事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言 2017年1月号PART4 プロフェッショナルズ

2017-02-04 | ニュース

PART3「保護なめんな」はこちら

「昔は毎日、ウイスキーならボトル2本、日本酒なら2升か3升は飲んでいました。」

亡くなった松方弘樹の全盛期の酒豪っぷり。唖然。年間2億円は飲んでいたというのだ。もちろんわたしのようにCGCグループから出ている紙パックの芋焼酎でなどあるはずもなく(笑)、お高いブランドの酒を、自分でグラスに注いだりはしなかったろう。酒でこうだから、釣りはもちろん、下半身のほうもすごかったらしい。

こういう破天荒な役者は勝新太郎が最後で、そのフォロワーである松方の死でとどめをさされた感じ。時代劇の黄金期、さぞや京都の夜はとてつもなかったんだろう。そして、そんな爛熟を受け止めて、なお輝きを増し(同時に腐敗もして)、魅力的になるのが京都という町なのかも。

「スクールカウンセラーを全中学校に配置するという言葉は正しくない。複数の学校を掛け持ちして、各校週1回か2回訪ねるのを配置と呼んでいいのか」

天下り問題で辞任した前文部科学省事務次官、前川喜平氏が在任中に。天下りがはたして文科省だけの問題だったのか、まあそこは言うまい。しかし名物次官であり、学校事務職員についても課題解決に意欲的だった前川氏の退場は、実はちょっと痛い。

「海上保安庁が、気象状況をお知らせします。時刻11時52分、神威岬灯台では、南の風16m、気圧1013hPa、波の高さ1.1m、焼尻島灯台では、南南西の風12m、気圧1013hPa。おわり。こちらは、やぎしり、さようなら。」

67年の歴史を閉じた船舶気象通報最後の放送文。通信機器、環境の激変が仕事の内容を変えていく典型。しかし、このように削りに削った文章は、やはりひとつの文化だと思う。プロの仕事。

中学のころ、国語の教師は「新聞に載っている、お天気概況の文をお手本にしなさい。簡潔で、すばらしい。」と教えてくれたっけ。不肖の教え子は、ダラダラした文章しか書けなくてほんとどうもすみません。

コメント
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