まで見てもらおうという画策なのか?最後の最後におまけ映像を付ける映画が増えたね。
でも本作の「おまけ映像」はここ近年ではかなりの秀作だったかも。この部分を見逃したらこの映画の魅力はゼロだw
コメント
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