事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ぼくのわたしの2016 マイベスト読書篇

2017-02-06 | 本と雑誌

 

2015年版はこちら

それではマイベスト読書篇。まずはミステリ部門。

第1位 「ジャック・リッチーのびっくりパレード」ハヤカワ・ミステリ

第2位 「希望荘」宮部みゆき著 小学館

第3位 「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」ピエール・ルメートル著 文春文庫

第4位 「アメリカン・ブラッド」ベン・サンダース著 ハヤカワ・ミステリ

第5位 「アックスマンのジャズ」レイ・セレスティン著 ハヤカワ・ミステリ

ジャック・リッチーの短編集は本当に素敵。未訳の作品がたくさんあるはずなので、どの社でもいいのでよろしくね。ピエール・ルメートルについては、「カミーユ」よりも「イレーヌ」の方が上だとは思う。それにしてもこのシリーズは日本で圧倒的に受け入れられたなあ。

つづいて非ミステリ部門。

第1位 「三の隣は五号室」 長嶋有著 中央公論新社

第2位 「超・反知性主義入門」「ポエムに万歳」「踊り場日本論」「場末の文体論」小田嶋隆著

第3位 「永続敗戦論」 白井聡著 太田出版

第4位 「落陽」 朝井まかて著 祥伝社

第5位 「」 東川彰良著 講談社

長島有の「三の~」はすばらしい作品だったなあ。現代史をこんな形で語れるなんて。2位と3位は、わたしの政治へのスタンスを決定づける本だった。小田嶋はいま絶好調じゃないすか。今年いちばん読んだのは朝井まかて。ノーマークだったのに「すかたん」にやられ、「落陽」でとどめをさされた感じ。

ランキング以外のところで、ヤナギサワの「本当の学校事務の話をしよう」(太郎次郎社エディタス)に特別賞を(笑)。

コメント (2)
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