事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

港座通信~港座オールナイト&モーニング

2009-12-19 | 港座

11月上映会特集はこちら

09年最後の上映会はこれまでのパターンとは違い、クリスマス(25日)の朝にモーニングショー。そしてレイトショー。大晦日にオールナイト興行を決行します。これまで、時間の関係で参加できなかった方々もぜひご来場ください。

なお、クリスマスの上映会においてはサンタのコスプレで来場、大晦日には破魔矢をご持参いただくと、半額サービスとさせていただきます!

12月25日(金)

大劇場

9:30 ローマの休日

20:00 ローマの休日

22:30 シャレード

小劇場

9:30 素晴らしき哉、人生!

20:00 シャレード

22:30 ローマの休日

12月31日(木)

大劇場

20:00 グレン・ミラー物語

22:00 グレン・ミラー物語

0:00 バンド・ワゴン

小劇場

20:00 バンド・ワゴン

22:00 イースターパレード

0:00 アメリカ交響楽

おなじみオードリー・ヘップバーンの代表作と、聖夜とニューイヤーズイブにふさわしい作品をそろえました。ご期待ください。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー。

※港座でのクリスマス上映会や大晦日のオールナイト興行は、実はこれが最初ではなくて、これまでも何度も自主的に行われてきたもの。破魔矢でのサービスは当時からの恒例。なんか、いいルールだなあ。

「素晴らしき哉、人生」はクリスマスの奇跡の物語だからわかるとして「ローマの休日」とクリスマスは関係ないじゃないかって?いやいや、聖夜にあのイノセントなお姫さま物語はぴったりです。

大晦日は音楽関係でそろえました。あまりおなじみではなさそうなのが「アメリカ交響楽」ですが、原題「ラプソディ・イン・ブルー」でおわかりのように(わからない人のために違法を承知で「のだめ」バージョンを挿入しています)、ガーシュインの生涯を描いたもの。全編に彼の美しいメロディが流れます。音楽好きで知られるウディ・アレンの映画でもおなじみ。年越しに“完璧な音楽家”といわれた男の、実は哀しい物語をどうぞ。

1月はちょっと驚くような映画を上映します。お楽しみに。

港座オフィシャルブログはこちら↓

http://minatoza.exblog.jp/

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刑事コロンボを全部観るVol.11「悪の温室」The Greenhouse Jungle

2009-12-19 | テレビ番組

Vol.10「黒のエチュード」はこちら

Ministryoffear  古い邸宅にしのびよるカメラ。灯りを落とした温室があり、邪悪な妖気を感じさせる……さすが、「刑事コロンボ」はユニバーサル制作だけに、恐怖映画の手法はお手の物だ。

今回の犯人はこの温室で蘭を栽培する男(レイ・ミランド再登場)。莫大な遺産を受け継いだ甥(ブラッドフォード・デイルマン……吹替は山田康雄です)を、財産目当てに殺害する。

 妻の浮気に悩む甥っ子は、父親から信託財産の形で遺産を相続しており、“緊急時”にしか大金を手にすることができない。そのため、妻の浮気相手に手切れ金を用立てようと叔父の偽装誘拐の計画にのってしまう。「パイルD-3の壁」の回でもこのパターンだったし、信託財産ってむしろ犯罪の温床なのでは?

 運転席に拳銃を発射し(第一の銃弾)、その車を崖から転落させて甥っ子が誘拐されたように装ったあと、叔父は用済みとばかりに甥を射殺する(第二の銃弾)。

 コロンボが犯罪を立証するのは第三の銃弾の存在によってだけれど、ここはもうひとひねりあってもよかったところだ。むしろこの回は、部下として登場するエリート刑事とのかけ合いを楽しむべきだろう。捜査のために暗視カメラを持ち出した部下にコロンボは

Thegreenhousejungle02 「自腹で買ったのかい?」

「は。任務に万全を期したいと考えまして。」

「……お前さん、ひとりもんだろ。」

車の転落した現場では

「ガイ者の他に二名いたことが明瞭です!」

「……明瞭すぎるね。」さすが、名刑事である。

結果的に巨額の財産は浮気性の妻(サンドラ・スミス……かなりセクシーです)に遺される。そんな彼女を、コロンボは決して道徳では裁かない。しかし、このずる賢い天使は最後にちょっとしたいたずらを彼女にしかけるのだ。やるなあ。

Vol.12「アリバイのダイヤル」につづく

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