事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

おんな城主直虎 第5回「亀之丞帰る」

2017-02-05 | 大河ドラマ

第4回「女子にこそあれ次郎法師」はこちら

前回の視聴率は16.0%と予想よりも上昇。お茶の間ではあの子役の演技がうけていたみたいだし。あーわからん。

で、今回からようやく大人バージョン。あの子役たちがどんな大人になったかのお披露目の回。だからものすごくわかりやすいつくりになっている。

おとわ改め次郎法師にようやく柴咲コウ登場。子役と同じような演技をかますので気が遠くなったら(おまけにあの乳母はそのまんま再登場。ううう)、後半は彼女らしい味が出て来たのでホッ。幼なじみの鶴と亀は三浦春馬と高橋一生。誰が鶴を演じるかはさんざんじらされる。佐清かよ

「あら、三浦くんなの?」

奥さん、あなたの親戚かなんかですか。

他の登場人物もそれぞれ年齢を重ねていて、特に筆頭家老の吹越満は一夜にして(九年かかってるけど)髪が真っ白になっている。彼は息子の亀、じゃなくて小野政次に

「お前はわしのようになる」

と宣言。次郎法師を簡単に手玉にとったあとなので重みがある。しかし息子は井伊家に忠誠を誓うのみだと返す。「おめでたい奴」と吐き捨てたのが彼の遺言になる。いいですな。いずれ政次はダークサイドに堕ちて権謀術数を駆使するように……え、そんなお話じゃないんですか?

放蕩息子の帰還という、日本人が大好きなお話の定型。寅さんが鶴でさくらと博が次郎法師と亀という構図。鶴は優等生すぎますけど。

出家しているヒロインと、帰ってきたばかりで視聴者がまだ感情移入していない鶴の対面に、森下脚本は傑山(市原隼人)をオブザーバー(視聴者の視線の象徴)に加えることでバランスをとる。その方が感動は深まります。JINでこのパターンはさんざん使われましたもんね。

そして今川家方面では、人質になっている徳川家康(阿部サダヲ)と瀬名(菜々緒)登場。あ、そうなんだ。瀬名って後の築山殿なんですかっ。とても行き遅れたようには見えないのに、阿部サダヲよりは年上に見えるのがおかしい。さっそく悪鬼のように描かれていたんだけど、これからの展開が楽しみだなあ。それにしても、2年つづけて徳川家康のあつかいが微妙でけっこう。

ということで事実上の第一回。視聴率は16%維持と読みました。

第6回「初恋の別れ道」につづく

コメント
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